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更新日:2016年8月26日

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正ノ木さんとまよい子しるべ石

正ノ木さん

正ノ木さんとして親しまれているお祭りは、太田町の稲積神社の祭礼です。
稲積神社は、もとは現在の甲府城跡に祀られていましたが、甲府城築城に伴って現在地に移り、400年以上が経ちました。お祭りもそのころから行われているようで、やはり長い歴史をもっています。

正ノ木稲荷祭りは、毎年5月2日の夕方から5日の夕方にかけて盛大に行われます。県内はもちろん、近県や関西方面からも大勢の人が訪れ、中央線・身延線ともに臨時列車を増発していた時期もありました。
立春から数えてちょうど88日目(八十八夜)にあたる5月2日ごろは、春から夏に移る節目の日として古くから重要視されてきました。また、霜の心配もなく安定した気候になることから、かつて農家ではこの時季に種まきや苗の植え付けにとりかかったそうです。

今では植木市のイメージが強いお祭りですが、もともとは農機具や苗、種が売買される市でした。
「どっこいしょの正ノ木さん」という言葉は、農家の人が祭りを境に腰をあげて働きだすという意味で、今でも何か活動を始めるときの合言葉として耳にしますね。

まよい子しるべ石

稲積神社の境内には、「まよい子しるべ石」という石塔があります。
石塔の右側の面には「たずぬる方」、左側の面には「志らする方」と刻まれていて、それぞれに迷い子の特徴と心当りの子どもの様子を書いた紙を貼ることができるようになっています。「正ノ木さん」は安売りで知られ、たくさんの人出があったことから、江戸時代には「千両祭り」と呼ばれていたほどでした。とても賑わう中、迷い子もたくさん出たことでしょう。しかし、このしるべ石に貼り紙をすると、すぐに子どもは見つかったそうです。
一方、裏側には「是より百度参」と刻まれていて、この石塔には神社へのお百度参りの起点(百度石)としての役割もあったようです。

人出の多い神社やお寺にしか存在しない、まよい子しるべ石はそれ自体、数が少なく、さらに百度石としての性格も併せもつものはほとんどないため、このしるべ石はとても貴重なものなのだそうです。


画像:左側がまよい子しるべ石

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