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更新日:2024年4月4日

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「もしも」のときのために、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)をしてみませんか?

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)ってなに?

 「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」とは、自分が病気になったり、介護が必要になったときに向けて、自分の大切にしているもの・こと・価値観や「どう生きたいか・どう過ごしたいか」を考え、大切な人(家族や友人など)、支えてくれる人(医療・介護従事者)と自分の想いを共有することです。

 つまり、事前に意思決定を行い、共有し、繰り返していく過程(プロセス)のことをいいます。

 また、ACPは『人生会議』とも呼ばれています。厚生労働省では、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称を募集し、2018年に「意味が明確な単語の組み合わせにより、日常会話に浸透していくことが期待できる」「家族等、信頼できる人たちと輪を囲んで話し合う、というイメージが湧く」という理由から、『人生会議』に決定されました。

ACPロゴ

どうしてACP(アドバンス・ケア・プランニング)が必要なの?

 いつまでも元気に過ごせるように、健康を保つことは大切です。しかし、老いや病気などは誰にでも訪れます。

 人は、突然大きな病気やケガをして自分の命に危険が迫ったとき、約70%の方が医療や介護について自分で決めたり望みを伝えることができなくなる、と言われています。

 自分の想いを伝えることができなくなる「もしも」のときが、いつ誰に訪れるのかは誰にも予測することはできません。

 「もしも」のときのために、「今」考えておくことが、自分らしく過ごす第一歩となり、自分の想いが家族の支えや道しるべとなります。自分が元気なうちに、少しずつ共有しておくことが大切です。

ACPの流れ

ACPはいつからはじめるの?

 「ACPは、いつからはじめなければならない!」といった決まりはなく、早すぎることも、遅すぎることもありません。

はじめるきっかけは様々です!

壮年期(50歳〜64歳)の場合

 ご自身の健康と仕事との両立を目指したり、ご両親の介護について考える方が多くなる時期です。

 これまでの生活習慣を振り返ったり、ご両親・ご家族と一緒に今後の過ごし方についてイメージすることが大切です。

 例えばこんな時がタイミングです!

ACP③

高齢期(65歳〜74歳)の場合

 退職をして、第2の人生がスタートする時期と言われています。また、年齢を重ねることで、体の衰えを感じ、通院や治療をはじめる方が多くなります。

 ご自身の新しい趣味や、日常生活の中に介護予防を取り入れるとともに、今後どのように生きていきたいか、自分の想いを整理してみましょう。

例えばこんな時がタイミングです!

ACP④

 

後期高齢期(75歳〜)の場合

 後期高齢者保険証への切り替えや、免許の返納など、今後どのように生活するかをご家族や医療・介護関係者と考える時期です。また、介護予防を意識したり、介護サービスの利用を考え始める方もいらっしゃいます。

 ご自身が何を大切にしているのかを想い返し、ご家族や医療・介護の従事者と共有しておくことが大切です。

例えばこんな時がタイミングです!

ACP⑤

ACPはどのように進めたらいいの?

ステップ1:まずは自分の想いの整理から

 自分の想い(大切にしていること、思い出、好きなこと、嫌いなこと、趣味など)、身体面(今治療している病気に対する治療方法、どのような介護が受けたいか、望む療養場所など)、社会面(財産、ご自宅についてなど)を振り返り、整理することで伝えておきたいことが分かります。

ACPのステップ1

ステップ2:想いをカタチにしましょう

 整理した自分の想いや誰かに伝えておきたいことなどを書き出し、誰が見ても共有しやすいカタチに残します。家族や大切な人、医療・介護の従事者と共有しやすくなり、また、自分の想いや身体面が変化した際に更新しやすくなります。

ACPステップ②

ステップ3:想いを共有しましょう

 配偶者、子ども、きょうだい、親戚、医療・介護の従事者と、カタチにした想いを共有します。自分の想いを共有しておくことは、自分らしく過ごすこと、自分らしく最期を迎えることにつながり、また家族や大切な人の道しるべとなります。

ACP8

ステップ4:繰り返しましょう

 人は1年に1回年を取り、自分の想いや身体面が変化します。「どう過ごしたいか、どう生きていきたいか」が変わるときは、その都度更新し、また周囲と共有するようにしましょう。

ACP7

ACP(人生会議)の主な流れ(PDF:270KB)

甲府市ではACPに関する様々な取組みを行っています!

ACPノート「わたしの想いノート〜自分の人生の物語を想像してみませんか〜」の配布

 「想いをカタチに」する際に、自分のプロフィールや想い、身体面、社会面について記載できる「わたしの想いノート〜自分の人生の物語を想像してみませんか〜」を配布しています。

 まずは自分の好きなページから気軽に書き始めてみましょう。記載できたら、保管場所を家族や大切な人と共有したり、お薬手帳と共に持ち歩いて、かかりつけ医や介護支援専門員、地域包括支援支援センターの職員などの医療・介護従事者と共有し、自分の想いを伝えてみましょう。

わたしの想いノートチラシ

わたしの想いノート チラシ(PDF:1,706KB)

★この表紙が目印です!

ACP⑥

 

「わたしの想いノート〜自分の人生の物語を想像してみませんか〜」配布場所

甲府市健康支援センター 健康政策課 医療介護支援係 (甲府市相生2−17−1)

電話番号: 055ー237ー5484 (健康政策課 直通)

※提供数に限りがございます。在庫の確認をいたしますので、ご来庁前にお電話ください。

「わたしの想いノート」を記載した方へ アンケートご協力のお願い

 今後のよりよいACPの取り組みの展開に向けて、「わたしの想いノート」を記載された方、また「わたしの想いノート」を活用し本人へ支援を行った医療・介護関係者のみなさまに、アンケートのご協力をお願いしております。

回答はこちらから

ACPのポスターの設置

 甲府市役所、甲府市健康支援センター、甲府市内の福祉センターや公民館など、様々な場所にACPに関するポスターを設置しています。

 PDFでダウンロードできます。ぜひご活用ください↓

ACPポスター

ACPポスター(PDF:1,280KB)

参考

・厚生労働省「人生会議してみませんか」(別サイトへリンク)

・厚生労働省/神戸大学「ゼロからはじめる人生会議」(別サイトへリンク)

よくある質問

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お問い合わせ

保健衛生総室健康政策課医療介護支援係

〒400-0858 甲府市相生2丁目17番1号(健康支援センター2号館1階)

電話番号:055-237-5484

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