更新日:2025年8月20日
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平均自立期間(日常生活動作が自立している期間の平均)は、国が示す健康寿命の指標の1つで、介護保険の要介護度の要介護2~5を「不健康」として算出するものです。
令和5年における甲府市の平均自立期間(日常生活動作が自立している期間の平均)は、男性が78.93年、女性が83.14年となっています。ただし、単年の結果のみに注目するのではなく、中長期的にその推移を見ていくことが重要と考えています。
なお、国や県で主に使用する健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)とは算出方法が異なるため、比較できません。また、甲府市の所有するデータを用いて独自に算出しているため、他市町村とは算出に用いるデータ等が異なる可能性があります。
(参考)令和4年の健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)
・国の健康寿命
男性:72.57年 女性:75.45年
・山梨県の健康寿命
男性:73.47年 女性:76.16年
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定められています。
国の「健康日本21」(第3次)においては、健康寿命の延伸が実現されるべき最終目標とされており、具体的には、平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加が目標値として設定されています。
引き続き、健康寿命を延ばしていけるよう、各種健康づくり施策に取り組んでまいります。
甲府市では、③の「日常生活動作が自立している期間の平均」について、以下のとおり算出しました。
1)算定に使用したプログラム
平成24年度厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究班」による「健康寿命の算定方法の指針」(平成24年9月)に基づき、「健康寿命の算定プログラム」を使用して算出しました。
(参考:厚生労働科学研究健康寿命のページ)
https://toukei.umin.jp/kenkoujyumyou/#r4
2)使用したデータ
項目 | 出典 | 時点等 |
---|---|---|
人口 |
住民記録台帳登録者数 |
10月1日現在の総人口 |
死亡数 |
保健衛生統計 ※市独自の統計数値であり、外国人も含む。 厚生労働省発表の人口動態統計公表値とは一致しない部分がある。 |
当該年次の1年間 |
要介護認定者数 |
介護受給者台帳 |
10月1日現在 |
簡易生命表 |
簡易生命表(厚生労働省) |
当該年次 |
3)留意点
「日常生活動作が自立している期間の平均」は、40歳以上の要介護2~5を不健康な状態とし、それ以外を健康(自立)な状態とみなしているため、主に65歳以上の高齢者の、身体的な要素を中心とした限定的な健康状態の評価となっています。
国や県で主に使用する健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)とは、算出方法が異なるため、比較はできません。また、甲府市の所有するデータを用いて独自に算出しているため、他市町村とは算出に用いるデータ等が異なる可能性があります。
算出年次ごとに変動がみられますが、偶然による変動(算出上の誤差)も影響していると考えられます。都道府県単位の算出であっても、±0. 5年程度の誤差が発生している可能性があるとされています(厚生労働省「健康寿命のあり方に関する有識者研究会報告書」(平成31年3月)補論A6)。
よくある質問
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お問い合わせ
保健衛生総室健康政策課健康生きがい係
〒400-0858 甲府市相生2丁目17番1号(健康支援センター2号館1階)
電話番号:055-237-2586
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