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更新日:2019年8月19日
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平成元年7月、武田氏館跡で馬の骨が発見されました。この馬は武田時代の馬で、完全な骨格が発見されたのは全国で初めてでした。
この馬は、地表から2.5mほどの粘土質のところに、頭を北、顔を西に向かせ、足を折り曲げた屈葬の形で埋葬されていました。この埋葬方法は、当時の人間の埋葬と同じでした。
土の中にはわら状の跡があり、むしろのようなもので覆われていた可能性もあります。
調査を進めると、この馬は10歳前後の雄馬で、骨格から前足や背筋の発達したがっしりとした筋肉質な体型と、歯並びがよく歯の磨耗の度合いが年齢に比べて少ないことから、上質のエサが与えられていたことが推測できます。また、体高(前足から肩までの高さ)は1.2mほどでした。小型のようですが、当時としては中型以上の大きさです。
埋葬方法や馬の体格から判断すると、この馬は単なる農耕馬や駄馬ではなく、大将クラスの主要な人物を乗せた馬であった可能性が非常に高いと考えられています。
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