更新日:2025年5月26日

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性器クラミジア感染症について

性器クラミジア感染症は、「クラミジア・トラコマチス」という菌に感染することで引き起こされる、国内で最も報告数が多い性感染症です。

感染者のうち、女性が6割を占め、特に10〜20代の若年層に多く見られています。

症状

女性:子宮頸管炎(不正出血、性交痛)、尿道炎、卵管炎など

男性:尿道炎(排尿痛、尿道の違和感、そう痒感など)、精巣上体炎(片側性の陰嚢内容物の腫大、疼痛)など

新生児:結膜炎、肺炎

感染経路

性行為での感染が主

新生児の場合、出生時の産道感染

治療

薬物療法

特に女性では、無症状であることが多いため、無自覚にパートナーや出生児へ感染させるおそれがあり、感染予防が重要となります。

不妊の原因にもなります

性器クラミジア感染症は卵管の炎症や閉塞を引き起こし、不妊症のリスクを高める可能性があります。

「卵管炎」・・・クラミジアの感染により卵管が炎症を起こし、癒着や狭窄を起こす可能性があります。

「卵管閉塞」・・・卵管が狭窄や閉塞すると、卵子が卵管を通過できなくなり、受精卵の着床も困難になったり、子宮外妊娠を引き起こすおそれがあります。

予防するために・・・

コンドームを正しく使用する

コンドームには性器の粘膜同士の接触を防ぎ、クラミジアの感染経路を遮断する効果があります。

【コンドーム使用のポイント】

  • 性行為の際は、毎回必ずコンドームを装着し、最後まで外さないようにしましょう。
  • オーラルセックスやアナルセックスでも、コンドームを使用する必要があります。
  • 性行為の途中でコンドームを装着したり、使用済みのコンドームを再利用したりすると、予防効果が失われるため、そうした不適切な使用は止めましょう。
  • 避妊のために女性がピルを服用している場合でも、コンドームを使用することでクラミジアの感染予防になります。

不特定多数との性行為は避ける

不特定多数の相手と性行為を行うと、クラミジアに感染するリスクが高まります。

検査を受ける

クラミジアは無症状で感染している場合もあるため、検査を受けることで感染の早期発見と拡大防止に役立ちます。

特に、不特定多数との性行為を繰り返し行う場合や、複数のパートナーがいる場合は、検査を受けることをお勧めします。

クラミジアは男女間でお互いに感染させる、いわゆるピンポン感染があるため、検査の結果、自身が感染していると判明した場合、パートナーにも検査を受けてもらいましょう。また、両者の治療を同時に行うことが重要です。

ただし、感染が疑われる時から3か月経過するまでは、検査しても正しい結果が出ない可能性があるため、感染が疑われる時から3か月以上経過してから検査を受けてください。

甲府市保健所でも検査を実施していますので、検査のご希望がある人は下記までご連絡ください。

※症状がある場合は、泌尿器科や婦人科を受診してください。

連絡先

甲府市保健所

電話:055-237-8952

性感染症の検査については、こちらもご覧ください。

▶エイズ相談及びHIV・性感染症等の検査について

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よくある質問

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お問い合わせ

生活衛生室医務感染症課感染症係

〒400-0858 甲府市相生2丁目17番1号(健康支援センター2号館2階)

電話番号:055-237-8952

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