更新日:2023年12月25日

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「甲府市男女共同参画都市宣言文」の解説

(解説について)

平成15年に甲府市男女共同参画推進条例が施行され10年が経過しました。平成18年に改定された「第2次こうふ男女共同参画プラン」の施策・事業の1つに「男女共同参画都市宣言の実施」がありますが、この度、約1年の準備を経て作成された宣言文は、この解説によって正しく理解され広く普及していくことでしょう。

男女共同参画都市宣言は、市を挙げて男女共同参画を推進する機運を醸成するだけにとどまらず、市民や関係団体の連携と協働によって男女共同参画推進活動そのものを促進することに真の目的があります。

宣言文は、最終的には平易な表現の文章に仕上がりましたが、宣言文づくりの初めから平易であったわけではありません。まず、男女共同参画に関する基本的な考え方とプランに具体化されている数多くの推進内容とをいくつかのグループに分けて盛り込み、それらを何度も何度も精査して、徐々に平易な言葉に置き換えていった結果なのです。宣言文の一行一行には男女共同参画の濃厚なエキスがしみ込んでいるわけです。

この解説は濃縮された豊富な内容を短い説明文で表しています。

私たちは、甲府市が男女共同参画の推進により、さらに暮らしやすい市として発展していく姿を思い描き、この解説が宣言文とともに、広く読まれることを願っています。

甲府市男女共同参画都市宣言文策定委員会

委員長山内幸雄(山梨学院大学法学部教授)

甲府市男女共同参画都市宣言

私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りにしています。人間らしく生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます。

私たち甲府市民は、男女が平等で、それぞれの尊厳を重んじ、一人ひとりがいきいきと活躍できる社会の実現を目指し、ここに「男女共同参画都市」を高らかに宣言します。

1.物事を決めるすべての場面で「男女がともにいる風景」をつくります。

【解説】

「物事を決めるすべての場面で『男女がともにいる風景』をつくる」とは、年齢・性別・障がいの有無・国籍等に関わらず、すべての男女があらゆる社会活動の場面に主体的に参画できるようにする、ということです。

1.一人ひとりを大切にし、互いの人権を認め守り合う社会(まち)をつくります。

【解説

「一人ひとりを大切にし、互いの人権を認め守り合う社会(まち)」とは、人間が人間として生きることを最高の価値と考え、個人としての尊厳を重んじる社会のことです。またそれは、互いの人権を認め守り合うことから人間関係をスタートさせ、生活のあらゆる場面において国家・社会・家庭内における暴力を防止し、容認しない社会のことです。この考え方を受けて、男女共同参画社会基本法は5つの基本理念を掲げ、その第1の基本理念として「男女の人権の尊重」を規定しています。

1.男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習や慣習を正します。

【解説】

男女の特性には生物学的特性と社会的特性とがあり、この両者ははっきりと区別されなければなりません。ここにいう「男女の特性」とは社会的特性のことで、ジェンダーといいます。例えば、女性が「家庭的であり」「依存心が強い」という社会的特性を持っているという理解は誤解であり決めつけです。同様に、男性が「冒険心があり」「頼りがいがある」という社会的特性を持っているという理解もまた誤解であり決めつけです。これらの社会的特性は、本来的なものでなく、人間が社会的環境により作り上げたものです。ですから、置かれた環境が変われば、この社会的特性も変化していくものなのです。
ここにいう「社会的因習」とは、生物学的な特性を忌み嫌うような古くから伝わっている風習のことです。例えば、“神輿は男が担ぐものだ”“女人禁制の聖地”といった思考や行為がそれにあたります。
ここにいう「慣習」とは、ジェンダーバイアスに基づく固定的な性役割分担のことです。すなわち、社会的特性としてのジェンダーに基づく偏見や歪んだ思考によって、男の役割と女の役割とに分担し合い、それが固定化された行為のことです。例えば、“自治会長は男性がなるものだ”“女は化粧をし男はしない”“男は外で働き女は家を守る”“女性に対してだけ寿退社がある”“育児や介護は女性がするべきだ”といった思考や行為がそれにあたります。
上述を踏まえて、ここにいう「男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習や慣習を正す」とは、生物学的な違いが不利にならないように十分に配慮し、個々の人間が自分らしい生き方を選択できる社会にすることです。

(冊子『第2次こうふ男女共同参画プラン』巻末資料「用語の解説」より、「ジェンダー」「特性論」をご参照ください。)(PDF:342KB)

1.男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりをします

【解説】

「人間は生まれてから死ぬまで男・女という性を持ち続ける存在である」と考えますので、例えばお年寄りだからといって性的な存在でなくなるというものではありません。この考え方が前提となります。
その上で、ここにいう「男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくり」とは、男女が互いの性を理解し認め合い尊重し合って、ライフステージのさまざまな場面で自分の身体(からだ)に関し自分で決められる力を養い、生涯にわたり心身両面において健康の保持増進を図ることです。

1.互いの人格を尊重した温かい地域や家庭をつくります。

【解説】

「自立した男女が共に家庭を築いていく」という考え方に立って、男女が育児・介護等の家事を共に担い合う仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のとれた家庭づくりを目指すとともに、互いに自立した人格をもつ男女として尊重し合う地域づくり・共同体づくりを目指します。

1.「ひとりの人間」として働く意欲や能力が公平に活かされる社会(まち)をつくります。

【解説】

労働は、人間が「人間として生きる」ために欠かせないものです。男女が、働く場を等しく提供され、働く意欲を等しく評価され、その持てる能力を向上発揮できる機会を等しく与えられ、そうして生き生きと働き続けられる、そんな社会づくりを目指します。

 

以上

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お問い合わせ

市民総室人権男女参画課男女参画係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎4階)

電話番号:055-237-5209

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