更新日:2022年8月22日
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「東光寺地域の大地蔵」は、その名のとおりとても大きいお地蔵さんです。
『甲府の石造仏』によると、高さ5m68cm、幅90cm、厚さ78cmで、自然石が地蔵の胴体となり、その上に頭をのせて作られた、とても珍しいお地蔵さんです。
大地蔵の台石には、「御長2丈8尺7寸6分」(約8m70cm)と記されているので、まだ約3mも地中に埋まっていると考えられます。
東光寺地域の大地蔵には「宝永4(1707)年」、自然石の地蔵で有名な「万治の石仏」(長野県下諏訪町)には「万治3(1660)年」と記されています。どうやら江戸時代前期の1600年後半~1700年前半にかけて、自然石を胴体としたお地蔵さんが流行っていたようです。
市内には、このほかにも自然石で作られたお地蔵さんを見ることができます。
画像:東光寺地域の大地蔵
近くで見ると迫力のある東光寺地域の大地蔵。
熊野権現神社の隣にあり、やさしい顔をしています。
画像:合羽地蔵
雨合羽(かっぱ)を着ているように見えることから「合羽地蔵」と呼ばれ、雨乞(ご)い・豊作祈願のお地蔵さんです。(青松院・山宮町)
画像:「たんきりまっちゃん」
「たんきりまっちゃん」と呼ばれ、喉が良くなる、痰を切ってくれるといわれるお地蔵さんです。(塩沢寺・湯村)
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