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更新日:2024年9月24日
本庁舎4階大会議室
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本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
それでは、9月4日に開会が予定されております、9月市議会定例会への提出案件について、その概要をご説明いたします。
資料1「提出予定案件表」をご覧ください。
予算案件 4件
条例案件 3件
契約案件 2件
人事案件 6件
その他の案件 7件 の合計22案件であります。
はじめに、「予算案件」につきましては、「一般会計」ほか3会計の 4案件であります。
No.1「一般会計補正予算 第2号」では、宅配の再配達を抑制し、物流事業者の負担軽減を図る中で、市民の日常生活の利便性を確保するための「宅配ボックス購入費補助金」に係る経費などを計上いたしました。
次に、No.2「介護保険事業 特別会計 補正予算 第1号」は、令和5年度決算剰余金の処分に伴う基金積立金の増額 及び 令和5年度 介護給付費 負担金等の確定に伴う精算返還金であります。
次に、No.3「農業集落排水事業会計 補正予算 第1号」及びNo.4「浄化槽事業会計 補正予算 第1号」は、特例的収入 及び 支出の金額が確定したことに伴う補正であります。
続きまして「条例案件」につきましては、No.5「甲府市包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する 条例制定について」など、3案件であります。
そのほか、No.8及びNo.9の「工事請負契約の変更契約の締結について」の
「契約案件」が2件、No.17~No.22までの「人権擁護委員候補者の推薦について」の「人事案件」が6件、そして、No.10「令和5年度 甲府市 各会計別 決算の認定について」など、「その他の案件」が7件であります。
私からは以上ですが、提出案件の詳細につきましては、担当部長が説明いたします。
(総務部長)
おはようございます。総務部長の八巻でございます。
9月市議会定例会に提案を予定しております案件につきましては、お手元の提出予定案件表のとおりでございますが、私からは、予算案件以外の条例案件等につきまして、その概要をご説明申し上げます。
最初に、No.5の「甲府市包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定」につきましては、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、地域包括支援センターにおける職員の配置基準について改正を行うものであります。
次に、No.6の「甲府市旅館業法施行条例及び甲府市公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例制定」につきましては、入浴施設の形態の多様化及び山梨県における関係条例の一部改正に鑑み、旅館業及び公衆浴場の営業者が講じなければならない措置の基準について改正を行うものであります。
次に、No.7の「甲府市建築基準法施行条例の一部を改正する条例制定」につきましては、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による、建築基準法の一部改正に伴い、国、都道府県、建築主事を置く市町村が建築主である公共施設、公営住宅等の建築物についても、民間の指定検査機関による審査、検査等を可能とする条例改正を行うものであります。
次に、No.8及びNO.9の「工事請負契約の変更契約の締結」につきましては、遊亀公園附属動物園第1期整備工事 及び 甲府市歴史文化交流施設整備工事に係る請負契約の変更契約を締結するについて、議会の議決を求めるものであります。
ここまでが、8月27日までに送付する案件であります。
次に、No.16の「市政功労表彰の決定」につきましては、本年度、市政功労表彰する対象者を決定するについて、議会の議決を求めるものであります。
次に、 No.17から No.22までの「人権擁護委員候補者の推薦」につきましては、令和7年3月31日をもって委員6名が任期満了となりますことから、後任の委員の推薦について議会の意見を求めるものであります。
ここまでが、9月4日に送付を予定している案件であります。
その他、案件表裏面欄外に記載の報告事項5件につきましては、和解及び損害賠償に係る「専決処分」、「甲府市一般会計 継続費精算報告」、「甲府市下水道事業会計 継続費精算報告」、「甲府市水道事業会計 継続費精算報告」、「令和5年度 甲府市健全化判断比率 及び 資金不足比率の報告」についてであります。
私からは、以上でございます。
(企画部長)
企画部長の奈良田でございます。
私からは、補正予算関係につきまして、お手元に配付させていただきました、「令和6年9月 甲府市議会定例会 補正予算概要」に基づきまして、ご説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
はじめに(1)の 「補正予算集計 令和6年度 補正予算」でございますが、①の「一般会計(第2号)」といたしまして、2億3,212万7千円、②の「介護保険事業特別会計(第1号)」といたしまして、8億6,882万9千円を計上するほか、③の「農業集落排水事業会計(第1号)」及び、④の「浄化槽事業会計(第1号)」につきましては、特例的収支予算を補正するものであり、総額では、11億95万6千円の増額補正となっております。
続きまして、(2)の「補正予算の内容」につきまして、まず、①の「一般会計補正予算(第2号)」の、主なものをご説明させていただきます。
はじめに、№1の街路灯電気料補助金の増額補正につきましては、自治会に対する街路灯電気料補助金が当初の見込みを上回りますことから予算を増額するものであります。
次に、№6の放課後児童クラブの利用者増に伴う増設につきましては、貢川小学校、大国小学校、山城小学校の放課後児童クラブにおける利用者数の増加に伴いまして、学校近隣の空き物件を使用してクラブを増設するものであります。
次に、№8の予防接種法に基づく健康被害救済制度による給付金の追加につきましては、新型コロナウイルスワクチン予防接種後の健康被害救済制度に係る申請について、国の審査の結果、1名が認定されましたことに伴い、給付金を支給するものであります。
次に、№10の宅配ボックス購入費補助金につきましては、宅配の再配達抑制に向けた消費者の行動変容を促し、物流事業者の負担軽減を図ることにより、市民の日常生活の利便性を確保することを目的といたしまして、宅配ボックスの購入費用を補助するものであります。
次に、№12のネーミングライツパートナー契約の締結に伴う財源更正につきましては、「大里悠遊館」及び「石田悠遊館」のネーミングライツパートナー契約の締結に伴いまして、財源更正をするものであります。
2ページをご覧ください。
②の介護保険事業 特別会計 補正予算(第1号)につきましては、令和5年度 決算剰余金の処分に伴う基金積立金の増額 及び 令和5年度介護給付費 負担金等の実績が確定したことに伴います、国等への返還金であります。
次に、③の農業集落排水事業 補正予算(第1号)及び、④の浄化槽事業会計 補正予算(第1号)につきましては、今年度より公営企業会計に移行しました2事業におきまして、令和5年度の未収金や未払金であります、特例的収入及び支出の金額が確定したことに伴う補正であります。
次に、(3)の「一般会計 繰越明許費」につきましては、「公共交通体系 整備推進事業」他2件を追加するものであります。
次に、(4)の「決算関係」につきましては、令和5年度の各会計別決算の認定であります。なお、企業会計のうち、下水道・水道事業会計は、決算の認定に
併せまして、剰余金の処分についても提案を行うものであります。
最後に、(5)の「報告事項」でございますが、一般会計、下水道事業会計及び水道事業会計におけます、継続費の精算についての報告のほか、令和5年度決算に基づきます、健全化判断比率 及び資金不足比率についての報告であります。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
(記者)
補正予算の関係で質問させてください。補正予算にある宅配ボックス購入費補助金なのですが、こちらは戸建てでの購入に補助金を出すのか、それとも集合住宅の様なアパート・マンションでの購入に補助金を出すのか、どういう市民を対象にしているのかを確認させてもらってよろしいでしょうか。
(市民部長)
宅配ボックスの対象でございますけれども、戸建てまたは集合住宅の個人に対してです。集合住宅で賃貸の場合につきましては、所有者などの同意を得ていることが条件となります。以上でございます。
(記者)
会見が終わった後でいいので、金額の上限とかもあると思うので、詳細を後ほど教えていただければと思います。
もう一点なのですが、条例案件の中で(議案の)67、69ページにある工事請負契約の変更について、理由を拝見して、こちらの解釈があっているか確認したいのです、要は足元のインフレに伴う増額っていうのと、歴史文化交流施設の方は、労務単価の改訂に伴いということなので、労働力での人件費の跳ね上がりというか、インフレでということの理解でいいのか、それについて市長からもコメントいただければと思います。最近、物価高の影響で公共機関の電気代だったり、こういった資材費っていうのも、どんどん上がってきて財政をひっ迫していると思いますし、そういったところで、今お感じになっているところがあれば市長からも改めて頂戴できればと思います。以上2点になります。
(市長)
工事請負契約変更契約の締結について、議会で承認を得るための提案でありますけれど、2つの契約変更を提出しております。1つ目は遊亀公園附属動物園につきまして、労務単価の改訂及び物価の面の両方であります。2つ目の甲府市歴史文化交流施設につきましては、労務単価の改訂についてということでありまして、物価スライド方式の関係で全ての材料費等の上昇に伴う部分と、今年の3月1日に、公共工事の労務単価の見直しがありまして、改訂された分につきまして、今回労務単価の変更について提出させていただいたところであります。以上であります。
(記者)
今回の一般会計補正予算案の中で、新規事業がどれかというのをまとめて教えていただきたいと思います。よろしくお願い致します。
(企画部長)
今回、新規と言いますと、先程質問にありました宅配ボックスの補助金が該当になります。以上です。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
一般会計補正予算の概要の6番目、放課後児童クラブの利用者増に伴う増設というところなのですけれども、一般的に今、少子化でお子さんは減っているのかなと思うところで、これを行う理由と、なぜ行うのかという市長の所感をお伺いできればと思います。
(市長)
全県的あるいは全市的に少子化の流れでありますけれども、放課後児童クラブを利用しようとする、登録をされる方、あるいは利用する方については増加傾向がございまして、ここにあります貢川、大国、山城各小学校の放課後児童クラブにおきましては利用者数が増加をしているということでありまして、1クラスずつ増設をするということでございます。いずれも学校の近くの空き物件、空き事務所、空き店舗等がありましたので、子どもたちの安全・安心をしっかりと確認する中で、貢川小におきましては正門のすぐ隣にあり、また大国小につきましては北側の住宅地にございまして、山城小につきましては隣接する県道沿の、近くにございましたものですから、いずれも通学路で利用ができるということで、そこに決めて契約をしていこうということで、今回提出をさせていただきました。いずれにしても少子化傾向ではありますけれど、保護者のみなさんと、仕事の都合でお父さんもお母さんも共働き、あるいはお母さんの仕事があるということが最近非常に顕著になってまいりましたので、利用者数が増えているこの3つの小学校について今回提出をさせていただいたということであります。以上です。
(記者)
女性の社会進出と、共働き世帯の増加っていうのが背景ということで大丈夫でしょうか。
(市長)
もちろんそれはあると思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
宅配ボックスの購入費の補助金の関係で、言われて久しいとは思うのですが、改めて、事業者などからは再配達に関してどういった声を聞いているのか、また市民からはどういう要望があったのか、補助金の背景的なところを改めて市長からお教えいただければと思っています。
(市長)
様々な物品の購入方法も多種多様化してまいりました。申込みをしてご自宅に郵送あるいは送付していただくというパターンも非常に増えてきた中で、不在が多かったり、あるいはその不在が数回重なると受け取る権利を失効してしまうようなケースもあるということを聞いております。また、事業者にしてみれば、一番はじめから申し上げております、再配達の負担をできる限りなくしていきたいという思いを聞いております。そういった意味で県の方も進めるということでありますので、私どももそれに合わせて、宅配ボックスの設置について補助していこうということであります。詳細につきましては、後ほど報告させていただきます。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
宅配ボックスのことで、数字とは別にお伺いしますが、県も進めるというお話があったのですが、県はどういう補助金制度を作るのかということと、他市町村で既にこれをやっているところはあるのかどうかを教えてもらっていいですか。
(市長)
県と一緒に補助金の組立てをして、設置に対する補助をしていこうということであります。そして、甲州市さんが既にやっていらっしゃるという風に聞いています。以上です。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
南海トラフの臨時情報の関係で、お伺いしたいと思います。今月8日から甲府市も対象となりましたが、一週間ほどで終わりました。市側の対応だったり市民の声などの受け止め、改めて改善点などがあればお伺いできますでしょうか。
(市長)
初めて注意情報が発出されましたけど、その内容をしっかりと確認する中で、今までやってきた備えを更に注意深く確認をして、大きな地震が来た時に慌てずに、その備えの通りに行動を起こそうということでございますので、そういった意味の市民への注意喚起をしっかりさせていただきました。今後についても、初めての情報発出だから何をということではないのですけども、9月には総合防災訓練や様々なことがあります。あるいは夏休みの親子防災教室等も行っております。そういった中で今回のことを市民と一緒に考えて、地震あるいは東北では大雨もありました、あるいはこれからまた台風10号ということであり、この8月に色々な猛暑日、あるいは熱帯夜が続いていますけれども、様々な気候変動がありますので、今までとは違う、あるいは今までのように大丈夫だ、甲府は大丈夫だ、あるいは今までなかったのだから次もないだろうという思いを持たずに、他人事ではなく自分事として捉えるようなかたちを、市民の皆さまと一緒に共有していこうということで、色々なツールで市民の皆さま方に注意喚起をお願いしているところでもあります。以上です。
(記者)
ありがとうございます。私たちもどう受け止めていいか難しい部分もあったりですとか、市民の方からもそういう声が聞かれたのではないかなと想像していて、内閣府が、一報道ですと、伝え方の改善を検討しているということをおっしゃっていたりするのですが、改善点とかっていうのは挙げるとすればどういったところにあると思われますか。
(市長)
市民の皆さまの受け止めもそれぞれでありまして、地震のアラートも非常に大きな音で、あそこまでしなくていいというのと、大変びっくりしたけども自分事として捉えることが出来た、という様々な意見がございますけれども、どうしても最悪のことを考えて、あるいは今までとは違うよ、という意味合いを発出しなければなりませんので、そういった意味で“おおごとだ”ということを“命に関わる”、“本当に危険だ”ということをお示ししなければならないということで、そういったかたちになっていると思いますけれど、そういったところは内閣府の方でどういう風にしていくか、あるいはもう少し滑らかにどういう風にしていくかってことは、これから出てくるかと思いますけれど、私どもが一番大切なのは、市民の命でありますので、そこをどういう風に守っていくために行動を起こしていくかっていうのは絶えず考えて、市民の皆さまあるいは議会からも意見をいただきながら、高めていきたいなという風に思っております。以上です。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
今の質問に付随してなんですけれども、今回甲府市さんはSNSとかで情報発信をされたと思うのですが、情報発信のスピード感というか、そこのスムーズさはどう評価されたのか、市長の意見を伺ってもよろしいでしょうか。
(市長)
今持っているツールをフル活用させていただいて、あるいはプッシュ式の情報発信をしていますので、今のところ情報が遅いっていうことはないと思うのですけれども、例えば停電情報なんかについても東京電力さんが流していて、停電が解消されてもまだその情報がいかないとか、その逆もあると思いますので、そういった足りないところがあるとすれば、それを高めていくことが、先程も申しましたように、各ライフライン機関とよく話し合いをしたり、市民や議会の皆さまの意見を取り入れたりしていこうという風に思っております。
(記者)
以前、夏ぐらいにリニアの検討委員会みたいな話があったと思うのですけれども、その後進捗はいかがでしょうか。
(市長)
9月頃には、そういったものの表出しをしていけるのではないかな、ということでありましたけども、今年の3月に2027年開業は厳しい、あるいは、これは公式ではありませんけれども、岸田総理とかいろいろなところで“2034年頃の開通を”なんて話もありました。今までのスケジュール感は2027年ということでありましたけど、それが大幅に変わりましたので、少し全体の事業スケジュールを変更させていただくということで、(公共)交通体系の整備推進事業につきましても、繰越明許費を設定させていただきながら、練り直しをしていこうと思っております。民間事業者の方々についても、2027年ではなくて30何年になるのだったら、まだ先がわからない中で提案なんか難しいという、意見もいただいていますが、それを見込んで、協働パートナーとして、検討パートナーとしてこれからもやっていくので、しっかり議論しましょうというご意見をいただいていますので、先に締め切りを確認させていただいて、年度が変わってからでも、ということで再検討を進めているところであります。
(記者)
ありがとうございます。そうすると基盤計画の方の予定は来年度以降になる可能性はあるということですか。
(市長)
基盤整備方針については、今一生懸命やっていますけれども、まちづくりの基本方針を踏まえた、基本計画については来年度くらいになる可能性が高まってきているということです。
(記者)
ありがとうございます。ちなみに岸田首相が次の総裁選は辞退されるということで、国のトップが一応変わる予定なのですけど、そういうのは甲府市の方に、リニア全体の計画はまた変わる可能性があるかもしれないのですが、そこら辺はどうなのですか。
(市長)
時の首相がそういう発言をされたことは非常にありがたいと思っておりますけれども、首相が変わっても変わらなくても主管は国土交通省ですし、JR東海さんとそういうかたちで進めておりますので、それは特に心配はしていません。
(記者)
ありがとうございました。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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