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デング熱(蚊媒介感染症)について
デング熱とは
(1)概要
- 蚊が媒介するウイルスによる疾患で、アジア、中南米、アフリカ等の世界の広範囲な地域で流行しています。
- 主たる媒介蚊はネッタイシマカ(日本には常在しません)です。ただし、日本のほとんどの地域(青森県以南)でみられるヒトスジシマカもデング熱を媒介する可能性があります。
- ヒトが感染して発症すると、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹等が症状として現れますが、感染しても発症しないこともあります。
- 症状は、1週間程度で回復し、予後は比較的良好な感染症です。
- ヒト(患者)―蚊―ヒトという経路で蚊を媒介して感染しますので、ヒトからヒトに直接感染することはありません。
(2)症状
- 突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹等が現れます。
- 潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)は2~15日(多くは3~7日)
- まれに重症化して、出血やショック症状を発症するデング出血熱や、デング症候群に移行することがあります。
(3)治療法
(4)予防法
- 蚊との接触を避け、刺されないようにすることが重要です。具体的には
- 長袖、長ズボンを着用し、屋外作業での肌の露出をなるべく避ける。
- 虫よけ剤等を使用し、屋内外で蚊に刺されないようにする。
- 室内の蚊の駆除を心がける。
- 蚊の幼虫の発生源を作らないように注意する。
(蚊は、水辺に産卵します。下水溝、廃タイヤの中や水桶等の人工的な環境下においても産卵し、増殖します。)
関連リンク~デング熱の関連情報については、こちらをご覧ください~
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