更新日:2023年4月21日
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10月22日に「オリオン・スクエア」として新しく生まれ変わるオリオン通り商店街。
“オリオン”という名称は、ある映画館に由来することをご存じですか?
現在のオリオン通り周辺はかつて、上級公務員の官舎街でした。
大正15年に南北の通りが開設されると、繁華街への近道として人びとに利用されるようになりました。
昭和20年の甲府空襲で、この辺りも焼け野原になりましたが、その後に建てられた貸店舗長屋が復興への原動力となり、甲府駅と中心街を結ぶ主要な道路となりました。
そのころには「人の流れを地域の発展につなげるため、この場所を商店街化するべきだ」という声が上がるようになり、昭和23年、通り沿いにあった検事正宿舎が移転し、通りの両側に商店が建ち並び、商店街が誕生しました。
その一画に「オリオンパレス」という映画館があったことから「オリオン通り」と呼ばれるようになりました。
オリオンパレスは市内で初めての洋画専門館でした。
『風と共に去りぬ』『カサブランカ』といった名作も上映され、若者たちでにぎわったそうです。
由来となったオリオンパレスは、昭和32年に廃業してしまいましたが、“オリオン”という名は現在も親しまれ続けています。
画像:昭和初期のオリオン通り。
正面は甲府電力(現・東京電力山梨支店)。
画像:オリオン・スクエア(写真は平成22年9月14日現在)。
光を取り入れることができるガラス張りのアーケードで、歩道もこれまでより広くなります。
お問い合わせ
市長室情報発信課広報係
〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎5階)
電話番号:055-237-5314
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