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更新日:2025年8月20日
本庁舎4階大会議室
会見を動画でもご覧いただけます。
本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
それでは、本日の発表項目4項目につきまして、お話をさせていただきます。
1つ目は、第62回甲府市総合防災訓練の実施についてであります。
資料の1をご覧ください。
昨年の能登半島地震をはじめ、全国各地で大きな地震が頻発しており、本市におきましても、南海トラフ地震などにより、甚大な被害を受けることが予想されています。
こうした状況を踏まえ、本年度の総合防災訓練においては、南海トラフ地震により震度6強を観測する中、市内全域における建物の倒壊、建物火災やライフラインの寸断が発生し、本市南部の一部地域では、建物の倒壊による逃げ遅れや、多数の建物火災の発生を想定した訓練を、市民と防災関係機関等が連携を図り、更なる地域防災力の向上へと繋げていくことを目的として、10月5日(日)、11月8日(土)、11月9日(日)の日程で実施します。
詳細については、裏面をご覧ください。
10月5日(日)に山城小学校において実施する「主会場訓練」では、速やかな応急対応が求められる災害時において、防災関係機関等の連携を強化するため、自衛隊や消防、市立甲府病院DMAT(ディーマット)による救出救護訓練、警察や各防災関係機関によるライフラインの復旧訓練などを、市民の皆さまによる防災訓練と併せて実施します。
当会場では、特に能登半島地震において、停電が広範囲にわたり発生し、電力の確保が大きな課題となったことを踏まえ、本市の災害応急対策として災害支援協定を締結している防災関係機関のご協力のもと、電力確保の手段となる電気自動車を非常用電源として活用することや、VR(ブイアール)ゴーグルを活用した災害の仮想体験など、参加者の防災に対する意識や理解の向上に繋がる訓練を実施します。
併せて会場内では、子どもたちを中心に防災への関心を高めていただけるよう、特殊車両の展示や地震体験車の設置など、親子でも参加しやすい企画を行います。
11月8日(土)の山城小学校の体育館における「避難所訓練」は、避難所の運営訓練と併せ、「宿泊訓練」も実施し、実際の避難所生活を体験していただきます。
当訓練では、能登半島地震の避難所で課題となった、生活環境の改善に向けて、パーテーションや段ボールベッド、トイレ等の資器材の取り扱い訓練を行うほか、衛生環境への対応として、感染症対策や体調不良者専用スペースの確保といった健康リスク対策訓練を実施するとともに、避難所生活における女性の視点に立った防災研修会も併せて開催します。
11月9日(日)には、市内の全地区にて行う「地区会場訓練」において、午前7時55分に防災行政用無線を活用したシェイクアウト訓練を実施後、地区毎の訓練実施計画に基づき、非常用貯水そうによる飲料水の確保や防災資器材の取り扱い訓練、通信訓練等を指定避難所などで実施します。
市民の皆さまには、総合防災訓練を通して、「防災」への取組の必要性や重要性を改めて認識していただき、「いつ起こるかわからない災害に備えて」より多くの皆さまにご参加いただきたいと思います。
2つ目は、「甲府 まちなかエリア プラットフォーム」の取組についてであります。
資料の2をご覧ください。
公民連携組織である「甲府 まちなかエリア プラットフォーム」において、今年度も、まちなかにおける社会実験を実施します。
開催期間は8月20日(水)から11月30日(日)までです。
この社会実験は、昨年度に引き続き、「回遊して楽しめるまちなか」を目指し、公共空間である「公園」や「道路」を活用した、まちなかの「居場所づくり」や「目的地づくり」による回遊性の向上に向けた取組として実施します。
昨年度は、1か月間で実施し、ニーズや課題等を検証する中、「日常的に過ごせる場所があって欲しい」、「居心地が良かった」等のご意見を多数いただいたことを踏まえ、今年度は、開催期間を大幅に延長するとともに、より居心地のよい空間となるよう、「休憩スペースの拡大」や「飲食等の定期的な出店」、また、夜間でも心地よく安心して過ごせるような照明の設置など、内容をブラッシュアップして実施します。
それでは、3つの場所における社会実験の内容をご説明します。
一つ目は、舞鶴城公園 南広場です。
こちらの場所は、たくさんの人々が行き交う交差点に接していることから、誰でも思い思いに過ごせ楽しめる、「スクランブル」な広場を目指し、仮設の東屋となるロングシェードを昨年度より広く日陰がとれるよう改善し、ゆったり過ごせるベンチ、イス、植栽等を配置するとともに、お子さま連れのご家族をはじめとした多くの方がこの広場を楽しめるよう、バトミントンやピクニックシートなどのグッズの貸し出しを行います。
二つ目は、甲府城とまちなかを繋ぐ大切な道路「オリオン通り」です。普段は何気なく通過してしまいがちな道路ですが、この通りを思わず歩いてみたくなるような「ウォーカブル」な空間となるよう、定期的な店舗出店や、まちの魅力等を発信する掲示看板の設置くつろげるスペースの拡大、夜でも安心して歩くことができる温かみのある照明の設置などにより、
魅力ある道路空間を創出していきます。
三つ目は、中央公園です。
こちらは、まちなかで自然を感じられる場所でもあるので、「遊び」と「学び」の場である「プレイヤブル」な森林公園の空間となるよう、スケートボードのセクションやダンスが出来るマットの配置などで、若い世代をはじめ多くの方が、ストリートスポーツを楽しめるスペースを設けるとともに、自然を感じながら読書などもゆっくり楽しめるように、イスやテーブルの設置による休憩場所の拡大や、自然を活かした温かみのある夜間照明の導入などを行います。
これらの社会実験は、歩いて回って楽しめる「まちなかづくり」により、甲府のまちなかにいる皆さまが、「幸せで豊かな暮らし」を実感できることを目指して実施するものですので、ぜひ、多くの方に、気軽にまちへ訪れていただきたいと思います。
また、こうした活動に気軽に参加できるようLINEのオープンチャットを活用した「甲府まちなかパートナーズ」の募集や、SNS等でのまちなかの魅力動画配信のほか、今後は、「コンポスト作製」などの循環型社会を目指した取組も予定しています。
各取組については、期間中、随時内容を更新しますので、ホームページやSNSをチェックしていただければと思います。
3つ目は、「子ども応援フェスタ アートであそぼ!」の開催についてであります。資料の3をご覧ください。
9月27日(土)午前10時から午後4時まで、リッチダイヤモンド総合市民会館において「子ども応援フェスタ アートであそぼ!」を開催します。
「子ども応援プラットフォーム」にご登録いただいている子ども応援団体の皆さまをはじめ、「やまなしステージ・アート・プロジェクト」や「郷育フォーラム実行委員会」などと連携し、子どもたちが気軽に文化・芸術に触れ、創造性を高められるよう、多種多様な体験プログラムを提供します。
当日は、芸術ホールにおいて、親子で一緒に歌って楽しむ「ワクワクコンサート」のほか、山の都アリーナなどでは、「楽器演奏体験」や「フラワーデザイン ワークショップ」など、文化・芸術的なプログラムを中心としたさまざまなワークショップを実施します。
本フェスタは、事前予約をしていただくプログラムが一部あり、参加募集の予約受付を、8月25日(月) 正午より、市公式LINEにて開始します。
ご家族揃って楽しめる体験機会をたくさんご用意していますので、ぜひ、多くの皆さまのご来場をお待ちしています。
また、11月8日(土)には、舞鶴城公園自由広場及び南広場を会場に、スポーツや運動遊び、職業体験などを中心とした「子ども応援フェスタ お城であそぼ!」に併せて、「こうふ みんなの健康ひろば~お城でカラダ測定~」を同日開催する予定です。
本イベントの詳細につきましては、後日、チラシやポスター等でお知らせしますので、多くのお子さまやご家族連れの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
4つ目は、YAMAP(ヤマップ)×県央ネットやまなし「山のぼり・まち歩き」キャンペーンについてであります。
資料の4をご覧ください。
今年で4回目となる、「山のぼり・まち歩き」キャンペーンを、8月30日(土)から11月30日(日)の期間、開催します。
本キャンペーンは、「県央ネットやまなし」エリアが有する、四季折々の豊かな自然と魅力あふれるまちを巡りながら、楽しんでいただくことを目的として実施しており、国内シェアNo.1の登山用アプリ「YAMAP(ヤマップ)」を活用し、対象となる山や観光施設等を訪れることで、デジタルバッジの獲得やオリジナルの記念品を受け取ることができます。
登山者の皆さまをはじめ、多くの方々に好評をいただき、昨年度は約2万4千名を超える方がご参加くださいました。
今年度につきましては、新たなバッジ獲得の区分として、「まち歩き」を新設し、「小江戸甲府花小路」等が対象施設に加わることで、より一層、多くの方にお楽しみいただける内容となっています。
参加者は「YAMAP(ヤマップ)」アプリを使用して、対象の山へ登ったり、施設へ訪問したりすることで、デジタルバッジを獲得することができます。
デジタルバッジは「風・林・火・山・まち歩き・クリーンハイカー」の全部で6種類であり、4種類以上のバッジを獲得された方には、資料右下にあります、「オリジナル手ぬぐい」を、駅の観光案内所や道の駅などでお渡しします。
さらに、デジタルバッジをすべて獲得された方には、「デジタルコンプリートバッジ」と、「木製オリジナルピンバッジ」をプレゼントします。
資料左下をご覧ください。
各デジタルバッジの獲得ポイントは、「風」「林」「火」「山」のカテゴリごとに4つの山を設定しています。
また、参加者が「山のぼり」や「まち歩き」の際にごみを拾うことで、「山」と「まち」の環境美化への意識を高めることを目的として、「クリーンハイカーバッジ」を設定しており、バッジ獲得者を「やまなしクリーンハイカー」に認定し、対象施設の窓口でバッジを提示していただくと、ごみ拾いの際に使用する「ごみ袋」と「木製オリジナルステッカー」をお受け取りいただけます。
本キャンペーンを通じて、ぜひ、多くの皆さまに県央ネットやまなしが誇る「山」と「まち」を訪れていただき、その魅力を存分にお楽しみいただければと思います。
本日は以上であります。
なし
(記者)
一昨日、総務省の「人口動態調査」の結果を受けて、県が、少子化の市町村別要因を分析する資料を公表しました。その中で甲府市は、比較的若い世代で結婚しているという評価を受けた一方、第2子、第3子の出生が少ないのではないかという分析をされておりました。これについて、市長の受け止めを伺ってもよろしいでしょうか。
(市長)
まだ内容について、細かく分析していませんが、様々な分析の指標があって、そのうちの一つとして受け止めています。多子世帯をバックアップしていくのも大事なことだと思っておりますので、今後の施策や取組等の詳細や課題については、県と情報共有をしていく中で、連携して課題解決にあたっていきます。
また、統計データの根拠となる数字として、特に、「持家世帯割合」、「住宅延べ床面積」、「三世代同居割合」の3つが大きく影響しているということを、確認していますので、これらがどのように影響しているのか、詳細については、今後、掘り下げていきたいと思っています。
そういった意味では、例えば「持家世帯割合」というのは、圧倒的に本市は他市町村と比べて集合住宅等も多いので、そのことをどうお考えになっているか、集合住宅等にお住まいの方がどういう意識を持たれているのか、また、「三世代同居割合」が少ないということですが、おじいちゃんおばあちゃんからのケアも非常に助かるのではないかと思います。そういった要因が、今後の状況にどのように影響していくか等々をしっかりと確認をしながら、本市として、課題解決にあたっていきたいと思っております。
先日も「広報こうふ」で市民の皆様方にお伝えしましたが、小児医療や救急医療等、本市が取組む各種子育て施策について、安全・安心な取組であると高い評価をいただいております。
今回いただいたご指摘や分析結果は、数ある分析結果の一つとして、もちろんしっかりと受け止め、今までも取り組んできておりますが、引き続き、バランスのとれた「子育て支援」、「子育ち応援」を継続していくとともに、さらに充実したものにしていきたいと考えております。
(記者)
ありがとうございます。市長は様々な側面でこれまでも現在も子育て政策や広くイベントの実施等、すごく力を入れて展開していると思います。人口が多いので他市町村に比べて広く恩恵がいきわたるような政策を打ち出していると思うのですが、県の分析結果というのは、市長の現状のご認識と、県の評価というのは、合っていますでしょうか。県の評価に対してどのように思っているかお伺います。
(市長)
分析・調査は様々な切り口があり、客観的な結果が出るますので、どういう切り口であっても、しっかりと受け止めて、それをプラスに持っていきたいという想いがあります。
これから各指標の結果を分析する中で、どのような施策がより効率的・効果的なのか内部で検討するとともに、県の担当者とも意見交換等をさせていただければと思っています。
(記者)
市長がおっしゃったように、これから県がそれぞれの市町村をまわって色々検討していくということなのですけれども、この県の取組自体にはどのようにお考えになりますか。
(市長)
これまでも様々なことで各市町村まわっていると思います。その中で少子高齢化は、非常に最優先課題ということは、市長になった当初から思っていました。各市町村もそれを最大の課題だと捉えていると思いますから、引き続き、しっかりと県と意見交換する中で、連携を図っていきたいと思っております。
(記者)
ご認識としては、県と連携が進むということで、それはいいことなのではないかという、そういうお考えということでよろしいですか。
(市長)
はい。
(記者)
国の動きについて伺いたいのですけども、「ガソリン暫定税率廃止法案」が野党から衆議院に出されて、今、与野党間で実務者協議が進んでおります。甲府市で、暫定税率が廃止された場合、どれくらい税収が減るのか試算されていますでしょうか。
(市長)
今年度予算ベースで試算すると、約1千300万円の減収という試算になります。今、協議されている、11月1日廃止の場合、単純計算すると5か月分となり、約540万円、今年度の減収という見込みであります。
(記者)
これに関しまして、市長が先程、人口減少は課題であると認識されているということでしたが、これから人口が減少していくと税収も当然ながら減っていくわけで、そうした中で財源が減っていく可能性がある、これについてどうお考えですか。
(市長)
やはり、地方自治体が存続をし、様々な行政サービスを行っていくための根幹となるのは、税収であります。地方自治体の税収が減るということは非常に厳しいことだと思っていますので、現段階での法案の概要では、「国が地方自治体の減収を全額補填するものとする」となっておりますから、国には、地方自治体へ影響が及ばない制度設計となるような議論を進めて欲しいと思います。
先日の選挙の結果で、物価等が非常に上がっているということで、地方自治体の税収はものすごく大事ですが、国民の皆さまの物価高に対する想いもしっかり考えていかないといけないと思います。とりわけ地方は、自動車が無いとなかなか生活することが難しいということもありますので、そのことをしっかりと念頭において、「地方自治体の減収を全額補填する」という制度設計について国の議論をしっかりと注視してまいります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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