更新日:2019年8月19日

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舞鶴城公園に天守閣が出現!

舞鶴城公園に天守閣がそびえ立つ驚くべき下の写真は、明治39年に公園南側から撮影されたもの。
明治時代にないはずの天守閣がなぜ…。

各県の物産販売所も店開きした舞鶴城公園の会場入口(甲府物語より)

今から100年ほど前の明治39年10月、舞鶴城公園を舞台に大掛かりなイベントが開かれました。中央線が開通したことを記念して行われた「一府九県連合共進会※1」です。

このとき、祭典に華を添えようと作られたのが、天守閣でした。二層の姿で現れた天守閣!実はこれ、ハリボテだったのです。ハリボテとは言え、天守閣は1か月の会期をしっかりと耐え、祭りの華として人びとを喜ばせました。ちなみに、建ち並ぶ店の奥に見えるのは、パリの凱旋門をイメージして作られたという正面ゲート。

驚くべきことに、これらは、夜になるとライトアップされ、明治版「光のピュシス」ともいえる輝きを放ちました。山梨県に初めて電気がともったのが明治33年のことですから、人びとの感動もひときわ大きかったのではないでしょうか。

※1共進会…農産物や工業製品を集めて陳列し、一般に公開してその優劣を競う品評会。産業の発展を図るために行われた。一府九県とは、東京府をはじめとする栃木、埼玉などの近県

ライトアップされた凱旋門風正面ゲートと天守閣。辺りが暗いだけに一際目立つ(甲府物語より)

 

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