ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 市長のページ > 市長記者会見 > 令和6年度 > 令和6年4月9日市長定例記者会見

  • 庁舎案内
  • よっちゃばれ!甲府の魅力、大集合!大好き!こうふ市

マイメニュー

マイメニューの機能は、JavaScriptが無効なため使用できません。ご利用になるには、JavaScriptを有効にしてください。

ここから本文です。

更新日:2024年5月17日

令和6年4月9日市長定例記者会見

記者会見0409

場所

本庁舎4階大会議室

発表事項

  • 甲府城南側エリアの整備について
  • 武田二十四将騎馬行列の開催について
  • 新生児への木製品の配付について
  • 「甲府市空き家バンク活用促進助成金制度の開始」及び「木造住宅の耐震改修に係る補助制度の拡充」について

配付資料

会見動画

会見を動画でもご覧いただけます。
甲府市ちゃんねる(別サイトへリンク)

発表内容

 本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
 まず、はじめに、本市の友好都市である中国四川省成都市への訪問についてであります。

 本年、友好都市締結40周年を迎える成都市では、友好の証として日本庭園をイメージした「甲府園」を造園中で、4月26日に開幕される「2024年成都国際園芸博覧会」においてその公開が予定されており、当該博覧会の開幕式への招待を受けましたことから、成都市へ訪問する運びとなりました。また、8月にも友好都市締結40周年を記念し、訪問を控えていることもあり、成都市との絆をより一層深め、今後の更なる交流の発展につなげてまいります。

 続きまして、物価高騰支援として好評をいただいておりました「がんばろう甲府!プレミアム付き商品券」の第2弾につきまして、ご案内させていただきます。
 本商品券は、第1弾と同様に、「デジタル版」と「紙版」の2種類となります。
 デジタル版は1口5千円で7千円分、紙版は1冊5千円で6千5百円分、ご利用いただけ、どちらか一方を1人最大5口までご購入いただけます。
 商品券の利用期間は、5月20日㈪から8月31日㈯で、ご利用可能な店舗につきましては、第1弾の店舗を継続するとともに、新たな店舗を随時、募集しております。ぜひ、多くの市民の皆さまにご活用していただきたいと思います。

甲府城南側エリアの整備について

 それでは、本日の発表項目4項目につきまして、お話をさせていただきます。
 1つ目は、甲府城南側エリアの整備についてであります。

 資料の1及び前にあるモニターも併せてご覧ください。

 令和4年6月に公表いたしました「小江戸甲府城下町整備プラン」では、甲府城南側エリアが、甲府城と市内の各拠点をつなぐ新たな歴史文化のランドマークとなるよう取り組んでいくことといたしました。
 甲府駅周辺のエリア価値の向上や新たな日常の実現を目指すため、「歩きたくなるまちなかの創出」、「甲府の歴史・文化が感じられる空間の演出」、「新たな文化・価値の創造」の3つのコンセプトをカタチにできるよう、整備を進めているところであります。

 この度、施設等の概要が固まりましたことから、その内容について、ご説明をさせていただきます。
 はじめに、歴史文化交流施設について、資料の左側をご覧ください。

 本施設は、「華やかなりし小江戸文化を中心に甲府の歴史・文化を感じ、交流し、つないでいく歴史文化交流施設」をコンセプトに、江戸時代の芝居小屋を感じていただける建物のデザインとし、資材の一部に県産木材を使用しながら、随所に梁や柱を強調した、木の温もりが感じられる建物となっております。
 かつて甲府が小江戸と呼ばれる賑わいがあった頃、歌舞伎などの様々な芸能が興行されていた、「亀屋座」という芝居小屋がありました。
 そこでは、当時の歌舞伎界の大スターを次々と招き、舞台公演が行われていたことから、甲府は特に芝居熱が高く、また、「甲府で成功すれば江戸でも成功する」とも言われていたそうです。

 私は、賑わいの中心であったこの芝居小屋をイメージする中で、甲府の豊かな歴史・文化が感じられ、多くの人が集い、多彩な交流が生まれる場として、市民の皆さまをはじめ、観光客の皆さまにも楽しんでいただけるような空間にしていきたいと考えております。

 施設内は、120人が観覧できる多目的ホールを備えており、かつての「亀屋座」のように、寄席や音楽などの演芸が楽しめるほか、市民の皆さまをはじめ、様々な方が、歌や踊りなど、日頃の練習の成果を披露する晴れの舞台として、ご利用いただきたいと思っております。
 このホールは2階席の高さを低くし、手を伸ばせば届くような距離感とすることで、客席と舞台とのつながりや、臨場感を感じていただける空間としています。また、ホール左右にある全5室の多目的ルームは、歴史・文化の発信の場として、伝統工芸品などの物販、芸術家や学生が創作した絵画や、ジュエリーなどの展示のほか、地場産業にちなんだモノづくり体験のワークショップなど、様々な用途で使っていただくことが可能であり、新たな文化の創出や、多様な交流が生まれることが期待できます。

 さらに、若手起業家など、新しい事業の展開を目指す方に、ここを「チャレンジの場」として出店・活用していただき、その後の中心市街地等への本格的な開業の後押しになればと考えております。
 そのほか、観光客の皆さまの利便性・回遊性向上のため、レンタサイクルをご用意いたしますので、市内の飲食店や観光スポットを気軽に巡っていただきたいと思います。

 次に、交流広場についてであります。
 資料の中央下、「交流広場」の部分をご覧ください。

 歴史文化交流施設の南北に隣接する緑地と西側の園路が交流広場となっており、ここでは、多様な交流を生み出す「オープンスペース」として、ブースやキッチンカーによる出店をはじめ、マルシェや夏祭りといった様々なイベントを開催できるほか、ミニステージを活用した野外音楽ライブなど、発表の場としてもご利用いただけます。また、桜や紅葉など、四季の移ろいが感じられる樹木を多く植えるとともに、ミニステージの客席としても利用できるベンチのほか、交流施設の軒下にも椅子やテーブルを設置してまいりますので、ご家族などとともに、小江戸情緒あふれる雰囲気の中で、ゆったりとしたひと時を楽しんでいただきたいと思います。

 最後に、飲食物販等施設についてであります。
 資料の右上をご覧ください。

 歴史文化交流施設の西側に南北に続く9棟の建物が「飲食物販等施設」であり、ここでは、甲府城を中心として、城下に栄えた、小江戸甲府の雰囲気や賑わいを感じながら、食事や買い物を楽しむことができます。
 こちらの施設は民設民営で事業が進められており、現在18テナントの入居者を募集中で、郷土料理やジュエリーのほか、ジェラートなど気軽に食べ歩きができるようなお店も見込まれておりますので、楽しみにしていただければと思います。また、これらの店舗の間を抜けて南へ進むと、オリオンイーストへ続くことから、商店街と連携・連動したイベントを実施することで、賑わいの相乗効果を図るとともに、回遊性の向上に繋がるまちづくりを進めてまいります。

 これらの施設のオープンは令和7年4月を予定しております。
 ぜひ、楽しみにお待ちください。

武田二十四将騎馬行列の開催について

 2つ目は、武田二十四将騎馬行列の開催についてであります。
 資料の2をご覧ください。

 郷土の英雄武田信玄公の命日であります4月12日㈮に、信玄公の遺徳を偲ぶ行事として、地元相川地区の皆さまを中心に、長きに渡り受け継がれてきました武田神社例大祭の神輿などと合わせ、「武田二十四将騎馬行列」を開催します。

 この騎馬行列は、例年、信玄公役と武田二十四将役を公募にて決定し、開催しておりましたが、今回は信玄公役を甲府大使でモデルの「高瀬真奈さん」に演じていただきます。
 当日のコースとしては、武田神社を出発した後、甲府駅北口のアシストエンジニアリングよっちゃばれ広場を経て、平和通りを南下して、遊亀公園にて折り返し、舞鶴城公園を経由して、再び武田神社へと戻ります。昨年はコロナ禍の影響で、アシストエンジニアリングよっちゃばれ広場にて折り返す行程での開催となりましたが、今回の遊亀公園を折り返すコースでの開催は5年ぶりとなります。

 高瀬さん演じる信玄公と武田二十四将の騎馬行列の勇壮な出陣を、ぜひ間近でご覧いただければと思います。

新生児への木製品の配付について

 3つ目は、新生児への木製品の配付についてであります。
 資料の3をご覧ください。

 木との触れ合いを通じて木への親しみや豊かな心を育む「木育」を推進するため、4月より、「宝石のまち甲府」をイメージした木のおもちゃと、甲府市産のカラマツを使用して作成した糸「木糸」からなるハンカチを新生児の誕生記念品として、お渡しを開始しました。

 対象となるお子様は、4月1日以降に届け出をされた新生児で、受付の際に市民課窓口でお渡ししており、4月5日時点で、30人の方にお渡ししたところであります。

 木のおもちゃは、この「森の宝石ラトル」です。
 本市が「宝石のまち」であるとともに、「自然豊かなまち」でもありますことから、本市が持つこれらの魅力をイメージできるような形状とし、素材には山梨県産のクリの木を使用して作成したものであります。
 このおもちゃを通じて、子どものころから木への親しみや、豊かな心が育まれるとともに、「宝石のまち甲府」を知り、好きになるきっかけとなればと考えております。

 次に、「木糸ハンカチ」です。
 このハンカチは、木材を原料に作成した木糸でできています。
 木糸は、天然資源からなる環境と身体に優しい素材であり、毛羽立ちが少なく、赤ちゃんにも安心して使えます。

 今回配付する「木糸ハンカチ」は、本市北部にある市有林のカラマツからできた木糸を使用しており、カラマツの木から木糸を作成して製品化するのは、全国で初めての取組であります。
 肌に優しく木の温もりを感じることができるこのハンカチを使用していただき、木を身近に感じることで、木材利用の促進などにも繋げていきたいと考えております。

「甲府市空き家バンク活用促進助成金制度の開始」及び「木造住宅の耐震改修に係る補助制度の拡充」について

 4つ目は、4月1日から開始しております「甲府市空き家バンク活用促進助成金制度の開始」及び「木造住宅の耐震改修に係る補助制度の拡充」についてであります。

 資料の4をご覧ください。

 はじめに、本市の「甲府市空き家バンク制度」につきまして、令和5年7月に対象地域を市内全域とする制度の拡充を行い、新たに物件の登録がされ、売買契約の締結に至った案件があるなど、制度拡充の効果が出始めたところであります。

 今後、より多くの物件が登録され、取引されるよう、この度、「甲府市空き家バンク活用促進助成金制度」を創設いたしました。
 本助成金では、「甲府市空き家バンク制度」に登録されている物件の売り主と買い主の双方に対して助成金を交付するとし、売り主の方には、不動産の所有権移転登記に係る費用や、動産の処分費用など、売買契約にかかる各種費用に対して、最大10万円を助成いたします。
 買い主の方には、空き家を購入し、買い主自身が居住するために行う改修工事費用に対して、最大30万円を助成いたします。
 なお、「居住誘導区域内」や「まちなかエリア内」の空き家を購入した世帯や、子育て世帯等の方につきましては、上限額を引き上げて、助成いたします。

 本助成金により、売却に費用がかかるなどの理由で躊躇されていた方や、空き家を購入して、居住することを検討されている方の支援を行い、空き家の市場流通の活性化による空き家の解消を図るとともに、居住誘導区域への誘導や、子育て世帯等の居住促進など、複合的な施策の展開を図ってまいりたいと考えております。

 続きまして、木造住宅の耐震改修に係る補助制度についてであります。

 本市におきましては、大規模地震による木造住宅の倒壊等から市民の皆さまの、生命及び財産等を守ることを目的に、平成15年度から木造住宅の耐震診断、平成17年度からは木造住宅の耐震改修に要する費用に対し、支援を行ってまいりました。

 この度、能登半島地震における被災状況を踏まえ、更なる耐震化を促進するために、木造住宅の耐震改修に係る補助制度を拡充しました。
 耐震改修等については、補助額を上限100万円から125万円に、また、耐震シェルター設置については、補助額を上限24万円から36万円に引上げました。

 市民の耐震化に対する意識が高まっている中、戸別訪問等を通じて、補助制度を拡充したことを周知するとともに、地震被害の甚大さや、地震発生の切迫性、耐震化の必要性など、建物所有者の防災意識を啓発し、木造住宅の耐震化を促進してまいります。

 本日の発表項目は以上であります。

(司会:再度、ここで樋口市長より追加でお話しがございますので、今一度、樋口市長お願いします。)

 市の定例記者会見の場ではありますが、この場を借りて、甲府地区広域行政事務組合の管理者の立場から、一言申し上げます。
 去る3月22日に甲府地区消防本部職員が酒気帯び運転により逮捕されたことにつきましては、全く弁解の余地がなく、改めて圏域住民の皆様方に深くお詫び申し上げます。
 逮捕された消防職員につきましては、4月1日に起訴されたとの報告を受けておりますが、甲府地区消防本部に対しては、事実確認を進める中で、対応するよう指示しております。ご理解賜りますよう、お願いします。

 以上であります。

発表項目の質問について

(記者)
 歴史文化交流施設等の整備についてですが、飲食物販等施設は、令和7年4月にオープンを予定しているということですけど、歴史文化交流施設についてはいつごろ着工の予定で、実際に使えるのはいつごろになりそうか、予定を教えていただけますか。

(市長)
 先ほど申し上げた来年の4月オープンというのは、全てであります。すでに着工しております。

(記者)
 この歴史文化交流施設についてですけれども、去年確かクラウドファンディングで目標を上回る6億円が集まり、それも活用するとありました。総工費が大体どのぐらいになるのか、業者との契約、それから着工、もうすでに着工しているところもあるということですけれども、そのスケジュール的なところについて教えてください。

(産業部長)
 総工費につきましては、約4億4,800万円となっております。施設に関する建設の方は、もうすでに準備を進めているところでございますが、維持管理・運営、細かい利用料金等、そういった部分につきましては、今後6月の議会に上程してまいりますので、そちらの方で細かい部分については、お示しをさせていただきたいと考えております。

(記者)
 ちなみにいつ着工されたんでしょうか。

(産業部長)
 着工は今からになります。

(記者)
 この交流施設も含めた施設の業者との契約というのは、もう行われているということでよろしいでしょうか。

(産業部長)
 プロポーザルの審査を行いまして、そこで優先交渉権者、こちらの方は決まってございます。今後6月の議会に議案を上程しまして、そちらの方でしっかりと正式に決めていくという状況でございます。

(記者)
 それが終わってから着工ということですね。

(産業部長)
 申し訳ございません。工事契約については、3月に終わっているという状況でございます。

(記者)
 そうすると、すでに着工はされているということでよろしいんでしょうか。

(産業部長)
 工事については、もうすでに着工してるという状況です。

(記者)
 3月中に着工したということでしょうか。

(産業部長)
 はい。

(記者)
 歴史文化交流施設、それから飲食物販等施設も含めて、もう着工をしているという認識でよろしいですね。

(産業部長)
 はい。

(記者)
 武田二十四将騎馬行列についてですが、高瀬真奈さんを起用した理由、今回公募をあえてせずに女性を起用した理由を教えていただけますでしょうか。

(市長)
 信玄公祭りまつりは、今年どうするんだという議論もあり、信玄公祭りがこの春にあるということも想定し、こちらとの被りや色々なことを勘案しながら進めてまいりまして、甲府大使で、ジュエリーや、あるいは観光で契約させていただき、ご活躍いただいております高瀬さんにやっていただくことで、短期間の準備の中で一番効果が上がるということ。さらに、彼女は甲府出身でありますので、そういった方がこの歴史ある信玄公の遺徳を偲ぶ、武田二十四将の大将役をやるということで、市民の皆さま方にもアピールさせていただき、また、昨年は信玄公祭りでも女性の方が大将役と勘助役もされましたので、そういったことも流れとして非常にアピールができるのではないか、注目度も高まるのではないかということもあり、決定させていただいたという背景であります。

(記者)
 歴史文化交流施設の件でお伺いしたいんですけれども、これからまた細かいところが決まってくるかと思うんですが、現状で、例えば年間どのぐらいの来場や経済効果が見込まれているか、具体的な目標があれば教えていただきたいです。また、改めて、賑わいの拠点として期待されているかと思うんですが、市長としての期待感を教えていただければと思います。

(市長)
 様々な歴史が甲府にはありまして、今、武田二十四将の話をしましたけれども、武田から始まりまして、華やかなりし小江戸文化、そして明治・大正の時代、そして空襲を経て昭和から現在、そして未来にはリニアという中、こうふ開府500年の事業をする中で武田氏だけではなく、甲府城があり、華やかなりし小江戸文化をということで、その拠点づくりをし、その拠点がまち歩きや山登り、あるいは都市観光の拠点にもなりうるという、そういうコンセプトで作らせていただいております。
 また、先ほど産業部長から話がありましたが、6月にそういった形で議会の方にも改めて詳細についてお示しをしていくことを予定しておりますが、例えば60万人が来場した場合には、年間約29億から30億ぐらいになるのではと。各コンセプトを高めることで、観光客そして市民の皆さま方にも楽しんでいただけますし、先ほど申し上げました、この文化交流施設から南に下りますと、岡島百貨店跡地にぶつかり、その間にはオリオンイーストがあります。そういった未来に向けて、まちづくりでまた新たな展開ができると思いますので、そういったことをしっかりと精査をしながら、今後の見込みについて、市民の皆さま方にお示しをしていこうと思っているところであります。

(記者)
 歴史文化交流施設についてですが。多目的ホールは芝居小屋の雰囲気が漂うような建物になるということで、そういう施設を今後、できた後有効に活用するために落語とか歌舞伎とか、そういった演芸が活発に開催されるような、ソフト面での施策を同時並行で考えていらっしゃいますでしょうか。

(市長)
 先ほどちょっと申し上げましたけれども、2019年、5年前にこうふ開府500年という節目の年を迎えました。市民総参加で、様々な事業を子どもから高齢者まで、参画をしていただく中でやりました。あるいは地域ごとに地域の歴史を学び、また発表するような場面も作りましたので、そういったことをしっかりと踏襲をして、この歴史文化交流施設で発表する場にもしたいと思います。また、例えば、山が好きな芸能人や落語家の方も来まして、こちらで山登りした後に講座で落語をやっていただくとか、そういったことも経験をしましたので、様々な著名人にもお越しいただき、ここで質の高い、そういったことを小江戸情緒あるこの場所で市民の皆さま方に提供していただくようなことも考えていきたいと思っております。

(記者)
 この交流施設の多目的ホールですけれども、収容人数が120人ということで、キャパがあまり多くない気もするんですが、類似の施設とかは500人とか、もう少しキャパの多いところもあると思うんですけど、120人という設定というのは、敷地面積とか制約もあるかもしれませんが、どういうことでこの120人ということだったんでしょうか。

(市長)
 キャパはやはりそこの面積や金額もありますけれども、昔あった芝居小屋「亀屋座」のキャパに合わせた人数ですが、質の高いここならではといったものを考えていきたいと思っております。その他の300人とか500人とか、それぞれホールがありますので、そういったものをそれぞれ活用しながらと思っております。

(記者)
 何か県外の類似施設で参考にした例とかあれば教えていただければと思います。

(産業部長)
 香川県にあります旧金毘羅大芝居(金丸座)、こちらの方は少し参考にさせていただいたという状況でございます。

(記者)
 文化交流施設で、飲食物販等施設等は民設民営とのことですが、どこの企業が、どれぐらいの事業規模で、この民設民営の事業を進めるか教えてください。

(産業部長)
 民設民営の部分につきましては、株式会社タンザワの方でやっていくものでございます。事業規模は約6億円というふうに聞いております。

その他の質問について

(記者)
 リニアの駅が2031年ごろに完成するという発表がJR東海の方からありまして、市長もコメントを出していただきましたけれども、改めて、リニア周辺のまちづくり、南側とかの方は甲府市が主に担当して、県と連携しながら進めていくということになっていますが、2027年から2031年において、さらにその開業時期が2034年以降になるというふうにちょっと複雑であります。
 当初、2027年を基準として計画を進めていたものが、駅が2031年、さらに開業が遅れるということで、ちょっと複雑な計画変更も迫られてくるのではないかと思いますけれども、そこら辺のところについて、改めてどうお考えかお伺いしたいと思います。

(市長)
 少し動きがここのところありましたので、その辺はちょっと整理をしなければいけないですが、まず2027年を断念したことについては、正直申し上げて予想されていたことでありますけれども、改めて残念に思うところでもあります。
 ただ、JR東海からは、静岡工区の着工が大幅に6年4ヶ月遅れているというようなこともいわれており、今着工しても開業まで10年を要するものということでありました。その中で、スケジュールとして80ヶ月という長い工期で「(仮称)リニア山梨県駅」が着工するという発表がありましたので、いずれにしましても、駅ができる時期が定まったということについては、歓迎をさせていただきたいというふうに思っております。
 しかしながら、80ヶ月、つまり2031年頃ということになりますので、地元の皆さま方へは絶えず進捗状況を説明させていただいたり、地元への負担軽減に努めていただくことを絶えず間に入って、JR東海の方に申し上げていきたいということ。そして、工事が安全安心に進められるよう、私ども、県もそうだと思いますが、市も最大限の協力をしていくということが、私どもに求められていると思っております。
 それで、やはりまちづくりにつきましては、民間の皆さま方からも色々なご意見をいただいておりますが、リニア中間駅という素晴らしいポテンシャルがあるので、積極的に活用について考えていきたいと思います。
 しかし、いつそれができるのかわからない、大ざっぱにいいますとそういった意見が大半でありましたので、そういったことが定まりますので、今盛んに基盤整備を主に、まちづくり基本計画について策定をしておりますけれども、その検討委員会の中で、基本整備方針を今年度中に公表できるよう、鋭意検討いただいておりますので、その検討状況を見ていきたいと思います。
 また、その中で、県と市の意見がというような話もいただきましたけれども、当然、検討委員会ですから、意見が違ったり、色々な意見があって当然でありますけれども、市民目線で、あるいは利用者目線で、あるいは民活ができる目線で意見を申し上げ、県の方ともしっかりと連携をとって進めていきたいと思ってるところでもあります。
 近隣の用地取得が進んでおりますけれども、まだ滞っているところにつきましても、しっかり県に協力をさせていただいて、県と一緒に100%の建設が進むよう努めて参りたいと思っているところでもあり、意を新たにしたところでもあります。

(記者)
 3月の話ですけれども岡島の解体現場でパネルが落下するという事故がありましたが、先ほど市長がリニアの話の中で、市民の安全安心に努めて工事をしてもらうと話をされていたんですが、今回、パネルが落下するという事故、もし人がいたら大事故になっていた可能性が十分考えられる。その点については、市長としてどのような見解を持っているかお聞かせください。

(市長)
 見解としましては、やはりすべてのことを想定してやらなければいけない安全安心の解体工事でありますが、かなりの強風ということで、下を支える「あさがお」というものがありましたけど、それを飛び越えて落っこってしまったことについては、非常に遺憾に思っております。
 早速、民間業者の方では、目視で確認できる吹流しを設置したり、あるいは1人作業ではなく、2人・3人とマンパワーを強化してやるということや、あるいは作業員の事故ではありませんので労基署に届ける必要はないんですけれども、できる限りのことをして、示談もすぐに済ませたということであり、今後の安全管理を徹底するということで、市の方から指導といいますか、話をさせていただいたということであります。
 今後は、あらゆることを想定し、特に近隣の皆さま方にご迷惑をおかけしないよう、工事期間を安全安心でやって欲しいという認識を改めて持たせていただいたところではあります。

(記者)
 近隣の皆さまにご迷惑をかけないようにというお話がありましたけれども、一方で、今回公表というか、話として発表されていなかったんですが、それについて、例えば付近のオリオンイーストの商店街の方とかの話を聞くと、「すごく驚いて、やはりこういうのはしっかり話をしてもらって、その上で市の方でも指導して、しっかりと対応しましたということを言ってもらわないと、後から聞くと大変びっくりする」という話があったので、そこら辺についてもお伺いしたいです。

(市長)
 現場の職員の方に、その辺の事後については、まだ聞いてないんですけれども、今申し上げましたように、いくつかの点については、かなり迅速に、あるいは的確に対応を民間事業者がやりましたので、今後これを怠りなくやってくれという指導をさせていただいたことで、次に繋がらないように対応を取ったというつもりであります。
 近隣の方々に、そういうことで知らせて欲しかったということであれば、改めてこれからでも周知をし、すでに何人かにはしていると聞いていますけれども、改めて足りなければしたいと思います。

(記者)
 リニアの関係ですけれども、静岡県の川勝知事がこれまで静岡工区の着工を認めてなかった状況がある中で、先日辞職を表明されまして、きっかけになりました職業差別ととられかねない発言ついて、まず1点、どう思われたかということと、あと沿線首長として静岡工区の今後の進展をどういうふうに期待されるかということの2点伺えればと思います。

(市長)
 まず初めに静岡県知事さんの辞意表明でありますけれども、昔から色々な物議を醸す発言されていた方で、私見でありますけれども、大学の教授、あるいは政治家、つまり言葉を非常に大事にしなければならない方が、時に一方を高めて一方を貶めるような発言をされたり、選挙での政争の具みたいなことで、1つどころに受けて、もう1つのところ貶めるような発言を繰り返されたのは、非常に残念でならないということと、言葉を大事にしなければならない職業の方が、それで失敗をしてしまっているということは、本当に、静岡県民の皆さんにしても、残念でならないのかなというふうに思っております。
 もう1つは、発言の内容見ますと、静岡の水を守るとおっしゃっていましたけれども、その水を本当に大事に使っているご職業の皆さま方を貶めるような発言でしたので、静岡県全体を本当に愛していらっしゃったのかなというふうに思う次第であります。
 もうすぐにでも辞められるようなことが報道されていますので、いろいろな面で、それは私としては歓迎したいなというふうに思っております。
 というのは、ちょっと話長くなっちゃいますけれども、他で言わなかったんでこの際いいますけれども、知事時代仕えていらっしゃった副知事さんが、静岡市長になられて、全く正反対のご意見になられていますし、聞くところによりますと、関係市町村の首長さんたちも、ちょっと考えについていけないようなことも大分前からおっしゃっていたので、任期が来年の7月まででしたから、それまでかなと思っていましたけれども、この際、そういうことかなというふうに思っております。特にそれでどうこうじゃありませんけれども、そんな私見を持っております。
 静岡工区につきましては、先ほど申し上げましたように、遅れているのは事実でありますから、(仮称)山梨県駅が、2031年にできるということでございますから、その後、できるだけ速やかに品川-名古屋間の全線開通を望みたいなと思っております。
 もう1つは、今年も元旦に大震災がありました。これまで様々なところで、日本列島を大きな震災が襲っています。
 大動脈の東海道新幹線のバイパス機能としてということも非常に重要なリニア中央新幹線の役割でありますから、首相はじめ国会の皆さん、あるいは国交省の皆さんも、国家的プロジェクトというならば、そういった観点からも、交通機能の充実、東海道新幹線のバイパス、代替機能として、しっかりと進めていただきたいと思っております。また、私どもの立場でも、しっかりとそれを進めていきたいと思っております。

 以上であります。


(以上)
 言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。

(作成:甲府市情報発信課)

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

市長室情報発信課プロモーション推進係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎5階)

電話番号:055-237-5314

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
このページの情報はわかりやすかったですか?

ページの先頭へ戻る