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更新日:2019年3月20日

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甲府市自治基本条例推進研究会 第二専門部会(平成22年11月2日)

甲府市自治基本条例推進研究会
条例推進第二専門部会会議録(要旨)

開催日時

平成22年11月2日(火曜日)午後1時30分~

開催場所

相生仮庁舎4号館2階会議室

出席者

  • 推進研究会委員(条例推進第二専門部会)4名
    石原希美委員/内藤泉委員/山田厚委員/依田敏夫委員
  • 事務局
    中村政策課長/星野係長(議会事務局)/砂長係長(政策課)/堀内係長(政策課)

傍聴者

条例推進第一専門部会委員4名
市議会1名

甲府市自治基本条例推進研究会条例推進第二専門部会

  • 開会
  • 部会長あいさつ
    依田部会長があいさつ

以降、議事進行を事務局より、依田部会長に引継ぎ

議事内容

【部会長】
すでに自治基本条例が制定されてから4年が経過しております。この間で気がついたことなどについて、活発な意見を出していただければと思います。
本日は、自治基本条例第4章の市議会の部分について検証していきます。
では、自治基本条例第4章について事務局から説明してください。

【事務局】
自治基本条例第4章の説明をする前に、本日、所用で欠席されている委員の方から事務局あてに意見及び提案をいただいております。
いただいた意見及び提案の内容について、主なものとしては、「自治基本条例に基づく甲府市の条例体系」を研究・構築したらどうかという提案と「議会基本条例」の検討会を設置したらどうかという提案がありました。
この件について委員の皆様にご報告するとともに、内容についてご意見をいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

委員の方々より、今回の文書による意見及び提案については、参考とするというご意見をいただきました。

【事務局】
続いて、自治基本条例推進研究会のこれまでの経過について報告させていただきます。
8月3日の全体会議の後、10月1日に条例推進第一専門部会を開催しました。第一専門部会では、自治基本条例全体の検証を逐条審議で行い、第1章から第3章までの条文第12条までを審議しました。
本日の第二専門部会は、自治基本条例第4章の市議会部分について検証をお願いいたします。
次に、第4章検証資料について説明させていただきます。
第13条・市議会の役割と責務に関連する事項として、議会運営等について議員定数削減や政務調査費の減額等があります。
第14条・市議会の情報の公開と説明責任および第15条・市議会への市民参加と市議会の活性化に関連する事項として、休日議会の開催や市議会だよりのレイアウト変更などがあります。
第16条・市議会の議員の責務および第17条・市議会の議長の責務に関連する事項として、議会事務局職員の人材育成を目的として職場研修の実施や会議録のCD化による経費削減等があります。

【部会長】
委員の皆様には、逐条審議という形で検証を進めていきたいと思います。
最初の第13条については、当たり前のことを条文として謳っているわけですが、ご意見をお願いします。

【委員】
参考意見として聞いていただきたいのですが、議員定数の削減について、市議会の役割を十分に機能させるには、多様な民意や、より多くの市民の声が反映できるようにする必要があることから、議員定数については法定議員上限数が良いと思います。
また、政策論議や立法活動の充実については、議員提案という形での立法活動が出来ていないと認識しております。この部分については、もっと活発な活動が必要だと思います。
条文については、文言についての修正等は必要ないと思います。むしろ、どうすれば具体的に活かされていくのかを検討する必要があると思います。

【委員】
議員定数削減については、現状の定数が適正だと思います。
しかし、あまり定数を削減してしまうと、市民の声が届かないということがおきてしまう可能性があると思います。

【委員】
政務調査費の減額について、減額したことを成果という形で理解されてしまっては困る。むしろ減額と伴に政務調査費の決算や運用状況をより明確にしているということが重要である。

【事務局】
資料についての説明が不足していたようですので、補足説明をさせていただきます。
資料に掲載させていただいた内容については、議員定数削減や政務調査費の減額を成果としてとらえるのではなく、議員発議により削減や減額されたという部分を主として掲載しております。

【部会長】
政務調査費については、減らせばよいという問題ではなくて、現在の社会情勢や財政状況に見合った形での適正な金額と執行理由が重要であると思います。

【委員】
市民感覚で言えば、政務調査費の使用目的がはっきりしない部分があると思います。
ですので、政務調査費の使用について説明責任をしっかり果たすことが重要であると考えます。

【部会長】
他になにか意見はありますでしょうか。

【委員】
第13条の2に政策論議や立法活動の充実を図るとあります。また、条例の解説には「実質的な審議を尽くす」とあります。
市議会というのは、行政機関の監視・抑制・採択ということも重要な機能ですが、その前段として立法活動の前に、さまざまな意見としての提案を審議する機能、調査する機能も大切だと思います。このことも、今回の検証にあたり条例解説に加えていただきたいと思います。

【部会長】
議会活性化という面では、審議や調査する機能は大変重要なことだと思います。このことは議員全員で考えていく必要があると思います。

【委員】
同じようにもっと強調した方がよいと考えるのは、第13条の1にある調査権や同意権などの権限を行使するという部分についてです。権限を行使するという、私達の役割と責務をもっと認識し、議員は高い意識と強い意思で権限を行使していくということを加えていけたらと思います。

【部会長】
確かに、自治基本条例は、議員の資質向上や自分達で積極的に議員提案することが重要であるという趣旨になっている。

【部会長】
第13条について、他になにかありますでしょうか。

委員より他に意見無し。

【部会長】
続いて、第14条、第15条について意見をお願いします。

【委員】
第14条は議会の情報の公開と説明責任についてですが、市民に一番分かりやすく情報を伝えているのは、「議会だより」やホームページだと思います。これらについては、もっと充実させていく必要があります。

【委員】
情報の公開と説明責任とありますが、市議会としての説明責任としては会議録の公開がその一つだと考えます。それ以外での説明責任としては、どのようなことが当てはまるのでしょうか。

【部会長】
市議会の立場としての説明責任ということであれば、採択した結果や内容についても当てはまると思います。

【事務局】
例えば、反対意見等があった場合の採択では、このような反対意見や賛成意見があり、議会全体で議論した結果としては賛成ですというように、それぞれの過程に対する考え方を明確にして説明していただくことだと思います。

【部会長】
第15条に関しては、新庁舎建設に伴う議場なども関連しますが、現在、検討中ということもあります。また、出前議会の開催なども今後の検討課題となっています。

【委員】
やはり、こちらから出て行く必要があると思います。説明責任ということもありますが、条例には「市民との直接対話の場を設ける」と一歩踏み込んだ内容の記載がありますので、出前議会の実現など議会側からも積極的に外に出て行くことが必要だと思います。

【部会長】
第14条、第15条について、他に意見等はありますでしょうか。

委員より他に意見無し。

【部会長】
次に、第16条、第17条について、なにか意見等はありますか。

【委員】
第16条の市議会の議員の責務にある「市民の代表者として品位と名誉を保持し、自己研さんに努めるとともに」とありますが、この名誉とは、どのような意味で条文の中で使われているのでしょうか。

【委員】
「名誉」という言葉には、議員として自信や責任をもってもらいたいという意味があるのではないでしょうか。

【委員】
一般的な解釈で「名誉」というと、少し違う意味で理解してしまうかもしれません。

【委員】
議員として選出されたことを誇りに思って職務にあたりなさいということだと思います。

【委員】
「誇りをもって」という表現がよいと思います。文言については検討いただきたいと思います。

【部会長】
言葉の意味としては、「誇り」がよいと思う。

【事務局】
条文にある「名誉」という言葉をもう少し勉強させていただきます。

【部会長】
第17条については、どうでしょうか。

【委員】
第17条の2に「市議会の議員の協力による円滑な議事運営」とありますが、文言として、「円滑な議事運営」の前に「活発な」「真摯な」という言葉を加えたほうがよいと考えます。
円滑でスムーズという表現だけだと、質問や問題もなく終了してしまうというイメージなので、議会運営および議事運営については、円滑であると同時に活発な議論や真摯な意見を交えて、討論しているということを表現したほうがよいと思います。

【部会長】
逐条的に審議してきましたが、ここからは条例とは関係なく、問題となっている議会の活性化について意見があればお願いします。

【委員】
議会の活性化については、議員の資質向上のために勉強する機会や研修を充実させることだと考えます。

【事務局】
今回の資料には掲載してありませんが、議員の皆様の研修については把握しております。今後の課題として必要ということであれば、議員研修についても資料に追加させていただきます。

【部会長】
他になにかありますでしょうか。

委員より他に意見無し。

【事務局】
次回の第二専門部会につきましては、12月中旬を予定しております。確定しだい委員の皆様にお知らせいたします。

【部会長】
それでは日時が確定しだい、各委員にお知らせするということでよろしいですか。
また、次回については、今回の審議を基に第4章のまとめを行いたいと思います。

【事務局】
依田部会長ありがとうございました。委員の皆様には長時間に渡り、活発な討議をありがとうございました。

閉会

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