ホーム > 市政情報 > 広報 > 甲府の魅力、大集合!大好き!こうふ市 > 4.いろいろ産業じまん > 甲州地どり生産組合代表理事 加藤 政彦さんインタビュー
更新日:2019年6月6日
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私たちが育てる甲州地どりは、太陽の光をいっぱい浴び、土の上で戯れ、草や昆虫、小石をついばみながら元気にのびのび毎日を過ごしています。
手間と愛情をたっぷり注いで育てた、私たちの自慢の甲州地どりをぜひお召し上がりください。
甲州地どりは山梨県との共同改良により平成元年から飼育を始めました。一般的には「地鶏」と表記されますが、「地どり」の方が親しみやすいと考え、平仮名で表記しています。
甲州地どりの親鳥は、昔から美味しいと言われている山梨県内産のシャモを父親に、独立行政法人家畜改良センター兵庫牧場で改良された劣性白ロックを母親にして交配しています。養鶏場では親鳥の飼育も行い、地どりの卵の状態から1羽ずつ大切に育てているため、「安全」で「安心」な鶏肉を提供することができます。
親鳥の鶏舎
元気に育っています
甲州地どりのひよこ
草をむしばむ甲州地どり
甲州地どりの魅力を一言で表わすと、「旨みがつまった引き締まった肉質」だということです。噛めば噛むほど旨みが溢れてきます。秘訣は、飼育を始めた25年前からこだわり続けている育て方にあります。
甲州地どりは、昔、農家の庭先で飼われていた鶏のように自然の状態でのびのびと育てています。そのため、通常の養鶏場のビニールハウスの隣には、日のあたる運動専用のハウスを確保しています。飼育期間も、広く流通している鶏であるブロイラーの2倍~3倍となる約120日間かけてじっくりと育てています。太陽の下、広い農場で放し飼いにしているので、ストレスが少なく元気にしっかりと運動ができ、歯ごたえのある引き締まった肉質になります。こだわりの飼育方法のため、手間がかかり、年間で飼育できる羽数が少なく値段は高くなってしまいますが、品質の良さに評価をいただいています。美味しさに自信がありますので、ぜひ一度お召し上がりください。
加藤さんの農場は笛吹市にありますが、甲府市内にも甲州地どりを育てる農家があります。加藤さんから甲州地どりの飼育のノウハウを学び、甲州地どりの出荷を始めています。
「甲州地どりをもっと気軽に味わっていただきたい」、「甲州地どりをたくさんの方に食べていただきたい」という思いから、甲府市伊勢2丁目の平和通り沿いに『甲州地どり市場』をオープンし、直売を行っています。鶏肉はもちろん、新鮮な地どりの卵、プリンやサンドウィッチなどの加工品も販売しています。甲州地どりに興味をもっていただけた方は、ぜひお気軽にお店までお越しください。
私たちの自慢は、甲州地どりがたくさんの人から愛され、必要としてもらえていることです。最初は知名度が低く、苦しい時期もありましたが、飲食店を営むみなさんの間で口コミで広まり、今ではたくさんのお店から注文をいただいております。また、県外からもリピーターのお客様にお越しいただいています。新しい仲間も増え、これからは若い世代の方も参加することで、新しい発想が生まれるかもしれません。これからも、甲州地どりを愛し続けていただいている皆様との繋がりを大切にし、皆様の期待に応えるため、応援を励みに頑張って美味しい地どりを育てていきます。
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