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更新日:2021年7月30日
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株式会社FT(ファームツーリズム)山梨
葡萄屋kofu マネージャー 渡邉 睦さんインタビュー
甲府ブランド第4号に認定された「レーズンサンド」をご紹介します。
株式会社いつみ家開発室室長 福田美奈子さん
食農連携コーディネーター 芦澤香苗さんインタビュー
甲府ブランド第1号に認定された「きみ姫大福」をご紹介します。
甲府市のブランドとうもろこし「きみひめ」をご紹介します。
JA甲府市直売所穫れたてLand山城店店長 小池功さんインタビュー
穫れたての新鮮な野菜を毎日販売しています
放し飼いでのびのび育てることが私たちの甲州地どりの美味しさの秘訣です
産地ブランド「Koo-fu」初参加の学生、猪股さん・大城さんインタビュー
ジュエリーの街「山梨」の産地ブランド「Koo-fu」の魅力と地域を上げた若手世代の育成
甲府で育てられたぶどうから作られるワインを全国へ
株式会社印傳屋上原勇七 代表取締役社長
甲府印伝商工業協同組合事務局長 上原重樹さんインタビュー
歴史ある技術と時代のニーズに応える商品開発力で甲州印伝の魅力を世界に発信
ダイヤモンド研磨で培った技術で開発。その輝きで世界を魅了する「華真珠」
甲府市は、宝飾技術をはじめとするものづくりが盛んな地。
また、ブドウや梨、モモなどの農作物、そして甲州ワインでもその名を知られています。
山梨の風土と人々の暮らしの中で育まれ、受け継がれてきた山梨県の郷土伝統工芸品として、12品目の伝統工芸品があります。このうち、3品目は国の伝統的工芸品の指定を受けており、甲府市に関係するものは、5品目あります。
約1000年前、昇仙峡の奥地金峰山で水晶の原石が発見されたことが、甲府での水晶細工の起源です。江戸時代の天保年間、京都より玉造りの職人を迎え、鉄板の上に金剛砂をまいて水晶を磨く方法を考案したのが水晶細工の始まりでした。その後、水晶や翡翠(ひすい)を使った数珠(じゅず)や帯留め、根付けなどの製品が作られるようになり、産地としての地位を確立していきました。また、大正初期になると、南米やアフリカ諸国から、瑪瑙(めのう)、虎目石(とらめいし)などが輸入されるようになり、より精密で高度な技術が確立され、美術工芸品や装身具を生産するようになりました。こうして、水晶彫刻研磨の技術は世界の目にも触れることになり、工芸品から芸術作品へとその質を高めています。
水晶、瑪瑙(めのう)、翡翠(ひすい)等の原石をたがね、深肉彫り、浮き出し彫り、透かし彫り等の作業を行って貴石を造ります。水晶の硬度はガラスに比べ倍以上も硬いため、加工は大変困難で形作りには非常に時間を要します。
山梨県水晶美術彫刻協同組合
印章業の発祥は、御岳山系に良質で巨大な水晶鉱(すいしょうこう)が発見・発掘されたことから始まりました。江戸時代末期に、甲府近郊御岳に水晶加工工場が設立され、以来数多くの加工業者及び加工技術が生まれ、水晶印材と同時に板木師よりその彫刻技術が発達し、水晶印はもとより、ツゲ、水牛等の印材も加えて発達しました。
明治時代に入ると、一般市民の間に急速な印章需要が起こったことから、山梨県独特な産地形態が形成されました。甲府市内の業者の中では、現在でも八代目、四代目と引き継がれ「甲州」手彫印章の技法が伝承されています。
印材は、水晶、柘(つげ)、水牛等を使用し、産地の中では主なものが印章彫刻業ですが印章に関係ある業種も揃っています。また、昔から甲州では、水晶貴石細工が盛んだったこともあり、特に水晶の手彫印章は、甲州以外の地域ではほとんど作られていません。
山梨県印章店協同組合
印伝の由来は、寛永年間(1624~1643年)に、来航した外国人により印度(インド)装飾革が幕府に献上された際に名づけられたと伝えられています。その華麗な色に刺激されて、後に国産化されたものを印伝と呼ぶようになりました。江戸時代の史書の中に、「印伝」の記述があることから、この時代には各地で製造されたものと思われますが、現在、製法が伝わっているのは「甲州印伝」のみであり、山梨の特産品として、確固たる地位を築いています。
鹿革に漆で模様を付けたものが特徴で、時がたつほど色が冴え、深みのある落ち着いた光沢になってきます。技法は、燻(ふす)べ技法、更紗(さらさ)技法等ありますが、中でも漆(うるし)で模様を付ける漆付け技法は、鹿革と漆の優れた特性を調和させた甲州印伝独特の技法です。
甲府印伝商工業協同組合
明治初期に、政府の勧業政策もあり、甲府に勧業場が設けられるとともに、加工道具なども発達し、これまでの水晶玉や水晶の置物に加え、ブローチ用の水晶のカットも始められました。昭和初期になると、研磨技術が大躍進を遂げ、パイプ、ブローチ、ペンダント、ネクタイピンなど様々なものが作られるようになってきました。
「山梨貴宝石」は、江戸時代から発展した、水晶研磨加工技術の継承と発展により、装身具、仏具、鑑賞用等の製品として、国内の他の地域には見られない産業集積地ならではの工芸品であります。
ネックレス、丸玉、念珠(ねんじゅ)、各種切り子(カット)、カボッションなど、原石を何通りもの工程を経て、熟練した職人の手により、輝きある貴宝石に仕上げていきます。これらの貴宝石は人々の日常生活に豊かさと潤いをもたらすものです。
山梨県宝石研磨工業協同組合
創始は、江戸時代享保年間で、当時甲府市上一条町に住んでいた武井八衛門(はちえもん)が、武田信玄の顔を模して作り始めたと伝えられ、その後(1735年頃)、五代目八衛(はちえ)が現在の親子だるまを考案し、現在に至っています。
全国でも珍しい子どもに関係した「子宝祈願安産祈願」「子どもの成長」「子どもの出世」など親が子どもを思い制作されただるまです。
立派な髭をつけて子どもを抱くユーモラスで奇抜なデザインは、他に類例がなく、だるま紙を木型に丹念に張り、乾燥させ、模様や面を描き入れる等の工程は、すべて手作業で行われています。
斉藤岳南
甲府市の四季の移り変わりは明確で、夏は、日本でも1,2を争う程暑くなり、冬も最低気温が零下となる日が少なくありません。これは盆地特有の内陸性気候によるものです。また、昼夜の寒暖の差も大きく、年間降水量は比較的少なく、日照時間が長いというのが特徴です。
この様な地理的気候条件と農家の皆さんの努力が、夏野菜を美味しくし、果物を甘く、畜産物を健康に育みます。美味しいフレッシュな甲府市の特産農畜産物をご賞味ください。
甲府市では、山城地区から中道地区にかけて古くからスイートコーンの栽培が行われており、県下一の生産量を誇っています。市場での評価も高く、北は北海道から南は大阪まで出荷されています。
「きみひめ」は、中道地区で栽培されており、小学生と先生が選んだスイートコーンのNo.1に選ばれた、糖度が高い優れた品種です。また、「ミルフィーユ」は、山城地区、二川地区、大鎌田地区だけで栽培され始めた新しい品種で、糖度が高く、早生で、ボリューム感のあるバイカラー系の優良品種です。それぞれにブランド化に向けて取り組んでいます。
この他、山城地区から中道地区にかけて広く栽培されている「ゴールドラッシュ」というおなじみの品種もあります。
ナスについても、山城地区から中道地区にかけて古くから栽培が盛んで、県下一の生産量を誇っています。市場での評価も高く、北は東京から南は兵庫まで出荷されています。
ナスの品種は「千両二号」で、6月から11月まで6ヶ月間も収穫されます。秋には、立って上を向いた状態で収穫する程大きな木になります。
実が柔らかいと評判の黒いツヤツヤな甲府のナス。夏はジューシーさを、秋には身が引き締まった濃い味わいを、季節に応じてお楽しみください。
昼は暑く、夜は涼しい甲府盆地は、ブドウの適地ですが、甲府市の東部地域は、その中でも早場産地として古くからブドウ栽培が盛んに行われてきました。また、桑園からの転換作物として中道地区でも栽培が行われてきました。
近年では、JAの共選所において光センサー糖度計測器を導入し、品質管理の強化を図りつつ、高級品種のシャインマスカットの導入を積極的に行うなど、ブランド化への取り組みも行われています。
7月上旬のデラウエアから始まり10月下旬の甲州まで赤、黒、紫、黄緑、そして翡翠のような緑黄色など色とりどり40品種以上のブドウが味わえます。
甲府市の中道地区は、古くは養蚕が盛んで桑園が多くあった地区ですが、モモ、スモモに転換され、今では県内でも有数の産地となっています。
スモモは、6月中旬の大石早生に始まり、サマービュート、ソルダム、サマーエンジェル、貴陽、太陽など多くの品種が栽培され、8月下旬までが収穫期となります。
モモは、白鳳系・白桃系を中心に20品種余りが栽培されており、6月中旬から9月上旬までの3ヶ月間に、様々な品種のモモが楽しめます。
また、JA笛吹中道支所では、透過式光センサー選果施設において、糖度等の測定を行い品質管理の強化を図っています。
甲府市の中道地区は、県下最大の梨の産地で、「幸水」を中心に、「豊水」・「筑水」等が栽培されています。
主力品種の幸水は、日本梨の40%を占める代表的な品種で、糖度が高く、果肉は柔らかでシャキシャキとした食感が特徴です。
収穫期は、7月下旬の「筑水」から始まり、「幸水」は8月上旬、「豊水」は8月下旬から9月上旬までです。
中道地区にある風土記の丘農産物直売所では、ワイン会社に委託して梨ワインを醸造してもらい販売しています。ここでしか手に入らない一品です。
甲府市の山城地区は、山梨県内最大級のイチゴの里で、古くから栽培が行われています。
甲府盆地の厳しい寒さと、日照時間の長さがイチゴをあま~くします。
小瀬スポーツ公園の周りには、生産者によるイチゴ専門の直売所が開設されています。また、小曲町には、観光イチゴ狩り園が華やかに建ち並び、休日には大型観光バスで賑わいます。期間は、12月下旬から5月の連休までで、主力の品種は「章姫」・「紅ほっぺ」ですが、その他多くの品種が作られており、各農家が選んだ品種と独自の栽培方法にこだわって、自信を持って取り組んでいます。こだわりの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
甲州地どりは、山梨県農産物等認証制度による認証を受けた品質に優れた鶏で、グルメ漫画の「美味しんぼ」にも取り上げられました。
運動場付の広い鶏舎で放し飼い状態の甲州地どりは、土の上で小石を啄み、飼料にも植物性タンパク質(遺伝子組み替えでない)を使用しており、ストレスも軽減されるのびのびとした環境で育てられるから、肉質はしまって風味のある味わいがあります。
平成22年度より甲府市でも生産されるとともに、多くの方に知って頂くため甲州地どり生産組合がアンテナショップ「甲州地どり市場」をオープンさせました。精肉の販売はもちろん、薫製等の加工品や甲州地どりのテリヤキバーガーや兄弟丼等の軽食の提供も行っています。
ワインづくりは、明治政府によって殖産興業の政策として奨励され、欧風化の風潮とともに、葡萄栽培、ワイン醸造の試みが日本各地で行われるようになりました。明治初期、日本最初のワイン醸造が甲府市広庭町(現武田三丁目)で2人の青年によって行われ、その後、甲府城内に県立葡萄酒醸造所の建設が始まりました。こうして、日本の葡萄栽培とワイン醸造は、山梨を中心として盛んになっていきます。最近では、国産ワインコンクールにおいて、県産ワインが金賞を受賞するなど、世界にも誇れる山梨の地場産品となっています。
山梨の代表格である「甲州ワイン」は、約1300年の栽培の歴史をもつ甲州ぶどうからつくるワインで、果物の香りのある、きれいで独特の味わいを持ったワインです。「和食に合う」という点も大きな特徴です。こうしたワインの個性はさまざまで、気象条件、ぶどう品種、土壌条件、栽培技術、その年の気象の5つの条件から生まれてきます。
甲府の宝飾技術は、もともと甲府の北部や昇仙峡から採取される水晶の研磨から始まり、発展してきました。研磨宝飾製品の出荷額は日本一で、宝飾技術は、国際的にも高い評価を受けています。ジュエリー産地山梨のブランド「Koo-fu」は、こうした宝飾産地山梨の発展を支える原動力となっています。特徴としては、これまで開発したオリジナル地金などの素材(プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド)や古くから水晶加工に用いられた沈み彫りの技法である「インタリオ」を駆使しており、水晶加工による伝統的な宝石研磨や彫刻の高度な技術が、制作に受け継がれています。
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