更新日:2023年1月10日
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令和5年1月4日(水曜日)午前10時30分~
本庁舎4階大会議室
明けまして、おめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、健やかに、輝かしい新春をお迎えになられたことと、お慶び申し上げます。
年頭にあたり、本年が皆さまにとりまして、希望に満ち、笑顔あふれる一年となりますことを心より祈念申し上げます。
私も、新たなる年を迎え、本市の取り巻く諸課題を、改めてしっかりと捉え、明るい未来創りに向けて、「市民の皆さまの笑顔」と「まちの元気」のために、引き続き、市政運営に全力で取り組む決意を新たにしたところであります。
3年ぶりに行動制限が無い年末年始となりました。
しかしながら、この年末年始におきましても、新型コロナウイルスの感染者数は、高止まり状態にあるとともに、インフルエンザの患者も徐々に増えつつあります。
市民の皆さまには、改めて、定期的な換気や、基本的な感染症対策の徹底のほか、ワクチン接種のご検討など、ご協力をお願いしたいと思います。
さて、本年におきましては、今月から、医療費を無料とする対象を、高校3年生相当にまで拡充するなど、これまで、力を注ぎ、取り組んでまいりました、子育て・子育ち施策を更に充実させ、子どもたちが未来に向かって夢を育める環境づくりを一段と推し進めるとともに、誰もが、心身ともに健康で、安心して暮らせるよう、医療や介護の体制強化や、からだと心の健康増進など、本市の健康づくりの一層の推進を図ってまいります。
産業の分野におきましては、地域経済の立て直しと、持続的で活力あるまちづくりを推進するため、「まちなかの再整備」を着実に進めるとともに、「日本遺産 御嶽昇仙峡」など、魅力的な地域資源のさらなる磨き上げや、本市ならではの都市観光の展開、さらには、ジュエリーをはじめとする地場産業を盛り上げてまいります。
また、近未来社会を牽引する「リニア駅周辺」につきましては、官民協働により、「まちづくりの方針」をできるだけ早く示してまいりたいと考えております。
併せて、かけがえのない自然豊かなこのまちを次の世代へと繋いでいくため、ゼロカーボンへの取組も加速してまいります。
こうしたまちづくりとともに、「やまなし県央連携中枢都市圏」の形成による圏域全体の発展に資する取組や、SDGsの推進をはじめとする、多様な主体との連携・協働により、持続可能な行政運営を図ってまいりたいと考えております。
このような私の様々な想いを込め、「今年の漢字」を発表させていただきたいと思います。
本年は、これまで培ってきた私の政策を成長させ、発展させる年にしたいとの思いから「そだつ、はぐくむ」を表す「育」といたしました。
この「育」という漢字は、「育成」や「教育」など、成長を表す際に用いられております。
子どもの夢を育む「教育」の充実をはじめ、開府から500年という長い歴史の中で育まれてきた、伝統、文化、自然や、人と人との絆といった本市の魅力ある資源を更に発展させ、「こうふ愛」を「育成」する中で、地域や市民、企業、圏域自治体の皆さまと一緒にこのまちの未来を育んでまいりたい、との想いを込め「育」という漢字にしたところであります。
市民の皆さまをはじめ、本日お集まりの報道機関の皆さまには、本年におきましても、甲府市政の発展に、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上を、新春のあいさつとさせていただきます。
それでは、定例記者会見も兼ねておりますので、本日の発表項目につきまして、お話をさせていただきます。
証明書等発行窓口キャッシュレス決済の導入についてであります。
資料の1をご覧ください。
現在のコロナ禍において、非接触・非対面での活動が求められる中、市民の皆さまの利便性向上を図るため、窓口での住民票の写しや戸籍謄本などの、証明書発行手数料の支払いについて、クレジットカード、電子マネー、バーコードによるキャッシュレス決済に対応するとともに、現金支払いを非接触で行うことのできる自動つり銭機付きのPOS(ポス)レジを導入いたします。
設置する窓口につきましては、本庁舎の市民課、市民税課、資産税課に加えまして、健康支援センターや全ての窓口センターの計14ヵ所、となっております。
導入に当たっては、別紙スケジュールのとおり、各窓口において現行の現金レジとの入れ替えを順次実施し、非接触の現金支払いは、POS(ポス)レジが導入され次第、可能となります。
キャッシュレス決済については、入れ替え後、設定が完了する1月24日(火)より、14か所全ての窓口で一斉に利用を開始いたします。
キャッシュレス決済の対象となる手数料につきましては、住民票の写し、印鑑登録証明書などの各種証明書に加え、食品衛生関係手数料や狂犬病関係手数料などの、健康支援センターで扱う手数料を対象としております。
また、利用できる決済手段は、クレジットカード、電子マネー、バーコードであり、利用可能ブランドにつきましては、資料記載のとおりとなります。
利用者の皆さまには、レジの画面上で、現金、クレジットカード、電子マネー、バーコードの中から決済方法を選択いただき、クレジットカードと電子マネーにつきましては、キャッシュレス決済機器を用いての支払いとなり、バーコードにつきましては、POS(ポス)レジに備え付けたスキャナーにて読み取りを行っての支払いとなります。
今後につきましても、キャッシュレス決済の周知を積極的に行う中、市民の皆さまが窓口サービスを便利にご利用いただけるよう、努めてまいります。
本日の発表は以上であります。
(記者)
キャッシュレス決済についてですが、支払う対象は手数料のみで、納税については対象ではないということでしょうか。
(市長)
市税等の収納につきましては、現在オンライン上で納付が可能となっています。
今回は窓口での手数料ということで行わせていただきます。
(記者)
今後も税金については、キャッシュレスでの支払いの対象にはならないということでよろしいでしょうか。
(市長)
順次広げていきたいと思っております。
(記者)
キャッシュレス決済ですが、9月の補正予算で計上されたものと記憶しているのですが、事業費はどのぐらいですか。
(市長)
キャッシュレス決済機器及び自動釣銭つきのPOSレジのリース費として、5年間総額で約3000万円、運用業務委託の費用として、約1000万円であります。
キャッシュレス決済の手数料として500万円ほどであります。
5年間総額で4500万円ほどとなっております。
(記者)
9月の補正予算の時に計上されていたのは、4500万円でしょうか。
(行政経営部長)
9月補正予算は、224万5000円の増額で計上していますが、今、市長の申し上げたのは、今後5年間の総額で参考までにお伝えしたということでございます。
(記者)
市長選のことですが、新顔の方がそれぞれ名乗りを上げていらっしゃいまして、そのうちの一人が、月2万円のベーシックインカムを市単独で導入してということを訴えていらっしゃいます。また、もう1人の方は、学校給食費を無料とするということを訴えていらっしゃいますけれども、そういった訴えについてどう受けとめていますか。
(市長)
選挙戦が始まれば詳しく申し上げたいと思いますが、1人目の方のご意見は非常に荒唐無稽な感じがして、他の事業が何もできなくなってしまうのではないかという、実現不可能な印象を受けております。
そして、学校給食費の方は、無償化をしている自治体もありますけれども、それぞれ自治体が、子育て支援、子どもたちの育ちの支援、直接支援等を様々な角度から行っているところでございます。
私ども、いろんなこと行っています。
今月から高校3年生相当までの医療費を無償化するということを行っております。
また、例えば、病院関係の皆さんが大変な思いをしている時に、どういうところに予算を充当していくことが必要だとか、今コロナが大変ですが、お子さん達を日頃からお世話している保育園や子ども園などは、このように子どもを守って欲しい、子どもを守る仕事をやりやすくして欲しいなど、単なる1例ですけど、様々な声を、市民の皆さんからお聞きしております。
そういった中で私自身、この8年間、できることを市民の皆さんに、この甲府の子どもたちに、できる限り最優先でやってきた自負がございますので、そういったことも含めて、一つのことだけで、甲府市長選挙を戦おうというのはいかがなものかという思いはございます。
しっかりと今までやってきた実績も踏まえ、これから行っていくことを、市民の皆さまに訴えさせていただき、選挙戦を戦っていこうと思っております。
(記者)
新春会見の内容を踏まえてお伺いしたいことがございます。
今日の会見を含めて任期中最後の会見になるかと思いますけれど、任期が残りわずかになっている今の率直な気持ちを伺えたらと思います。
(市長)
あと1ヶ月を切っております。
もちろん最後の最後までしっかりと任期を全うさせていただき、甲府市役所の先頭に立って、市民のために尽くしていきたいという思いを持っておりますし、先ほど定例の部長会議を開いて、そんな思いも申し上げました。
また、1週間留守にしますけれども、私がいない選挙期間中は、ぜひ、副市長や特別職、そして部局長が先頭に立っていただいて頑張って欲しいという話をさせていただきました。
そして三度市長職に就かせていただくつもりで、頑張りますので、そうした暁には、今までやってきた未来づくり重点戦略プロジェクトNEXTで掲げていること、あるいはこの選挙で私が市民に訴えさせていただき、お約束したことをぜひやって行っていきたいという思いでいっぱいでありますので、そんなことも若干お話をさせていただきました。
それと8年間やってきて芽吹いてきたところもありますので、それをさらに前進、進捗、拡大していきたいという思いで、ラスト1ヶ月頑張ってまいりたいと思っております。
(記者)
今年の漢字として「育」を選ばれましたけれども、これは今回の選挙後の3期目を見据えての抱負になるのでしょうか。
(市長)
先日、報道の皆さまを通じて市民の皆さまにも発表させていただきました。
1期目は子ども最優先のまち、2期目が子ども輝くまち、3期目が子ども育むまちという形で、政策提言の一つ目に、いずれも子ども関係の施策事業を盛り込ませていただいておりますので、まさに3期目という市長職をちょうだいいたしましたら、そのことに邁進していきたいと思っております。
(記者)
知事選に関することでお伺いしたいのですけれど、今回長崎知事を市長会の方針でご支持されておりますが、出陣式には行かれるのでしょうか。
(市長)
明日9時半か10時からのご案内をいただいていますが、市場の初売が5時半ごろから始まり、終日公務が入っておりますので、そちらを優先して私はいけませんが、後援会の方にお願いをしようと思っております。
(記者)
他にも2候補いらっしゃいますけれど、どちらの方にも伺うことはないということでよいでしょうか。
(市長)
物理的にも行けませんし、行きません。
(記者)
3陣営から招待状というものは来ているでしょうか。
(市長)
現職の長崎知事の出陣式は招待状というものが来ています。
あと、チラシ等もいただいています。
(記者)
新型コロナとインフルエンザについて、11月末から新型コロナの感染者が増えてきて、県内高止まりの状態が続いておりますが、3年ぶりに行動制限がない年末年始を迎えましたが、コロナ禍での選挙になりますので、どのようにご自身のお考えを伝えていこうとしているのか、改めてお伺いしたい。
(市長)
行動制限のないお正月を迎えましたので、それぞれ個人の感染症対策をしっかりとしていただくというお願いしかできない形になっております。
そんな中で、新型コロナワクチンの接種、インフルエンザの予防接種を、ぜひ積極的に検討していただきたいということと、インフルエンザワクチンつきましては、65歳以上の方は、2月末まで実質自己負担がかかりませんので、ぜひ積極的に接種を検討していただきたいということであります。
選挙戦でありますけれども、例えば11月に予定をしておりました総決起集会も、なかなか感染者が1000人を超えているような状況でありましたから、中止にさせていただきました。
これからもそういった形があるかもしれませんけれども、出陣式については屋外の広いところで行い、密にならない形をとらせていただきました。
握手ができなかったり、今までと違う形でありますけれど、できる限り私の思いを大勢の市民の皆さまにお伝えできるような個人演説会を公民館等でソーシャルディスタンスを取りながら、月曜日から金曜日まで開かせていただくという形をとらせていただこうと思っております。
不測の事態でできなくなる場合もありますけれど、そういったことにつきまして、ウイズコロナスタイルの中で、でき得る限りの選挙運動、活動をしていきたいと思っているところでもあります。
いずれにしましても経口治療薬が出てきており、二類相当から五類への緩和についても、その方向に向かっているようであります。
五類となっても公費負担でいこうというような動きでありますから、福祉保健部、保健所を中心に、そういった国、県の動向をしっかりととらえながら、市民の皆さまに適時的確な情報を提供していきたいと思っているところであります。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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