更新日:2024年4月24日
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たばこの煙の中には約5,300種類の化学物質が含まれ、約70種類の発がん性物質など、200種類以上の有害物質が含まれています。
たばこを吸う人の死亡率は吸わない人より高く、国内で喫煙に関連する病気で亡くなった人は年間で12~13万人、また、他人の煙による受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡していると推計されています。(平成28年国立がんセンター発表)
令和5年度、実施した市民アンケートでは、「毎日吸っている」や「ときどき吸う人」は13.6%で、前回調査(令和元年度)より増加していました。
特に男性の30~40歳代では約33%と男性の喫煙率が高い傾向にあります。
しかし、喫煙者の6割以上がすぐに禁煙したい・できれば禁煙したいと考えています。(甲府市保健計画(第9次)より)
また、甲府市の乳幼児健診の問診回答の「3か月頃~1歳6か月頃までの間に喫煙を始める母親の割合」や「育児期間中に喫煙をしている父親の割合」は全国と比較して高い傾向があります。
早産、低出生体重、胎児発育遅延などが挙げられます。
また生殖能力低下、子宮外妊娠、常位胎盤早期剥離、前置胎盤を引き起こす可能性が指摘されています。
妊婦本人が喫煙しなくても、まわりの人の喫煙による「受動喫煙」でも、胎児の発育などに悪影響が生じることが知られています。
妊娠中の受動喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因であることが確実視されているほか、低出生体重・胎児発育遅延との関連も指摘されています。
【確実に影響している】
【影響している可能性がある】
このほか、小児がん、言語能力の低下、落ち着きのなさ、身体発育の低下、歯肉の着色などにも影響があるという研究もあります。
たばこを吸う人の多くが「禁煙したい」と考えています。
禁煙は自己流では難しく、うまくいかなかった人も少なくありません。
禁煙相談は、保健師が喫煙行動や習慣、ニコチン依存度を確認し、禁煙の準備や、ひとりひとりに合った禁煙方法の提案などを行います。禁煙中の相談もできます。
費用:無料(申込制)
申込先:地域保健課電話055-237-2505(平日8時30分~17時15分)
法律の改正により、2020年4月から病院や学校などは「敷地内禁煙」、飲食店やオフィスなどは原則屋内禁煙です。
施設の種類や場所ごとに敷地内禁煙、原則屋内禁煙にすること、基準に合った喫煙室を設置する場合には、喫煙場所に標識を掲示することが義務付けられています。
市では標識ステッカーを作成し、飲食店に配布しています。お店選びに入口のステッカー標示も参考にしてください。
【標識ステッカー例】