更新日:2025年4月11日
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ブランディングを通して、輝く起業や事業を増やし、山梨全体を輝かせたい
総合プロデュースの会社で3年間従事した後、26歳で独立し、山梨県内の事業主、企業、自治体などのブランディング支援を行う株式会社DEPOT(デポ)を設立した宮川さん。
輝く企業や事業が増えれば、山梨全体が輝くという想いのもと、ブランディングとは「愛の総量を増やすこと」と考え、事業主との対話やヒアリングを大切に、多岐にわたる総合的なクリエイティブ制作を行い、事業活動をサポートしています。「命を最大限活かして輝く人であふれる、美しく幸せなまち」という未来を目指して、自分にできるワクワクすることを選択していきたいと考えている宮川さんは、創業してから10年目となる今年(2025年)、事業形態を転換する大きな決断をし、新たな挑戦をはじめようとされています。
DEPOT(デポ)では、山梨県内の事業主、企業、自治体さんなどのブランディング支援を行っています。
ブランディングとは、「愛の総量を増やす」つまり、内外の愛着や愛情を増やしていくための活動だと考えています。
そのため、事業主との対話やヒアリングを通して、コンセプトや理念、シンボルなどのCI(コーポレートアイデンティティ)・VI(ビジュアルアイデンティティ)を構築することをはじめ、企画やディレクションを通して、広報PR、商品サービス、建築空間など、多岐にわたる総合的なクリエイティブ制作を行い、愛を増やす事業活動をサポートしています。
私たちはこの仕事を通して、輝く企業や事業が増えれば、山梨全体が輝くと思っています。
また、個人ひとりひとりにおいても、「命を活かして輝く人」が増えれば、後世にも誇れるような、美しく幸せな街になると思っています。
そのため自主事業では、読書と対話をテーマにした「TO-CHI(トーチ)」というシェアスペースをつくり、さまざまなイベントなどを通して「自分と出会うための時間と空間」を企画し運営しています。
20代の会社員時代、プロデュース会社に入り、全国や地域の色んな仕事に関わらせてもらいました。さまざまな貴重な経験をさせてもらう中で、ボスの人脈や経験、営業力の中で仕事をしている自分に気付きました。
山梨の美しい未来をつくる力をつけるためには、もっと自分の価値観をしっかり持って、同世代のクリエイターたちと出会い、自分の力で表現することを経験したほうがいいのでは、と思うようになりました。そのときにいくつかの出会いがあり、「社会を豊かにする仕事」の力になりたいと思うようになり、立ち上げたのがDEPOTです。これが26歳の時です。
最初はフリーランスで小さな仕事からはじめ、食べていけているとは言えない状態でしたが、クリエイターたちや、一緒に働いてくれる仲間たちとの出会いにも恵まれ、大きなプロジェクトも任せていただけるようになり、28歳で法人化するに至りました。
実は「起業した」という自覚はなく、こっちのほうがいいかな?と必要に駆られていろいろ進んでいったら、自然と今の形になっていったように思います。
起業して良かったと思うことは、たとえ小さな船だとしても、自分自身で方向を選び、舵を切ることができることです。
「失敗も、成功も、誰のせいでもなく自分が選んだ先のことで、最高の学びである」という実感は、自分の軸を強くしてくれていると思います。
みんながそういう感覚を持てたら、素敵だなと思っています。
ただ、私は「起業」だけが正解じゃないと思っています。
人は、全員違う特徴や才能や、性格を持っているから、自分にとってやりたいことをやるのに、起業が合っているかどうかは、よく考えてみてもいいと思います。
何が大事かといえば、「自分がやりたいことを、自分が選んでやっている」という感覚を持つことかなと思っています。
日々ワクワクする選択を、多くの人が選べるような世の中になったらいいなと思っています
実は、10年目である今年(2025年)、大きな決断をしました。
これまでやっていた事業の形を大きく転換させていくという決意です。これまで長くやってきたことを手放すことでもあります。それをやることで、やりたいことはいくつかあります。
一つは、自己表現、執筆活動です。
noteなどの媒体で、これまでDEPOTで培ったブランディング支援やクリエイティブ制作、ディレクションなどのことを発信していくことや、自分のまちづくりに対する考えや、社会の課題に対する自分の価値観などを、もっと表現する場を持ちたいと思っています。
講演やトークイベントなども積極的に受けていきたいです。
二つめは、TO-CHIなどの空間を使ってより「自分に出会う」時間や空間を提供することです。
そのためのイベントや、コミュニティ、商品サービスをつくり、色んな人と楽しく運営することです。
三つめは、新しい事業の企画と実現です。
これからの時代には必要なことは何かを、自分なりに考えたワクワクする企画があります。
これを早く形にしたいと考えています。
まだ伝えられることは少なく漠然とした記述ですが、行動し、実現することで皆さんに伝えていきたいです。
「命を最大限活かして輝く人であふれる、美しく幸せなまち」という未来を目指して、自分にできるワクワクすることを選択していきたいと思います。
子育てと仕事を両立するための工夫は何もできておりません。笑
家族にかなり頼っていたり、家事代行の方にお世話になったり、仕事のほうにも迷惑をかけたり、もしかしたら娘にもちょっと我慢させてるところもあるかも、なんて思ったりしながら、日々過ごしております。
ただ、家事・育児をみんなに頼らせてもらっている分、自分がもらった時間は、自分の才能を最大限活かして、社会や人の役に立てるようにしようと、感じています。
ちなみに私は「子育て」も、とても素晴らしい立派な「仕事」だと思っています。
そして、得意な人もいれば、苦手な人もいる。
私は多分、苦手なほうだと思います。笑
だからこそ、子育てに関わるすべての方々をリスペクトしていますし、サポートしてくれる皆様には、感謝が尽きません。
これは、経営者やクリエイターなどに向けるリスペクトに対して全く劣るようなものではありません。
今世の中で言われている「女性活躍」とは、いったい何を指しているのかな?と疑問に思う時があります。
そもそも、男性優位のモノサシで決めた「女性活躍」なら、それを変えたっていいのかなと思います。
専業主婦だって立派な活躍だし、女性にしかできないこともたくさんあります。大切なのは「個性」で、自分という人間に生まれたことを最大限に活かすことだと思っています。
「仕事とは何か?」「活躍するとは何か?」といったこと自体も、社会でもっと議論されてもいいのかなと思っています。
お金の流れだけ見ていたらわからない、大切なことがこの社会にはたくさんあると思います。
「活躍」が「自分という個性や生命を最大限に活かし、人や社会の役に立つこと」だとすれば、もうとっくに女性は大活躍だし、これからももっと可能性が広がっているような気がしています。
皆さんの心の奥底にある、「本当にやりたいこと」を見つけて、思いっきり楽しくワクワクすることに踏み出せるといいですよね。
社会の価値観に縛られ、合わせるのではなく、自分たちが価値観をつくっていける世の中に。
そのためには、自己理解が大切で、「自分が何に愛や情熱を注げるのか?」
こことしっかり向き合い、大切にしていけるといいですよね。
あとは、やりたいことがあるなら、心の中でモヤモヤ考えているだけではなくて、人に話してみたり、発信してみたり、少しやってみたりすると、自然と道が開けることが多い気がします。
「知っているから、行動できる」のではなく「行動するから、知ることができる」のだと、日々感じています。
株式会社DEPOT 代表取締役 プランナー/クリエイティブディレクター
読書と対話のシェアスペース「TO-CHI」主宰
甲府まちなかエリアプラットフォーム 副会長
1987年山梨県甲府市生まれ。
京都工芸繊維大学で建築設計・都市論を学んだ後、「地元山梨をいい街にしたい!」とUターン就職。
総合プロデュースの会社で3年間従事した後、独立しDEPOTを設立。
「社会を豊かにする仕事×クリエイティブな力」をコンセプトに、
企画・コピー・ディレクションを軸にした制作で、
山梨の企業や自治体のCI、広報PR、商品サービス、建築空間など
総合的なブランディング支援をおこなう。
DEPOT:https://www.depot-yamanashi.jp/(別サイトへリンク)
TO-CHI:https://www.instagram.com/book_tochi/(別サイトへリンク)
甲府まちなかエリアプラットフォーム:https://kofu-machinaka-ap.com/(別サイトへリンク)