更新日:2023年8月30日
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飼い主のいない猫(野良猫)に関して、次のような苦情や相談が保健所に多数寄せられています。
猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」により愛護動物として定められています。
このため、市で駆除を目的とした捕獲や処分をすることができません。
ただ、野良猫をそのままにしておくと、あっという間に数が増え、ふん尿などの被害が大きくなるとともに、
猫が好きな人と猫が嫌いな人との間でトラブルにもなりかねません。
野良猫の被害に困っている人、かわいそうな猫を助けたい人、それぞれに共通するのは
「野良猫(かわいそう・不幸な猫)は減って欲しい」という想いです。
そこで、両者の想いも大切にし、野良猫による地域の問題を解決していくため、
地域の皆様による「地域猫活動」を応援しています。
地域猫は、特定の飼い主がいないものの、不妊去勢手術が施され、その地域の住民によって管理されている猫を指します。
※野良猫は、特定の飼い主がおらず、主に屋外で生活している猫を指します。
地域の皆様が主体となって、飼い主のいない猫(野良猫)に不妊・去勢手術(TNR)のほか、エサやりやトイレなどを適正に管理することで、野良猫の数と被害を減らし、人と猫がともに暮らしやすい地域にしていく活動です。
【チラシ】地域にいる猫の困りごとを減らす地域猫活動(PDF:737KB)
対象となる野良猫を保護して、不妊去勢手術を行った後、元の場所に放します。
この活動は、Trap[捕まえる]、Neuter[手術する]、Return[戻す]もしくはRelease[放す]の英単語の頭文字をとって、
「TNR」活動と呼ばれます。
飼い主のいない猫(野良猫)の不妊去勢手術を行うことに、次の効果が期待されています。
地域住民、町内会や自治会の役員などで問題点を確認し、解決に向けた取組みについて話し合います。
活動の趣旨を十分に説明し、地域の理解を得て活動を行うことが必要です。
「エサを与えて猫を増やしている」、「エサやりによってカラスなどの野生鳥獣も増えた」など、誤解を与えないためにも、自治会や周辺の地域住民に説明し、必ず理解を得たうえで活動するようにしましょう。
地域の実情に応じて、猫を管理する方々が無理なく続けられるルールを決めましょう。
猫は1年間で2~4回出産が可能であり、1回で4〜8頭の子猫を産みます。
生後半年ほどで繁殖可能となり、次から次へと増えていきます。
野良猫がこれ以上増えないようにする必要があります。
手術の際には耳の先端をカットをして、手術をしていない猫と区別できるようにしましょう。
【重要】
甲府市では、猫の不妊・去勢手術を推進するため、手術費用の一部を補助する事業を実施しております。詳しくは甲府市猫の不妊・去勢手術費補助金交付制度をご確認ください。
※甲府市では、猫の不妊・去勢手術を行う方に対して、猫の保護器の貸出を行っています。
詳しくは猫用トイレの作り方(PDF:443KB)をご確認ください。
野良猫を増やさないために、次のことを守ってください。
かわいそうだから、という理由で無責任にエサだけを与える行為は、悪臭や害虫の発生、ふん尿被害などで周囲に迷惑を掛けるだけでなく、望まれない不幸な命を増やすことにつながります。周辺住民の理解を得た地域猫活動となるよう心がけましょう。
子猫を見つけたら、まずは、脅かさず、静かに見守ってあげてください。
※子猫に人が触れると、人の匂いがついてしまい、かえって、母猫の育児放棄に繋がる可能性があるので注意が必要です。
子猫の近くに、母猫の姿が見えなくても、実は、人目を避けてお世話をしたり、安全な場所に引っ越ししている途中の場合がほとんです。
また、引っ越しの際には、母猫は子猫を1匹ずつくわえて運びますので、人が子猫を保護すると、母猫から子猫を引き離すことになってしまいますので注意が必要です。
ご自宅の敷地内で子育てをされては困るという方は、エサを与えず、「そこで子育てしているの、気づいたよ」「ここの居てはだめだよ」と声をかけていると、いつの間にか引っ越しを始めてくれるそうです。
子猫がある程度大きくなったら、母猫と子猫の双方に不妊・去勢手術をしてあげると、増えることはないので安心です。
よくある質問
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お問い合わせ
生活衛生室衛生薬務課衛生薬務係
〒400-0858 甲府市相生2丁目17番1号(健康支援センター2号館2階)
電話番号:055-237-2550
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