SDGs未来都市
甲府市が「SDGs未来都市」に選定されました!
甲府市は、SDGsの達成に向けて優れた取組を提案する都市として、内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
令和6年5月23日に、令和6年度「SDGs未来都市」選定証授与式が開催され、選定証を授与されました。

自見地方創生担当大臣(右)より選定証を授与された奥原副市長(左)【写真提供:内閣府】
SDGs未来都市とは
SDGs未来都市は、SDGsを推進しようとする全国の自治体の中から、特に先導的にSDGsに取り組み、持続可能なまちづくりを推進する自治体を国が選定するものです。
甲府市の提案内容
提案タイトル
【先人が築いた遺産を礎につくる未来都市こうふ】
武田家のレガシーをはじめとする歴史・文化遺産、昇仙峡や国立公園の自然資源など、先人たちが築いた多様な地域資源をSDGsの理念と手法を積極的に活用して再活性化すると共に、水素エネルギー研究開発機関等の集積やリニア中央新幹線の開業という最先端な環境を活かし、継承と変革が調和した新たな価値を創造するまちづくりを推進していきます。
甲府市が目指す「2030年のあるべき姿」
- 一人一人が輝き活躍できるまち
人権の尊重とジェンダー平等が実現し、性別や年齢、国籍等に関わりなく、一人一人がそれぞれの希望に沿って、知識や経験等を地域社会で活かし、輝き活躍できるまち。
子どもだちの主体性や自立心を育み、子ども自身の力を引き出すことのできるような体験や機会を創出し、子どもたちが自ら夢に向かって育つ環境が整備されたまち。
- 多様なライフスタイルが叶うまち
テレワークやサテライトオフィスの誘致、ディーセント・ワークの定着が促進され、働き方の変化により多様化した個人のライフスタイルにマッチした地域社会が実現したまち。
地域産業と雇用環境の充実と共に、子育てや教育環境など良好な生活環境が整備され、本市に感心を寄せる人々が流入することで、地域社会が活性化したまち。
- 持続可能な成長ができるまち
中心市街地やその周辺部をはじめ、あらゆる地域において、日常生活や経済活動と、環境への配慮が調和した、持続可能な成長ができるまち。
宝飾をはじめとする地場産業の強みや、社会環境の変化などによる好機を活かしながら、地域課題を解決するための産業全体の連携体制が図られ、「稼ぐ力」「雇用力」が向上したまち。
- 誰もが協働できるまち
市民や活動団体、事業者、行政などが、SDGsの共通理念を旗印として同じ目的意識を持ち、互いの立場を尊重する中で同じ目的に向かって協働しているまち。
外国人の留学生や労働者が増加傾向にある本市において、多文化共生の理解が浸透し、外国人市民が地域社会の担い手として活躍しているまち。
- 安全・安心に住み続けることができるまち
いつ起こるかわからない災害に対して、行政による公助はもとより、一人一人の自助意識が高められ、とりわけ、身近なつながりによる共助など、あらゆる主体が適切に連携し、世代や性別の視点にも配慮した地域防災力が備えられており、地域強靭化の進んだ安全・安心に暮らせるまち。
本市の豊かな自然環境が保全されており、再エネや省エネの積極的な転換によりカーボンニュートラルが促進された循環型のまち。
- 誰一人取り残さない「Society 5.0」のまち
人口の地域差がある本市において、全ての市民が公平にIoTやデジタル技術の恩恵を受けられる環境が整備され、誰一人取り残すことがない「Society 5.0」が実現したまち。
市民がデジタル技術を効果的に活用するためのデジタル環境が整備され、行政手続きのオンライン化や、市民が求める生活や健康に関する情報発信が可能となり、高いデジタルリテラシーを持った市民が快適で元気に活躍しているまち。
- 「new era(新時代)2024」に対応可能な行政運営の実現
2040年問題に対応可能な行政サービスを提供できるよう、デジタル技術が積極的に導入され、社会の変革に対応した簡素かつ効率的で機動的な行政運営が実現したまち。
業務のスリム化やICTの活用などにより、限られた労力、時間の中でも職員が能力等を最大限発揮できるような環境づくりが行われ、生産性の高い行政力が保たれたまち。
具体的な取組
地域産業の高付加価値化による持続可能性の向上と「稼ぐ力」「雇用力」の強化
- 輝きあふれる地場産業づくり
生産量日本一の宝飾をはじめ、ワインの醸造や甲州印伝の生産など、先人から引き継がれてきた伝統ある地場産品のPR推進や、首都圏から本市までの地場産品ツーリズムなどを展開することで、より多くの方に知っていただき、直接手に取ってもらう機会を創出し、地場産品の認知度の更なる向上や新たな顧客の獲得につなぎ、「稼ぐ力」の向上を目指します。
- 観光資源の高付加価値化
ブランド力のある「武田信玄」や「日本遺産」をはじめとした本市の多種多様な地域資源を活用した誘客と、観光資源の高付加価値化を促進する施策を展開するとともに、「県央ネットやまなし」による「連携自治体ツーリズム」などを展開し、観光客の誘客及び消費拡大を促進し、自然とまちが織りなす都市観光を目指します。
- 多様なマッチング機会による産業振興
市内の中小企業と、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップ企業とのマッチングによる事業連携体制の構築を進め、技術開発や市場創出を促進するとともに、「県央ネットやまなし」による合同企業説明会の開催等を通じた若者と企業のマッチング機会の創出などにより、地域産業の振興を図ります。

多様なライフスタイルに対応した選ばれるまちづくりによる人口減少の抑制
- 切れ目のない少子化対策の推進
妊娠期から子育て期において、一人一人に寄り添ったきめ細かな相談・支援により、保護者の子育て負担の軽減等を図る「子育て支援」と、様々な体験機会を通じ、子どもが自ら育つことを応援する「子育ち応援」の両輪による支援等の充実を図ることで、安心して子どもを産み、育てられる環境を整備します。
- 誰もが活躍できる地域社会の実現
女性の起業等を応援するためのセミナーや交流会の開催等による、女性の個性と能力が十分に発揮できる社会の実現の促進や、市内大学の留学生と市民との交流イベントの実施などによる「地域の国際化」の推進など、ジェンダー平等や多文化共生が実現した誰もが活躍できる地域社会を目指します。
- 未来の甲府を見据えた新たなまちづくり
リニア中央新幹線の開業を見据えた公民連携によるリニア駅周辺の特色あるまちづくりや、多彩な地域資源や特性を活かした中心市街地の活性化に向けた地域づくりなど、未来の甲府を見据えた新たなまちづくりを推進することで、本市の魅力向上と首都圏からの人の流れを創出し、関係人口の増加を図ります。

次世代エネルギーの普及やカーボンニュートラル推進によるゼロカーボンシティの実現
- 次世代エネルギーの地産地消の促進
「こうふグリーンラボ」を拠点に、本市が高いポテンシャルを有する水素や太陽光をはじめとした次世代エネルギーの地産地消を促進し、地域産業やまちづくり、市民生活へ浸透させることで、環境負荷の低減はもとより、新たな付加価値による地域の活性化につなぎ、エネルギーミックスにより経済・社会・環境の好循環を創出する“グリーンなまち甲府”を目指します。
- 豊かな森林の活用
適切な森林整備の推進、林業従事者の安定的な確保、森林資源の活用推進などに効果的かつ円滑に取り組むとともに、幼児期から木に触れる木育体験機会の創出により、森林保全の好循環につながる取組を推進し、木材の生産に加え、地球環境保全や生物多様性、水源の涵養、災害防止といった多面的な森林機能の持続性を高めていきます。
- 資源の循環の推進
ミックスペーパーや容器包装廃棄物の分別排出を推進し、有価物・資源物の回収量増加を図るとともに、環境省の推進する「プラスチック・スマート」の推進や、生ごみを土の中のバクテリアの力で分解して土に還す生ごみ処理器「キエーロ」の普及啓発、ごみ分別アプリの多言語化等により、家庭及び事業所から排出されるごみの減量化・再資源化を促進します。

SDGs未来都市計画
SDGs未来都市に選定された都市は、国とも連携しながら、提案内容を更に具体化するため、3年間の計画を策定することとなっています。
SDGs未来都市に選定されたことを受け、2030年のあるべき姿の実現に向けて、2024年度から2026年度までの3年間の取組について「甲府市SDGs未来都市計画」を策定しました。
本計画に基づき、より一層力を入れてSDGsを推進し、持続可能な未来都市こうふを目指します。
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財政経営室SDGs推進課SDGs推進係
〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎6階)
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