ここから本文です。
更新日:2023年12月7日
本庁舎4階大会議室
本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
はじめに、武田信玄公の父・信虎公が躑躅が崎の館に移り住んだ12月20日を「甲府のはじまりの日として」昨年、記念日登録した「こうふ開府の日」を祝う、イベントを開催いたします。
日時は、12月20日(水)午後5時から午後8時まで、場所は、甲府駅北口アシストエンジニアリングよっちゃばれ広場です。
イベントでは、夢や願いを込めたランタンに加え、花火の打ち上げ、市内中高生によるステージ発表のほか、「こうふドリームキャンパス」スペシャルステージとして、シンガーソングライターの宮沢和史さんやテレビアニメ『ポケットモンスター』のメインキャラクターである「サトシ役」の声優でおなじみの松本梨香さんなどにご出演をいただき、市民の皆さまと一緒に「こうふ開府の日」をお祝いしていきたいと考えています。
ぜひ、多くの皆さまにご参加いただきたいと思います。
それでは、12月5日に開会が予定されています、12月市議会定例会への提出案件について、その概要をご説明いたします。
お手元の資料1「提出予定案件表」、裏面の2ページ目をご覧ください。
予算案件 5件
条例案件 5件
人事案件 2件
その他の案件 13件の合計25案件であります。
資料の表面にお戻りください。
はじめに、「予算案件」につきましては、No.1の「一般会計補正予算第7号」ほか、No.2からNo.4までの3会計の補正予算及び、No.23「一般会計補正予算第8号」の計5案件であります。
No.1「一般会計補正予算第7号」では、がん治療による外見の変化を補完する補整具の購入費用を一部助成する「がん患者アピアランスケア支援事業」のほか、誰もが気軽に運動を楽しむ機会の充実を図るため、緑が丘スポーツ公園に健康器具を設置する「ちょいトレ」プロジェクト推進事業や、ふるさと応援寄附金の増加に伴う返礼品の送付等に係る経費などを計上いたしました。
次に、No.2「国民健康保険事業特別会計補正予算第1号」は、産前産後保険料免除制度の創設に伴うシステム改修費などを計上いたしました。
次に、No.3「後期高齢者医療事業特別会計補正予算第1号」は、後期高齢者医療広域連合納付金が当初の見込みを上回ることから予算を増額するものであります。
次に、No.4「病院事業会計補正予算第2号」は、抗がん剤等の高額薬品の使用量の増加に伴う材料費等を増額するものであります。
次に、No.23「一般会計補正予算第8号」では、国の「デフレ完全脱却のための総合経済対策」が策定されたことに伴い、物価高騰の影響を特に受ける住民税非課税世帯の方々の生活を守るため、1世帯あたり7万円の給付金を支給するための経費を計上いたしました。
続きまして「条例案件」につきましては、No.5「甲府市農業集落排水事業の設置等に関する条例制定について」など5案件であります。
そのほか、No.24「公平委員会委員の選任について」など「人事案件」が2件
そしてNo.10~No.22までの「指定管理者の指定について」の「その他の案件」が13件であります。
私からは以上ですが、提出案件の詳細につきましては、担当部長が説明いたします。
(行政経営部長)
私からは、提出予定案件表のうち、予算案件以外の条例案件等につきまして、その概要をご説明申し上げます。
最初に、No.5の「甲府市農業集落排水事業の設置等に関する条例制定」及びNo.6の「甲府市浄化槽事業の設置等に関する条例制定」につきましては、それぞれの事業について、施設の老朽化や人口減少による収入の減少などにより経営環境の厳しさが増す中において、安定的・将来的なサービスを提供していくためにも、公営企業会計に移行し、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上等に取り組んでいくことが必要であるとの国からの要請を受け、令和3年度に策定した経営戦略を踏まえ令和6年4月から地方公営企業法の一部を適用し公営企業会計へ移行するに当たり、地方公営企業法に基づき、条例を制定し、必要な事項を定めるものであります。
次に、No.7の「甲府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、地方公共団体への義務付け・枠付けの緩和等を行うため、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」が施行され、それに伴い、認定こども園の認定等に係る県への事前協議を事前通知に見直すなど、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(いわゆる「認定こども園法」)」等が一部改正されたことから、所要の改正を行うものであります。
次に、No.8の「甲府市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定」につきましては、「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」が施行され、関係政令や関係省令が整備されたことに伴い、令和6年1月より出産被保険者の出産予定日の属する月の前月から翌々月までの期間に係る所得割保険料及び被保険者均等割保険料の減額措置を講じるための所要の改正を行うものであります。
次に、No.9の「甲府市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定」につきましては、本市水道事業の健全な運営を確保していくため、甲府市水道料金等審議会の答申を最大限に尊重する中、水道料金に係る基本料金及び水量料金を改定するにあたり、所要の改正を行うものであります。
次に、No.10からNo.22までの「指定管理者の指定」につきましては、甲府市マウントピア黒平ほか12件(全46施設)について、指定管理者の指定期間が本年度末をもって満了するにあたり、引き続き指定管理者による管理・運営を行うため、指定管理者を指定するものであります。
ここまでが、11月28日までに送付した案件であります。
次に、No.24の「公平委員会委員の選任」につきましては、本年12月23日をもって委員1名が任期満了となりますことから、後任の委員の選任について、議会の同意を求めるものであります。
次に、No.25の「人権擁護委員候補者の推薦」につきましては、令和6年6月30日をもって委員1名が任期満了となりますことから、後任の委員の推薦について、議会の意見を求めるものであります。
ここまでが、12月5日に送付を予定している案件であります。
その他、案件表欄外に記載の報告事項1件につきましては、和解及び損害賠償に係る専決処分についてであります。
私からは、以上でございます。
(企画財務部長)
私からは、補正予算関係につきまして、ご説明させていただきますが、今回は、11月28日送付分と12月5日送付分で資料を分けておりますので、はじめに11月28日送付分からご説明をさせていただきます。
それでは、お手元に配付させていただきました、「令和5年12月甲府市議会定例会補正予算概要(11月28日送付分)」をご覧ください。
⑴の「補正予算集計令和5年度補正予算」でございますが、①の「一般会計(第7号)」といたしまして、26億1,176万8千円、②の「国民健康保険事業特別会計(第1号)」といたしまして、659万2千円、③の「後期高齢者医療事業特別会計(第1号)」といたしまして、6,325万円、④の「病院事業会計(第2号)」といたしまして、2億3,192万8千円を計上し、総額では、29億1,353万8千円の増額補正となっております。
続きまして、⑵の「補正予算の内容」につきまして、まず、①の「一般会計補正予算(第7号)」の、主なものをご説明させていただきます。
はじめに、№1の結婚新生活支援金の増額につきましては、結婚に伴う新生活のスタートアップを応援する「結婚新生活支援金」におきまして、所得要件が緩和されたこと等に伴いまして、事業費が当初の見込みを上回ることから、予算を増額するものであります。
次に、№2の住民基本台帳法の一部改正に伴うシステム改修につきましては、住民基本台帳法の一部改正に伴い、「住民票」及び「戸籍の附票」の記載事項として、新たに「振り仮名」が法制化されますことから、住民基本台帳システムの改修を行うものであります。
次に、№8の障害福祉サービス事業所に対するサービス継続支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染者が発生した障害福祉サービス事業所に対しまして、サービス継続に必要な消毒及び清掃等の費用を、本年4月に遡って補助するものであります。
裏面2ページをご覧ください。
№15のがん患者アピアランスケア支援事業につきましては、がんに罹患された方の治療と社会参加等の両立や、療養生活の質の向上に向け、がん治療によるアピアランス(外見)の変化を補完する補整具(ウィッグ等)の購入費用の一部を助成するものであります。
次に、№17及び№18のすこやか子育て医療費助成事業費及び、ひとり親家庭等医療費助成事業費の不足に伴う増額につきましては、昨今の感染性胃腸炎やインフルエンザ等の流行に伴います、受診件数の増などにより、事業費が当初の見込みを上回ることから予算を増額するものであります。
次に、№22のふるさと応援寄附金の増額に伴う経費の増額、№23の地域振興基金積立金の増額につきましては、ふるさと応援寄附金の増加に伴いまして、歳入において、23億円の増を見込むとともに、歳出においては、返礼品の送付等に係る経費及び地域振興基金積立金を増額するものであります。
3ページをご覧ください。
№30の「ちょいトレ」プロジェクト推進事業につきましては、誰もが気軽に運動を楽しむ機会の拡充を図るため、本市の健康づくりの拠点であります「緑が丘スポーツ公園」へ軽運動ができる健康器具を設置するものであります。
次に、②の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、産前産後保険料免除制度の創設に伴うシステム改修費のほか、資格異動による過誤納に伴う国民健康保険料の還付が当初の見込みを上回ることから予算を増額するものであります。
次に、③の後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が当初の見込みを上回ることから予算を増額するものであります。
次に、④の病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、抗がん剤等の高額薬品の使用量の増加に伴う材料費等のほか、院内での感染拡大防止対策や診療体制確保等に要する材料費等を増額するものであります。
次に、⑶の「一般会計繰越明許費」につきましては、「公共交通体系整備推進事業」他5件を追加するものであります。
次に、⑷の「一般会計債務負担行為」につきましては、(裏面)4ページにまたがりますが、「広報こうふ印刷費」をはじめ、悠遊館等における指定管理委託料など、26件の追加、及び「山城小学校校舎賃借料」の事項を「山城小学校校舎増築等業務委託料」へと変更するものであります。
続きまして、12月5日送付分の一般会計補正予算(第8号)につきまして、ご説明させていただきます。
お手元の「令和5年12月甲府市議会定例会補正予算概要(12月5日送付分)」をご覧ください。
⑵の補正予算の内容につきましては、国の「総合経済対策」に伴い、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯に対しまして、1世帯当たり7万円を支給するための経費であります。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
(記者)
「ちょいトレ」プロジェクト推進事業についてなんですけれども、軽運動ができる運動器具というのは、例えばどのようなものになるんでしょうか。
(市長)
はい。緑ヶ丘の船出広場に設置をしようと思っておりますが、どんな年代の方でもぶら下がって体を伸ばすとか、あるいは寝転んで背中を伸ばすとか、そういったストレッチや体操を補助するような器具というふうにイメージしていただければと思います。
(企画財務部長)
健康器具といたしましては、今、8種類を想定しております。今市長が申し上げました背を伸ばすベンチ、あるいはぶら下がり。また、肩まわし、あるいはストレッチをするチェア。あと平均台、こういった健康器具を設置する予定でおります。
(記者)
ふるさと応援寄付金が23億円の増ということですけれども、これは経年で見たら最高になるのでしょうか。
(産業部長)
当初の予算では22億円を見込んでおりましたが、かなり今回伸びがありまして、23億円増を今のところ見込んでいるところでございます。例年のこの時期でいきますと、今までよりも伸びが高いというような形になっております。
(記者)
各年で、暦年で見たら最高になるんですか。
(企画財務部長)
これまでの各年度のふるさと応援寄付金の実績から見ますと、過去最高となります。
(記者)
見通しとしては23億円増えるので、50億円弱ぐらいになりそうだということですか。
(企画財務部長)
今、見込みですと45億円を見込んでおります。
(記者)
使い道としては、12億円分は地域振興基金に貯金して、残りの10億円についてはNo.31のところで財源更正するという使い方でいいですか。
(産業部長)
はい。
(記者)
どういったふるさと納税の返礼品が人気で増える見込みとなっているんでしょうか。
(市長)
金額的には非常に甲府のジュエリーが好調で、昨年来人気を博しており、金額的にはそこがすごく伸びていると聞いております。また、新たにシャトレーゼさんとか、様々なところが参加をしていただいて、従来のほうとうや鳥もつ煮など様々なものも順調で、相対的に増を見込んでいるということであります。
(記者)
予算の17番と18番の医療費助成事業の件についてお尋ねします。インフルエンザも流行っているというところが、増加の要因となるのかなと思うんですけれども、例えば例年とか去年に比べて、どのくらい増えているのかとかを教えてください。
(企画財務部長)
今お話ありましたように、感染性の胃腸炎、あるいはインフルエンザ、あとRSウイルス、こういった感染性の疾病が非常に流行しているという中で、患者数が増加をしている状況ですが、見込みとしますと、昨年、すこやか医療の対象になった件数約33万件が、今見込みですと42万件を超える見込みをもっております。
(記者)
この増えた分っていうのは、そういうインフルエンザ等の感染症っていうような理解でよろしいですか。
(企画財務部長)
原因としましては、そういうインフルエンザ等感染性の疾患が流行しているというのが大きな要因としては捉えております。
(記者)
条例の水道料金の改定について伺いたいのですが、審議会の答申を受けまして、改定の内容についてどのような方向性になっているか伺いたいです。
(市長)
今回の議会で、条例の改定を提案させていただきました。具体的には、全体で平均9.37%の値上げということを提案させていただいております。試算をしたところ、平均で月に71円、年間では852円の値上げくらいになると思っております。
(記者)
答申の内容から変更された部分はありますか。
(市長)
当然、物価高騰あるいはそれがなくても廉価の方がいいわけでありますけれども、経年劣化や耐震化を進めなければならないということで、市民あるいは議会の皆さんにしっかりと内容を説明しながら、今言った形の値上げについて、答申をいただいたというところを尊重させていただきました。
(記者)
補正予算のNo.9、障害福祉サービス費の増額で、当初見込みを上回るということですが、2億5,000万円という金額を見た時に、これだけ上回る修正が必要だった理由を教えていただきたい。
(福祉保健部長)
ご質問いただきました、障害福祉サービス費の増額の主な要因でございますけども、入所、入院から在宅介護への転換とか、あと1人当たりの経費が高額になったということで、重度訪問介護/居宅介護という区分、それから共同生活援助というサービスの利用者の伸び、それから就労継続支援B型というサービスについての伸びといったところが主な要因となっております。
(記者)
どうしてそんなに伸びたんでしょうか。
(福祉保健部長)
一概に言うことはできないんですけども、想定されますのが、コロナによって医療控えが出てきたものが、コロナの収束等に伴って、利用が増えたというようなところも、主な要因かと思っております。
(記者)
病院事業会計の補正予算で、抗がん剤等の高額薬品の使用量に対する補正があるんですけど、これは入院患者とかが増えてきているっていうふうに考えていいんでしょうか。いわゆる経営改善に繋がるような状況なんでしょうか。
(企画財務部長)
今回、抗がん剤をご利用する方が増えているといいますのが、外来通院の治療室の患者さんが、国のガイドラインに沿って効果が認められると医師が判断した場合に利用するのですが、その外来通院の患者数が増えてきているという状況でございます。
(記者)
以前、リニアのまちづくりについて発表していただいた際に、まちづくり検討委員会っていうものを、この秋にはというお話があったと思うんですがそのあたりの進捗をお伺いしたい。
(企画財務部長)
現在、人選等の作業を進めておりますが、具体的な状況につきましてはまた後程、お話をさせていただければと思います。
(記者)
補正予算でも出ましたふるさと納税の返礼品についてですけれども。先般、県の方でかなり不良品が出て、苦情も出ているということで市町村と連携して、品質改善についての検討をしていくという動きがありますけれども。甲府の方でもフルーツ、果樹などの返礼品がラインナップに出ていると思いますが、品質管理について、自治体によってかなり差があるというようなことも県は言っていますけれども、甲府の方では管理状況とかどのように把握されていますでしょう。
(市長)
このふるさと納税制度、返礼品制度ができた頃は、特に生物、フルーツ、モモなんかで、時々、他の市のものが甲府にクレームが入るとか、いろいろあったんですけれども、非常に信頼問題に関わりますので、甲府もシャインマスカット等かなり好調ですけれども、それがトップという峡東の市もありますので、非常にその辺は改善されてまして、県は最近やり始めたからだと思うんですけれども、市町によって差があるというよりも、市町一生懸命頑張っていて、そういうことはないと思うんですが、やはり顔ですから、山梨県のそれぞれの市町がしっかりとそれは管理していると思っております。
(記者)
プレミアム付き商品券なんですけども、先日締め切りになったかと思うんですが、どのくらい申し込みがあったかとか。あと多数の場合は抽選とかっていうようなお話もありましたけども、その辺りの見込みを教えてください。
(市長)
先日、申し込みの締め切りをいたしました、デジタル商品券につきましてはほぼ予定通りの件数が寄せられました。ペーパー商品券の方は、予定の7割5分くらいから8割ぐらいのお申し込みがございました。
ということで、いずれも申し込んだ方々には、最大5口ですけれども、申し込んだ口数をお届けすることができることになりました。そして、使えるお店、事業所等でありますけれども、1,000件を超える登録をいただきまして、この年末、12月20日から2月いっぱいまで使っていただくことになるんですけれども。非常に生活、日用品や必需品や年末年始の買い物ですね、多くの選択肢ができたかなというふうにほっとしてるところでもあります。
以上であります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)