更新日:2025年2月18日
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本庁舎4階大会議室
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甲府市ちゃんねる(別サイトへリンク)
本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
まず、はじめに令和6年度の「ふるさと応援寄附金」の速報値のご報告です。
右上「速報値」と、記載の資料をご覧ください。
「甲府市ふるさと応援寄附金」につきましては、当初目標としておりました50億円に対し、12月末時点でありますが、寄附件数18万1,484件、寄附金額69億6,038万5,990円となりました。
前年度を上回るご寄附をいただき、感謝を申し上げますとともに、皆さまのご期待にお応えできるよう、市政の一層の推進に努めてまいります。
それでは、本日の発表項目、5項目につきまして、お話をさせていただきます。
1つ目は、「こうふ亀屋座&小江戸甲府花小路オープン記念イベント」及び「こうふ亀屋座の施設予約」についてであります。
資料の1-1及びモニターもあわせてご覧ください。
昨年4月より、建築工事を進めてまいりました「こうふ亀屋座」につきましては、足場の解体が進み、三州瓦の大屋根を抱いたその堂々たる姿が、いよいよ垣間見えるようになってまいりました。
「小江戸甲府花小路」につきましては、既に外装工事を終えており、杉板張りに黒漆喰塗りの重厚な外壁を擁する建物が甲府城の石垣を背に整然と立ち並ぶ様子を見ると、まるで当時のまちなみにタイムスリップしたかのような風景が広がっております。
このように本エリアの工事が順調に進捗していることから、予定通り3月に整備が完了することを見据え、来たる4月19日(土)に、「こうふ亀屋座」、そして「小江戸甲府花小路」を同時にオープンすることといたしました。
当日はオープン記念イベントを華々しく開催しますので、本日はその内容について、皆さまにご紹介いたします。
まず、午前9時30分より、「こうふ亀屋座」入口前にて「完成記念式典」を執り行います。
その後、「こうふ亀屋座」の演芸場にて、「こけら落とし公演」を3部制で開催いたします。
資料の裏面をご覧ください。
第1部では、「人間国宝 五街道雲助 独演会」をお送りします。
豊富な経験と知識に裏付けられた古典落語で、聴衆を魅了し続けている五街道雲助さんは、数々の賞に輝き、2023年には落語家としては4人目、そして現役の落語家では唯一の人間国宝に認定されました。
今回は、「こうふ亀屋座」にちなんで、ご自身が得意とする芝居噺をご披露していただけるとのことですが、当日はどんな演目が観られるのか、私も今からとても楽しみにしております。
続いて、第2部では、甲府市出身の観世流能楽師 佐久間二郎さんに、数ある能の演目の中でも特に人気の高い「船弁慶」を披露していただきます。
こちらは、最初に能や、能の音楽、いわゆる囃子についての解説がありますので、今まで能を見たことがない方でも楽しめる内容となっております。
最後に、第3部では、2024年に音楽生活35周年を迎えた、甲府市出身で甲府大使の宮沢和史さんが、故郷甲府への想いや魅力を語るとともに、記念ライブを行います。
「こうふ亀屋座」は座席数が120席程度とコンパクトであり、2階の桟敷席も、手を伸ばせば届くような距離感であることから、宮沢さんのライブはもちろん、ここ、「こうふ亀屋座」で行われる全ての公演では、一体感・臨場感のある雰囲気をお楽しみいただけることが、この施設の強みとなっております。
次に「こけら落とし公演」のチケット販売について、ご説明いたします。
販売は、公演ごととし、それぞれ120席程度の座席数を、抽選販売と先着販売の2種類の方法で販売いたします。
まず、抽選販売はWEBによる申込又はハガキ・FAXによる申込のいずれかを選ぶことができ、申込期間はいずれも2月20日(木)正午から、3月10日(月)午後6時までで、抽選結果は3月13日(木)にお知らせいたします。
その後、WEBによる申込のみとなりますが、先着販売を3月23日(日)午前10時より開始いたします。
価格は公演ごとに1・2階席いずれも1席3,000円で、各公演お一人様2枚までのご購入とさせていただきます。
この「こけら落とし公演」で、普段あまり観ることのない文化・芸術に気軽に触れていただきたいと考えておりますので、多くの皆さまからのご応募をお待ちしております。
また、当日は「こうふ亀屋座」に隣接する交流広場において、飲食・雑貨等の販売やワークショップなど、約50のブースが出店する「こうふ十八番マルシェ」を開催し、「こけら落とし公演」に彩りを添えます。
なお、「小江戸甲府花小路」に入居するテナントにつきましては、3月下旬ごろに発表する予定でありますので、それまで楽しみにお待ちください。
オープン記念イベントを通じて、多くの方々に、かつて甲府が小江戸と呼ばれた当時の雰囲気や賑わいを感じていただくとともに、江戸時代を基調としたまちなみに触れながら、甲府の歴史に思いを馳せていただきたいと思いますので、皆さまのご来場を心からお待ちしております。
最後に、「こうふ亀屋座の施設予約について」ご説明いたします。
資料1-2のリーフレットに挟み込んである資料をご覧ください。
「こうふ亀屋座」の施設予約を、3月3日(月)午前8時30分から開始いたします。
予約につきましては、利用を希望する日の6ヵ月前からとし、3月31日(月)までは、電話にて市観光課が受け付け、4月1日(火)以降は、指定管理者において、電話又はホームページにて受け付けます。
また、利用料金につきましては、リーフレットの裏面をご覧ください。
なお、予約に関する内容は、市ホームページにも掲載しておりますので、あわせてご覧ください。
本施設は市民の皆さまはもちろん、市外の方もご利用することができ、個人をはじめ団体、法人など、様々な方にご利用いただけますので、多くの皆さまからのご予約をお待ちしております。
2つ目は、「こうふグリーンラボ水素フェス」の開催についてであります。
資料の2をご覧ください。
2月22日(土)に、「こうふグリーンラボ水素フェス」を甲府市リサイクルプラザにて開催いたします。
本イベントは、次世代エネルギーとして期待される「水素」に焦点を当て、グリーンラボにおける今年度の事業成果を発表するとともに、水素エネルギーに関する体験機会を創出し、市民の皆さまが、水素エネルギーをより身近に感じていただくことを目的に開催いたします。
当日は、10時からのオープニングセレモニーにおいて、今年度、本市が製作に取り組みました「水素自転車」や「水素ドローン」、また、水素バーナーを用いて製作した「ジュエリー」をお披露目いたします。
屋外イベントでは、「水素グリル試食会」や「水素焙煎コーヒー」の飲食をはじめ、水素の「つくる・ためる・つかう」を体験できる「水素遊具」の設置や、宝石の端材等で作る「サステナブルジュエリー製作体験」といった、大人から子どもまで無料で楽しめるコンテンツを揃えているほか、キッチンカーも出店いたします。
なお、こちらの屋外イベントにおける電力は、全て水素燃料電池自動車にて供給する予定であります。
また、体育館では、「水素ドローンの実証飛行」や中高生による「水素SUMMER SCHOOL」の成果発表に加え、環境省や、水素の先進都市である福島県浪江町の関係者、県内の水素関連団体等をパネリストに迎えた「パネルディスカッション」を実施いたします。
この他、屋内では今年度開催し、好評をいただきました「水素実験教室」や、「SDGsを楽しく学ぶワークショップ」を開催するほか、光の演出を施した展示などをご覧いただけます。
ぜひ、多くの皆さまにご来場いただき、次世代エネルギーとして期待が高まる「水素」を、存分に「見て、食べて、遊んで」感じていただければと思います。
3つ目は、「こうふはっこうマルシェ2025」の開催についてであります。
資料の3をご覧ください。
毎年、多くの皆さまからご好評いただいており、今回で7回目となります「こうふはっこうマルシェ2025」を開催いたします。
本イベントは、本市のワインや、ビール、みそといった「発酵食品」、そして、光る「発光」としてのジュエリーなど、本市の様々な「はっこう文化」の魅力を発信することを目的に開催いたします。
開催日時は、3月1日(土)午前10時から午後4時で、会場は、「甲府駅北口アシストエンジニアリングよっちゃばれ広場」及び「甲府市歴史公園」となります。
「よっちゃばれエリア」では、発酵食品関係が50店舗、ジュエリー・クラフト関係が16店舗、合計66店舗が出店いたします。
ステージでは、音楽ライブや芸人によるトークショーのほか、発酵食品を使った、ライブクッキングを行い、会場を盛り上げます。
「歴史公園エリア」では、創業して間もない事業者やECサイトのみの専門店など店舗を持っていない事業者を応援するエリアとし、28店舗が出店予定であります。
さらに、こちらの会場では、親子で楽しめる運動遊びや発酵サイエンスショーなど、体験型の企画を実施いたします。
また、2つのエリアでお買い物をすると豪華景品が当たる「はっこうガラポン‼」やまちなかのお店でお買い物をし、レシートをもってくると、さらに「豪華景品」が当たる「プラスワン!ガラポン‼」の企画なども開催し、まちなかとの回遊性を高め、イベントを盛り上げます。
他にも、WEBアンケートに回答すると、ワインやヴァンフォーレ甲府のサイン入りグッズが当たる抽選企画も実施する予定でありますので、ぜひ、多くの皆さまにご来場いただき本市をはじめ、全国のはっこう文化に触れていただきたいと思います。
4つ目は、「県央ネットやまなしメタバース合同企業説明会」の開催についてであります。
資料の4をご覧ください。
山梨県内で初となる県央ネットやまなし主催の「メタバース合同企業説明会」を3月6日(木)午前10時から午後4時までオンライン上のメタバース空間にて開催いたします。
説明会には圏域内における幅広い業種の企業112社が参加を予定しており、新卒者や一般求職者など就職活動をされている方なら、誰でも参加が可能です。
説明会への参加は無料で、スマートフォンやパソコンなどインターネット環境があれば自宅などから気軽に参加ができますので、県外に在学・在住の方にも、ぜひ、ご参加いただきたいと思います。
参加方法でありますが、特設ページの「申込フォーム」からお申込みいただいた方へ参加用のURLを配布いたしますので、そちらからメタバース空間に入場していただけます。
なお、事前申込されていない方も、特設ページ内の会場URLから飛び入り参加していただけますが、事前に申し込みされた方は、特典として開催日前から企業ブースをご覧いただくことができます。
企業の採用担当者と気軽に会話ができる絶好の機会となりますので、皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
5つ目は、道路行政窓口業務のデジタル化についてであります。
資料の5をご覧ください。
本市が進める自治体DXにおける行政手続きのオンライン化推進の一環といたしまして3月3日(月)より、いつでも、どこでも手軽に閲覧や申請ができ、自宅や会社などから“道路台帳平面図”の印刷や、“道路占用許可書”の受け取りなどができるオンラインサービスを県内市町村で初めて開始いたします。
はじめに、「道路台帳平面図の閲覧サービス」につきましては、公開型地理情報システム「こうふMAP」において市役所に来庁しなくても簡単に閲覧や印刷ができる環境を整備いたしました。
次に、「道路等占用申請のオンライン申請サービス」につきましては、「やまなしくらしねっと」において申請受付や許可書及び占用料納入書の発行を行えるようにしましたことから、来庁不要となりますので、申請者の利便性の向上と手続きの迅速化につなげていきたいと考えております。
ぜひ、2つの新たなオンラインサービスを積極的にご活用いただきたいと思います。
本日は以上であります。
(記者)
「こうふ亀屋座」についてですが、甲府市は中心市街地の開発にも力を入れておられると思います。この「こうふ亀屋座」がオープンすることによって、この中心市街地がどのようになればいいと、市長がお感じになっていることを教えてください。
(市長)
6年前に甲府は、こうふ開府500年という歴史的な節目を迎えました。また、市制施行130周年という節目の年も迎えました。あわせて、中核市という、新たなステージも取得いたしました。そういった意味では、歴史的な遺産・資産等を市民もさらに勉強していただいたり、あるいは楽しんでいただける、そんなスペースが必要だということと、最近は外国人も非常に戻って参りましたけれども、訪れる方々が、甲府盆地の中心地、県庁所在地であります甲府を中心に、山登りやまち歩きをしていただける、そんなまちづくりをしていきたい。
それには武田神社や甲府城、あるいは県内唯一の遊亀公園附属動物園、いずれ近未来にはリニア中央新幹線が、甲府の南側の駅を通るということでありますので、そういった意味として、甲府城がランドマークとなるようその南側に、かつて江戸時代に栄えた、そんなたたずまいを作るということは、ずっと構想として思っておりましたので、その1つの拠点といたしまして、「こうふ亀屋座」、あるいは「小江戸甲府花小路」が出来上がるということは、一歩、それがまた推進ができたのかなと思っております。
少し時間がかかりますけれども、その南側には、旧岡島百貨店跡地に民間が商業施設、あるいはシネコン、あるいはマンション、その南には先ほど言いました、動物園と、新たな百貨店依存ではないまちづくりが進むというふうに思いますので、今年もまたリスタートする年と位置付け進めていきたいというふうに思っております。
(記者)
資料5の道路行政窓口業務のデジタル化について伺います。県内市町村初と銘打ってありますが、サービスが①と②と両方あるんですけれども、両方とも県内市町村初ということでよろしいんでしょうか。
(まちづくり部長)
両方とも県内初めてです。
(記者)
ふるさと納税の件でお伺いします。大変好調だということで、これまでもジュエリーやアイスなどが人気だったとのことですが、令和6年度がさらに伸びた要因と、市長としての受け止めをお聞かせいただければと思います。
(市長)
ジュエリーに多くの寄附が集まったことが大きな要因だというふうに思っており、金額面で非常に伸びる要因だったというふうに思っております。また、マイナビメディア等、様々な事業体を活用させていただきまして、東京ガールズコレクションとか、あるいは宝石のまち甲府を前面に打ち出し、ここ数年やってきた成果が、1つまたここで大きくあらわれたんじゃないかなと思っております。
あわせて、ジュエリーもそうでありますけれども、ジュエリー以外の新規の返礼品の掘り起こし、あるいは磨き上げを行いまして、アイスクリームや洋菓子、もちろんシャインマスカットをはじめ、フルーツはもちろんでありますけれども、数多くの返礼品を揃えることが徐々にできてきたと。
それを選んでいただく、その楽しみを寄附者に提供することができていることが非常に多くの件数、金額の伸びに繋がってるというふうに思っております。
また、昨今の物価高もありまして、甲府のミックスペーパーを使ったトイレットペーパーなんかも非常に日用品として人気が高いようなことも聞いておりますので、ジュエリーからそういった日用品まで幅広く品揃えをさせていただいて、コンプライアンス遵守のもとに行ってきた成果だというふうに思っております。
(記者)
「こうふ亀屋座」について確認ですけれども、4月オープンってなっていますけれども、イベントは19日ということで、施設利用の予約を開始するということですけれども、4月1日から使用可能ということでよろしいんでしょうか。
(市長)
4月19日のこけら落としから使用開始です。
(記者)
19日から使用開始で、19日も含めて予約、例えば多目的室とかそういうところの予約を受け付けるということですか。
(市長)
19日以降の予約を、その前から受け付けるという意味です。
(産業部長)
今の補足ですが、19日はこけら落とし公演がありますので、一般のご予約の方は、19日はもうすべて我々のイベントでありますから、一般の予約は20日以降というような形です。ご了承ください。
(記者)
リニア駅の南側の用地取得について、現状どういう状況なのか、また県の方たちとの認識がどうなのか、お伺いできますでしょうか。
(市長)
確か昨年度だったと思うんですけれども、公表いたしました基本方針におきまして、駅の南側エリアの事業用地については、県と市が連携して取得をしていくという、お示しをさせていただいてるというふうに思っております。
現在も県市、定期的に検討といいますか、協議を進めているところでございます。そして県市が取得する用地、それぞれの範囲につきましては、県と市で調整をした上で、しかるべきときに、またお示し、公表していくことになるというふうに思っております。
(記者)
現状での話し合いの状況っていうのは、まだ公表するまでではないということですか。
(市長)
地権者の皆さんとの交渉とか、いろいろなまた話し合いもありますので、いまその段階です。
(記者)
八潮市での陥没事故をきっかけにして、下水道管の点検っていうのが、全国的に進められてますけれども、先駆けて県の方は、一応点検を目視で行って、特に問題はない、問題は見つからなかったということでございましたけれども、甲府市の方はまだこれからということで、県の方の点検は目視ということで行われましたけれども、甲府市はそれとはちょっと違ったスタンスをとっているのかなという感じもします。どういうふうに進めていって、安全を確認するのか、そこら辺についてもお伺いできればと思います。
(市長)
県の方もそうだと思うんですけれども、1月29日付けの国交省からの通達で、流域下水道管理者が管理します、1日最大処理量300,000㎥/日以上の大規模な下水道処理施設に接続する2,000㎜以上の下水道管路について緊急点検の実施をすべきというふうにいわれております。
うちの浄化センターの1日の最大処理量は159,500㎥/日でありますので、これに該当しないということでありますけれども、ああいう事故がございますから、当然、下水道管路施設の状況を確認し、市民の皆さま方に、安全安心を確認し、お示しをしなきゃいけないというふうに思っておりまして、本市におきましても、2,000㎜以上の下水道管路につきまして、緊急点検を間もなく始めるということを先週確認をしております。内容につきましては、工務部長がいますので、詳しく説明させてもらいます。
(工務部長)
点検の内容でございますが、本市の管理する2,000㎜以上の下水道管路が約6,000mございます。これも順次点検していく予定ですが、手始めに、八潮市と同様に下水の処理施設、浄化センターに接続している部分でS字カーブになっているところがありますので、ここから点検に入っていきたいと思います。
そして具体的な点検方法でございますが、基本的に管路内に直接人が入り、内部から管路の損傷の有無や、滞留物の状況を確認していく予定でございます。
(記者)
硫化水素とか大丈夫なのかなっていう感じがしますけど、それは大丈夫ですか。
(工務部長)
当然、非常に危険な作業になります。昨晩予備調査を行っており、人が入れることを確認したので、実施していくと、今、述べている状況でございます。
(記者)
基本的なことの確認で恐縮なんですが、2,000㎜というのは直径2mですか。
(工務部長)
はい。2m以上の管路をやる予定です。
(記者)
その2,000㎜の下水道管は、延長6,000mとおっしゃいましたが、6㎞しかないんですか。
(工務部長)
本市の場合、2,000㎜以上は6㎞でございます。
(記者)
先日の2月1日をもって、市長になられて10年ということで、10年間を振り返っていただくような質問をさせていただきたいと思っております。
まず、早速なんですけども、先ほど「こうふ亀屋座」の中でも少し触れられてたと思うんですけれども、中心街の再開発というのは大きなテーマの1つだったと思います。この活性化、甲府市のまちの活性化についての取り組みを10年振り返っていただいて思うことと、今後残り2年間の任期の中での抱負っていうのを教えていただきたいです。
(市長)
すごいスパンが急に長く、大きな塊の話になりますけど、10年前、第39代の市長ということで、40代、41代と勤めております。
来年度が、甲府市の最上位計画の第六次甲府市総合計画、10年計画の最終年度になりますので、まさに、ほぼこの同時期を甲府市長としての任期を務めているというふうに思っております。この作成から関わり、また、一緒に過ごしてきてました「人・まち・自然が共生する未来創造都市甲府」という目標を掲げて、それに向けて走り続けてきたつもりであります。
各施策分野についても、それぞれこの最上位計画に従って、取り組んできたつもりであります。また、それを着実に実現しつつあるというふうに思っております。
当初は、リニアが2027年に開業ということがありましたので、次の第七次総合計画の始まる年だなという思いを持ちながらいましたので、それがもしその通りにリニアが開業するのであれば、まさにそこに1つのエポックができて、どこまで実現ができて、どこをどういうふうにしていこうということを、夢ある思いを持っていましたけど、残念ながらリニアの着工が少し遅れました。
しかし、先ほどちょっと申し上げましたように、例えば街中であれば、百貨店依存からそれぞれの市民の皆さん、あるいはここに訪れる皆さんが楽しんでいける、歴史に触れて、あるいは山登りまち歩きをする中で、未来創造都市を楽しんでいただけるまちづくりが進んでるんじゃないかと。
あと残り2年も、それに向けて邁進をしていくことが必要かと思いますし、先ほど速報値で申し上げました、ふるさと応援寄附金につきましても、多くの皆さま方にご賛同いただいて、大きく推進ができておりますので、そういったことを含めて、非常にこれからも高いポテンシャルを持ちつつ、市役所の職員と一緒になって一丸となって、この第六次甲府市総合計画の完遂を目指していきたいというふうに思いますし、その後に繋がる第七次甲府市総合計画をしっかりと作っていきたいといういう思いを今非常に強く持ってるところでもあります。
(記者)
活性化の関連だと、直近だと4月に南アルプス市にコストコというすごく大きな商店ができますけども、甲府市への影響っていうのは、何か想定していらっしゃいますか。
(市長)
もちろん、大型ショッピングモールといいますか、そういうお店ができますから、甲府市民の皆さんも非常にそれを利用・活用することになるというふうに思いますので、それは非常にいいことだなというふうに思っております。
ただ、それぞれの市町村が、それぞれの特徴・強みを活かして、それぞれの計画に沿った取組をしておりますので、その中にそれを取り込んでいくということも非常に大事だというふうに思いますので、県央ネットやまなしの取組もありますし。よく言うんですけれども、例えば国母工業団地は、環状線南部区間ができたから、甲府の北部の人よりも、笛吹市や南アルプス市に在住の人が大勢勤めてらっしゃるという形で、甲斐市に何ができる、笛吹市に何ができる、甲府市に何ができる、でも、その全体として大きく底上げができ、雇用も増えて、所得も上がって、そして活力が生み出されれば、非常にいいかなというふうに思っているところでもあります。
(記者)
今のお話で県央ネットやまなしの話が少しあったんですけども、人口減少とか移住定住とか促進して、対策を取って、取り組まれているというのがわかるんですが、その中で大切なものとしては甲府市、まちの特色っていうのが、今少しおっしゃった通り、特色づくりっていうのがすごく大きなテーマだったと思います。
市長として、どんな甲府市としての特色づくりに取り組んできて、あと残りの2年、それをどんな形で現実化したいと思っているか教えていただますか。
(市長)
特色につきまして、先ほどNHKさんのご質問の中でちょっと触れましたけれども、市長になって真っ先に総合計画ということと、こうふ開府500年の記念事業ということで、こうふ愛を醸成させて、そしてここに住むことを誇りに思って、また、ここに生まれたことを誇りに思って、ここで様々な住む人が楽しく暮らせる。そして、また次の世代も、その次の世代も愛着を持って甲府を思ってくれる。
なかなかこの人口減少に対する取組は、一生懸命やっているんですけれども、県も各市町村も一生懸命やっていますけれども、この流れを食いとめるのは、本当に難しいことですが、様々な政策・事業を導入することで、右肩下がりをなだらかにするとか、あるいは転出を抑えて転入を増やしていくとか、いろんなことを総力を挙げてやっていかなければいけないと思いますので、このことはしっかりと、これからも未来に向けて続けていきたいというふうに思っております。
一言で言えば、先ほど言いました、「人・まち・自然が共生する未来創造都市」をしっかり作り上げていく、そして第七次甲府市総合計画に掲げるであろう新しいイメージ、今一生懸命全庁的に、あるいは市民のワークショップ等を通じて、作り上げをしていますけれども、それに繋がるまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。
リニアも、少し先になりますけれども、リニアが走ることで、どういうポテンシャルが生まれるかということもしっかりと打ち出していきたいというふうに思っております。
(記者)
KOFU NEXT ACTIONの中で一番にあがっていたのが子育てだと思います。市長はすごく子育てに関心が強かったと思うのですが、そのことについて教えてください。
(市長)
子ども最優先のまちを作りたい、子ども輝くまちをつくりたい、子どもを育むまちづくりをしたいということで、それぞれ政策の一番に掲げましてやってきております。それはしっかりと進んでるというふうに思いますので、さらに、国がやること、県がやること、市町村がやること、あるいは甲府としてこういうことをやるということを、これからまたしっかりと打ち出してやっていきたいなと思っております。
(記者)
すいません最後になんですけれども、今年、国政選挙、参院選ありますけれど、今まで市長は、等距離姿勢というのを保っていらっしゃったので、今回もそういったことを継続することを考えていらっしゃいますかということ。
あと任期残り2年なんですけども、4選っていうのは、今の段階で考えていらっしゃいますかということを教えてください。
(市長)
非常に気が早いですね、国政は基本的にずっと同じスタンスでありますので、少しずつ構図が出てきておりますけれどまだ固まってませんので、それはしっかりと見させていただきながら、でもスタンスは、基本的にフラットでいきたいと思っております。
今申し上げました、総合計画の最終年次が来年であります。それをしっかりと目標値に近づけて終わらせる。そして、新たな最上位計画を作るということが、至上命題でありますので、そちらに思いっきり力を込めていきたいというふうに思っておりまして、先のことなど、まだまだ考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
以上であります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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