ここから本文です。
更新日:2024年7月22日
本庁舎4階大会議室
会見を動画でもご覧いただけます。
甲府市ちゃんねる(別サイトへリンク)
本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
はじめに、来月の話でございますが、私と長沼市議会議長、他 職員で、本市の友好都市であります、中国 成都市を訪問いたします。
本市と成都市は、1984年(昭和59年)に友好都市を締結しており、今年は40周年の記念すべき節目の年であります。
日程は、来月8月4日から7日にかけて、成都市長への表敬訪問、意見交換のほか、8月2日から中国を訪問している、「甲府市 中高生 海外研修派遣団」と合流し、成都市内の学生との交流などを通じて、友好都市としての絆をより一層深め、今後の更なる交流の発展につなげてまいります。
それでは、本日の発表項目4項目につきまして、お話をさせていただきます。
1つ目は、歴史文化交流施設の愛称募集についてであります。
資料の1をご覧ください。
甲府城南側に建設予定の「歴史文化交流施設」につきましては、本年4月の記者会見でご説明させていただいたとおり、甲府の豊かな歴史・文化が感じられ、多くの人が集い、多彩な交流が生まれる場として、令和7年4月のオープンを目指して、整備を進めているところであります。
6月定例会において、承認されました設置条例においては、施設の名称を「甲府市 歴史文化交流施設」としておりますが、市民の皆様や、県内外から訪れる多くの方々に、愛され、親しみを持っていただけるよう、当施設の愛称を広く募集することといたしました。
募集する愛称は、施設コンセプトである「華やかなりし 小江戸文化を中心に 甲府の歴史・文化を感じ、交流し、つないでいく 歴史文化交流施設」に合ったもので、誰もが覚えやすく、親しみやすい名称をご提案いただきたいと思っております。
応募期間は、今月19日(金)から8月19日(月)までとし、応募方法は、本市ホームページ内の専用応募フォームから応募できるほか、観光案内所や公民館などの公共施設に設置する応募用紙、または、ハガキ等に必要事項を記載していただき、観光課へお持ちいただくか、郵送やFAXにて応募することができます。
その他の応募条件等の詳細は、お手元の愛称募集の応募用紙をご覧ください。
なお、愛称に採用された方には、10,000円分のクオカードと、甲府ふるさと大使であるハローキティの限定ぬいぐるみを贈呈いたします。ぜひ、多くの皆様からのご応募をお待ちしております。
2つ目は、第6回小江戸甲府の夏祭りについてであります。
資料の2をご覧ください。
山の日であります8月11日(日)に、「第6回 小江戸甲府の夏祭り」を開催いたします。
今年のテーマは、「Cool(クール) Japan(ジャパン) !阿明仁俱(あ め い じ ん ぐ)な 小江戸甲府の夏祭り!」です。
「Cool(クール) Japan(ジャパン)」として世界から注目を浴びる「アニソン」などの日本のポップカルチャーと、日本で、踊り継がれてきた「盆踊り」などの伝統的なお祭りの要素を取り入れた内容となっており、今と昔の日本文化の素晴らしさ、そして甲府の夏の熱気を感じていただけるような賑やかで、熱い夏祭りにしていきたいと考えております。
メイン会場の舞鶴城公園では、提灯(ちょうちん)や、野点風(のだてふう)の休憩スペースなどを設けるほか、今年は、やぐら型のステージを設置し、「やぐら」と「提灯(ちょうちん)」の彩(いろど)りで、どこか懐かしく、そしてワクワクするお祭りの雰囲気を演出いたします。
今年のグルメは、「小江戸(こえど)映(ば)えグルメ」をテーマに、食べておいしいはもちろんのこと、おしゃれで、写真(しゃしん)映(ば)えして、思わずSNSに投稿したくなるメニューを揃えていますので、お祭りならではの「食」の満足感を味わいながら、その日の思い出を写真におさめていただきたいと思います。
さらに、今年は、屋台に加え、遊亀橋南側の道路にキッチンカーを並べ、昨年以上に、飲食を充実させているほか、メイン会場には「子ども縁日屋台」も用意しますので、お子様や、ご家族連れの方に大いに楽しんでいただければと思います。
ステージイベントは、よさこい舞羽(まいは)の華やかな舞いでスタートし、甲府ふるさと大使の「ハローキティ」ステージや、クラブDJによる「夏祭りDJプレイ」、お笑いコンビによる「アニソンディスコ」で会場を盛り上げます。
さらに、やぐら型のステージを最大限に活用した「小江戸甲府の盆踊り」では、「甲府市女性レクリエーション協会」と、各地域の盆踊り文化の普及促進に努めている「日本盆踊り協会」のご協力のもと、伝統的な盆踊りの曲や、耳にしたことのある名曲を選曲しますので、お子様から大人まで、会場にいる大勢の方と一緒にやぐらを囲んで、盆踊りを踊っていただきたいと思います。
そして、大人気アニメ「新世紀(しんせいき)エヴァンゲリオン」の主題歌を歌う高橋洋子さんに登場していただき、お祭りバージョンにアレンジされた熱いヒットソングを披露していただきます。当日は、専属のダンサーによる「踊り」のレクチャーもありますので、是非、皆さん一緒に歌って、踊っていただければと思います。
フィナーレでは、「阿羅漢(あらはん)」の和太鼓を鳴り響かせ、会場の皆さんと一緒に、「小江戸甲府の三本締め」で締めくくり、天守台からの打ち上げ花火で夏の夜空を彩(いろど)ってまいります。
なお、メイン会場は、例年、開始時間を11時としていましたが、夏の暑さ対策として、暑い日中の時間を避け、午後3時に変更しました。
また、サブ会場である舞鶴城公園南側の芝生広場では、暑い甲府だからこそ、思いっきり楽しめる、毎年恒例のウォータースライダーやプール、水鉄砲のほか、今年は、山梨県庁の噴水広場で、小さいお子様が、噴水で水遊びをしたり、芝生の上で自由に遊んだりできるなどのゆっくりとくつろげる場を用意させていただきます。なお、サブ会場のイベント時間は、午前11時から午後5時までとなっております。
当日は、パンフレット裏面にありますとおり中心街の商店街や甲府商工会議所などのご協力のもと、周辺エリアでも夏祭りに関連したイベントが開催されますので、甲府のまちなかで、一緒に「踊って・笑って・食べて・飲んで」、「阿明仁俱(あめいじんぐ)な 小江戸甲府の夏祭り」を、大いに満喫していただきたいと思います。
3つ目は、女性ロールモデルとの交流会 夏休み特別企画「‟わたしのロールモデル”をみつけよう ~理工系女子の未来地図 編~」の開催についてであります。
資料の3をご覧ください。
女性ロールモデルとの交流会 夏休み特別企画「“わたしのロールモデル”をみつけよう理工系女子の未来地図 編」を8月5日(月)午後1時から、市役所本庁舎6階 大会議室にて開催いたします。「女性ロールモデルとの交流会」は、起業等を始めたい女性を対象に、ロールモデルとなり得る先輩起業家を講師に迎え体験談やワークショップを通し、女性のキャリアデザインの支援や活躍の幅を拡げることを目的として、昨年度より実施しております。
今回は夏休み特別企画として女子中高生を対象に、理工系分野の最前線で活躍する、内閣府 男女共同参画局の理工系女子 応援大使であります、日本マクドナルド株式会社 取締役 上席執行役員 CMOの「ズナイデン 房子(ふさこ)」様をお迎えし、理工系分野への興味関心を深め、進路選択の参考や、未来への一歩の後押しとなるよう開催してまいります。
受講の対象者は、主に女子中高校生としておりますが、男子生徒、大学生、保護者や一般の方の参加も可能としております。募集人数は100名で、6月25日より市公式LINEにて申込を開始しておりますので、ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。
4つ目は、対話型生成AIの行政事務への活用についてであります。
資料の4をご覧ください。
令和5年度に実施しました対話型生成AIの業務利用に関する実証実験の結果を踏まえ、その有効性が確認できましたことから、7月22日より、全職員が利用可能な対話型生成AIを導入してまいります。
この対話型生成AIは、各種情報資料や文章等の作成補助、文章の要約など様々な業務に活用することができ、業務の効率化や迅速化が図られますことから、削減できた時間は、人にしかできない業務にしっかりと使っていき、また、生成AIとの対話を通じて、知識のインプットだけでなく、自身の考えを整理し、よりブラッシュアップしながら、様々なアイデアや企画案を創出していきたいと考えております。
導入後は、職員が適切かつ安全に利用できるよう職員研修を継続的に実施するとともに、職員のアンケート調査を実施する中で導入効果を検証し、機能の拡充を検討するなど、対話型生成AIの効果的な活用に向けて取り組み、市民の皆様への質の高い行政サービスの提供に繋がるよう努めてまいります。
本日は以上であります。
(記者)
今年の6月議会で内藤議員が忍者の活用という話をされたと思います。小江戸甲府の夏祭りのパンフレットを見ると忍者の絵が載っていますが、忍者が出てくるイベントはあるのですか。
(産業部長)
今回の小江戸の夏祭りについては、忍者の出演はございません。
(記者)
生成AIの関係で確認させていただきたいのですが、昨年度実施した実証実験において有効性が確認できたということですが、具体的に、例えば作業時間がどれぐらい減ったとか、どういった有効性を確認できたのか確認させていただきたいです。
(市長)
具体的に業務時間が何時間減ったということは聞いていないですけども、試験運用の職員のアンケート調査によりますと、“文章の素案や資料作成などについて大幅な時間短縮や労力の削減ができた”、あるいは“自分が持ってない発想を広く取り入れられる”などの導入に対する前向きな評価が9割以上を占めていたことから有効性が確認できたと聞いております。また、先進都市への視察、あるいは県がすでに導入したと思いますけれども、聞けるところにはかなり聞き込みをさせていただいて、具体的な取組状況などを引き合いにさせていただく中で、導入目的や方法などを明確にすることで、費用対効果や効率化に効果を得られるものと確認をしたものですから導入を決定したところであります。
(記者)
2点あります。先ほどの生成AIの関係ですが、導入するにあたって職員の方がやってはいけないことといいますか、利用の規約みたいなものをおそらく作っているのかなとは思うのですが、どういうことには使わないとか、職場内のルールなどを設けていればご紹介いただきたいです。
(総務部長)
生成AIの利用にあたりまして職員の研修を行っており、まず対話型生成AIの基礎知識、それからリスク、個人情報等については入力しないとか、提供サービスの基本操作、その発展的・効果的な活用方法などを習得するような研修を行って、対話生成AIを利用するための心構え、運用ルールなどを記載いたしましたガイドライン、それから併せて利用を促進できるようなテンプレートを記載した活用の手引きというものを、本年の5月から全職員に周知をいたしまして職員のデジタルリテラシーの向上を図っているところでございます。
(記者)
ありがとうございます。別件でもう1点、市長にお伺いしたいのですが、今日の冒頭、成都市への訪問ということをご紹介いただきましたが、現地でどのような日程といいますか、何をされるのか、行ってどういう成果を持って甲府に帰ってきたいかなど、40周年という記念もあると思いますので、お考えがあれば頂戴できますでしょうか。
(市長)
日程について詳細を詰めているところでございますけれども、基本的に、初めて子どもたちの交流と重なってお邪魔をしますので、おそらく教育現場を見させていただいて、(成都)市長さんあるいは執行部の皆さんと意見交換ができるのではないかなという風に思っております。実は、40周年の記念で行くのですけれども、4月に向こうからの招聘によりまして国際園芸博覧会、万博を成都市で秋までやるのですけれども、その時には甲府庭園、甲府園というのを作っていただきまして、昇仙峡やそのほかの東光寺のお寺とか甲府らしいものを、1つの庭園に、コンパクトにまとめたものを作っていただいています。それがどういう状況になっているかっていうのを、記念レセプションをやる夏に来た時に見てほしいということも言われていますので、SDGsといいますか、自然との共生、40年前は800万だった成都市が今2000万を超えている大都市になっておりますので、どういう風に共生していくかということも私としては議論したいと思っております。加えて、子どもたちの交流が、成都市あるいはアメリカのデモイン市と非常に長く続いておりまして、“私の親も私のおじいさんもおばあさんも甲府に行ったことがある”という話がここのところでてきておりますから、しっかりと未来に向けて、実りある子供たち未来への交流をこれからもしっかり作っていきたいなという想いもあって、子どもたちと一緒に行かせていただくということになっていると思います。よろしくお願いします。
(記者)
生成AIについてですけれども、実際の状況よって対応が分かれると思いますけれども、資料とかも含めた議会答弁などには使用するのか、使用しないのかそこら辺について何か整理されていますでしょうか。
(市長)
先に私が承知していることについて申し上げます。基本的に繰り返しの答弁やあるいは一般的な考え方のところはすぐまとまりますので、使っていきたいなと思っております。ただ、初めて導入しますので、個人情報とか、少しでも誤った情報が入って、それをそのまま使用してはまずいので、人の目できちんと確認をしながら議会と質問、答弁やあるいは資料作成には使っていきたいなという風に議会等と話をしているところです。
(総務部長)
市長が申し上げた通り、議会答弁では使ってはいけないといった制約を設けているわけではなく、先ほど申し上げた個人情報とかそういったものについての制限については、セキュリティの面から制約を設けているというかたちでございます。
(記者)
リニアの関係ですけれども、5月の会見の時に鈴木さんが静岡県知事になられたことについての期待感とかそういったことを市長は口にしていましたが、その後6月に入って南アルプスのトンネル工事などについて大きく進展があったことで、鈴木知事はかなり前向きな姿勢を明らかにされています。そういった6月以降の変化を受けて、更に、駅周辺整備のことも含めて、どういう風に取り組んでいらっしゃるのか市長にお伺いしたいです。
(市長)
その時(5月の会見時)にも申し上げたことと重なるかもしれませんが、6月には、今もお話しにありましたように、リニアの掘削工事が条件付きで容認されることが報道されたり、国交省において長崎知事と鈴木知事が相対で意見交換会をされたことが記事に載ったりしていましたし、国交省にも要望したという話がありますので、非常にここへきてペースが変わってきているという風に期待をしているところでもあります。ただ県境での作業再開は非常にありがたいのですけど、同時に岐阜県で井戸の水位低下が起きたということとか、色々な問題もまだ多々あると思いますので、そういったことを国も入っていただいてJR東海さんそして私たちの近くであれば、山梨県や市町村もしっかりと責任をもって解決しながら、心配を払拭して安心安全な建設工事がスムーズに進捗するように努力していきたいという風に思っております。
(記者)
不祥事関係のことで市長のお考えとかお伺いしたいのですが、市の直轄の組織ではないのですが、最近は組合の関係で組合費の私的利用をされたことや、その前にも先生(教員)が東京ディズニーランドで、ということもありました。去年からずっと飲酒運転等の職員の処分が相次いで、続いていると思うのですが、市長はだいぶご注意されてるとは思うんですが、止まないこの不祥事についてどういう風に受け止めてらっしゃって、どのように再発防止に改めて取り組むのかというところ頂戴してよろしいでしょうか」
(市長)
今お話しいただきましたように、組織が違うところで飲酒あるいは不適切な対応、そして金品の横領といいますか、それぞれ消防、教育現場そして職員組合ということで、それぞれ違うところでありましたけれど、市民から見る公務員の不祥事という点で全く同じことだと思いますので、それぞれ発覚した時点で市民の皆さま方にお詫びを申し上げ、また再発防止を徹底することを発表させていただいた次第であります。いずれにしましても、こういう事件が続きましたので、職員それぞれには自分事として、自分の周りのこととして、身近なこととしてしっかりと捉えて、管理職、部局長はじめ直属の上司あるいは同僚を含めて対話をしっかり日常的に行いひとつの仕事をみんなでできるように、あるいは少しでも職員の中で気づきがありましたら、共有をして絶対にそういうことを再発しないという意識をもって、公務員としての自覚と誇りをもって、対応していくように再三再四、また指示をしたところでもございます。これは、続きましたので、指示をして終わりではなく絶えずそのことを日常的に各職場で実施をしていただき、今回のことにつきましては報告をさせるということで、今報告待ちになっておりますので、待たせていただいて指示をしていきたいという風に思います。継続的にまたこういった作業を繰り返していきたいと思っているところであります。
(記者)
因みに、不祥事が続いている原因は何だという風に捉えていらっしゃいますか。
(市長)
公務員としての自覚の欠如、あるいは慣れ、というものがあるとしたらそこは徹底的に直さなければならないと思っておりますので、そこについて徹底的に指示をさせていただき、自分のこととして捉えて、市民の皆さまの、あるいは全ての県民の皆さま含めて、後ろ指をさされない行動を絶えずとるようなことだと思いますので、徹底していきたいと思っております。
(その他)
生成AIの話に戻ってしまって恐縮なのですが、議会答弁で生成AIを導入することを妨げないという話でしたけど、一般質問とかで質問する議員にとっては、市長のお答えとかがご自分自身のお答えなのかAIが答えているのかわからないという、記者会見とかでもそうですけど、一般質問の場合は事前提出されるのでそれに対しての答えを作る時間があると思いますけれども、議員にとっては市長さんが答えているのかAIが答えているのかどちらか分からないっていうことで、議員さんも複雑な気持ちになるのではないかという風にちょっと思ってしまうんですけど、そこら辺のところについてはいかがでしょうか。
(市長)
公な場で議会等、意見交換や質疑応答を公な場でやりますので、市長が答えているかどうかというか、答えがいくつもあるようなことは絶対にありませんので、そういった意味でしっかりとした答弁をしてきているつもりです。これからもしていかなければならないと思っております。そういった意味で議会答弁の資料作成やあるいは文脈の整理とか数字の正確性をさらに速く求めるとかそういったところには使っていきたいのですけど、議員さんの求める趣旨についてはしっかりこちらもその趣旨を受け止めて答えていくようなことは今までと同じようにやっていきたいと思っております。
以上であります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
市長室情報発信課プロモーション推進係
〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎5階)
電話番号:055-237-5314
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください