ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 市長のページ > 市長記者会見 > 令和4年度 > 令和4年5月30日臨時共同記者会見

更新日:2022年6月6日

ここから本文です。

令和4年5月30日甲府市×W TOKYO×山梨県水晶宝飾協同組合×甲府商工会議所 4者による臨時共同記者会見

r040530-1

日時

令和4年5月30日(月曜日)午前9時15分~

場所

本庁舎4階大会議室

発表事項

  • 「宝石のまち甲府」PRプロジェクトについて

発表内容

甲府の宝飾産業、宝石のまち甲府について(市長)

 皆さま、おはようございます。

お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。

本日は、株式会社W TOKYO(ダブル トウキョウ)代表取締役社長 村上様、甲府商工会議所会頭 進藤様、山梨県水晶宝飾協同組合理事長 松本様にお越しいただき、『「宝石のまち甲府」PRプロジェクト』について、共同会見をさせていただきます。

 はじめに、本市の宝飾産業における背景ついては、皆さま、ご存じかと思いますが、江戸時代に市北部の金峰山一帯で産出された水晶を研磨加工したことがきっかけとされております。

この長い歴史に裏付けられた研磨加工技術を継承しながら、貴金属加工へ発展し、国内外へ流通するなど、代表的な地場産業として成長し、「宝石のまち甲府」と呼ばれるにふさわしい、世界有数の宝飾の集積産地として発展してまいりました。

本市の宝飾産業の形態は、企業間の取引が多く、宝飾業界では認知度が高い一方で、一般の皆さまには本市が宝石のまちであることは、あまり知られていない状況であります。

本市といたしましては、宝飾産業のさらなる活性化に向けて、「宝石のまち甲府」をどのようにして周知していくかが課題となっております。

 こうしたことから、本市では、本日、ご同席をいただいております、甲府商工会議所様・山梨県水晶宝飾協同組合様のご協力をいただき、ふるさと納税におけるジュエリー製品の返礼品を拡充することで、寄附額全体の8割近く(77.3%)を占めるまでに増加させ、「宝石のまち甲府」を全国にPRするとともに、昨年度は、市内で宝石の研磨体験や購入などを行うことができる店舗を記載した「甲府ジュエリーマップ」を作成し、広く周知を図っているところであります。

また、今年度は、マップに掲載した店舗を実際に回っていただく「ジュエリーツーリズム」を予定するなど、様々なプロモ―ションを展開していくことを考えております。

 こうした取組に加え、今回のプロジェクトでは、日本最大級のファッションフェスタである、「東京ガールズコレクション」の場を活用して、「甲府のジュエリー」の歴史や魅力を発信することで、多くの方に、本市が世界有数の「宝石のまち」であることを認識していただく、きっかけにしていきたいと考えております。

また、このプロジェクトは、「甲府商工会議所様・山梨県水晶宝飾協同組合様」にもバックアップいただく中で展開し、本市の宝飾産業の技術や魅力を知っていただくとともに、宝飾産業の活性化や楽しめる都市観光知っていただくとともに、さらには、市民のシビックプライドの醸成に繋げてまいりたいと考えておりますので、ぜひとも皆さまにもアピールをしていただくご協力をいただきたいと思っております。

私からの説明は以上となります。

今後も「宝石のまち 甲府」の発信や本市の宝飾産業の振興にメディアの皆さまにもご理解とご協力をいただけますようお願いいたします。

東京ガールズコレクション(TGC)等を活用した宝石のまち甲府のPRについて(株式会社W TOKYO 代表取締役社長村上様)

 

 株式会社W TOKYO 代表取締役社長および、東京ガールズコレクション実行委員長を務めております、村上 範義と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 本日は早朝より、「宝石のまち甲府」PRプロジェクトに関する臨時共同記者会見にご列席賜りまことに感謝申し上げます。

 まず簡単に「東京ガールズコレクション」についてご説明させていただきます。

東京ガールズコレクションは、 2005年8月より年2回開催し、今年で17年目、35回の開催を迎える史上最大級のファッションフェスタです。

毎回、F1層を代表するゲスト、総勢約200名以上が出演し、最新トレンドを発信する人気ブランドとのファッションショーや、アーティストライブなど、様々なコンテンツプロヂュースをし、発信しております。

 東京ガールズコレクションというプラットフォームには、その時代を彩るNo.1のIP(ヒト・コト・モノ・地域)が集結し、それらをエンターテイメント化し、コンテンツプロデュースすることにより、新しい価値を創り続けてきました。

直近の開催では、リアルとオンラインを含めて、延べ約400万人以上が一斉に熱狂し、発信し、拡散するようなイベントとなっております。

更には、Twitterでは14億インプレッション以上の拡散力を持ち、メディア総露出換算額は過去最高で65億円を超えるなど、日本最大規模のプラットフォームとして成長してまいりました。

 そのような中、2015年に「TGC地方創生プロジェクト」を発足させました。

この東京ガールズコレクションのエネルギーがマーケティングを超えてソーシャルな社会的な活動へと転化したいという思いからでした。その手法としましては地域の魅力や財産をコンテンツ化しブランド化して全国へ発信するという取り組みです。

代表的な例として、福井県鯖江市との取り組みがあります。

鯖江市とは「2009年スプリングサマー」でご縁を持ちまして、F1層から人気のあるブランドとコラボレーションをしたファッションショーを実施したことで、サングラスやめがねを、新たにファッションアイテム「さばえめがね」として広く認知させることに成功し、当時、売り上げ減少が課題となっていた「さばえめがね」は、TGCをきっかけに広く認知され、V字回復したとまで様々なメディアで言われるようになりました。

その後も、鯖江市との取組は継続し、古くから女性の活躍によって支えられてきた背景を見出し、国連が掲げるSDGsのゴールNo.3「ジェンダー平等を実現しよう」そのものであるとの切り口でコンテンツ化し、2018年5月には、鯖江市の前牧野市長ともに「国連ニューヨーク本部 SDGs推進会議」に参加し、“女性が輝くまち”をPRする演説を行いました。

翌年の2019年には、鯖江市はSDGs未来都市にも選ばれ、総理官邸にて選定書を授与されております。

鯖江市の皆さまからは、「TGCへの出展、コンテンツプロデュースにより、自ら苦労して作り上げた製品が、若い女性たちに支持され、認められ、産地「鯖江」の名とともに、あらゆるメディアで取り上げられたことで、開発に携わった産地の人たちの自信とやる気にもつながった」とTGCへの評価をいただきました。

 そして甲府市におきましては、江戸時代から続く確かな宝石の研磨、貴金属加工技術、水晶美術彫刻の技術を持ち、国内でのジュエリーの製造事業所数、製品出荷額は日本でもトップクラスを占めるなど、世界に誇るべき「宝石のまち」であると確信しております。

この度の「宝石のまち甲府」PRプロジェクトを皮切りに、東京ガールズコレクションが得意とする地域の魅力と財産をコンテンツ化するという武器をうまく活用し、甲府市とは中長期に渡り連携し、W TOKYO、そして東京ガールズコレクションのアセットを最大限に活用することで、「宝石のまち甲府」そして「世界の甲府」ブランド構築のサポートをさせていただきたいと考えております。

何卒よろしくお願いします。

発表項目の質問について

(記者)

今後の具体的な取り組みについて伺いたいのですが、いつのイベントで、何をどういった形でPRする予定なのかを教えていただければと思います。

(市長)

まず私の方から、お答えさせていただきます。

具体的な内容につきましては、先ほど村上社長様からお話がございました、鯖江市や他の自治体の実施事例を参考にしながら、商工会議所さん、水宝協の皆さんと、それぞれの思いを一つにまとめ、作り上げていきたい、そしてダブルトウキョウ様にお願いし、決定をしていきたいと思っております。

また、いつということにつきましても、ダブルトウキョウ様の方から、明確に日程等決まりましたら、発表があると思いますので、それまでに詳細について、私どもの思いをお伝えしていきたいと思っております。

私の方は以上でございます。

(村上社長)

まさに今、市の皆さんと、いろいろとコンテンツを、私たちがプロデュースさせていただくにあたり、素材を集めているという状況でございます。

一過性の企画ではなく、若い女性たちがみずからのSNSなどで発信したりする時代ですけれども、どういう形でPRプロデュースしていくかということによって、若者たちが認知して、興味を持って、その行動を起こすという順番で考えた時に、その興味を持ってもらえるかというところを、まさに今、素材集めをしている段階でございまして、東京ガールズコレクションは年に、東京の開催で2回、3月と9月に開催しておりますので、一番早いと秋にはそのコンテンツプロデュースの成果が見えてくるかと思います。

ただ中長期で連携を図っていきたいと思っておりますので、段階的に、これから発表させていただきたいと考えております。

(記者)

例えば具体的にこういったことが考えられるみたいなものがあると大変助かるのですが、モデルの方に、実際に甲府のジュエリーをつけてもらってランウェイを歩いてもらうなど、具体的な取り組みとして考えられるのでしょうか。

(村上社長)

はい、まさに東京ガールズコレクションの発信の仕方としては、コンテンツプロデュースしたものを、インフルエンサーやモデルさんに、みずから発信していただくという手法をとっておりますので、そういった機会も、今後出てくるかなと考えております。

(記者)

今回、ダブルトウキョウと甲府市が提携するにあたって、契約などを締結して、例えば何年間連携しますとか、そのような取り決めを行ったなどはありますでしょうか。

(市長)

特に文書で何年契約するなど、そういうことは一切ございません。

村上社長がおっしゃられましたように、中長期的に私どもの宝石のまちというコンテンツとして取り上げていただけるよう、私どももお願いをしていきますし、春、秋に東京周辺で開催される日本最大級のファッションフェスタの中で、日本だけじゃなく、国内外に発信していただけるようなお願いをしているところでございます。

私からは以上です。

(記者)

契約を行って、支払いを行うことはないのでしょうか。

(市長)

文書で取り交わすことはございませんけれど、いずれにしましても、かかる費用などはこれからしっかりと詰めていき、PRが軌道に乗るように一生懸命打ち合わせしていきたいと思っております。

(記者)

村上社長にお伺いしますが、東京ガールズコレクションと甲府で連携して行うことの東京ガールズコレクションにとってのメリットというのは、どこの部分にあると考えましたか。

(村上社長)

私たちが東京ガールズコレクションを始めて最近では、1日でツイッターでは14億インプレッション、そして65億円ぐらいの発信力、拡散力という大きなエネルギーを持たせていただけるような状況になりました。

そういった私たちがビジネスというものを繰り返している中で、軸としては、日本のアパレル、いわゆるルミネさんとか109に売っているアパレルをコンテンツプロデュースして、全国に発信する、日本のリアルクローズを世界に発信するというマーケティングが目標で、それをエンターテインメント化したものだったのですけれども、そのエネルギーというものを活動していく中で、マーケティングだけではなく、ソーシャルなものに転化していきたいという強い思いに変わってまいりまして、様々な過程において、行政であったり、省庁のプログラム、いわゆる変わり続ける社会課題と青年層をつなぐかけ橋としてそのエネルギーを、活用していきたいという思いに駆られ、東京ガールズコレクションの実行委員会全体として、そういう社会課題と青年層をつなぐかけ橋としての活動をやってまいりました。

その後、いろいろと日本の課題を、私たちなりに考えていく中で、特にその分散化社会を作っていくというところに、私たちの強みを生かせるのではないかと感じております。

それにはいろいろな手法があると考えているのですけれども、日本中のスマートフォンの革新的な普及であったりとか、テレビもそうですけど、情報格差というのは全くない中で、体験格差というのはすごく大きいというところがあって、私たちが東京ガールズコレクションのエネルギーを上手く活用して、その地域に体験をもたらせていったりとか、地域の魅力や財産をコンテンツ化して、全国に発信するという手法において、先ほどお話した鯖江市がめがねの産地であればそういった宝物を見つけて、コンテンツで全国に発信する価値というのを見出していったりとか、今回は甲府の皆さんとお話していく中でも、宝飾という意味では、世界トップレベルの産地であり、技術がある、そういったことを知っていく中で、この魅力を私たちの機能やプラットフォームをうまく活用しながら、全国に発信していく、その魅力を甲府や山梨内外に広く発信していくことというのは、まさにその分散化社会をつくる一つの、その地域の魅力をコンテンツ化して全国に発信する一助になれるのではないかと考えておりまして、メリットという意味では、自分たちのその活動であったり、活動の指針と、そういった取り組みというのが全て合致しておりますので、非常に、やりがいを持って、この事業にも取り組んでいきたいと考えております。

写真撮影

r40530_2

(以上)

 

言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。

(作成:甲府市情報発信課)

よくある質問

「特によくある質問」にお探しの情報はございましたか?
上記以外のよくある質問が掲載されている「よくある質問コンテンツ」をご活用ください。
ご不明な点は、よくある質問内のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

よくある質問入り口

お問い合わせ

市長室情報発信課プロモーション推進係

〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎5階)

電話番号:055-237-5314

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
このページの情報はわかりやすかったですか?

ページの先頭へ戻る