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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
- 山梨県においても、2025年10月に初めて患者が確認されました。
重症熱性血小板減少症候群とは
1.概要
- マダニが媒介するSFTSウイルスによる感染症で、2011年に中国で初めて報告されました。以降、日本、中国、韓国、台湾、ベトナム等で患者発生が確認されています。アジア、中南米、アフリカ等の世界の広範囲な地域で流行しています。
- 日本では、2025年8月時点で過去最多の報告数となっています。
- 西日本での報告が中心ですが、患者発生が確認された地域が徐々に広がっています。
- 潜伏期間は、6日から14日です。
- 主な感染経路は、SFTSウイルスを保有するマダニの刺咬、感染動物や患者の血液・体液との接触です。
2.症状
- 主な症状は発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)などを呈し、重症例では出血傾向や意識障害を伴い死亡することがあります。
3.治療法
4.予防法
- 草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻くなど肌の露出を避ける。
- 虫よけ剤等を使用する。
- 明るい色の服を着る。(マダニを目視で確認しやすくするため)
- 上着や作業着は家の中に持ち込まない。
- 屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認する。
(特に脇の下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、髪の毛の中などに注意)
- 感染した野生動物やペット、患者の体液との接触を避ける。
5.マダニに咬まれた時の対処法
- 無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置をしてもらいましょう。
- マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診療を受けてください。
関連リンク~SFTSの関連情報については、こちらをご覧ください~
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