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更新日:2022年5月19日

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令和4年5月13日市長定例記者会見

記者会見0513

日時

令和4年5月13日(金曜日)午前10時00分~

場所

本庁舎4階大会議室

発表事項

  • 改訂版洪水ハザードマップの公表について
  • 第30回甲府市緑化まつりについて
  • 国民健康保険節目年齢者に対する特定健診無料化について

配布資料

発表内容

 本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。

 3年ぶりに、規制が少ない状態での大型連休となり、県内各所では賑わいも戻りつつある中で、私からも市民の皆さまには、この連休中の基本的な感染対策の徹底をお願いしたところであります。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、連休で人の動きが多くなったことから、今後の新規感染者の増加について、注視していきたいと思います。
 なお、現在も感染者数は依然として高い水準で推移しているところでありますので、感染拡大防止や重症化予防の観点から、コロナワクチンの接種について、引き続き、積極的に検討していただきますようお願いいたします。

現在、3回目の追加接種を実施しておりますが、3回目追加接種率は、5月11日時点で65歳以上は、86.4%で、全体では、56.2%となっております。
 若年層の方など、多くの方に3回目の追加接種も検討していただきたいと思います。
 また、4回目の追加接種につきましては、国の法令改正等が整い次第、ただちに接種が行えるよう、準備を進めてまいります。

 次に、コロナ禍でありますが、活躍されている、甲府大使、次世代甲府大使についてであります。
 甲府大使であるトライアスロン選手の佐藤 優香さんが4月24日(日)にエクアドルのサリナスで開催されたアメリカトライアスロンカップで3位に入賞したことに続き、5月1日(日)にフィリピンで行われたアジア トライアスロンカップで見事、優勝されました。
 主要大会での個人優勝は、2017年の日本選手権以来の優勝になります。
 まことにおめでとうございます。

 同じく、Jリーガーの現在はサガン鳥栖に所属している甲府大使の堀米 勇輝さんが、5月8日(日)に行われたJ1リーグ第12節に先発出場し、決勝点となる直接フリーキックを決め、チームを勝利に導くとともに、チームを5位に浮上させました。

 この甲府大使のお二方は、ケガや体調不良など、様々な困難を乗り越え元気に素晴らしい活躍されていることに、私も非常にうれしく、誇りに感じ、力を込めて応援しているところであり、多くの市民の皆様も元気づけられていることと思います。

 次に次世代甲府大使です。
 スポーツ・芸術・文化・学問等さまざまな分野で将来的に日本を代表する活躍が期待される本市にゆかりのある「小中学生」及び「高校生」を応援することを主な目的として認定しております「次世代甲府大使」の「FLLチーム ファーストフジサン」であります。

 これまで、ファースト・レゴ・リーグ世界大会へ16回出場し、世界大会総合優勝と準優勝を1回ずつ取るなど、国内外の数々の大会で優秀な成績を収めておりますが、この度、4月20日から23日の4日間、アメリカのヒューストンで開催された「ファースト・レゴ・リーグ」世界大会で、世界50か国から108チームが参加する中、見事に総合準優勝に輝きました。

 私も6日に「ファーストフジサン」が所属しているアイズアカデミーへ出向き、ロボットの技術や英語でのプレゼンテーションを実際に拝見し、子どもたちの高い技術やアイデア、プレゼン能力、そしてチーム力の高さとその大切さに改めて感心しました。
 これからも世界の舞台での活躍に期待しております。

 それでは、本日の発表項目、3項目につきまして、お話をさせていただきます。

改訂版洪水ハザードマップの公表について

 1つ目は、改訂版洪水ハザードマップの公表についてであります。
 資料の1をご覧ください。

 本市では、市内を流れる笛吹川、荒川、濁川など全8河川に関わる「甲府市洪水ハザードマップ」を、水防法の改正による新基準にしたがって、平成31年3月に作成し、多くの市民の皆さまに周知を図ってまいりました。

 こうした中、令和3年3月に、市内を流れる「鎌田川」、「貢川」の2河川の浸水想定区域が、新たに山梨県から公表されたことや、同じく昨年5月に災害対策基本法の改正により避難基準が変更されたことをふまえ、「甲府市洪水ハザードマップ」の見直しを行ない、今回「改訂版の洪水ハザードマップ」の公表と各戸配布を行うこととしました。

 今回の改訂で見直した内容としましては、「鎌田川」、「貢川」の2河川の浸水想定区域の影響をハザードマップに反映いたしました。
 浸水の深さについては、大きな変化はありませんでしたが、「家屋流出の恐れのある区域」がそれぞれの河川沿いに追加されています。

 次に、避難情報の変更として、「避難勧告」と「避難指示(緊急)」が「避難指示」へ一本化されたことによる避難レベルの改訂などを行いました。

 また、洪水時に想定される浸水の深さに応じた避難所の使用階層の見直しに加え、ご自身やご家族などの避難行動を前もって時系列順に整理しておく「マイ・タイムライン」の情報を追加するなどの防災情報も拡充いたしました。

 今後は、6月1日にホームページ上にA4版冊子タイプと、A0版ポスタータイプの2種類のハザードマップを公表するとともに、冊子版につきましては、自治会連合会にご協力いただく中、7月号の広報と一緒に各戸配布することを予定しており、併せて庁舎窓口での配布、公民館等への備え付けを行うなど市民の皆さまへ周知を図ってまいります。

 また、新たに浸水想定区域を反映した「鎌田川」、「貢川」の2河川沿いの地区である大里地区、貢川地区などを皮切りに、今回改訂した洪水ハザードマップを活用した「水害避難の地区研修会」を市内各地区において、5月28日(土)より、順次開催してまいります。
 この研修会を通じて洪水時の安全確保・適切な避難について情報提供と意識啓発に努めてまいります。

第30回甲府市緑化まつりについて

 2つ目は、第30回甲府市緑化まつりについてであります。
 資料の2をご覧ください。

 新緑の季節を迎え、5月22日(日)に甲府市緑が丘スポーツ公園船出広場において、「緑と花と太陽のあふれるまちづくり」をテーマとした、第30回甲府市緑化まつりを開催いたします。
 このまつりは、平成5年度から、緑と花があふれる豊かな生活環境の実現のため、緑と花にふれあう場を設け、家庭や地域での緑化を推進していただくという趣旨で開催しております。
 例年4月の第3日曜日に開催しており、毎回多くの方々にお越しいただいている新緑の季節の恒例行事となっておりましたが、新型コロナウイルスの影響で今年は延期となっておりました。
 また、令和2年度と3年度は新型コロナウイルスの影響により中止としましたので、3年ぶりの開催となります。

 オープニングセレモニーでは、今年度の甲府市緑化推進ポスターに採用されました千塚小学校6年生の萩原 紗奈さんに参加していただく中で、テープカットを執り行う予定です。
 会場内には、植木、花や農産物等の販売コーナーや、園芸、農薬に関する相談コーナーを設け、午前と午後に、毎回好評をいただいている市の花「なでしこ」と「さつき」の苗木の無料配布を行います。
 今年は、来場者の密を避けるため、配布回数を5回に分けて行ってまいります。
 また、子ども達に人気のある「ぬいぐるみショー」などは、「密」や「大声」を発することを避けるため、残念ながら中止とさせていただきます。
 当日は、マスク着用の徹底をお願いするとともに、会場内での検温など新型コロナウイルス対策を講じながら実施してまいります。

 多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

国民健康保険節目年齢者に対する特定健診無料化について

 3つ目は、国民健康保険節目年齢者に対する特定検診無料化についてであります。
 資料の3をご覧ください。

 メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査(特定健診)が平成20年4月から各医療保険者に義務付けられる中、本市におきましても、国民健康保険に加入する方々へ1,000円の自己負担額で毎年度実施しているところであります。

 このような中、生活習慣病の予防や疾病の早期発見・早期治療を目的に、特定健診受診の契機となるよう新たな取組みとして40歳から5歳刻みの節目年齢者が受診する際の自己負担を無料といたしました。
 この無料化を通じて、継続的な健診を受診するきっかけづくりを提供するとともに、健康意識の向上や長期的な医療費抑制にもつなげてまいりたいと考えております。

 また、今年度は、集団健診の実施回数や休日開催日を昨年度より増やすなど健診を受けやすい環境の整備に努めているところでありますので、多くの皆さまの健診の申込みをお願いいたします。

 本日の発表は以上であります。

発表項目の質問について

(記者)
 今回新しく見直すハザードマップについて、6月1日からホームページ上で公表を行った上で、自治会連合会の協力で各戸配布を行うということですが、各戸配布については、基本的には全世帯に対して配るということでしょうか。

(市長)
 そうですね。
 全世帯に、つまり各ご家庭に1冊備えていただきたいということで、配らせていただきます。

(記者)
 新しく反映された二つの川の浸水想定区域について、何世帯が新しく浸水する区域に含まれることになったのでしょうか。

(まちづくり部長)
 世帯数ははっきり何世帯ということは分からないのですが、エリアはほんのわずかのエリアで、両河川で約3.5ヘクタールぐらいのエリアの浸水が若干拡がるということです。市長の説明でもありましたように、大きく変わるわけではなく、今まで浸水してなかったエリアで50センチ未満の浸水になり、そのエリアが約3.5ヘクタールぐらいあるということでご理解ください。
 以上です。

(記者)
 それはすでに公表されている他の8河川については特に変更がなく、この2河川について50センチ未満の浸水が起こる恐れがあるというエリアが大体3.5ヘクタール追加されたということでいいですか。

(まちづくり部長)
 はい。
 その通りです。
 今までの河川に二つ足された2河川の流域で、今まで浸水が想定されなかった区域に浸水が想定されるようになるということになります。

(記者)
 ハザードマップの公表について、各地区で実施を予定している水害避難の地区研修会は毎年行っているものでしょうか。
 それとも、今回の公表を受けて実施されるものでしょうか。

(市長)
 一昨年度から実は行っていこうということがございました。
 令和元年度に、千曲川の被害が遭った台風19号の時には、甲府市内もほとんどすべての地区で避難所を開設いたしました。
 幸い大きな被害はなかったのですが、その中でも、危険度の高かったところから順にやっていこうということでございましたが、コロナ禍でなかなか進みませんでした。
 玉諸地区だけ2度研修をして、そのあとの地区についてはコロナ禍で延期になっておりました。
 加えまして今お話がありましたように、鎌田川、貢川がハザードマップの浸水想定区域に加わりましたので、前回の台風の時に危険度が高かったところ、そして鎌田川、貢川の流域の地区から順次行っていこうということで、延期になっていたものを、今年度、来年度を使って、全地区行っていこうという予定でスケジュールを立てているところであります。

(記者)
 水害避難の地区研修会は一般の住民の方も希望する方全員が参加できるのか。
 あと、例えばどんな研修を行うのか、避難訓練を行うのか、具体的に教えていただきたい。

(市長)
 基本的には、各地区のリーダーの皆さん、万が一のときに、避難誘導をしたり、避難所の運営をしたり、様々な防災で指導的な役割を担っていただく方を中心に、お集まりいただきまして、甲府市の危機管理担当、あるいは消防団の皆さまにも声かけさせていただき、そういった主立った方々にお越しをいただいて、双方向で研修をしたいと思っております。
 その中では、洪水ハザードマップの変更点や避難指示の変更点を説明させていただき、また近年の水害の状況を復習していただくということを行いながら、その研修会で行った内容を、今度はその地区で大勢の方々を集めていただいて研修していくというように進んでいければありがたいと思っております。
 また、並行的に今年度も防災リーダーの研修会を甲府市役所庁舎を使って、各地区から募集をさせていただき行いますので、幾重にも防災に関して研修を行っていきたいと思っております。
 コロナ禍にあっても、災害は待ってくれませんので、そういったことを行っていきたいと思っております。

(記者)
 特定健診について、今回の無料化というのは、市が独自で行っているのかということと、予算的な措置はどの段階でどのくらいされているのでしょうか。

(市長)
 新年度事業ということで令和3年の3月定例市議会の中で予算計上させていただきました。

(企画財務部長)
 市長から説明がありました通り、予算措置は今年度の当初で予算措置をさせていただきました。
 規模的には若干人数が変更になる場合もございますが、約500万円程度でございます。

(市長)
 今年度初めて市の独自事業として行います。

(記者)
 洪水ハザードマップについて、今回の改訂に伴うエリアはどの地区が対象となるのでしょうか。

(まちづくり部長)
 エリア的には従来のハザードマップの中でも大里地区も、貢川地区も入っていたのですが、新たにそこに流れる2河川が追加をされたので、エリアが新たに追加をされたということではなく、その浸水の度合いや家屋の流出が増えたとご理解をいただければありがたいと思います。

(市長)
 先ほど記者さんのご質問にありましたが、二つの河川が加わることで、鎌田川で15棟、貢川で150棟、家屋の流出する恐れのあるエリアに加わります。
 世帯についてはわかりませんが、棟がそれだけありますので、そういう説明を各地区で行っていきたいと思っております。
 具体的にご自身の住まわれている地区でありますから、住民の方々に理解していただけると思います。
 以上でございます。

(記者)
 特定検診について教えていただきたいのですが、今回の受診対象者は大体どのくらいいるのかということと、無料化することで受診率を上げていきたいということですが、これまでの受診率がどのくらいであるか、また目標の受診率がどのくらいであるか教えてください。

(市長)
 まず、特定健診の全世代対象者数が、2万9554人。
 節目年齢が5302人。先ほど予算措置が500万円といったのは、この方々の分だと思います。
 そして受診率ですが、平成29年度が33%、31年度が34.1%、令和元年度が33.3%、令和2年度が27.5%、令和2年度はコロナ禍の影響で若干の受診控えがあると思います。
 昨年度はまだ未確定でありますが、大体3割ぐらいです。
 やはり自分がその節目年齢ということで無料受診されると、その結果が届きますので、今までよりも健診結果を見ていただける機会づくりにはなると思います。
 継続して毎年受けていただき、生活習慣病の予防や重症化を防ぐ一助となればという意味で、事業化をいたしました。

(記者)
 具体的に受診率何%になるなどの目標はありますか。

(市長)
 特に目標値の設定をしておりませんけれど、2年間コロナで受診率が伸びておりませんので、そこを回復し、1人でも多くの方々に受診をしていただき、ご自身の健康のチェックを日常的にしていただけるような意識啓発にも繋がるようにしたいと思っております。

(記者)
 特定健診は今年度限定の事業なのか、今後も継続して行っていく事業でしょうか。

(市長)
 先ほど申し上げましたように今年初めて実施をいたしますので、継続していくかどうかについては、啓発をしっかりと行い、多くの市民の皆様方受診率の結果をしっかりと踏まえて考えていきたいと思っております。

(記者)
 特定健診について、受診率が3割程度というのは、やはりまだまだ低いという認識でしょうか。

(市長)
 各地域に出向いて健診を行わせていただいているパターンも多いですので、非常に受診しやすいと思っております。
 その中で3割というのはやはり低いと思いますので、ご自身の健康をご自身でチェックしていただき、そして、高齢社会でありますからお元気で、住み慣れた地域でお暮らしいただく、本当に大事なチェックだと思いますから、健康都市宣言も行いました。
 人の健康、地域の健康、そして、市全体の健康、それを干渉しながら、それぞれが高めていくことが必要だと思いますので、これからも、市民の皆さまにお願いし続けたいと思っています。

(記者)
 受診率がなかなか上がらない要因に費用負担があると考えられて、今回こういった独自の取り組みに今繋がっているということなのか。
 他に何か受診率が上がらない要因というものがありますでしょうか。

(市長)
 まず2年間、コロナ禍であったということで、これは特定健診だけに限りませんけれど、受診控えというものもあったと思います。
 あるいは特定健診へ行くこと事態をコロナ禍によって控えられたケースもあると思います。
 また、コロナ禍とは別でありますが、極端な痛みがない、または症状がない場合は、現役世代の皆さんは忙しさから特定健診を受けないということも非常に長く言われておりますから、そういったことを含めまして、あらゆるところを通じて、生活習慣病の予防や、病気になってから進行することによって、ご自身の負担もご家庭の負担も地域の負担も出てくると思いますが、その負担の予防にも繋がると思いますので、年に1度の特定健診についてはできるだけ身近で手軽にできるように提供していきたいと思いますので、ぜひ利用していただきたいという思いで事業としました。

その他の質問について

(記者)
 甲府市の職員の方が亡くなられて公務災害認定を受けた案件についてお伺いします。
 近くご遺族の方が甲府市を相手に訴訟されると伺っております。
 ご遺族の方にお話の方を伺う機会をいただきました。
 その中で、ご遺族が長時間労働に伴って、職員が自殺に至ってしまった責任の所在について、この訴訟の中で明らかにされたいとお話をされておりました。
 そこで伺いたいのは、長時間労働に伴う職員の死について、樋口市長、甲府市に責任があったと認識されているのか、伺えたらと思います。

(市長)
 本市の大切な職員の尊い命が失われたことにつきましては、今でも大変残念に思っております。
 そして、職員の公務災害が認定されたことにつきましては、真摯に受けとめているところでございます。
 これも何度かお話をさせていただきましたが、今のお話ですと訴訟を受けたことについて、どう考えているかという話でよろしいですか。

(記者)
 訴訟に関してではありますが、職員が亡くなったということについて、長時間労働というものを市側が招いてしまって、それで職員が亡くなってしまったのか、その個人の責任ではなく、組織としての責任でそういった事態を招いてしまったのかということを伺いしたいと思います。

(市長)
 先ほど申し上げましたように、公務災害が認定されたということにつきましては、真摯に受けとめております。
 また尊い有望な職員の命が失われたということは、まことに残念に思っております。
 そして、ご遺族から提訴されておりますので、それにつきましてはご遺族の主張をお伺いしながら、提訴されましたことにつきまして、その訴状を丁寧に拝見させていただき、熟考を重ねまして、応訴させていただくことにいたしました。
 それ以上のことにつきましては、今度は裁判ということになりますので、具体的なコメントは控えさせていただきたいと思います。

(記者)
 ご遺族の方が甲府市長及び甲府市から今回の職員が亡くなられたことについて、陳謝及びお詫びの言葉を受け取っていないと認識されていて、そこを重く受けとめていると伺っております。
 これだけのことがあって、陳謝などの言葉といった言葉はこれまで一度も甲府市の方からはなかったのでしょうか。

(市長)
 事後すぐにお邪魔をさせていただき、残念な思いをお伝えさせていただきました。
 私どもの思いを伝えさせていただいたと思いますけれど、陳謝の言葉というのはなかったのかもしれません。

(記者)
 先ほど市長はこの公務災害が認定されたことを真摯に受けとめられているという話でしたが、市側が公務災害になったということを受けとめているということになると裁判の争点というのは一体どこになるのかと思ってしまったのですが、この裁判の重要な話し合う争点というのはどういったところだと思いますか。

(市長)
 訴状の内容につきましては、プライバシーに非常に関わる点も多いことから、その詳細についてはお答えすることはできませんけれど、概要について若干ご説明をさせていただきます。
 概要といたしましては、令和2年1月に亡くなられました元市職員のご家族が原告となり、本市を被告として、元市職員に対し、心身の健康を損ねる恐れのある長時間労働に従事させたとして、国家賠償法第1条に基づく不法行為責任、民法第415条に基づく、安全配慮義務懈怠があったとして、総額約1億400万円余の損害賠償を請求したものであります。
 公務災害につきましては、一つ一つの業務の内容、環境等を私どもも遺族の方々に寄り添って、しっかりと調査し、また、それを共済に提出したものでありますので、公務災害認められたことについては、先ほど申し上げましたように、真摯に受けとめたところでございます。
 今度は提訴されまして、今申し上げました概要での提訴でございますので、今後は裁判の中で、しっかりとご遺族のお考えを承りながら、甲府市の考え方をお示しさせていただくということになると思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。

(記者)
 先ほど真摯に受けとめるということですが、これは市側としても今回の件について、責任があるという認識を持っているということなのか、あるいはそこについても事実関係を争う、認識の違いについて、溝をきちんと埋めていくという認識のどちらになりますか。
 また、認識の差が遺族の方と市側であるのかもしれませんが、先ほど直接陳謝の言葉がなかったかもしれませんということですが、もしそういうことであれば今後市として正式にご遺族の方に陳謝、改めて謝罪を行ったりなど、そういった予定はあったりするのでしょうか。

(市長)
 裁判が始まりますので、具体的なことについてコメントは控えたいと思います。
 ただ公務災害の認定につきましては、公務災害というのは、ご遺族の方々、あるいは亡くなられた方への補償でありますので、それについては、一緒になって、認定に向けての取り組みをしてきたということはございます。
 責任の所在等につきましてはまさに、裁判の中でお考えをお聞きしたり、私どもの考えを開示することになりますので、そこについてはコメントを控えさしていただきたいと思います。

(以上)

 

言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。

(作成:甲府市情報発信課)

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