ホーム > 健康・福祉・子育て > 受動喫煙対策 > 子どもをたばこから守ろう

更新日:2025年5月26日

ここから本文です。

子どもをたばこから守ろう

たばこの煙の中には約5,300種類の化学物質が含まれ、70種類の発がん性物質など、200種類以上の有害物質が含まれています
たばこを吸う人の死亡率は吸わない人より高く、国内で喫煙に関連する病気で亡くなった人は、厚生労働省によると年間で12~13万人、また他人の煙による受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡していると推計されています。

たばこを吸う人の割合はなかなか減らない

令和5年度、実施した市民アンケートでは、「毎日吸っている」や「ときどき吸う人」は13.6%で、前回調査(令和元年度)より増加していました。
特に男性の30~40歳代では約33%と喫煙率が高い傾向にあります。
また、甲府市の乳幼児健診の問診回答の「3か月頃~1歳6か月頃までの間に喫煙を始める母親の割合」や「育児期間中に喫煙をしている父親の割合」は全国と比較して高い傾向があります。
しかし、喫煙者の6割以上がすぐに禁煙したい・できれば禁煙したいと考えています。(甲府市保健計画(第9次)より)

女性の喫煙や受動喫煙による妊娠出産への影響

妊婦の喫煙の影響

妊娠中の喫煙は、早産や流産、死産の危険性を高め、また低出生体重児(2,500g未満)の出産の可能性も高めます。たばこに含まれているニコチンや一酸化炭素などによって、胎児に必要な栄養や酸素が十分に届かなくなるため、胎児の発育などに障害が生じてきます。
また生殖能力の低下や妊娠中の異常(子宮外妊娠、常位胎盤早期剥離、前置胎盤等)を引き起こす可能性も指摘されています。

妊娠中の受動喫煙による影響

妊婦本人が喫煙しなくても、まわりの人の喫煙による「受動喫煙」でも、胎児の発育などに悪影響が生じることが知られています。
妊娠中の受動喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因であることが確実視されているほか、低出生体重・胎児発育遅延との関連も指摘されています。

子どもへの影響

【確実に影響している】

  • 乳幼児突然死症候群(SIDS)

【影響している可能性がある】

  • 気管支喘息・呼吸機能の低下
  • 中耳炎
  • う歯(虫歯)
  • 学童期の咳、痰、喘鳴、息切れ等(出典:厚生労働省e-ヘルスネットより)

このほか、小児がん、言語能力の低下、落ち着きのなさ、身体発育の低下、歯肉の着色などにも影響があるという研究もあります。

受動喫煙のリスク

  • 他人のたばこの煙を吸うだけで、喫煙者と同じ病気になる危険性があります。
  • たばこの臭いを嗅いだだけで健康被害を受けます。

こんなことにも注意が必要です

  • ベランダベランダや換気扇の下での喫煙は、見えない煙が室内などに広がるので、受動喫煙対策にはなりません。
  • 吸い終わった直後には口や肺の中にたばこの煙がまだ残っています。
    たばこを吸った後15分ほどその場で深呼吸することが必要です。
  • たばこの煙が消失した後でも、煙に含まれる有害物質が、喫煙者の髪の毛、衣類、部屋のカーテン、ソファなどに付着し、アレルギーや気管支ぜんそく等を引き起こします。
  • 加熱式たばこも、紙巻きたばこと同様に喫煙した際の呼気にはニコチンなどの有害物質が含まれています。「加熱式たばこは大丈夫。」ではありません。

あなたの「やめたい気持ち」を応援します!

保健師が個別に相談に応じ、禁煙をお手伝いします。電話でお気軽にご相談ください。達成

  • 喫煙状況や習慣、ニコチン依存度を確認
  • 禁煙の準備や、個人個人に合った禁煙方法の提案
  • 喫煙による健康への影響、禁煙の効果について説明します

費用:無料(申込制)
申込先:地域保健課
電話:055-237-2505
受付時間:平日8時30分~17時15分

禁煙しませんか?

受動喫煙対策〜マナーからルールへ

受動喫煙対策の3つの基本的な考え方

  1. 「望まない受動喫煙」をなくすけむいもん
  2. 受動喫煙による健康への影響が大きい子ども、患者などに特に配慮する
  3. 施設の種類や場所にあった対策を実施します

多くの人が利用する全ての施設において、原則屋内禁煙です

法律の改正により、2020年4月から病院や学校などは「敷地内禁煙」、飲食店やオフィスなどは原則屋内禁煙です。禁煙施設

施設の種類や場所ごとに敷地内禁煙、原則屋内禁煙にすること、基準に合った喫煙室を設置する場合には、喫煙場所に標識を掲示することが義務付けられています。

市では標識ステッカーを作成し、飲食店に配布しています。お店選びに入口のステッカー標示も参考にしてください。

【標識ステッカー例】

ステッカー1ステッカー2

よくある質問

「特によくある質問」にお探しの情報はございましたか?
上記以外のよくある質問が掲載されている「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。
ご不明な点は、よくある質問内のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

保健衛生総室地域保健課保健予防係

〒400-0858 甲府市相生2丁目17番1号(健康支援センター2号館1階)

電話番号:055-237-2505

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
このページの情報はわかりやすかったですか?