更新日:2013年7月31日

ここから本文です。

立本(りゅうほん)寺本堂

立本寺は、鎌倉時代初めに真言宗の「龍本寺」として開かれましたが、応永3(1396)年に住した第11代住職の時、日蓮宗に改宗し「立本寺」としたと伝えられています。過去帳には、この本堂は真言宗時代の護摩(ごま)堂として建立されたものであること、江戸時代末期の安政2(1855)年に大破し修復改築などが行われたこと、大正13(1924)年には茅葺(かやぶ)きから鉄板葺きに屋根が改修されたことが記されています。

立本寺本堂

本堂は桁行(けたゆき)8.21m、梁間(はりま)7.74mの規模で、桁行を四間、梁間は正面三間・背面五間とし、妻入りの寄棟(よせむね)造の構造になっています。室町時代に建立された当初は、正面・背面ともに五間の間取りであったと思われ、その名残として失われた2本の柱の上下には舟肘木(ふなひじき)と礎石が確認されています。使用している柱は、内陣の正面2本だけが丸柱で、ほかはすべて面取りの角柱を使用しているという特徴があります。

本堂の内部は、外陣、内陣および内陣両脇の脇陣から構成され、全面畳敷きになっています。
天井裏を見上げると、特徴的な組物として虹梁(こうりょう)を支えるための通し舟肘木や、安政2年の改築の際のものと思われる指鴨居(さしかもい)など、歴史的変遷を感じることができます。

ほかの仏閣建造物に比べると、屋根も小さく縁側も廻(まわ)っていないことから、簡素で小ぶりな本堂(護摩堂)に感じますが、密教仏堂の建築様式がよく残り、中世に遡(さかのぼ)る質の高い建造物として貴重な文化財です。

  • 区分…県指定文化財(建造物)
  • 指定年月日…昭和63年5月12日
  • 場所…池田2-15-19

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページの情報はわかりやすかったですか?

ページの先頭へ戻る