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更新日:2022年8月22日
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かつて、甲府駅南口のロータリーにあった噴水塔。懐かしく思う方も多いのではないでしょうか?
噴水塔は水晶を模したもので、直径15mの池と幅5mの緑地帯に囲まれていました。
噴水の部分は、光学ガラスで作られた、水晶を模造したものがいくつも積み重なり、高さは2.7m。
そこから高さ7.5mまで水を噴射、さらに池から噴水塔に向かって、12の小さい噴水が噴射されていました。
画像:昭和41年ごろの様子。現在のバス乗降場の南西側辺りにありました。
実はこの噴水塔は、ある電気メーカーが会社の宣伝用に計画したものでした。
その後、市に寄贈されることになり、昭和35年10月17日の市制祭の日にお披露目となったのです。
噴水塔の総工費は、なんと当時で800万円!とても豪華なものでした。
また、噴水塔の内部には、20ワットの黄色や白色の照明灯が6個付けられ、夜にはライトアップも。
甲府の夜景の1つとしても親しまれていました。
画像:ライトアップした噴水塔
しかし、かいじ国体(昭和61年)に伴う駅前整備事業により、昭和60年に噴水塔は姿を消しました。
「宝石の街甲府」のシンボルとして25年間、多くの市民や観光客の目を楽しませてくれたのです。
ちなみに、信玄公像はかつて噴水塔の南側にありました。
信玄公像も駅前整備に伴って、現在の場所に移設されたのです。
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