更新日:2022年8月22日
ここから本文です。
明治後期、現在の大津町から中央市乙黒にかけての笛吹川の土手沿いに「太白(たいはく)」「駒繋(こまつなぎ)」などといわれる品種の桜が咲き誇っていました。その地名から「乙黒桜」と呼ばれ、花の咲くころになると、舞鶴城公園の花見客が移ってきたのかと思わせるほど、多くの人でにぎわったそうです。
画像:白色の大輪(約5cm)で一重咲きが特徴。開花時期は、ソメイヨシノより遅い4月中旬
しかし、昭和初期、笛吹川の河川改修などにより伐採され、乙黒桜は姿を消してしまいました。その桜を復活させようと、中央市乙黒の田中松彦さんが孫木を接ぎ木するなどして、苗木を増やし守り育ててきました。平成20年2月、そのうち6本の桜を、田中さんからの寄付で、市歴史公園に移植しました。
画像:田中さんが育てた乙黒の桜
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください