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芸能

黒平の能三番

黒平の能三番(のうさんば)は、上黒平と下黒平で昔から伝わる伝統芸能です。小正月の道祖神祭(どうそじんさい)の時に、鼓や笛のお囃子(はやし)に合わせて踊られる舞のことです。道祖神に奉納(ほうのう)したあと、翁(おきな)、黒木尉(くろきじょう)、千歳(せんざい)の3人(役)により、民家のざしきで行われます。

昭和35年には、山梨県無形民俗文化財に指定されました。

現在は、上黒平では、黒平町の出身者が伝統を受け継ぎ、後世に伝える活動を行い、下黒平では、年に2回ほど、「かんざらしそば講」と「ほうとう祭り」のときに、能三番の上演を行っています。

天津司の舞

天津司の舞(てんづしのまい)は、小瀬町にある天津司神社に古くから伝わる日本最古の人形芝居ともいわれる伝統芸能です。国の重要無形民俗文化財に指定されています。

4月10日前の日曜日に、天津司神社から下鍛冶屋町(しもかじやまち)の諏訪神社まで、ご神体である9体の人形がおみゆき(神様が列をつくって歩くこと)し、境内の「お船囲い」とよばれる幕の中で舞が披露されます。

甲府ばやし

甲府ばやしは、甲府えびす講祭りをはじめとしてお祭りのときに行われます。笛や太鼓などのおはやしを、7人が1組になって演奏し、お祭りの気分をもりあげます。

旧甲府市内につたわる郷土芸能で、甲府市の無形文化財に指定されています。

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