更新日:2023年4月6日
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観賞用に栽培されている植物には、イヌサフラン、グロリオサなどのように毒が含まれるものがあります。特に認知症を患い、または認知機能が低下した方や、幼児・児童などが誤って食べることによる食中毒事例が全国で散見され、死者も発生しています。
誤食するリスクのある方の介護者や保護者、関連施設の職員におかれましては、厚生労働省が作成したリーフレットを参考に、鑑賞用植物の誤食による食中毒にご注意ください。
有毒植物(観賞用)リーフレット(厚生労働省)(PDF:1,007KB)
家庭で栽培しているニラ(食用)の近くに自生するスイセン(有毒)を誤って食べて食中毒になるなど、自分が栽培しているものだから大丈夫だという思い込みが、思いもしない結果になることがあります。
家庭菜園であっても収穫したものをよく確認し、食用と確実に判断できないものは、絶対に食べないでください。
また、食用のサトイモ(里芋)とよく似た「クワズイモ」を誤食し、摂食後すぐに、口のしびれ、悪心、嘔吐などの中毒症状が現れる事例が報告されています。この中毒症状は、針状結晶のシュウ酸カルシウムによるものとされています。シュウ酸カルシウム自体は、アクの成分でもあり、食用のサトイモにも含まれています。サトイモの個体差(乾燥気味)や調理方法(アクの除去)によっては、食用のサトイモでも同様の症状が現れることがあります。サトイモのアクの成分を取り除く方法は、農林水産省ホームページ「さといもの煮物を食べたら・・・」を参照してください。
さといもの煮物を食べたら・・・(農林水産省ホームページ)(別サイトへリンク)
その他、野菜や山菜に似た有毒植物の誤食による食中毒を防止するための情報が、農林水産省等のウェブサイト(下記関連リンク)へ掲載されていますので参考にしてください。
春先から初夏にかけて、野草や山菜がたくさん採れるこの時期に、有毒植物の誤食による食中毒が多く発生しています。この食中毒の患者の約半数が60歳以上の高齢者です。
食用と確実に判断できない植物については、絶対に「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」を徹底しましょう。
有毒植物(野草・山菜)リーフレット(厚生労働省)(PDF:626KB)
高齢者注意喚起リーフレット(厚生労働省)(PDF:750KB)
秋は、きのこ狩りや山菜狩りなどで、誤って毒のある種類を採って食べてしまい食中毒となる例が、全国的に発生します。
この食中毒は、食べたものにもよりますが、食べてから数時間で、嘔吐や下痢などの消化器症状のほか、発汗や手足のしびれ、意識混濁などの神経症状が現れることがあります。重症化すると死亡することがあります。
安全だと確認できないものは、「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」を徹底しましょう。
自然毒のリスクプロファイル(別サイトへリンク)に、科学的に評価された情報が掲載されていますのでご確認ください。
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