更新日:2021年11月18日
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「野良猫を他の場所に連れて行ってほしい。」
「市で捕獲して処分してもらえないか。」
このような要望が市へ寄せられていますが、猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」により愛護動物として定められているため、市で駆除を目的とした捕獲や処分をすることができません。
ただ、野良猫をそのままにしておくと、あっという間に数が増え、ふん尿などの被害が大きくなるとともに、猫が好きな人と嫌いな人との間でトラブルにもなりかねません。
野良猫の被害に困っている人、かわいそうな猫を助けたい人、それぞれに共通するのは「野良猫(かわいそう・不幸な猫)は減って欲しい」という想いです。
そこで、両者の想いも大切にし、野良猫による地域の問題を解決していくための取り組みとして、地域猫活動を紹介します。
地域にお住まいの皆さんが主体となって、野良猫に不妊・去勢手術を実施するなど適正に管理することで、野良猫の数と被害を減らし、暮らしやすい地域にしていく活動です。
実施する場合は、適正に飼養管理するためにも複数人で活動しましょう。
地域の猫の数や性別、耳カットの有無、明らかに飼い主がいないのかなどを確認しましょう。また、猫に関する苦情やトラブルを把握しておくことも大事です。
エサのあげ方や掃除の回数など、猫を管理する方々が無理なく続けられるルールを決めましょう。
地域猫活動を実施する場合は、地域住民の理解が必要不可欠です。
「エサを与えて猫を増やしている」、「エサやりによってカラスなどの野生鳥獣も増えた」など、誤解を与えないためにも、自治会や周辺の地域住民に説明し、必ず理解を得たうえで活動するようにしましょう。
猫は1年間で2~4回出産が可能であり、1回で4~8頭の子猫を産みます。生後半年ほどで繁殖可能となり、次から次へと増えていくため、野良猫がこれ以上増えないようにする必要があります。
また、不妊・去勢手術には「性格が穏やかになる」、「尿のにおいが軽減される」、「発情による鳴き声が抑制される」などの効果も期待できます。
手術の際には耳カットをして、手術をしていない猫と区別できるようにしましょう。
甲府市では、猫の不妊・去勢手術実施にあたり、市民の方へ手術費用の一部を補助する事業を実施しております。詳しくは甲府市猫の不妊・去勢手術費補助金交付制度をご確認ください。
エサ場からなるべく近いところで、土地の所有者や地域の同意が得られた場所にトイレを設置し、常に清潔に保ちましょう。
詳しくは猫用トイレの作り方(PDF:443KB)をご確認ください。
野良猫を増やさないために、次のことを守ってください。
かわいそうだから、という理由で無責任にエサだけを与える行為は、悪臭や害虫の発生、ふん尿被害などで周囲に迷惑を掛けるだけでなく、望まれない不幸な命を増やすことにつながります。周辺住民の理解を得た地域猫活動となるよう心がけましょう。
よくある質問
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お問い合わせ
保健衛生室生活衛生薬務課生活衛生薬務係
〒400-0858 甲府市相生2丁目17番1号(健康支援センター2号館2階)
電話番号:055-237-2550
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