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更新日:2022年3月10日

バイオマスエネルギー

バイオマスエネルギーとは

バイオマスとは、「生物由来の有機性資源」と定義されますが、簡単にいうと、家畜の糞尿や木くず、生ごみなど、もともと生物だった廃棄物のことです。バイオマスエネルギーとは、これらのバイオマスを燃やしたり、発酵させたりすることにより生み出されるエネルギーのことです。

現在、各国で取り組まれている方法としては、バイオマスを燃やして直接エネルギーを取り出す方法や、微生物や酵素などを利用してメタン発酵やアルコール発酵する方法や、廃油を再生して車の燃料(バイオディーゼル燃料)とする方法などがあります。

地域資源であるバイオマスの有効利用

利用形態の概要

本市のバイオマス資源は家畜排せつ物、生ごみ、木質など多岐にわたります。これらの資源は、家畜排せつ物の堆肥化や生ごみの減量化・堆肥化など、現段階で既に取り組みがなされているものもあります。これらのバイオマス資源については、今後も継続してマテリアル利用による有効活用を推進することとします。

また、現状で未利用・低利用のバイオマス資源についてはエネルギー化を検討することで、本市におけるバイオマス資源の総合的な循環システムの構築を図るものとします。

画像:地域資源であるバイオマスの有効利用について

廃食用油の有効活用

本市では、平成19年度から公民館等において廃食用油の回収を行っています。回収された廃食用油を用いてバイオディーゼル燃料(BDF)製造が可能です。

現段階では廃食用油回収、バイオディーゼル燃料製造、バイオディーゼル燃料利用のシステムの大枠は確立されていますが、本市においてもBDFの利用について公用車等への利用や燃料としての活用策について検討します。将来的には現在のニート(BDF100%)での利用からB5(軽油との混合5%燃料)での利用へと移行することも考えられます。その場合は、需要量とのバランスを精査する必要があることから、廃食用油回収・精製、利用システムの見直しや現在BDF製造装置を所有している事業者、県内他市町村との広域的な連携による、新しいシステムの構築が望まれます。

バイオディーゼル燃料の普及促進と併せて、私有地や遊休農地などで菜の花やひまわりを栽培し、その食用油を市内の家庭や飲食店、学校給食等で利用する「地域資源循環システム」の構築に向けた取り組みを検討します。これらの取り組みは、既存の活動組織との連携の他、近隣市町村との協働による広域的な取り組みへの展開も考えられます。

画像:地域資源循環システム構築イメージ図

廃食用油の回収場所・日時について

再生可能エネルギー固定価格買取制度

現在わが国の主要なエネルギー源である石油・石炭などの化石燃料は限りがあるエネルギー資源です。これに対し、太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱などのエネルギーは、一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇しないエネルギーです。これらは、「再生可能エネルギー」ともいわれます。石油等に代わるクリーンなエネルギーとして、再生可能エネルギーのさらなる導入・普及を促進させるための制度が、再生可能エネルギー固定価格買取制度です。

""再生エネルギーの固定価格買取制度(別サイトへリンク)

お問い合わせ

環境総室環境政策課温暖化対策係

〒400-0831 甲府市上町601番地4

電話番号:055-241-4363

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