更新日:2025年1月9日
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本庁舎4階大会議室
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甲府市ちゃんねる(別サイトへリンク)
明けまして、おめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、健やかに、輝かしい新年をお迎えになられたことと、お慶び申し上げます。
年頭にあたり、本年が皆さまにとりまして、希望に満ち、笑顔あふれる一年となりますことを心より祈念申し上げます。
新たなる年を迎え、甲府市長3期目の折り返し地点を間近に控えた今、私は、本市の取り巻く諸課題をしっかりと捉える中で、市民の皆さまの「希望ある未来」を約束するため、引き続き、市政の舵取り役として、市政運営に持てる力の限りを注ぎ、全力で取り組む決意を新たにしたところであります。
昨年は、元日の能登半島地震をはじめ、8月の宮崎県日向灘で観測した地震を受け、初の「南海トラフ地震 臨時情報」が発表されるなど、大規模地震が「いつ起きてもおかしくない」という状況下で生活していることを改めて認識するとともに、災害に対する緊張感を「常に持たなければ」と感じた1年でありました。
そうした中でありましても、2月のヴァンフォーレ甲府の「ACLノックアウトステージ」進出や、パリオリンピックにおける本市並びに、山梨県ゆかりの選手の活躍、そして駿台甲府高等学校ハンドボール部の「全国高校3冠」の達成と、スポーツ関係の話題で盛り上がった年でもありました。
また、地域や学校では、運動会や文化祭など、様々な活動がコロナ前のように開催され「小江戸甲府の夏祭り」や「甲府大好きまつり」などにおいては、例年以上に多くの来場者で賑わい、市民の皆さまはもとより、多くの子どもたちの笑顔を間近に見ることができました。
この他、「県央ネットやまなし」においては、既に観光、医療・介護、農業など多岐にわたる分野で、連携している 近隣自治体に加え、市川三郷町、富士川町の両町とも連携していくことについて先の12月議会において議決をいただき、甲府盆地全体で未来創りの一歩を踏み出すことができた1年であったと感じております。
それでは、毎年恒例の今年1年の想いを表す漢字を発表いたします。
本年は、新たな甲府の未来を「拓(ひら)く」という決意を込めて、「拓(たく)」といたしました。
「拓」は、「ひらく」とも読み、開拓や拓殖といった、新たな道を切り開くという意味があります。
本市では、4月の歴史文化交流施設「こうふ亀屋座」等のオープンをはじめ、今後、遊亀公園附属動物園のリニューアルや岡島百貨店跡地の再開発、リニア山梨県駅の周辺整備など、甲府のまちが大きく変わる転換期を迎えております。
こうした歩みを止めることなく、効果的な施策展開に力を注ぐとともに、絶えず挑戦を続け、新たな甲府の未来を「拓(ひら)く」という決意を込めて、「拓(たく)」という漢字を選びました。
市民の皆さまをはじめ、本日お集まりの報道機関の皆さまには、本年におきましても、甲府市政の発展に、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、定例記者会見も兼ねておりますので、本日の発表項目につきまして、お話をさせていただきます。
資料1をご覧ください。
「まちなかマルシェ」についてであります。
本市では、地域活力の増進に資する取組として、女性の活躍及び起業・創業への応援や販路拡大、まちなかへの新規出店に向けた後押しの機会となるよう、これまで「ハジメテマルシェ」、「ソライチWith」、「こうふ女性達で創るマルシェ」や、「こうふ女性達で創るチャレンジマーケット」等を展開してまいりました。
そして今回、岡島百貨店様にご協力いただき、岡島の地下催事場を会場に、これらの取組を集結した「まちなかマルシェ KOFU in岡島」を開催いたします。
開催期間は、令和7年1月15日(水)から20日(月)までで、時間は午前10時から午後5時までとなります。
創業間もない方や中心市街地に店舗を持ちたい方などの計32店舗が、毎日、約10店舗出店し、お弁当やサンドイッチ、焼き菓子などのスイーツ、アクセサリーやクラフト雑貨など、多彩な商品を販売します。
期間中は毎日、ご購入いただいた方限定で各店舗先着5名様に「甲府市オリジナル木糸ハンカチ」をプレゼントいたします。
ぜひ、甲府まちなかに笑顔があふれる1週間となりますよう、多くの方にご来場いただきたいと考えております。
本日は以上であります。
(記者)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。漢字の中でもありました、歴史文化交流施設のオープンとリニアの整備について、2点伺わせてください。まず、歴史文化交流施設について、去年は、まちなかエリアプラットフォームが社会実験をするなど、中心街の活性化に向けて新たな動き始めもありました。4月には歴史文化交流施設もオープンするということで、中心市街地の活性化をどう進めていくか、市長のお考えを改めて伺えればと思います。
(市長)
旧岡島跡地が更地になり、新しい建物の建設が始まります。その北側にお城フロントとして、甲府城南の旧税務署跡地に「こうふ亀屋座」、歴史文化交流拠点が4月にオープンいたします。それを拠点に山登り・まち歩きができる甲府のまちづくりを進めていきたいという思いと、こうふ開府500年記念事業で学んだ中で、甲府が「是ぞ甲府の花盛り」といわれた江戸期に、非常にぎわいを持っていた、それを再現するという意味で、「小江戸甲府花小路」も併せて、今年の4月からオープンするということで、中心市街地の活性化というソフト事業はもちろん、ずっとやってきましたけれども、大きく街中が変わっていくそのスタートの年になるんじゃないかなというふうに思います。
ハードでも、まだ旧岡島跡地の再開発については時間がかかりますけれども、その南側の春日通りについても、アーケードが撤去され、電柱が撤去され、非常に明るくなり、新たな周遊道路としての期待が多く持てるということと、その先、南側の方には、遊園公園附属動物園が令和9年に再整備オープンするという準備が進められており、整備が着々とこれから始まっていくということでございます。
新たなまちの顔ができてきますので、そこに、例えば今、北口の朝日通り商店街につきましては、多くのプレーヤーが集まって色々な力を結集していただきまして、新たな飲食店ができたり、四季それぞれのイベントを開催する中でにぎわいを見せております。こちらの方もハードの部分が変わっていくことと、化粧直しが進められていくことと同時並行的に、先ほどお話いただきました、昨年色々な社会実装、社会実験を行って来ましたけれども、そこに参画していただいたプレーヤーの皆さんに新しい街の中に参画をしていっていただく中で、ここに集う方も、ここに暮らす方も、甲府の中心の街並みを愛し、またそこでの暮らしを愛していただけるような、そんなまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。
(記者)
2点目ですね、漢字の中でも触れておりました、リニアの整備について伺わせてください。甲府市は県と共同で南側の整備を担っていると思います。去年の年末には新しくデザイナーを迎えられました。そして3月までに交通の要衝となる整備方針も決まると伺っております。また、静岡県の知事が変わりまして、ボーリング調査も進んでいるという中で、どのようにしてこの機運を高めていきたいか、市長の考えをお聞かせてください。
(市長)
昨年、大きな動きがあった1年でもありました。残念ながら2027年の開業断念ということもありましたけれども、その一方で、この2025年、今年から駅舎の建設工事が始まるということで、リニア駅前エリアにおいても、各事業が本格的に動き出すというふうに捉えているところでもあります。
お話いただきましたように、今年の3月、2024年度末までに、予定通り、駅南側エリアの道路や交通広場など、公共施設の配置等を示します基盤整備方針を公表して参りたいと考えております。
12月議会で可決されました用地測量につきましても、県の皆さんと共同しながら、地権者の皆さまへの丁寧な説明をする中でご理解をいただきながら、しっかり進めていきたいというふうに思っております。
そして、こうしたタイミングで改めて市民の皆さんや民間事業者の方々の関心を広く喚起していくために、先ほどお話いただきましたが、昨年末にデザインディレクターに就任をしていただきました深澤直人氏のお力添えをいただきながら、本市が望ましいと考えるリニア駅前の絵姿、青写真の発信に向け、取り組んでいきたいと考えております。
(記者)
ありがとうございます。リニア駅周辺のまちづくり、その南側はまだなかなか決まってない段階ではありますが、どのような街に、駅周辺にしていきたいかという考えもあわせてお願いします。
(市長)
リニアの駅周辺については全県にリニア効果が波及し、それを享受できる拠点にしたいという大きなコンセプトがあるというふうに思っております。ただ、ゼロベースでそれを作り上げていくことが非常に望ましいということで、非常に多くの民間の皆さま方にも関心をいただいていますが、いつになるかわからないということで、手を挙げていただくのに躊躇されてるという話もよく聞いております。
そういったことを鑑み、先ほど申し上げました、深澤直人デザインディレクターにお願いしまして、1つ目がリニア新時代の本市等のあるべき姿に関することについてご助言、2つ目は駅前のデザイン面に関すること、3つ目がリニア駅前まちづくりということのPRについてご助力をいただきたい、ということで進めていきたいと思っております。
(記者)
これから深澤氏にデザイナーを任せるということは、おそらく、今、いつ開業するかということがわかっていない中で、市民の皆さんがなかなか想像しづらいので、来年度中に1度デザインを示すということも伺っております。
どうしてこのデザインを示すのか、このデザインを示すことで、おそらく機運を高めたいと、そういう思いがあるんでしょうけど、どういう思いでこのデザインを示したいというふうに考えていらっしゃるのかということを伺ってもいいですか。
(市長)
何度も申し上げていますけど、リニアは品川から30分、あるいは相模原から10分、名古屋まで40分、未来的には大阪まで1時間かからないという時間、距離を提供してくれる新しい時代のリニア中央新幹線でありますから、そこを中心とするエリアは、それにふさわしいまちをつくっていくということで、例えば、山梨県が進めています米倉山の水素を活用する、実装する場であるとか、あるいはそういったものがお勤め先や居住する家にまで波及するスマートシティだとか、あるいは災害時にも、あるいは平時にもしっかりと居住しやすい、あるいは暮らしやすいまち、災害時にもしっかり機能するフェーズフリーを実装できるまち、そういったものを組み合わせていって、市民の皆さん、あるいは注目をしていただける皆さま方にお示しをしていきたいというふうに思っております。
そして、国際的な実績もございます、深澤デザインディレクターには、それについてどのようにデザインをしていくか、あるいは今まである大都会の駅とは違ったこの甲府盆地に初めてできる地上駅がどういうデザインをすることで、世界中から注目をいただけるか、あるいは興味を持っていただけるかということを融合した、そんなものを作って、お示しをしていただきたいという思いで取りかかっているところでもあります。
(記者)
今のリニア駅の話に関連してですが、県の富士トラム構想というのが急に出てきましたけれども、リニア駅と富士山を結ぶというようなことも構想に入っています。これは南口から出るのか、おそらく北口じゃないかと思うんですけれども、駅前周辺計画の方にどういうふうに影響するのか、あるいは甲府市の方から何か関与していくのか。そこら辺のところについてはどういうふうに受けとめていらっしゃいますでしょうか。
(市長)
富士山登山鉄道の代替として(仮称)富士トラムという考え方を示しされていますけれども、鉄道よりも廉価でできるということで、知事が色々説明をされておりますから、その実証事業をぜひ、今ここにあるJR甲府駅とリニア新駅の間でしていただきたいということはお伝えをしております。
その可能性について、例えば甲府盆地でいえば、今、県都甲府の玄関口でありますJR甲府駅、あるいは医療の拠点である中央病院とか、あるいは御嶽昇仙峡とか色々なところがありますけれども、そういったところとの結節が可能なのかどうかとか、色々こちらからも議論する中で求めていきたいと思っております。
(記者)
駅前整備計画そのものに対する影響とか、そういうところについては、今のところ想定されてはいないということでよろしいでしょうか。
(市長)
先ほど申し上げました基盤整備方針の中では、それは特に考えておりませんけれども、今後の実現可能性とか、あるいはスケジュールの中で、そういったものが組み込まれていくということであれば、可能性はあるわけでありますので、それが新リニア駅の北なのか南なのか、そういうことも含めて、県としっかり話し合いをしていきたいというふうに思っております。
以上であります。
なし
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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