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更新日:2021年12月24日

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第4回甲府市男女共同参画都市宣言文策定委員会会議録(要旨)

日時

平成25年1月22日(火曜日)午後1時30分~3時25分

場所

甲府市役所南庁舎1号館4階会議室

出席者(全委員出席)

山内委員長、池谷委員、植田委員、小川委員、堤委員、伏見委員、山田委員

事務局

石川人権・男女共同参画課長、高野男女共同参画係長、土屋男女共同参画係主任

(1)人権・男女共同参画課長あいさつ

議事

男女共同参画都市宣言文案の策定について

(前回に引き続き、男女共同参画都市宣言文案について協議した。)

議長

よろしくお願いいたします。これまでのところで、違和感のある箇所、宣言文として伝わり切れない箇所、それを探していこうと思います。まず前文の部分と具体的な項目という二つに分かれていますが、前文を読み上げていきます。

「私たち甲府市民は、美しい自然と古い歴史に恵まれたふるさと甲府市を誇りとし、人間として生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活できるような人間関係をスタートさせます。

私たちはそれぞれの尊厳を重んじ、男女が平等で、一人ひとりがいきいきと輝く社会の実現を目指して、ここに「男女共同参画都市」を高らかに宣言します。」

今、音読したところ、「甲府市を誇りとし、人間として生きることを最高の価値と考え」、ここは少しギャップがありそうな気がしているのですが。

委員

「人間」を「人」にするとスムーズではないでしょうか。前にもありましたが、例えば「人間」と書いて(ひと)と読ませるとか。

議長

そうすると「人」という形でよろしいですか。「甲府市を誇りとし、人として生きることを最高の価値として考え」。そうすると「人間」という漢字を使って(ひと)と読ませるのか、どういう言葉を使いますか。このままでルビを振りますか。手法としては「人間」と書いて(ひと)とルビを振るか、「人」とするか。

委員

ルビを振ったほうが「人間として生きることの価値」が、しっかり伝わるような気がします。

議長

ルビを振る、という意見が出ました。

委員

例えば、「人間」をそのまま残して、「人間らしく生きること」というのも一つの手法かと思います。ご検討願いますでしょうか。

議長

「人間らしく生きること」について、別の案はありませんか。

「甲府市を誇りとし人間(ひと)として生きることを最高の価値として考え」、「甲府市を誇りとし人間らしく生きることを最高の価値として考え」。「人間らしく」の方がスムーズに流れていく気はしますが、いかがでしょうか。

委員

少し3行は長くないですか。

議長

「スタートさせます」までが長いということですね。

委員

どこかで一呼吸したほうが。

議長

そうですね、そうすると「誇りとする」。ここで切ったほうがいいかもしれないですね。

委員

そして、どこかに主語を置いて、「最高の価値」とは何かと。

委員

「最高の価値」が一人ひとりへのメッセージなので。気を付けなければいけないことは、人間というと最近は動物愛護のこともあり、人間だけが幸せになるというようなニュアンスに取られても困ります。しかし、人間関係が大事だから「人間」か、とも思います。

議長

では、句点の位置は「甲府市を誇りとし」の後にしましょうか。そうすると、句点にする述部の言葉を。

委員

3行の中に二つの大きな意味があります。甲府市という文化のまちを、ひとつの持続可能な社会というその価値を重んじるということと、私たちが人間らしく生きて、平和で幸福な生活ができるような関係をスタートさせる、という二つの意味に分かれる気がしますが、今は混在しています。良い言葉が入っていますから、分けてもいいのかと。

議長

具体的には、どうなりますか。

委員

「甲府市を誇りとし、多様性を重んじる持続可能な社会」、あとは「人間として平和で幸福な生活できる」というように整理する。

議長

分けたほうがいい、というのは共通していますね。

委員

ただ、分けてしまうと「人間として生きることを最高の価値として」考えたから多様性を重んじるわけですよね。それぞれいろいろな人の多様性を重んじる、そこのかかりが薄くなる、分けてしまうと。持続可能な社会は多様性を重んじることによって実現される、ということもありますから。

議長

「甲府市を誇りとし」と「人としてあるいは人間らしく生きることを最高の価値として考え」と、ここで何らかの区別をしたほうがいい、というのが自然だったのですよね。「最高の価値と考え、多様性を重んじ」と、つながっていくわけですから。

委員

長いので、やはりどこかで区切った方がいいのですが。この文はこれでつながっているから、切りづらいですね。

議長

ばっさり云ってもいいですか。「私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りに思っています。人として生きること、人間らしく生きることを最高の価値と考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活できるような人間関係をスタートさせます。」

委員

今のところで「平和で幸福な生活できるような人間関係を、ここ甲府市でスタートさせます。」

委員

そうすると、切っても何となくつながるだろうと。

委員

口語で、「生活ができるような、持続可能な」、な、な、となっていますが。

委員

「ような」は、要らないですね。

議長

「平和で幸福な生活ができる人間関係を、ここ甲府市でスタートさせます」。できるというのが、平和で幸福な生活を送ることができる。

委員

できるというか営みですね。口語に直すと言いにくいのですが、「営める。」

議長

営める。「平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市でスタートさせる」

委員

前回、練って「スタート」という言葉を使いましたが、「スタート」を使うと、今までがなかったような。今までもあるので、「平和で幸福な生活ができる人間関係構築を、ここ甲府市で実現させます」とか。前もあって、これからも、というニュアンスにしたほうがいいような気がしてきましたが、いかがでしょうか。

委員

「構築します」

議長

「構築」がやはりいいですか。「ここ甲府市で構築します」

委員

「定着」とか。

議長

「定着」では「させます」ですか。「定着させます」という言葉を使うとどうですか。

委員

「定着させます」というと上から目線的な気がしませんか。「構築する」というと能動的なみんなで、という感じがあるのでしょうが。

委員

前文なので、あまり固い言葉はないほうがいいと思います。下の項目がメインになるので。

議長

ここで固ければ、後を読んでもらえないことになってしまいますね。

委員

「発展させる」というのは上から目線ですか、「展開」とか。

議長

「ここ甲府市で発展させます」、「ここ甲府市で展開させます」

委員

「醸成」というのはどうです。

議長

「ここ甲府市で醸成」

委員

画数が多くて固いですか。

委員

言葉としてはいい言葉ですよね、すごく能動的です。

議長

「構築」が難しいとなると、「醸成」も難しい。

委員

「築きます」、ですかね。

委員

「築きます」、いいですね。

議長

「人間関係を、ここ甲府市で築きます」

委員

あるいは「深めます」

議長

「人間関係を、ここ甲府市で深めます」、人間関係を深める、人間関係を築く、「築く」の方が伝わりやすいような気がします。「深める」も意味合いは基本的にそうですが、耳で聞いた時に、こちらの方がまだいいというか。

委員

前進を込めていますからね。

議長

「人間関係を、ここ甲府市で築きます」、ここまでにし、もう一度冒頭から行きます。「私たち甲府市民は、美しい自然と古い歴史に恵まれたふるさと甲府市を誇りに思っています。人間(ひと)として生きることを最高の価値と考え、人間らしく生きることを最高の価値と考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます」

委員

「人間らしく」の方がいいですね。「人として」というよりも、今読んでいただいたら。

議長

「人間らしく」の方が。

委員

すっと流れますね。

議長

そうですね。では、それを採用してということで。「人間らしく生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます」。では、次に行きます。

「私たちは、それぞれの尊厳を重んじ、男女が平等で、一人ひとりがいきいきと輝く社会の実現を目指して、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」。ここはこれでいいですか。

委員

冒頭が「私たち甲府市民は」で、始まっているので、ここにも使ってはどうですか。

議長

法律用語としては同じ言葉を使います。このように二回目だから短くすることは、普通はありません。

委員

ここも「私たち甲府市民は」で。

議長

少し長いようですが、同じ言葉を使いますか。

委員

あったほうが。ないと段落があまりつながらないのですが、「甲府市民」を入れるだけでつながりますよね。

議長

では、「私たち甲府市民は」にします。「私たち甲府市民は、それぞれの尊厳を重んじ、男女が平等で、一人ひとりがいきいきと輝く社会の実現を目指して、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」

委員

「て」を抜いてはどうですか。「目指して」を「目指し」。ご検討お願いします。

議長

「て」を入れると、ここで文の勢いが止まってしまうということですね。

委員

そうですね、すうっと流れるかなと思います。

議長

「私たち甲府市民は、それぞれの尊厳を重んじ、男女が平等で、一人ひとりがいきいきと輝く社会の実現を目指し、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」

委員

ここで、「男女が平等で」が二番目に来ていますが、「それぞれの尊厳」の前に来ないとそれぞれというのもできないし、次の一人ひとりにつながらないかなと思いますが。ここは入れ替えてほしいと思います。

議長

「私たちは、男女が平等で、それぞれの尊厳を重んじ、一人ひとりがいきいきと輝く社会の実現を目指し、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」

委員

元に戻って申し訳ありませんが、「古い歴史」の「古い」は要らない気がしてきました。言葉がとてもいきいきとしてリズム感が出てきたので、「古い」という言葉が最初に来ると。「古い」は悠久という意味がありますが、「古い」という二文字が入ると暗くなると思うのです。

議長

おっしゃっている意味は分かります。確かに、わざわざ「古い」ということを云わなくても。

委員

「古い」を取ってしまうと、美しい自然と歴史となって、美しいが歴史にも係ってきてしまうような意味合いになってしまうのでは。

議長

「古い」という言葉の代わりに何かを入れますか。「崇高な歴史」「長い歴史」「歴史に恵まれる」というのもどうなんでしょうか。

委員

「歴史に恵まれる」というのも。

委員

「長い歴史」では平凡ですか。

議長

いや、いいと思います。甲府は長い歴史がありますから。

委員

同じ意味ですよね、「古い歴史」と「長い歴史」は。しかし「長い」の方が前向きな感じがあります。

議長

では入れてみましょう。「私たち甲府市民は美しい自然と長い歴史に」。やはり「恵まれた」は、おかしいですね。

委員

「歴史」を先にもってきて、「自然」を後にしたらどうですか。

議長

そうしましょうか。「長い歴史と美しい自然に恵まれた」

議長

「長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りに思っています。人間らしく生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます。

私たち甲府市民は、男女が平等で、それぞれの尊厳を重んじ、一人ひとりがいきいきと輝く社会の実現を目指し、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」。何か違和感のある箇所がありますか。

委員

最後の3行のところに少し参画っぽいニュアンスを入れたいのですが。つまり「一人ひとりがいきいきと輝く」、目指すのは分かるのですが、「一人ひとりが行動する」とか。平等は目指しますよね、尊厳を重んじますよね、いきいきと輝きますよね、参画のニュアンスがほしいような気がしますよね、欲を言えば。

議長

これとは別に入れよう、という今のご指摘ですか。

委員

例えば「一人ひとりが支え合って」とか「一人ひとりが行動できる」とか、言葉を少し変えて入れると、長くなり過ぎるので。

議長

そうですね、「一人ひとりがいきいきと輝く」、このあたりを変えてみましょうか。「一人ひとりがいきいきと活動できる」とか。

委員

「活動できる」とか、そんな感じです。

議長

では、そのまま云ってみましょうか。「一人ひとりがいきいきと活動できる社会の実現を目指し」。「活躍できる」はどうですか。「一人ひとりがいきいきと活躍できる社会の実現を目指し」。だんだん燃えてきましたね。

委員

それだけで躍動感が出てきますね。

議長

「一人ひとりがいきいきと活躍できる社会の実現を目指し、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」。他はどうですか。

委員

先生に伺いたいのですが、最近「持続可能」という表現は使いますか。もう当たり前の概念になっていますか。

委員

そうですね、かなり一般化していますね。

委員

一般的ですが、やはりこういうところに入ってきたほうがインパクトはあるのですか。

委員

最近またクローズアップされてきていますね。それから持続しなければいけないからということで。ユネスコでも持続可能な社会の構築と出てきていますので、世界的にも。

委員

では、やはり使った方が分かりやすい。

委員

おっしゃるように陳腐にはなりますけれど。新しい、大きな、と云うのはないですが、男女平等でもそういう意味では大事かと思います。

委員

多様性を重んじるとか持続可能な、というのは使われている口語ですよね。

議長

今おっしゃったように、そこはよろしいですか。

委員

はい、大丈夫です。

議長

では、もう一度読んでみます。どなたかに読んでもらいましょう。

委員

「私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りに思っています。人間らしく生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます。

私たち甲府市民は、男女が平等で、それぞれの尊厳を重んじ、一人ひとりがいきいきと活躍できる社会の実現を目指し、ここに男女共同参画都市を高らかに宣言します」

議長

すっと流れていきますね。では、前文は以上とし、次に進んでよろしいですか。具体的なところですが。

委員

すみません。蒸し返すようですが、「誇りに思っています」のところが少し違うような気がしているのですが。

議長

では、どうしたらいいでしょう。「思います」

委員

「誇りにしています」

議長

「甲府市を誇りにしています」、「甲府市を誇りに思います」

委員

他のところが格調高くなってきたので、最初に読んだときには大丈夫だったのですが、日常会話かなと、ここだけ。

議長

確かに。「甲府市を誇りに思います」、「甲府市を誇りにしています」

委員

「思います」だと思っているだけなので。

議長

この二つ位ですかね。

委員

「誇りとしています」

議長

「甲府市を誇りとしています」

委員

あるいは「誇り」です。少しストレート過ぎますか。

議長

「甲府市が誇りです」

委員

「甲府市民には」

議長

そうですね、そうなりますね。

委員

「誇りにしています」のほうがいいかな。

議長

「誇りにしています」にしますか。「甲府市が誇りです」「甲府市を誇りにしています」。「甲府市を」の方が、上が「私たち甲府市民は」になっているので「を」が自然ですよね。

委員

「私たち甲府市民は、甲府市を誇りにしています」

議長

「誇りにしています」、格調高くなりましたね。

委員

「思っています」よりは言葉が。

議長

確かに「思っています」は口語調ですね。この二つ位ですが、どうでしょうか。

「私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市が誇りです」

「私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りにしています」。下のほうでいきますか。「甲府市を誇りにしています」

ひとつ、物事を決めるさまざまな場面で「男女がともにいる風景」をつくります。

ひとつ、一人ひとりを大切にしお互いの人権を認め守り合います。

ひとつ、男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習・慣習を正します。

ひとつ、生涯をとおした性と生殖の健康づくりをめざします。これだけ浮いてる感じがしますね、

ひとつ、互いの人格を尊重した温かい地域や家庭をつくります。

ひとつ、働く意欲や能力が「ひとりの人間」として公平にいかされる社会(まち)をめざします。

委員

どうして、社会(まち)になっていたのでしょうか。

議長

最初は「職場」になっていましたが、「社会」としたり、「社会」より「まち」の方がいいのではないか、読み方を(まち)にしようか、とか議論した箇所です。まだ煮詰っていないところですね。

委員

最初の物事を決めるさまざまな場面で「男女がともにいる風景をつくります」。これだと今、ないみたいなので、それがもう当たり前の社会とか自然なものにするような言葉にしたいのですが、いい言葉が見つかりません。

議長

なにか、アイディアがあれば。この「つくります」のところを変えるということですが。

委員

増やしていくということですよね。つくるのは当たり前で、つくっていって、だんだん数を増やしていくということですよね。

議長

そうですね、さまざまな場面で、ですからね。

委員

それが普通のこと、普通の風景ということ。

議長

今、多少はあってもまだまだないところがあるから、そういうところを無くしていくということですよね。それで先ほどのお話しでは、普通の風景にします。でしたか。

委員

それを、もっと格好良く。

議長

そうしますと、普通の風景にします、を言葉を変えて。

委員

「物事を決めるさまざまな」ではなくて、「物事を決めるすべての場面で男女がともにいる風景にします」

委員

そうすると、いいですね。

議長

そういう形でいいですね。「さまざま」ではなくて、「すべてつくります」は、そのままでいきますか。

委員

そうですね、それでいいと思います。

議長

「物事を決めるすべての場面で『男女がともにいる風景』をつくります」

委員

これ、すごく時間がかかりますけどね。

議長

目標は高いですよね、日本全国で最初になりますね。次に行きます。一人ひとりを大切にし、お互いの人権を認め守り合います。そのほか何か、二つ目でも三つ目でもありますか。

委員

すべての項目を「つくります」にしますか。「つくります」とか、「目指します」とか。

議長

語尾をそろえるということですか。「つくります」で全部揃える、でもおかしいか。

委員

市民憲章は「つくります」なんですね。

議長

市民憲章は「つくります」ですか。では、「つくります」以外にしましょうか。

委員

評価がしにくいような表現は私は避けたいと思います。例えば最後の「目指します」だと、ああ目指しているんだな、となるので、やはり行動に移すような表現がいいと思います。「社会をつくります」と明確に。

議長

なるほど。「目指します」では、目指していますというだけで。やはり「つくります」で統一してみましょうか。そうすると二つ目からまた考えないと。

委員

「認める社会をつくる」とか。

議長

「認める社会をつくります」、「認めるまちをつくります」

委員

市民憲章だと、すべて平仮名の「まちをつくります」と、なっています。

議長

市民憲章はそうなっていますが、市民憲章と一緒にしますか。

委員

「まちをつくります」で全部合わせるなら、「『男女がともにいる風景』のまちをつくります」

議長

一つ目ですね、「『男女がともにいる風景』のまちをつくります」、もう少し何かないですか。

委員

一番はこれでいいのではないですか。

議長

一番はこれでいいですか。

委員

「風景」が入っているので。

議長

「風景」が入っているからということで。では、一番は置いておいて、二つ目を。

委員

「守り合うまちをつくります」

議長

「お互いの人権を認め守り合うまちをつくります」

委員

「まち」というのは甲府市のことですよね。

議長

そうですね。

委員

「社会」と書いて(まち)にしたらどうですか。

委員

社会と書いて(まち)とルビをふって。

議長

ではやってみましょうか。では、(まち)をルビにしましょう。「一人ひとりを大切にし、お互いの人権を認め守り合う社会(まち)をつくります」。市民憲章を超えてしまった。すごくいいのではないでしょうか。では三つ目はどうですか。これは特性の問題ですね。「男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習・慣習を」

委員

「正すまちをつくります」

委員

「正すまち」というと、「まち」に主導権が。「正す」のは私たちが正すので、「正します」でいいのではないかと思います。「まち」にすると全体に責任転換しているような。一人ひとりが行動するという意味にしたいなと。因習を正すのは社会ではなく私たち個人が、ということで原文のままでもいいかなと。

委員

そうですよね、5番でも「家庭をつくります」。これもまた「社会をつくります」にするのは無理がありますから、わざわざここで「社会をつくります」をスタイルだけのために作り直すのは。

委員

やはり、一人ひとりが、というのが大事ですよね。

委員

語尾は統一しない、ということでもいいのではないでしょうか。

委員

これは市民憲章ですから。

議長

では、できるだけ揃えられる所は揃えてということで、「男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習・慣習を正します」でいいですか。

委員

ダイレクトでいいですよね、やるぞという感じがして。

議長

四番目ですが、「生涯を通した性と生殖」、これは前も出ましたけれども、やめたほうがいいですか。

委員

「性と生殖」という所が一般的には、ということですね。

委員

ここは、プランの基本目標の中では男女の生涯にわたる健康づくりとあるのですよね。ですから、そういうことを含んでいただけるように、例えば「男女がともに支え合う健康づくり」とか、「性と生殖」を取るのであれば、健康ということを念頭に置くとするならば。

議長

この場合の健康というものは。

委員

ニュアンスとしては、すべて含まれています、健康という概念を置くならば。人権というところに性と生殖も含まれていますよ、というのであれば入っているというようにして。そして健康はそれぞれ違うので支えあっていくのだよ、という視点で置くならば、「男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりを目指します」で、いいのではないでしょうか。

議長

やってみましょうか。「男女がともに生涯をとおした」から始まるのですか。

委員

いえ、「支え合う生涯」です。

委員

「男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりを目指します」

委員

「合う」は漢字ですか。上は漢字です、「守り合う」が。

委員

上に合わせていただいて。

議長

では、この項目はとりあえず維持して、今のような形に、健康づくりという概念にして組み替えようということです。

やはり、生涯をとおしたと云っているので、健康づくりはすべて含んでいるということですね。イメージできますね。

委員

そうですね。

議長

では、ここの所はよろしいですか。

委員

心身は要りませんか。男女の心身の健康づくり、心と体を両方入れる必要はないですか。

議長

どこですか。

委員

「生涯をとおした心身の健康づくり」、心の健康と体の健康ともに生涯にわたって、というように。

委員

もっと広いのですよね。すべて健康の定義は心も体も、性的にも。

委員

もう入っているのですよね。ですから、わざわざ言わなくてもいいような感じが。そのまま「健康」といった瞬間に心も含まれるような。

議長

「心身」を入れて明確にしていくか、「健康づくり」という言葉にすべてまとめてしまうか、ということですね。

委員

そうですね。

議長

「男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりを目指します」

「男女がともに支え合い、生涯をとおした心身の健康づくりを目指します」

委員

「生涯にわたる心身の健康づくり」のほうがいいですかね。

議長

「生涯にわたる心身の健康づくりを目指します」、「生涯にわたる」、「生涯をとおす」

委員

「目指す」しかないですか。

委員

「目指す」は、だめですね。

委員

「目指す」ですと、目指したら達成したことになるので。

委員

「健康をつくります」

議長

「生涯を通した健康をつくります」、妙ですかね。

委員

「健康づくりをします」では、どうですか。

委員

「健康になります」は、違うか。

議長

まだ課題が残っていますが、もし「健康づくり」という言葉に心身がイメージされるようでしたら文章は短い方がいいと思います。それがイメージされなかったら、「心身の」という明確な形で入れておくのがいいかなと思いますが。

委員

「健康づくり」というのは、摂生をしたりそういうひとつのことですよね。「健康づくりをします」の方がいいと思います。「健康になります」でもいいですが、「健康づくりを目指す」というのはどうも。

委員

一人ひとりが自覚するということですよね。

議長

そうです。主語は私たち市民ですから。

委員

参画プランには「努めます」とあります。「健康づくりに努めます」

委員

達成目標としたときに、先ほどの「目指す」と一緒で努めたら達成したことになるので。行なったということが分かるほうがいいので、「します」でいいのでは。「健康づくりをします」

議長

では、「します」ということで。「男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりをします。」

「男女がともに支え合い、生涯にわたる心身の健康づくりをします。」

委員

皆さんがここは入っているというのが一般的であれば、おっしゃるように初めて聞いた人が心をイメージする度合い。「健康」という言葉を聞いた時に一時的には体を思い浮かべる人が多いのかと。

委員

確かに、一般的にはそうかも知れないですね。

委員

「男女がともに」というと、性と生殖をなんとなくイメージしますよね、書いていませんが。

議長

どちらにしても、男女がともに支え合い、健康づくりがピンと来ないような、男女共同参画的に健康づくりというのが性と生殖の問題を前提にしているのですよね。男女がともに、だから男女が、というのがあるのが、ひとつ売りですよね。

委員

次の箇所に人格の尊重とか、人権ということにすべて含まれるので。だから私としては、あえて健康、健康という側面を文に入れると少し無理があると。健康の、互いに健康というよりも関係性を、人権を配慮していれば自然に性と生殖の人権の健康というところにも、子育ても女性だけに大変な労力がかかる、介護もそこにかかる、という全部が網羅されるので。4番目に健康が入ってくると、前回も云いましたように、違和感があります。あえてというところで、非常に健康という概念を心的にも、社会的にも、霊的にもという視点が入ってきているので。

議長

では、ここであえて健康づくりのために、この一文を入れることもない、ということでしょうか。

委員

プランの基本目標が6点ありましたので、そこに合わせていこう。ということでした。

委員

そうすると、心身の健康づくりというのは2番目に入って、性と生殖における理解と尊重というところで全部云っているので心身となっていますよね。ですから、ここだけ健康が入ってくると大きい意味で云ってしまったほうがいいのかな、と。心身と入れないで。

議長

心身の健康というのではなくて、入れるとしたら上のほうを使いたい。

委員

はい、そうですね。では、そうしてください。拘りませんので。

議長

それでは、上のほうを残して。しかし、この問題は先ほど先生がおっしゃったようないきさつがある、ということです。では5番目ですか、「互いの人格を尊重した温かい地域や家庭をつくります」、今の寒い冬にぴったりの。

委員

温かい。

議長

不景気だし、なんとなく殺伐としているのに温かい。では、とりあえずこれとして。その下はどうでしょうか。「働く意欲や能力が『ひとりの人間』として公平にいかされる社会(まち)をつくります」

委員

それは、いいのではないですか。

議長

「いかされる」というのが平仮名になっていますが、これはどうでしょうか。

委員

「生きる」という漢字ですか。

議長

生きるというのか、活動、生活の活、平仮名というのは見にくいなと思うのですが。では議論してみましょう。「いかされる」というのは平仮名より漢字のほうがいいと思うのですが、皆さんはどうですか。漢字に変えるとしたら、どちらがいいですか。

委員

「活かされる」ですね。

議長

では、「公平に活かされる社会(まち)をつくります」

委員

なにか「働く」ということが。これはもともと職場だったので、「働く」になったのですが、これを取ってしまうと、「働く」というのが妙に具体的ですよね。社会参加と云っているのでしたら、もう少し何か。

議長

ただ、「働く」というのは非常に重要な要素だと思うのです、男女共同参画においても。そういうものはどこかに入れたい。今までのものは物を決めるという参画だったりするのですが、人間にとって働くということは、やはり自立していく上で必要な要素だと思うし、そういうことが意識できるような。

委員

逆に職場という文言がないために、「働く」という意味が生きてくるということですか。

議長

そうですね。抽象的にいうと、すでに前文でそれを云っていますからね。

委員

やはり、職場をいかすのであれば「働く」というのを職業とか就職とか、「働く」だと家事労働も全部入ってくるので、職を持つ意欲とか。もし職業ということであればそのように明確にした方がいいですし、もっと総括的に云うのでしたら先ほどのものでいいと思いますし。

委員

今、貧困というと女性の貧困も入り、すべてが含まるようなニュアンスです。例えば、「一人の人間として働く意欲や能力が公平に活かされる」とすると、家庭でも職場でも全体に響くのではないかな、と。

議長

あまねく考え方、意欲とか能力ということですね。

委員

「ひとりの人間として」が先に来れば、どこの環境に左右されている言葉、というふうになるので。

議長

「ひとりの人間」が係わるところは、どこでもそういう状況が満たされるということ。なるほど、では少し変えていきましょう。「『ひとりの人間』として働く意欲や能力が公平に活かされる社会(まち)をつくります」

委員

ニュアンスが変わってきましたね。

委員

あと、「機会均等」もニュアンスに入れたい。意欲や能力というのはその人個人のものですが、機会というのは自分ではどうにもならないところがありますので、そうしたものも公平に回ってくるような。働く機会にすると、仕事だと、すぐ云ってしまうので、あえて抜いてもいいという気もします。本人の意思ということで。

議長

公平の中に機会というのは入りますかね、公平な評価、公平な機会。

委員

入ります。

議長

社会として公平な機会を与えるべきだという、そういうことも含めるということですね。「公平かつ均等に」ですか。「公平に、均等に活かされる社会」。「公平」を「均等」に変えますか。

委員

やはり「公平」の方がいいと思います。

議長

「公平」の方がいい。では、「公平」の中に均等を入れるという理解でいいですか。

委員

はい、「公平」に入っていますよね。

議長

それでは、これでいいですね。もう一度通して読んでみましょう。お願いします。

委員

ひとつ、物事を決めるすべての場面で「男女がともにいる風景」をつくります。

ひとつ、一人ひとりを大切にし、お互いの人権を認め守り合う社会(まち)をつくります。

ひとつ、男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習・慣習を正します。

ひとつ、男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりをします。

ひとつ、互いの人格を尊重した温かい地域や家庭をつくります。

ひとつ、「一人の人間」として働く意欲や能力が公平に活かされる社会(まち)をつくります。

議長

ありがとうございます。3つ目の特性のところですが、「・」が妙に感じました。声を出して読んでいて、そこで止まってしまいますよね。

委員

「因習や」

議長

やはり「や」ですか。「や」を入れましょうか。「社会的因習や慣習」、「因習と慣習」。やはり「や」ですね。「男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習や慣習を正します」。では、全体としてどうでしょう。

委員

前文から通して読んでいただいていいですか。

議長

はい、ではタイトルから。

甲府市男女共同参画都市宣言文

私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りにしています。人間らしく生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます。

私たち甲府市民は、男女が平等で、それぞれの尊厳を重んじ、一人ひとりがいきいきと活躍できる社会の実現を目指し、ここに「男女共同参画都市」を高らかに宣言します。

ひとつ、物事を決めるすべての場面で「男女がともにいる風景」をつくります。

ひとつ、一人ひとりを大切にし、お互いの人権を認め守り合う社会(まち)をつくります。

ひとつ、男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習や慣習を正します。

ひとつ、男女がともに支え合い生涯をとおした健康づくりをします。

ひとつ、互いの人格を尊重した温かい地域や家庭をつくります。

ひとつ、「一人の人間」として働く意欲や能力が公平に活かされる社会(まち)をつくります。

こうなりました。どうでしょう。

委員一同

(拍手)

議長

素晴らしい。それなりに、確信があり、夢があり、荘厳な感じもするし、それでいて重くなくて、いいですよね。あと「互い」という言葉ですが、上の方は「お互い」となっていて、下の方は「互い」になっているのですが、どうでしょうか。もう自画自賛の域になって、よく分からなくなっていました。

委員

「お」は、要らないのではないですか。

議長

「お」は要らないですね。では、「一人ひとりを大切にし、互いの人権を認め守り合う社会(まち)をつくります」。これでよろしいでしょうか。

私は、憲法の場合も学生に音読するように言うのですよ。音読することで荘厳な響きとか確信とか、目指す希望や未来というのを感じるので。この文も読んでいて、そういう気持ちになりますね。

はい、ありがとうございました。宣言文は完成いたしました。事務局お願いします。

(課長より、お礼のあいさつ)

(事務局より、今後の予定について説明)

2月、パブリック・コメントの実施

3月、甲府市男女共同参画審議会の開催

6月、定例市議会において議会の承認予定

平成26年2月、男女共同参画フォーラムにおける記念式典の開催

以上

なお、意見集約の結果は次のとおり。

甲府市男女共同参画都市宣言文(案)

私たち甲府市民は、長い歴史と美しい自然に恵まれたふるさと甲府市を誇りにしています。人間らしく生きることを最高の価値として考え、多様性を重んじる持続可能な社会を目指し、平和で幸福な生活が営める人間関係を、ここ甲府市で築きます。

私たち甲府市民は、男女が平等で、それぞれの尊厳を重んじ、一人ひとりがいきいきと活躍できる社会の実現を目指し、ここに「男女共同参画都市」を高らかに宣言します。

1.物事を決めるすべての場面で「男女がともにいる風景」をつくります。

1.一人ひとりを大切にし互いの人権を認め守り合う社会(

 

まち)をつくります。

 

 

 

1.男女の特性に基づく差別をなくし、社会的因習や慣習を正します。

 

 

 

1.男女がともに支え合い、生涯をとおした健康づくりをします。

 

 

 

1.互いの人格を尊重した温かい地域や家庭をつくります。

 

 

 

1.「ひとりの人間」として働く意欲や能力が公平に活かされる社会(

 

 

まち)をつくります。

 

 

 

 

 

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市民総室人権男女参画課男女参画係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎4階)

電話番号:055-237-5209

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