ホーム > 市政情報 > 広報 > 甲府の魅力、大集合!大好き!こうふ市 > 3.見どころじまん > リオ五輪出場選手(トライアスロン)佐藤優香さんインタビュー
更新日:2019年9月22日
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平成28年リオオリンピックのトライアスロン競技で、日本勢最上位の15位と大健闘した甲府大使の佐藤選手。この夏、私たち甲府市民を大いに沸かせてくれました。甲府市に帰ってきたばかりですが、今回、市役所を訪れオリンピックに出場した心境を語ってくれました。
いつもはレースのときは緊張してしまうタイプなんですが、今回に関しては全く緊張していなくて、自分では緊張しなさすぎて大丈夫かなと不安になるくらいでした。リオに入ってからはずっとこの状態で、レース直前になっても全く緊張しなかったのでリラックスして本番に臨めました。
レース中盤のスイムが終わったときに、上位に付けていたことに自分でも驚きました。バイクもかなり早いペース走ったため辛かったのですが、気付いたら後続と3分くらい差があり、途中で監督の笑っている顔が見えたので、これは上位を狙えると思った場面もありました。
ここまでは自分の目標としていたレース展開ができていたのでよかったのですが、ランで順位を落としてしまったことは本当に悔しいです。トップの選手ともタイムの差がありましたし、これが今の自分の実力なんだと思います。
海外でのレースも経験はありますが、オリンピックはやはり他のレースとは雰囲気が全然違いました。どの選手も、オリンピックに掛けた4年間の時間全てをパフォーマンスに出してきている気がしました。普段のレースとは比べものにならないくらいレベルが高く、私もその雰囲気に引っ張られましたね。
リオ五輪を経験してみて、オリンピックってこんなに素晴らしい舞台なんだと思いました。普段は苦しいレースが多いんですが、オリンピックはその苦しさすらもすごい楽しくて、本当に貴重な経験をさせていただいたと思っています。そのせいか、今は気持ちも身体も充実していて練習がすごく楽しいです。
自分の中では8位以内入賞を目指していたので、それをクリアできなかったのは本当に悔しいです。ただ、それ以上に、自分がオリンピックという舞台でどこまで通用するかを確認できたこと、自分が目標にしていたレース展開が出来たことは、とても貴重な経験となりました。
順位を落としたことも含めて自分はランを一番の課題としていますし、ランに対する練習メニューは監督がすごく慎重になって考えてくれています。東京オリンピックに向けて明確な課題ができたので、ここで経験したことを4年間しっかり積み上げて、ひとつひとつ課題をクリアしながら強くなっていきたいです。
2020年東京オリンピックでは、今回リオで経験させていただいたことを繋げて、本当は金メダルと言いたいところですが、まずはメダルを獲得することを目標にして、世界の選手と肩を並べられるように鍛えていきたいです。
東京オリンピックは暑い中開催されるので、甲府の環境・気候はあっていると思います。山梨には起伏の多いコースが含まれていて、どの選手から見ても、きっとこの甲府の環境はうらやましいと思うのではないかと。それくらい甲府の環境は魅力的ですし、ここで練習を積み上げられることがすごく嬉しいです。
「努力」そのものですね。トライアスロンは2時間と長時間にわたりますし、自分が今まで努力したことがそのまま結果に出る競技だと思います。
夜遅い時間の放送だったにも関わらず、たくさんに方々に応援していただいて嬉しく思っています。小瀬スポーツ公園に行くと、市民の方にオリンピックお疲れ様と声を掛けていただくこともあって、こうして応援してもらえることが、自分のことを受け入れていただいたという想いと感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
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