更新日:2021年10月13日
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令和3年9月28日(火曜日)午後3時30分~
本庁舎4階大会議室
お忙しいところお越しいただきましてありがとうございます。
本日は、東日本旅客鉄道株式会社の内田八王子支社長にお越しいただき、甲府市ふるさと応援寄附金の体験型返礼品に関します、本市と東日本旅客鉄道株式会社が連携した新たな取組について、共同会見をさせていただきます。
はじめに、本市のふるさと応援寄附金の取組状況等について、説明をさせていただきます。
本市では、これまで更なる自主財源確保と地場産業の活性化に向けて、ふるさと納税の取組を積極的に展開してまいりました。
特に、コロナ禍において、需要が落ち込んだ地場産業の支援にもつながることから、多くの市内事業者にご協力をお願いする中で、返礼品となる製品などの掘り起こしに取り組み、自信をもってお奨めできる地場産品を本市の魅力と合わせて発信してまいりました。
その結果、令和2年4月時点おいて約180件であった返礼品のラインナップが、現在では、約1,150件と大幅に増やすことができました。
また、情報の発信として、本日お越しいただいておりますJR東日本様が運営する、ふるさと納税ポータルサイト「JRE(ジェイアールイー) MALL(モール)」など7つのサイトに掲載するとともに、本市の公式フェイスブックやツイッターの活用、メールマガジンの発信、本市を訪れていただくきっかけとなるよう、返礼品発送時の観光案内や観光施設優待券を同封するなど、様々な手立てを講じ、リピーター獲得に努めてきたところであります。
このような取組により、令和2年度においては、地場産業界の皆様のご協力もあり、寄附件数は3万件を超え、寄付金額は令和元年度の7倍以上となる12億8千万円を超える額となりました。
令和3年度におきましても、8月末日時点で、寄附件数は前年同期比の約1.4倍、寄附金額ですと2.6倍を超える伸びとなっております。
そうした中で、「ふるさと納税をするなら甲府市を応援したい!」と寄附者に思ってもらうために、甲府がもつ魅力をいかにアピールするかが重要であるとの考えのもと、ふるさと納税をPRの場としてとらえ、地場産品はもとより「その地域ならではの体験」を提供することで、モノを送るだけの関係で終わらず、コト消費へとシフトする寄附者の心をとらえる体験型返礼品サービスを展開してきました。
そうすることで、寄附者が甲府に興味を持っていただき、新たな甲府のファンを増やす中で、本市への寄附金の増額や地場産業の活性化、さらには、関係人口、交流人口の増加につなげてまいりたいと考えております。
私からの説明は以上となりますが、具体的な内容については、JR東日本八王子支社長であります内田様から皆さまに発表していただきます。
今後とも、本市ふるさと応援寄附金制度にご理解とご協力をお願いいたします。
改めましてJR東日本八王子支社の支社長の内田でございます。
本日は、皆さん集まりいただきましてありがとうございます。
今、市長の方からお話があった返礼品について、私どもの方で、甲府市様と一緒に準備してきた内容について、ご説明させていただきます。
よろしくお願いします。
3枚の資料をご覧ください。
甲府市ふるさと納税返礼品、甲府駅1日駅長&甲府電留線体験、1名様のプレミアムプランがご準備いただいた内容になります。
JR東日本八王子支社と山梨県甲府市では、JRE MALLふるさと納税の甲府市ページにJR東日本初となる各回、1名様限定の体験型返礼品を新規設定します。
駅長の制服一式を着用して駅長になりきっていただく、特別な時間を提供いたします。
また、現役の駅社員、運転士、車掌が、このお1人の方のためにおもてなしをいたします。
甲府の電留線、これは列車を止めるところですが、そこで実際の車両を使って車内体験をしていただくようなプログラムになっており、お時間の許す限り何度でも楽しんでいただける内容になっております。
このようなプレミアムな鉄道体験の後は、甲府市の魅力ある文化、歴史を堪能いただく内容をご準備させていただきました。
返礼品の概要について、内容をもう少し詳しくお話いたします。
甲府駅が舞台になりますが、甲府駅にて1日駅長として特急列車の出発式や構内放送、みどりの窓口で切符の発券の体験をするという内容になります。
そのあと、駅での業務体験が終わった後に、中央本線の普通列車で走っている211系という車両、ブルーのラインで皆さんもお馴染みと思いますが、この車両の運転台の先頭スペースに乗っていただき、甲府の電留線、車両が止まっている場所までご乗車いただきます。
ここでは列車のドアの開閉の体験や車内放送など、車掌の教育係の社員より、直接レクチャーを行うプログラムを経験していただくような内容になります。
また、皆様いつもご利用いただいています「あずさ」の車両E353系という新しい特急車両ですが、大月駅などで分割と併合を行うときに使われる先頭車両のホロフタを開けたり閉めたりという動作は、本当は普通の営業線上だと連結する場所でしかご覧いただくことができませんが、今回は間近でご覧なっていただく体験を行います。
今回、本プランでしか手に入らないようなお土産についてもご用意いたしておりますので、ぜひ、皆さん、奮って申込みいただきたいと思います。
次に、実施概要となりますが、実施の日付について、第1回目が2021年10月29日金曜日、第2回目が翌月の11月28日日曜日になります。
3回目以降ついては、内容を検討中ですので、決まり次第お知らせいたします。
開催場所についてはJR甲府駅、または甲府の電留線、松本側の方にあるところになります。
募集人員は各回1名様になります。残念ながらご同行者の方はご参加いただけませんので、ご本人様、1名様になります。対象の年齢は16歳以上です。
また、寄付金額については、ふるさと納税の返礼品ということですので、30万円ということで設定させていただきます。
寄付の募集開始は第1回目が2021年9月30日の12時からとなります。第2回目は、翌月10月28日の12時からということになります。寄付期間については寄付開始から各実施日の10日前の12時までとさせていただきます。
寄附方法について、詳細についてはJRE MALLのふるさと納税甲府市ページをご確認いただければわかるようになっております。また、寄付が入り次第、受け付けは終了となりますので、ご承知おきいただければと思います。
資料の次のページは先ほど口頭で説明した内容になりますが、午前中の甲府駅での体験の内容、また午後の甲府電留線での体験の内容を、写真とともに記載してあります。
こちらにいる甲府駅長の写真も載せておりますが、駅長室でのいろんな撮影や体験、また構内放送や切符の発券を写真のような形で、体験をしていただくという内容です。
午後になりまして今度は車両に乗っていただいて、車内放送や、先ほどお話しました特急車両の前の方のホロフタの開け閉めなどを間近でご覧なっていただくという内容になります。
注意事項ですが、天候や運行の状況により内容の変更は、十分に考えられますので、その際には適宜対応させていただきます。
新型コロナウイルスの感染予防対策には、十分に注意して進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
2ページ目、2については山梨県甲府市の魅力について記載させていただいています。信玄公像の写真と、甲府市全体の写真を載せさせていただいていますので、この体験が終わった後、甲府市の魅力ある文化や歴史についてご堪能いただければと思っております。
最後のページはJRE MALLふるさと納税について記載がありますので、後程ご覧ください。
私からは以上になります。
ありがとうございました。
(記者)
JR東日本の支社長さんにお伺いします。今回このプランを甲府市と一緒にやろうとなった決め手となる理由があれば、教えていただきたい。
(支社長)
日ごろから私どもの甲府駅社員、乗務員の現場では、地域の皆さんにどのような貢献ができるか考える取り組みを日々行っております。
その取り組みの中で最近は鉄道の体験ものが話題になっておりますので、地元の自治体の皆様、甲府市様と何かできないかと考える中でだんだん話が進み、甲府市様とも相談をさせていただきながら、今回のプランに仕上がったというのが、事の経緯になります。
(記者)
樋口市長にお伺いします。
今回のプランで甲府市としてのメリットはどういったところがあるかお答え願います。
(市長)
伺ったところによりますと、JR東日本さんで初めての試み、それもJR甲府駅、八王子支社の社員の皆さんの発案ということで、非常に地元密着のアイデア、JR東日本初の発信が甲府でできるというこんなありがたい事はないなと思っております。
鉄道ファンは非常に多くいらっしゃって、その方々には駅長さんがやってらっしゃる日常的な業務を1日体験できるというのは本当に素晴らしいことで、すごくグレードの高い返礼品だと理解をしております。
プレミアムな返礼品ですので限られた数ですけれど、ぜひ、今後も継続していただけるようにお願いをさせていただきながら、今日は臨ませていただきました。
(記者)
支社長さんにお伺いします。
1日体験プログラムで、特急列車出発式や駅構内放送がありますが、これは実際に人が乗っている、特急列車の出発式という理解でよろしいでしょうか。また、駅の構内放送はどんな内容のことをお話できるのか教えていただければと思います。
(支社長)
出発式のイメージが写真で出ていますが、実際の営業列車のお客さまがご乗車の列車で体験いただくというのが、メニューの内容になります。
もう一つの駅構内放送については、いろいろなご案内をさせていただいており、例えば、新型コロナウイルスの感染防止対策のご協力や甲府の観光地のご紹介など、いろいろな案内放送を行っております。
(記者)
1回だけということではなくて、いくつか放送する文面があるということでよろしいですか。
(支社長)
別に形が決まっているというよりは、時間の中で放送できる構内放送の経験をしていただくとともに、いくつかの内容の中からご案内させていただこうと考えています。
(記者)
返礼品を選ぶ場合に、先着順になるのか抽選になるのかどちらですか。
(支社長)
先着順になります。
最初に申し込まれた方が、この返礼品の該当者になります。
(記者)
支社長にお尋ねします。
資料にもありますように第3回目以降は確定次第ということなのですが、これは年末が区切りというふるさと納税の形からひとまず、この2回のみを設定しているという考え方があるのでしょうか。
(支社長)
まず1回目、2回目をしっかりやり遂げて、それからいろいろなメニューを検討して、新たなメニューを作り出していくなど、引き続き検討しながら決めていきたいと思っております。
(記者)
そうすると継続を前提に、時期は未定だけれども、ブラッシュアップをしながら考えていくというような理解でよろしいですか。
(支社長)
私どもはそのように考えております。
そこには甲府市さんのご協力があってのことですが、ブラッシュアップしながら進めさせていただきたいと思っています。
(記者)
今回10月29日と、11月28日なのですが、月1回で行うイメージがあったりするのでしょうか。
(支社長)
特に決めたわけではないですが、まずしっかりと安全を確保した上で、今コロナ禍の状況ですので、やはり密を避けるなど、いろいろな状況を考えると、今のペースで行うのがよいと考えております。
ただそのあとどうなるかというのは、今後引き続き検討する内容になります。
(記者)
資料の一番上の枠の中におもてなしとありますが、これは鉄道体験としての様々なおもてなしのことでよろしいでしょうか。
(支社長)
今回体験していただく方に社員がつき、一つ一つの対応や安全確保についても行い、あとは今おっしゃった体験することについても、十分満足していただけるように、プレミアム感をしっかりと出しながらご提供していくことがおもてなしの内容になります。
(記者)
支社長に伺いします。
体験については1人ということで、同行者の方は一緒には参加できないとの話でしたが、例えばいろいろな角度で写真撮って欲しいとなった場合、そういった写真をJR東日本の方で撮っていただけたりするのでしょうか。また、こちらに記載にある本プランでしか手に入らないお土産の中で今言えるものがあれば教えていただきたい。
(支社長)
写真については、社員を中心に撮りたいと思いますが、撮影が大丈夫なところなど、撮影場所の判断も出てくると思いますので、細かい部分で調整はありますが、社員で対応するということで進めていきたいと思います。
お土産について、現在考えているのは、例えば乗務員が持っている手帳や、あとは行路票というのを乗務員は掲げながら運転しています。それを今回特別に作ったものなどを差し上げるように考えております。それ以外のものについては、この場ではまだお話できませんが、満足していただけるような形で、お渡しできればと思っています。
(記者)
そうするとお土産はあくまで手帳の模造品や行路票の模造品ということでよろしいですか。
(支社長)
手帳については、本物の手帳になります。
ただ今回のために作ったものもありますので、いろいろなものがまざった形になります。
(記者)
JR東日本の支社長さんにお伺いします。
車内放送の体験についても、お客さんが乗っている車内で行うのでしょうか。
(支社長)
それについては電留線、電車を止めている車庫と言われるところに空の列車でいきますので、そこではお客さまは乗車していない状況で行うことになります。
(記者)
支社長にお伺いします。
JR東日本さんとして初ということで確認ですが、JR東日本として初というのは、どちらかの自治体と連携してふるさと納税を行うというものが初ということなのか、それともふるさと納税の返礼品として、こういった駅長体験を提供することが初ということなのか教えていただければと思います。
(支社長)
ふるさと納税とタイアップをして、鉄道の体験をしていただくのは、今回初めてということです。
体験物というのは最近、いろいろ実施しておりますが、今回甲府市様とふるさと納税でタイアップしてこういう体験物をご提供することが初めてであります。
(記者)
駅長体験をふるさと納税の返礼品として、提供することが初めてといった言い方でよろしいですか。
(支社長)
自治体と連携してこういう鉄道の体験、駅長も含め、その車両の放送など、こういった鉄道体験を提供するというのが初めてであります。
(記者)
JR東日本さん単独で何かやられていることはあるということでしょうか。
(支社長)
例えば、写真撮影会で、レアな車両を集めて基地の中で撮影をしていただくということや、回送の列車に乗っていただいて、なかなか入れない基地めぐりをしていくことを有料でご紹介させていただいており、そのような体験についてはすでにいろいろ報道されている内容で、それをふるさと納税という枠組みの中で、タイアップしてご提供させていただくことが、弊社でも初めてだということです。
(以上)
言葉遣いや明らかな言い間違い、言い直しがあったものなどを整理した上で掲載しています。
(作成:甲府市情報発信課)
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