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更新日:2024年3月11日

令和6年2月20日甲府市議会定例会の招集告示に伴う市長記者会見

記者会見0220

場所

本庁舎4階大会議室

発表事項

  • 令和6年3月甲府市議会定例会提出案件について

配布資料

発表内容

令和6年3月甲府市議会定例会提出案件について

 本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。

 それでは、早速ではありますが、2月28日に開会が予定されています、3月市議会定例会への提出案件についてその概要をご説明いたします。

 資料1の「提出予定案件表」、3ページをご覧ください。
 予算案件    18件
 条例案件    16件
 契約案件     2件
 人事案件     2件
 その他の案件   2件の合計40案件であります。

 「予算案件」につきまして、はじめに令和6年度当初予算案件について申し上げます。
 令和6年度の当初予算案件は、案件表No.1~14の一般会計及び特別会計合わせて14件となっており、予算額につきましては、一般会計で807億9,396万5千円、特別会計で829億6,257万9千円と、総額で1,637億5,654万4千円としたところであります。

 当初予算の詳細につきましては、後ほどご説明させていただきます。

 次に、補正予算案件につきましては、No.15~18の4件となっており、「一般会計」、「国民健康保険事業特別会計」、「住宅新築資金等貸付事業特別会計」、「介護保険事業特別会計」であります。

 次に、「条例案件」ですが、No.19「甲府市行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例制定について」など、16案件であります。

 そのほか、No.36「工事請負契約の締結について」など、「契約案件」が2件
No.38「固定資産評価審査委員会委員の選任について」など、「人事案件」が2件
そして、No.35「山梨県市町村総合事務組合規約の変更について」など、「その他の案件」が2件であります。

 それでは引き続き、私から、令和6年度当初予算の概要について、ご説明させていただきます。
 資料2「令和6年度甲府市当初予算案資料」をご覧ください。
 令和6年度におきましては、目まぐるしく変容する社会情勢にあっても、挑戦し、変革していく気概を持ちながら、スピード感のある市政運営を基本とする中で、未来に向けて「変化」と「成長」を遂げる1年とすべく、テーマを『希望ある未来に向けて進める、まちづくりへの新たな「挑戦」と「変革」』としたところであります。

 資料の1ページをご覧ください。
 「一般会計当初予算の概要」についてであります。
 令和6年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の5類移行を機に、市民生活と地域経済の両面にわたる活動を後押しする大きな回復ポイントを迎えておりますことから、長引く物価高やデジタル化、グリーン化など、社会経済情勢の変化への対応に加え、第六次甲府市総合計画はもとより、2年目を迎える「KOFU NEXT ACTION」を着実に推進していくため、一般会計で過去最大規模となる総額807億9千万円の予算を編成したところであります。

 次に、2ページをご覧ください。
 令和6年度当初予算につきましては、「社会経済情勢の変化への対応」、「KOFU NEXT ACTIONの推進」、「県央ネットやまなしによる連携事業の推進」、「第六次甲府市総合計画の着実な推進」の4つのポイントを軸に編成を行いました。

 まず、1つ目は「社会経済情勢の変化への対応」であります。
 長きに亘り、私たちの生活に影響を及ぼした新型コロナウイルス感染症の5類への移行を機に、社会の正常化に向けた動きが活発化する中において、コロナ禍により自粛していた様々な対外交流の推進や地域コミュニティ活動の活発化の支援などに係る経費を計上するとともに、物価高騰などのコスト上昇への対応として、価格転嫁を防ぐための、「小中学校の給食費」や「保育所等の副食費」への増額対応や、事業者の資金繰りを支援するための制度融資「特別経営安定資金」における信用保証料等の補助などを引き続き、継続してまいります。
 また、国が定める全国共通の仕様に適合した情報システムへの移行や対話型生成AIの導入などによるDXの推進に加え、本市のゼロカーボン推進の戦略的拠点である「こうふグリーンラボ」における取組によるGXの推進などに係る経費を計上いたしました。

 次に、3ページをご覧ください。
 ポイントの2つ目は、「KOFU NEXT ACTIONの推進」であります。
 本市の希望ある未来創りに向けた「KOFU NEXT ACTION」の2年目を更に加速させる取組を力強く推進するため、NEXT ACTION 1「こども育むまち」では、「保育ICTシステムの導入」や「教育ビッグデータの利活用」による「保育・教育分野におけるDXの推進」のほか、校内教育支援センター「ほっとルーム」の増設による「不登校総合対策の推進」や、ヤングケアラーのレスパイトケアと早期の実態把握に向けた「ヤングケアラー支援事業の推進」などに係る経費を計上し、子どもの夢やこうふ愛が育まれるまちづくりに取り組んでまいります。

 NEXT ACTION 2「輝き栄えるまち」では、令和9年度の開園を見据えた「遊亀公園・附属動物園の再整備」や、まちなか再生の要の一つである「岡島百貨店跡地の再開発」への支援のほか、甲府城南側に令和7年度オープン予定の「歴史文化交流施設等の整備」などに係る経費を計上し、人と地域が輝き栄えるまちづくりに取り組んでまいります。

 次に、4ページをご覧ください。
 NEXT ACTION 3「健康で安心して暮らせるまち」では、「県央ネットやまなし」による連携事業であります「在宅医療と介護連携の推進」や、次なる健康危機の拡大に備え、保健衛生部門における組織体制の強化をはじめとする「健康危機管理体制の強化」などに係る経費を計上し、ともに支え合い、自分らしく健康で安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。

 NEXT ACTION 4「グリーンで快適なまち」では、リニア駅南側エリアにおける、まちづくり基本方針を踏まえた実効性のある計画の策定に向けた民間事業者等との公民連携のまちづくりの推進や、産学連携による水素エネルギーの小口利用実証事業をはじめとする「こうふグリーンラボ」における取組などに係る経費を計上し、未来へつなぐ、環境にやさしいグリーンで快適なまちづくりに取り組んでまいります。

 NEXT ACTION 5「持続可能なまち」では、デジタルマイタイムラインの外国語対応による「甲府市防災アプリの機能充実」や、デジタル化による業務改善を推進する、「対話型生成AIの導入」などに係る経費を計上し、市民生活や社会基盤の維持、効率的な行財政運営の推進による持続可能なまちづくりに取り組んでまいります。

 次に、5ページをご覧ください。
 ポイントの3つ目は、「県央ネットやまなし」による連携事業の推進であります。
 連携中枢都市圏の取組を推進していくための連携事業として、『広域観光「県央ネットやまなし観光エリア」の推進』のほか、企業も学生も参加しやすい「メタバースを活用した就活支援」や連携事業の情報を一元化して発信するポータルサイトの構築等による「県央ネットやまなしの浸透に向けた取組」など、1億5千万円の予算を計上したところであります。

 次に、6ページをご覧ください。
 ポイントの4つ目は、本市の最上位計画である「第六次甲府市総合計画の着実な推進」であります。
 それでは、4つの基本目標ごとに、新規事業などを中心にご説明させていただきます。

 7ページをご覧ください。
 基本目標1の「いきいきと輝く人を育むまちをつくる」におきましては、主な事業として、「保育・教育分野におけるDXの推進」をはじめ、少子化や教師の働き方改革に対応するための「部活動地域移行の実施」のほか、子どもが病気になった時、一時的に病児保育施設に預ける際の「利用料の助成」や、就労要件を問わず時間単位で柔軟に利用できる「(仮称)こども誰でも通園制度の試行的事業の実施」などにより、子育て・子育ち施策の一層の推進に取り組んでまいります。

 8ページをご覧ください。
 基本目標2の「魅力があふれ人が集う活力あるまちをつくる」におきましては、主な事業として、甲府城南側エリアにおける「歴史文化交流施設等の整備」や「岡島百貨店跡地の再開発」をはじめ、「誘客促進に向けた取組」として、連携自治体ツーリズムや周遊誘客イベント「山のぼり・まち歩き」の開催、昇仙峡エリアの恵まれた地域資源を活かした体験型コンテンツの創出のほか、百名山である「金峰山」に至る林道の公民連携による整備や、農業経験がない方への「半農半X」のサポート体制の充実など、地域産業の活性化や交流と賑わいの創出に取り組んでまいります。

 9ページをご覧ください。
 基本目標3の「安全で安心して健やかに暮らせるまちをつくる」におきましては、主な事業として、「在宅医療と介護連携の推進」をはじめ、市民の健康づくりの再活性化を促進するための「甲府市の歌をきっかけとする運動習慣づくり」や「(仮称)事業所対抗大運動会の開催」のほか、がん治療による外見の変化を補完する補装具購入の一部を助成する「アピアランスケアの支援」など、健康づくりや医療・介護の一層の充実に取り組んでまいります。
 また、災害に強く、しなやかなまちづくりを進めるため、高齢者や障がい者にも使いやすく、衛生面に配慮した簡易トイレを圏域内の避難所へ配備し、共同利活用を図るとともに、「甲府市防災アプリの機能充実」や「甲府市洪水ハザードマップの更新」などにより、更なる地域防災力の向上に取り組んでまいります。

 10ページをご覧ください。
 基本目標4の「自然と都市機能が調和する快適なまちをつくる」におきましては、主な事業として「こうふグリーンラボにおける取組」や「遊亀公園・附属動物園の再整備」をはじめ、能登半島地震を受け、木造住宅耐震改修等に係る補助制度を拡充する「建築物耐震化の推進」や、「道路台帳のデジタル化及び道路占用システムの整備」によるDXの推進、空き家の更なる解消に向け、新たに「空き家バンク登録及び成約促進に資する助成制度」を創設するほか、「都市計画道路の着実な整備」や「動物愛護事業の推進」など、将来の快適なまちづくりを見据えた取組を推進してまいります。

 11ページをご覧ください。

 「基本構想の推進」につきましては、主な事業として「対話型生成AIの導入」や「AI-OCR・RPAシナリオの追加」などによるDXの推進をはじめ、「甲府市の歌」の更なる普及啓発を図るためのプロモーション動画の作成のほか、春夏秋冬の4シーズンを捉えた「甲府歳時記プロモーション」の展開や、令和7年度に終了となる「現・甲府市総合計画」の次なる計画策定に向けた取組に加え、本市の魅力や地場産品等の積極的なPRによる、自主財源の更なる確保に向けた「ふるさと応援寄附金の推進」など、時勢の変化を的確に捉えた、持続可能な行財政運営に取り組んでまいります。

 以上、令和6年度当初予算の概要及びポイントについて、私からの説明を終わらせていただきます。
 12ページ以降の説明及び、予算案件・条例案件等の詳細につきましては、担当部長が説明いたします。

令和6年度甲府市当初予算案について

 (企画財務部長)
 私からは、お手元の令和6年度当初予算案資料の12ページ以降について、「会計別」と「款別」に予算案の内容についてご説明させていただきますとともに、あわせて、令和6年3月補正予算案についてご説明いたします。

 まず、令和6年度当初予算についてでありますが、資料の12ページ、「会計別当初予算一覧」をご覧ください。
 一般会計につきましては、骨格的な予算でありました令和5年度当初予算に、政策的な予算を加えた6月補正後の予算から1.07%増の807億9,396万5千円としたところであります。
 特別会計につきましては、後期高齢者医療事業の増額、企業会計につきましては、下水道事業や水道事業の増額などにより、対前年度比3.54%増の829億6,257万9千円としたところであり、一般会計及び特別会計を合わせた予算総額は、対前年度比2.31%増の1,637億5,654万4千円としたところであります。

 13ページをご覧ください。
 次に、「一般会計歳入予算款別一覧」につきまして、主なものをご説明いたします。
 第1款 市税につきましては、景気の持ち直し等による市民税の増収が見込まれるものの、国の経済対策である定額減税の影響による減収などを勘案し、対前年度比0.20%減の291億2,776万5千円を見込んでおります。

 第9款 地方特例交付金につきましては、定額減税による減収補填を踏まえ、対前年度比484.98%増の9億6,197万6千円を見込んでおります。

 第10款 地方交付税につきましては、令和5年度の交付決定額を基に、市税収入及び地方財政計画を踏まえ、対前年度比4.61%増の113億5,595万1千円を見込んでおります。

 第14款 国庫支出金につきましては、遊亀公園・附属動物園や甲府城南側整備に伴う都市構造再編集中支援事業費の増などを見込むものの、新型コロナウイルスワクチン接種に係る補助金の減などにより、対前年度比6.86%減の143億3,312万7千円を見込んでおります。

 第17款 寄附金につきましては、ふるさと応援寄附金の増額を見込み、対前年度比36.36%増の30億円を見込んでおります。

 第21款 市債につきましては、地方財政計画に基づく臨時財政対策債の減や、合併特例事業債の借換分の減などにより、対前年度比16.32%減の32億2,380万円の発行を見込んでおります。

 14ページをお開きください。
 次に、「一般会計歳出予算款別一覧」につきまして、主なものをご説明いたします。
 第2款 総務費につきましては、対前年度比13.1%増の97億406万6千円とし、DXの推進やふるさと応援寄附金の推進に係る経費などを計上いたしました。

 第3款 民生費につきましては、対前年度比0.19%減の342億3,560万7千円とし、各種扶助費等の社会保障関係に係る経費などを計上いたしました。なお、予算全体に占める割合は42.37%となったところであります。

 第4款 衛生費につきましては、対前年度比10.33%減の96億5,630万8千円とし、GXの推進や市民の健康づくりの推進に係る経費などを計上いたしました。

 第6款 農林水産業費につきましては、対前年度比6.58%増の11億325万6千円とし、公民連携による林道整備に係る経費などを計上いたしました。

 第7款 商工費につきましては、対前年度比52.37%増の13億7,394万7千円とし、事業者の事業継続や誘客促進に係る経費などを計上いたしました。

 第8款 土木費につきましては、対前年度比2.02%増の58億6,513万7千円とし、遊亀公園・附属動物園や都市計画道路の整備に係る経費などを計上いたしました。

 第10款 教育費につきましては、対前年度比8.67%増の69億9,241万3千円とし、小中学校の維持管理や教育分野におけるDXの推進に係る経費などを計上いたしました。

 また、先ほど市長から説明がありました主な新規事業・拡充事業の内容につきましては、15ページ以降に各款別に整理し、記載しておりますので、ご参照ください。

 令和6年度当初予算案の説明は以上となります。

令和6年3月甲府市議会定例会補正予算概要について

 (企画財務部長)
 続きまして、令和6年3月補正予算案の概要について、ご説明いたします。
 お手元の資料3「令和6年3月甲府市議会定例会補正予算概要」をご覧ください。
 ⑴の「補正予算集計令和5年度補正予算」でございますが、①の「一般会計(第12号)」といたしまして、15億3,592万円、②の「国民健康保険事業特別会計(第3号)」といたしまして、422万8千円、③の「住宅新築資金等貸付事業特別会計(第1号)」につきましては、財源更正でございます。④の「介護保険事業特別会計(第3号)」といたしましては、275万円を計上し、総額では、15億4,289万8千円の増額補正となっております。

 続きまして、⑵の補正予算の内容につきまして、まず、①の「一般会計補正予算(第12号)」の、主なものをご説明させていただきます。

 はじめに、№1の住民基本台帳法の一部改正に伴うシステム改修につきましては、住民基本台帳法の一部改正に伴い、「住民票」及び「戸籍の附票」の記載事項として、新たに「振り仮名」が法制化されますことから、戸籍附票システムの改修を行うものであります。

 次に、№11の障害児入所施設等における性被害防止対策に係る設備等支援事業につきましては、障害児入所施設等において、子どもに対する性被害の防止のためのパーテーション、簡易更衣室、防犯カメラ等の設備等の導入に係る経費を支援するものであります。

 裏面2ページをご覧ください。
 №18の公定価格の改定等による施設型給付費の増額につきましては、人事院勧告を踏まえた公定価格の改定及びその他加算分の増に伴い、保育所等に対する施設型給付費が、当初の見込みを上回ることから予算を増額するものであります。

 次に、№19の保育所等における性被害防止対策に係る設備等支援事業につきましては、№11と同様、保育所等における、子どもに対する性被害の防止のための設備等の導入に係る経費を支援するものであります。

 次に、№21の大国小学校の校庭整備と№22の小学校・中学校トイレのリニューアルにつきましては、いずれも国の補正予算に伴い、教育環境の向上を図るため、大国小学校の校庭整備工事及び東小学校、石田小学校、北東中学校のトイレリニューアル工事を前倒しで実施するものであります。

 次に、②の国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、保険者努力支援交付金等の実績が確定したことなどに伴う国庫補助金等の返還及び一般会計からの繰入金を増額するものであります。

 3ページをご覧ください。
 ③の住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、貸付金元利償還金収入が、当初の見込みを下回ることに伴い、財源更正を行うものであります。

 次に、④の介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、令和6年度の介護報酬改定に対応するため、介護事業所台帳管理システムを改修することに伴い、予算を増額するものであります。

 次に、⑶の一般会計繰越明許費につきましては、「障害児通所支援事業」他13件の追加と、「戸籍住民基本台帳費」及び「和戸町竜王線整備事業」の変更であります。

 次に、⑷の一般会計債務負担行為につきましては、「農産物直売所ホームページ作成業務委託料」について、利便性や経済性を考慮する中で、令和6年度に構築予定の「県央ネットやまなし」のポータルサイトと合わせて、一体的にホームページを作成することとなり、今年度中に契約する必要がなくなりましたことから、廃止をするものであります。

 説明は以上でございます。

令和6年3月甲府市議会定例会提出予定案件について

 (行政経営部長)
 私からは、提出予定案件表のうち、予算案件以外の条例案件等につきまして、その概要をご説明申し上げます。

 最初に、№19の「甲府市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」の一部改正に伴う規定の整備を行うとともに、本年秋に健康保険証が原則廃止された後、個人番号から健康保健情報の確認が行えるよう、医療費助成に関する事務において医療保険給付に係る情報の利用を可とするほか、本市独自の特定個人情報利用事務として、新たな3事務を追加するなどの所要の改正を行うものであります。

 次に、№20の「甲府市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「地方自治法の一部を改正する法律」が公布され、本年4月からパートタイム会計年度任用職員に対し、勤勉手当を支給することが可能になったこと、及び、「会計年度任用職員制度の導入に向けた事務処理マニュアル」の改訂により、勤勉手当を支給しないことが基本とされていたフルタイム会計年度任用職員にも、勤勉手当を適切に支給すべきとされたことに伴い、国の非常勤職員との均衡や会計年度任用職員の適正な処遇の確保の観点から、本市においても会計年度任用職員に勤勉手当を支給するための所要の改正を行うものであります。

 次に、№21の「甲府市手数料条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「戸籍法の一部を改正する法律」が施行されることに伴い、本籍地以外での戸籍謄本等の広域交付や、電子化された届出等の情報の交付又は閲覧が可能となることから、手数料を徴収する事項として追加するとともに、本法律改正に伴い公布された「地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令」に準じ、字句の整理等の所要の改正を行うものであります。

 次に、№22の「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定」につきましては、本市は令和5年度に、全ての市立小中学校に学校運営協議会を設置しましたが、本協議会の委員は地方公務員法第3条第3項第2号に掲げる特別職の非常勤職員の身分を有することから、その報酬を規定するための改正を行うものであります。

 次に、№23の「甲府市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い、母子生活支援施設において、児童の入所措置や一時保護等の際、当該母子の実情に応じた意見聴取等を実施する規定を追加するにあたり、所要の改正を行うものであります。

 次に、№24の「甲府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準」の一部改正に伴い、特定教育・保育施設における重要事項の掲示義務について、書面掲示に加え、インターネットを利用して公衆の閲覧に供することを加えるなどの、所要の改正を行うものであります。

 次に、№25の「甲府市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定」につきましては、令和2年4月より休止となっている甲府市上九一色デイサービスセンターについて、今後も需要や必要性が見込めないこと、また、次期の指定管理者からデイサービスのスペースの新たな活用について提案されていることから、本年3月31日をもって同センターを廃止するにあたり、同センターに係る規定を削るものであります。

 次に、№26の「甲府市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び甲府市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い、利用者が自立した日常生活を営むことができるよう、その意思決定を支援するとともに、居住系サービスにおいて、支援の質を確保する観点から外部の目を定期的に入れる取組を導入するほか、障害者の就労先や働き方について、本人の希望や就労能力、適性等にあった選択を支援する新たなサービスを創設するなどの、所要の改正を行うものであります。

 次に、№27の「甲府市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び甲府市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「障害者支援施設の設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い、利用者が自立した日常生活を営むことができるよう、その意思決定を支援するとともに、利用者の希望に沿って地域生活への移行に向けた措置を講じるほか、施設における支援の質を確保する観点から、外部の目を定期的に入れる取組を導入すること、生活介護又は自立訓練を行う場合の人員配置基準に、言語聴覚士を加えること、また、医療機関と連携し、新興感染症発生時等における対応を取り決めるよう努めることなどの、所要の改正を行うものであります。

 次に、№28の「甲府市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い、肢体不自由児を対象とし、支援内容に治療(リハビリテーション)も含む『医療型児童発達支援』を、全ての障害児を対象に福祉的な支援を行う『児童発達支援』に一元化するとともに、障害児及びその保護者の意見を尊重すること、及び、地域の保育、教育等の支援を受けられるようにすることで、障害の有無に関わらず、全ての児童が共に成長できるよう、地域社会への参加や包摂の推進に努めるなどの、所要の改正を行うものであります。

 次に、№29の「甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「国民健康保険法施行令」等の一部改正に伴い、保険料の後期高齢者支援分に係る賦課限度額を引き上げるとともに、低所得者の被保険者均等割額及び世帯別平等割額を軽減する所得判定基準について、5割軽減及び2割軽減の基準として被保険者数に乗ずる金額を引き上げるほか、本年4月の退職者医療制度の廃止に伴う規定の整備を行うものであります。

 次に、№30の「甲府市介護保険条例の一部を改正する条例制定」につきましては、3年を1期とする本市介護保険事業計画において、保険給付及び地域支援事業の見込量を推計する中、「介護保険法施行令の一部を改正する政令」に基づき、低所得者の保険料上昇の抑制を図るため、第1号保険料の所得段階、保険料率及び公費軽減割合の見直しを行い、令和6年度から令和8年度までの保険料率を定める等の改正を行うものであります。

 次に、№31の「甲府市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例制定」につきましては、3年に1度行われる介護報酬に係る改定に併せて関係省令の改正が行われ、「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」等の改正が行われたことに伴い、関係する12本の条例における規定の整備を行うものであります。

 次に、№32の「甲府市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例制定」につきましては、条例が引用する「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」及び同法施行規則の題名が改められたため、規定の整備を行うものであります。

 次に、№33の「甲府市建築基準法施行条例の一部を改正する条例制定」につきましては、既存ストックの長寿命化に向けた省エネ改修の円滑化を図るため、現行の接道義務や道路内建築制限において既存不適格となっている建築物について、大規模の修繕や模様替えをする場合には、現行基準を適用しないとする認定制度が創設されたことに伴い、これらの認定申請に係る手数料を新設するものであります。

 次に、№34の「甲府市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例制定」につきましては、「地方自治法の一部を改正する法律」の施行により、職員の賠償責任について規定した「地方自治法」第243条の2の2が、第243条の2の8に条ずれすることに伴い、同規定を引用する「甲府市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例」、「甲府市病院事業の設置等に関する条例」、「甲府市地方卸売市場事業の設置等に関する条例」及び「甲府市簡易水道等事業の設置等に関する条例」について規定の整備を行うものであります。

 次に、№35の「山梨県市町村総合事務組合規約の変更」につきましては、山梨県市町村総合事務組合において、東山梨行政事務組合、峡南広域行政組合及び富士五湖広域行政事務組合の競争入札に参加する者に必要な資格審査に関する事務を新たに共同処理することに伴い、同組合の規約を変更することについて、議会の議決を求めるものであります。

 次に、№36の「工事請負契約の締結」につきましては、甲府市心経寺町地内における橋梁補修工事の請負契約締結案件であります。

 次に、№37の「包括外部監査契約の締結」につきましては、地方自治法の規定に基づき、包括外部監査契約を締結するものであります。

 ここまでが、2月20日までに送付した案件であります。

 次に、№38の「固定資産評価審査委員会委員の選任」につきましては、本年3月31日をもって委員1名が任期満了となりますことから、後任の委員の選任について、議会の同意を求めるものであります。

 次に、№39の「債権の放棄」につきましては、市営住宅使用料について、債務者が死亡又は無資力であることにより、債権を回収できる見込みがないため、債権を放棄するものであります。

 次に、№40の「人権擁護委員候補者の推薦」につきましては、本年9月30日をもって委員1名が任期満了となりますことから、後任の委員の推薦について、議会の意見を求めるものであります。

 ここまでが、2月28日に送付を予定している案件であります。

 私からは、以上でございます。

発表項目の質問について

(記者)
 リニアの事業化推進についてお伺いしたいと思います。すでに検討委員会が立ち上がっているかと思いますが、これとはまた別の協議体制の構築を推進するのかということと、計画策定に向けた計画というのは、まちづくり基本計画のことでよろしいかという2点を確認させていただければと思います。

(企画財務部長)
 事業化推進につきましてですが、昨年8月に案を公表して12月に策定をしました「まちづくり基本方針」を踏まえた実効性のある計画を策定していくことに向けまして、民間事業者等と協議体制を構築するための経費ということで、今後、検討パートナー等を公募していくにあたっての支援をお願いしていく内容となっております。

(市長)
 加えて、今のご質問の趣旨に沿って言いますと、作ったものは作ったものとして委員会として協議を重ねていきます。今の委員の皆さん、あるいはオブザーバーの皆さんに加えて、民間事業者を募り、その方々の知見や思いを、どういうことだったら、このリニア駅前に進出したいとか、行政として、あるいは民間としてはこういうことをしたいから、行政としてこういうことができるかとか、様々な意見を聞いていく、また意見交換をするための事業を作っていきたいと思っております。

(記者)
 資料2の甲府市当初予算資料の8ページ、甲府城南側における歴史文化交流施設等の整備について伺わせていただければと思います。2点伺いたいんですけれども、まず1点目として、以前、城下町整備プランの時に、歴史文化交流施設のコンセプト等を発表いただいいますが、改めて来年度、施設の建設に着手されるということで、1点目として施設の現時点で予定している概要について伺えればと思います。

(市長)
 江戸町風のエリアを作ろうということで進めてきました。それに沿う、歴史文化交流拠点でありますので、江戸の文化を発表したり、またそれを求めて集う人たちが大勢来られて、武田家三代の後、江戸時代に小江戸甲府と呼ばれたこの甲府の中心が持っていた、情緒漂う雰囲気を醸し出す演芸ホールといいますか、そういったものを作っていこうと思っております。その拠点だけではなく周辺も整備をしていきながら、そういったエリアを作っていこうと進めております。

(記者)
 施設について、来年度着手をいよいよされるということで、規模感とか何階建てになるのかとか、そういったところで、現時点で予定している概要がありましたら教えていただけますか。

(市長)
 今申し上げたようなコンセプトで、随時、事業主体と私どもで詰め合わせをしながら、お示しができる時点になりましたら、しっかりとイメージ図やポンチ絵、施設だけじゃなくて周辺についての図をお示しさせていただくことになると思います。

(記者)
 2点目として、この施設ができることによる、狙いというか効果みたいなところについて教えていただけますか。

(市長)
 先ほどの発表の中、あるいは今までもやってきた中において、周りは日本一急な山々があり登山を楽しんでいただける、この甲府市内は観光もできる、都市観光や文化的な観光もできる、歴史的な資産を巡る活動もできる、あるいはワインツーリズムや様々なことができると思います。
 その都市観光の拠点になるような形で、このお城南のエリアを作り上げていきたいと思っております。

(記者)
 その上で、この施設の役割というのはどうお考えになっていますか。

(市長)
 4シーズン、甲府では様々な行事がございます。今は春か秋かということが定まっておりませんけれども、「信玄公まつり」が今までは春にありました。そのあと、「正ノ木祭り」があったり、「小江戸甲府の夏祭り」があったり、あるいは「甲府大好き祭り」や民間の「えびす講祭り」、あるいは12月には「こうふ開府の日」というイベントも作りました。さらに、来週は「はっこうマルシェ」を北口でやります。
 そういった様々なイベントと融合した都市観光ができる、その拠点としてこの甲府が一番長い間、小江戸として栄えた遺称地を楽しんでいただける拠点、山登りまち歩き、あるいは歴史文化が交流できる、そんな拠点となるものを作っていきたいと思います。
 その後には、岡島百貨店跡地が、また新たに生まれ変わりますので、この中心街も新たな賑わいを創出できる、そんな新たな装いになると思いますのでそれを作っていきたいと思います。

(記者)
 リニアに関連してですが、南側エリアの事業化推進の民間事業者との協議体構築に928万4千円ということで、これは民間等の中に住民側は含まれるんでしょうか。ある段階に来たら、住民の方も入っていろいろ協議をするということは聞いておりますけれども。住民が入るのか、あるいは入るとしたらどういうタイミングなのかということについてもお伺いしたいです。

(市長)
 地元の皆さんは地権者も含め、今まで住民の方々からもいろいろなご意見を伺っています。その内容については、先ほど言いました、協議会や、今設置をしております委員会の中に、住民のお声はかなり入っているんですけれども、そういった中でまた、今ある委員会から出た意見や、あるいは今後、先ほど申し上げました民間との協議をする中で出た意見を表出ししたときに、住民の皆さん、地域の皆さんにも見ていただきますので、それからでも全く遅くないですし、また必要があれば、中に入っていただいて議論していく、あるいは住民という中に地元のそれぞれの観光とか産業とか商業とかの代表の方が、今までも入っていましたし、また必要であれば入れていこうと思っております。

(記者)
 それからあともう1点、先ほど岡島の話もありましたけれども、岡島百貨店跡地の再開発の4億6,930万円についてですが、これは去年6月のときに、確か7億8,000万円の補助金が計上されました。全体としては14億円ぐらいを見込んでいるということで。今回の4億6,900万円というのは、その中の、まちづくりの再開発の補助金がこの額だということでよろしいでしょうか。

(まちづくり部長)
 はい。

(記者)
 資材高騰や人件費の高騰とかで、かなり当初と社会情勢が変わってきていますけれども、これがさらに膨らんでいくということはないのか、それを確認したいです。

(市長)
 社会経済情勢が、まだ先行きが非常に見極めづらいわけでありますけれども、MIRARTHホールディングスさんも、そのことで検討に検討を重ねていただいております。できる中で、若干設計を見直したり、どこにどういうものを入れたらよりコンパクトにできるかとか、戸数をまた検討したりとか、様々な検討をしていただいておりまして、今のところその中でやりくりをしていこうということで、話をしているところであります。
 今後についても、できる限りそれでやっていこうという話をしております。ただ、先行きが非常に厳しいような状況になりましたら、また向こうからそういう話がくるかもしれません。
 しかしながら、できる限り今の状況で進めていき、制度設計、あるいは設計の見直しや、規模感の若干の違いとかありましたら、すぐにまた私どもと協議をする、あるいは地元の皆さま方にもしっかりと説明をするというような話で進んでいるところであります。

(記者)
 全体で14億円の枠というのは、今後も維持していくということが基本だということは変わらないですか。

(市長)
 変わりません。

(記者)
 市長にお伺いしたいんですけど、新年度は過去最大規模という予算を計上していると思いますが、その思いというかコンセプトをお願いします。地域の低下している経済を活性化させたり、教育は2つの柱で評価しているという印象ですが、市長がお考えになってる、過去最大という、その予算のポイントと、具体的にこういうところに力を入れてやっていきますというのを教えてください。

(市長)
 今、何社かご質問いただきましたように、大きなまちづくり事業が進行中であります。物価高騰や、社会経済情勢の先行きが見通せない状況でありますけれども、しっかりお城南の文化交流施設を令和7年度にできるだけ早くオープンさせていきたい。あるいは、岡島百貨店跡地を商業施設とシネコンとマンションが複合するそういった施設を、これもできる限り予定通りに仕上げていきたい。緑が丘スポーツ公園もしかりであります。
 加えて、遊亀公園附属動物園の再整備も大きなお金がかかります。その先に向けて、リニアが走る甲府盆地ということもありますけれども、そういった事業をしっかりとスケジュール通りにいきたい、そういう令和6年度にしたいと思っております。また、教師や保育士さんたちの仕事環境が非常に今厳しい状況にある、あるいはマンパワーの不足、その2つの職種だけに限らず叫ばれている昨今でありますので、そういったところに今まで以上にしっかりと手当をして、子どもたちへの支援が滞ることがないようにしたい、あるいは行政もそうでありますけれども、行政サービスが滞ることがないようにしたい。
 さらに、県央ネットやまなしが立ち上がりましたので、甲府市だけでなく、近隣の9市1町全体で底上げができ、全体で少子高齢化に対対応できる体制をしっかりと作り上げる、そんな新年度にしたいと思っております。そういった予算を盛り込んだつもりであります。

(記者)
 新規事業のことで、3件教えていただきたいんですけど、1つは教育DXで、保育ICTというものを導入するということですが、これは具体的にどんなものなのか。狙いというのは先ほどおっしゃられたマンパワー不足だと思いますが、その具体的な内容を教えていただきたいです。あと、こうふグリーンラボ。これは産官学連携でFCドローンの実証実験をされるということですけども、具体的にお話できる範囲で、いつどこでどういうことをやるのか、どういう狙いなのかということを教えていただきたい。あともう1つは、道路台帳のデジタル化というものですけども、これはどういうもので、どういう効果があるのかというところも、教えていただければと思います。

(市長)
 3点目は、担当部長の方から、お答えさせていただきます。保育のICT化ですが、これは子どもたちの安全安心を確保しながら、保育士さん、あるいは保護者の皆さんの負担を軽減しようということでありまして、通園のシステム化、あるいは園と保護者の間の通信のデジタル化をしていこうということであります。
 加えて、これは公立保育所にて導入をまずしていこうということでありますけれども、アンケート等を取りまして、民間の保育所の中で、導入をするということであればそちらにも補助をしていこうと、そういった事業を進めていこうと思っております。
 2点目のこうふグリーンラボでありますけれども、昨年11月に開設をいたしまして、県の方は米倉山等で水素、新エネルギーの利用促進を行っておりますけれども、私どもは市民にそのことを啓発するということと、小口利用の実証実験を今年度から始めておりますが、さらにそれをいろいろな分野で広めていきたい。
 また、水素燃料電池の自転車を今やっておりますが、それに加えて、高校と連携し、小口燃料によるドローンを開発して実証実験をしていきたい。あるいは、水素グリルとかを市内の飲食店、ホテル旅館の中で実証実験、あるいは水晶研磨などに水素バーナー、というようなことをやっていきたいと思っております。
 そういった実証実験を進める中で、水素という新しいエネルギーが市民の皆さま方に、こういったことに使えるんだということを啓発していきたいと思っております。その他にも、学校教育などもしっかりとしていきたいと思っています。

(まちづくり部長)
 道路台帳のDX化の件ですけれども、こちらにつきましては今、道路台帳を見ていただくのに本庁に来ていただいて、窓口で閲覧をしていただくアナログ方式でやらさせていただいている中で、待ち時間であるとか、わざわざ市役所に来なければならないとか、そういったところでご利用されいてる方たちに、たくさんの時間をかけさせてしまっているという状況がありますので、デジタル化することによって、パソコン上で閲覧できるとか、待ち時間がなくてできるとか、そういったところで、便利に使っていただきたいということでDX化をしていく状況であります。

(記者)
 歳入歳出の件で教えていただきたいんですけど、まず、予算の歳出で政策的な経費と事務的経費っていうのは、それぞれどれくらい昨年度と比べて増減したのか教えていただきたいです。

(企画財務部長)
 申し訳ございません。後程、お伝えさせていただきます。

(記者)
 もう1つ、歳入面で教えていただきたいんですけれども、定額減税で市税が減っている中で、地方特例交付金の増額幅っていうのがかなり大きいのですが、大きい額となった理由を教えていただきたいです。

(企画財務部長)
 今回、国の経済対策として、定額減税が導入されます。こちらの方の減収部分について、特例交付金で満額補填をしていくということで、その増減の影響となっております。

(記者)
 定額減税がなければかなり税収入が増えていたという認識でいいでしょうか。

(企画財務部長)
 個人市民税、法人市民税ともに増加傾向を見込んでおります。

(記者)
 来年の予算で、岡島百貨店跡地の再開発で4億6,900万円ほど予定されているんですが、来年度はこの再開発、どんな進捗を予定していると聞いていますか。今度の3月議会の補正予算の中では、優良建築物整備事業、多分これは岡島の部分の補正予算で、1億530万円が繰越に入っています。これは進捗が遅れているとかそういうことで、結局使わないでまた来年度に繰越みたいな形になっているんでしょうか。

(まちづくり部長)
 初めに4億6,900万円の令和6年度当初予算、こちらにつきましては、除却費が約4億5,000万円であり、令和5年度、令和6年度で概ね解体をしていくという形になります。そして、令和7年度から建設する予定でありますので、今年度と来年度で実施設計という形で、商業棟、居住棟の設計をしております。この1億530万円、こちらは設計費用として、今年度予定をしておりましたけれども、先ほどお話がありましたとおり、物価高とかで計画変更も考えているようで、そういったところも含めて、若干設計が遅れているということです。設計も当初予定でいきますと、令和6年度の中旬ぐらいに完成する予定で、令和7年度から建築という予定でしたけれども、若干遅れて、今のところ令和6年度中には設計が終わって、建設自体は遅れることはないということで、設計を進めている状況でございます。

(記者)
 金峰山の古道復活プロジェクトとそれから教育のことで確認ですけれども、金峰山の方は、確かクラウドファンディングをしたと思うんですけれども、1,369万円ということですが、実際クラウドファンディングが集まって市の持ち出しはなくなったのか、今後どういうふうにしていくのかというところと。
 それから教育ビッグデータ活用というのは、これは具体的に、例えばそれぞれの子どものデータで弱点が一目瞭然になって、そこを個別に、誰々くんはここが弱いねという指導をしていくとか、どういうイメージなのか。
 部活動については、3つの部活動でやるけれども、モデル校みたいなものを作ってそこで一部始めていくとか、全体でバーッとこの3つの部活をやっていくのか、そこら辺の始めるイメージみたいなものがあれば教えていただきたい。

(企画財務部長)
 まず金峰山の古道復活プロジェクトでございますが、クラウドファンディング1,300万円を目標にということで進めておりましたが、実際には630万円ほどのご寄附をいただきました。林道の整備分の経費が850万円ほどと予定しておりますが、こちらについては不足分が民間企業の方で補填、支援をしていただき、差し引き500万円ほど、これがその他の整備として市の方で対応していくという予定となっております。
 学校の教育ビッグデータでございますが、現在子供たち1人1台のタブレットを配布しておりまして、ここに様々なデータが蓄積されております。端末の使用率、また使用時間、あるいは問題の回答率とか、そんなところから得意分野、苦手分野、こういったものの分析、また朝一番最初にその日の気持ちなどを入力するようなシステムがございまして、そういう気持ちメーターというものを踏まえて、子どもたちの状態把握を行いながら、不登校の未然防止にもつながっていくような、そういう取組を進めていくこととしております。
 部活動につきましては、実際に令和6年度は3種目、バスケットボール、バレーボール、剣道の3種目を導入していくということでして、どの部分から対象とするかというのは、また後程、担当の方でお伝えをさせていただきたいと思います。

(記者)
 甲府城南側の歴史文化交流施設について、小江戸情緒漂うまち並みというのはとても魅力的ですが、すでに成功しているところで埼玉の川越とか茨城の結城とかあると思います。江戸時代の町並みっていうと金沢も有名ですし、そうした中で甲府らしい小江戸情緒をどんなふうに出していこうとお考えでしょうか。

(市長)
 開府500年という5年前に節目を迎え、武田家三代、信虎公があそこに遷都し、それから500年同じ場所が甲斐の府中ということになっております。戦国時代、江戸時代、明治、大正、昭和、平成、令和と、甲府はここが府中であり県庁所在地であったということであります。
 北側は大正ロマン風な甲州夢小路もあります。さらに北側、武田神社周辺の古府中のところは武田の史跡がいっぱい散らばっております。東には善光寺とか様々な寺社仏閣があります。そういった中、お城は浅野家が建てましたけれども、直轄地として江戸時代はここが栄えてきましたので、ここを拠点に歴史周遊ができるというようなコンセプトで、先ほど都市観光の拠点という言い方をしましたけれども、そのように作っていきたいと思います。
 もちろん、訪れる方にもそれをしっかりとお示しをさせていただけるようにしたいと思いますし、県民・市民もまた、開府500年のときに学び直しをしていただいたように、ここに来れば子どもから高齢者まで、そういったことを実感ができる、体感ができる、学習ができるというようなまちづくりを進めていきたいと思っております。さらにその南には、これも全国で3番目に古い動物園もございまので、甲府らしい動物園を作って、甲府らしいまちづくりという形に押し込んでお示しをできればと思っております。

(記者)
 メタバースを活用した就活支援について、狙いと期待される効果について教えてください。

(企画財務部長)
 リアルでは、いつも一番大きいのは山日さんのガイダンス、就活のマッチング事業でありますけれども、県も私どももリアルでやっております。それに加えまして、昨年はリアルで県央ネットやまなしとしてやらせていただきました。 今年はもう3月の頭に就活時期が少し早まっているということも含めて、県央ネットやまなしで、Webでもやろうということであります。Webは、今までのリアルよりも件数多く、企業側とマッチング、話し合いができますので、Webでやろうということであります。
 さらに、令和6年度は加えて、もっと気軽に何社とも、アバターでやることによって、言いたいことが言える、聞きたいことが聞ける、服装もちゃんとしなかったから減点されるということではなく、できるのではということで設定をさせていただいて、甲府だけではなく、他の市町の皆さんとそこに在住する企業、事業所の皆さんになるべく多く集まっていただいて、企業側にも求め方がいろいろあると思いますので、そういったものもしっかりとみんなで意識統一をさせていただきながら進めさせていただき、マッチングの1つの形として、提供させていただければと思っております。

 以上であります。

(以上)

言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。

(作成:甲府市情報発信課)




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