ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化 > 文化財 > 日本遺産「星降る中部高地の縄文世界~数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅~」
更新日:2025年3月31日
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平成30年5月24日、八ヶ岳を中心とした中部高地の縄文文化が「日本遺産(Japan Heritage)」の認定を受けました。甲府市の縄文文化もその一翼を担っています。
日本の中心に位置する中部高地には縄文時代の黒曜石鉱山があります。掘り出された黒曜石のカケラが輝く様から、この辺りは「星降る里」と言い伝えられてきました。また、ふもとのムラからは土器や土偶が出土しており、縄文人の営みや芸術性を身近に感じることができます。
平成9年、東八代広域斎場建設事業に伴い、右左口町の供養寺(くようじ)遺跡と後呂遺跡の発掘調査を行い、縄文時代と古墳時代の集落跡が発見されました。この土器は、たくさんの土器や石器とともに縄文時代の竪穴式住居跡から出土しました。
(甲府市教育委員会所蔵)
土器の上部にある突起は、女性の髪を模していると考えられています。2つの顔は「笑い」と「怒り」か・・。出産の「苦しさ」と子を抱く「喜び」を込めたのかもしれません。
こちらの人面装飾付深鉢形土器は、甲府市藤村(ふじむら)記念館でご覧いただけます。
この日本遺産の構成文化財には、縄文時代で最初に国宝に指定された「縄文のビーナス」(長野県茅野市棚畑<たなばたけ>遺跡出土)をはじめとして、縄文時代の多数の土偶および人面装飾土器等があります。これらの土偶等の中で特に優れ、特筆すべき出土遺物33点の御朱印ができました。
後呂遺跡出土の人面装飾付深鉢形土器の御朱印は、展示している藤村記念館で承ります。また、オリジナルの御朱印帳の販売も行っています。(1,980円)
「三十三番土偶札所巡り」については、こちら(別サイトへリンク)をご覧ください。
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