ホーム > 市政情報 > 広報 > 甲府の魅力、大集合!大好き!こうふ市 > 開府500年コラム > 開府500年コラム 地名の由来2~文化・商業の中心地「橘町(たちばなちょう)・桜町(さくらちょう)」~
更新日:2023年5月11日
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市の歴史を知る企画として、2019年の「こうふ開府500年」に向けて市内全域を回り、地名の由来や歴史について紹介します。知っているようで知らない、あなたの身近な地域の歴史にタイムスリップしてみませんか?今回紹介するのは、現在の甲府市丸の内1丁目、中央2丁目付近です。
【橘町・桜町】
明治初期に甲府城の堀を埋め立て、郭内(かくない)の武家屋敷地を再開発して、明治8~9年にかけて12の町が整備されました。橘町・桜町はその中の2町であり、町名は佳名(縁起のよい名称)を採用したものです。平安京の内裏(だいり)に植えられていた右近の橘、左近の桜に由来するといわれていますが、桜町については錦町(にしきちょう)とともに、「古今集」に載る「見渡せば柳桜もこきまぜて都ぞ春の錦なりける」の和歌から名付けたとする説もあります。
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▲昭和33年の甲府駅上空からの眺め。 |
▲昭和10年、えびす講の大売出しで賑わう |
【橘町】
明治36年に鉄道(中央線)が甲府まで開通した際に、橘町は線路で南北に分断されてしまいましたが、甲府駅が設けられたため山梨の玄関口として、また、流通の一大拠点として発展しました。町内には、勧業試験場(明治9年)や山梨県中学校(明治33年)、県庁(昭和5年)などが建てられました。
【桜町】
歌舞伎興行などを行う三井座(後の桜座)が明治9年に建てられて賑わうと、桜町には西洋料理店や有名料亭が建ち並び、商業の街として発展しました。明治14年には町の北端にあたる甲府城の内堀際に海州温泉が開かれています。昭和12年には鉄筋コンクリート建て(地上6階、地下1階)の松林軒デパートが開業し、甲府の発展を象徴する中心街のランドマーク的存在となりました。
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次回は「美咲・富士見地区」をご紹介します。
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