更新日:2022年7月20日
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令和4年度第1回甲府市男女共同参画審議会議事録(要旨)
令和4年6月24日(火曜日)9時30分~11時00分
甲府市役所本庁舎6階大会議室
井尻委員、伊藤委員、上野委員、風間委員(会長)、上小澤委員、齋藤委員、関委員、堤委員、飛嶋委員、松田委員
荒牧委員、大塚委員、小澤委員、落合委員、依田委員
山本市民部長、田中市民総室長、佐野人権男女参画課長、山形、櫻林
議題1令和3年度「第3次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について
議題2令和4年度「第3次こうふ男女共同参画プラン」事業実施計画書について
議題3男女共同参画に関する市民意識調査について
議題4その他
【事務局】
議事については、男女共同参画審議会規則第3条第1項により、会長が議長となるため、風間会長に議事の進行をお願いする。
なお、出席委員10名のため本会議が成立していることを宣言する。
【議長】
昨年度、「日本女性会議」が甲府で開催されたことから、第3次の甲府市男女共同参画プランを1年延長させることが決まっていた。そのため、これから4次の策定となる。男女共同参画はすぐ成果が出るものでなく、少しずつレベルを上げていかなければならない。「日本女性会議」の成果も踏まえ、時代が反映されており、また実行性のある進みが見えるプランの策定のため、委員の知恵を借りたい。
これより議事に入る。議題1、2について事務局に説明をお願いする。
【事務局】
『令和3年度「第3次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について』、『令和4年度「第3次こうふ男女共同参画プラン」事業実施計画書について』説明
【議長】
報告にあったように、各部署での自己評価としてB評価であったものについては、多くの場合に新型コロナウイルス感染症の予防対策の影響があるとのことだった。
令和3年度の報告で、女性や子どもに対する暴力の根絶と被害者への支援は、A評価の減少がありこれについても新型コロナウイルス関連の影響であった。また、公立保育所において、男女共同混合名簿はすでに実現しており、これを作成するという目標は達成されているので令和4年度の計画から除外したということだった。
それではこの事業報告と令和4年度の事業実施計画について、ご質問ご意見があれば伺いたい。
【委員1】
DV防止基本計画、基本目標1.、重点目標3-(1)ではDV防止に向け、若年層へどのような教育をしたのか聞きたい。また、基本目標2.の8-(1)では前年予算20650万円に対し、決算額8054万円に減少しているのはなぜか聞きたい。それから、基本目標3.、1-(1)、思春期の子どもを対象にした性教育は実際どんな性教育に取り組んだのか聞きたい。そして、同じく基本目標3.、1-(3)、のリプロダクティブ・ヘルス/ライツの機会を提供することができたとあるが、どんな機会を提供されたのか聞きたい。
【議長】
事務局に回答を願いたい。
【事務局】基本目標2.の8-(1)の予算については2課のうち1課の予算が漏れていたため、改めて正しい額を報告する。また、そのほかについては、内容を担当課に確認をし、報告する。
【議長】
内容の確認については後日とのこと。
また、決算額のところは、令和4年年度の計画にも関わっているので、こちらも訂正をお願いしたい。
他にご意見等はないか。
【委員2】
基本目標3.の1-(1)では性に関する内容での教室はできていないとなっている。担当課が異なっていることが原因と思うが項目において連携すれば、よいのではないか。
【議長】
その通りと考える。
他に何かあるか。
【委員3】
同じことになるが、やはり気になるのが、「思いやる心の教育によって、DV防止を図る」というところ。これは思いやりがあればよいものではなく、むしろ思いやるからこそDVをしてしまっているということもある。おそらくこの構造の問題や不平等によってDVが起こる。この記述について、本当にそれがDV防止に繋がる内容になっているのかというところも含めて確認をしてもらいたい。
【議長】
はい。他にどうか。
【委員4】
基本目標1.の1-(3)、日本女性会議がオンラインになったためパンフレット配布ができなかったとあるが、他の形、例えばホームページにアップするなど、はできたか。また、DV防止基本計画の基本目標2.4-(1)にメールによる相談は内容の複雑さ・重要性により、電話・面談へ移行しているとあるが、今後どういう形で、メールとかSNSを活用していくのか。
【議長】
このことについて事務局より回答をお願いする。
【事務局】
まず、日本女性会議において、配布できなかった資料等については、配布の実施ができなかったということでB評価としたが、ホームページ等には掲載して周知している。
また、メール等の相談については私どもも非常に有効な手だてだと認識している。しかしながら文面でのやりとりは相談者の様子が分かりにくく、またこちらの意図を伝える際にも誤解が生じやすいことが懸念される。そのため、メールフォームは入り口のひとつとしている。
【議長】
はい。わかりました。
他にどうぞ。
【委員3】
しかし最近では、やはりLINEを使った相談というのは様々な場面で使われている。その理由は若年層は電話をかけないことにある。
アプリの中だけでやりとりを完結する世代では、電話はハードルが高い。また、電話は通話しているところを見られる可能性がある。SNSは相談していることがばれにくいのが利点である。そして電話はまとまった時間を取らないと相談ができないが、SNSでは自分の都合に合わせて相談ができるというのがよい。若年層へは間口を広げたり、ハードルを下げるなど、相談をしやすい体制の構築に努めてほしい。
【議長】
いろいろなコミュニケーションツールの検討をお願いする。他はどうか。
【委員2】
日本女性会議がリモートとなったことで評価が下がってしまったことは残念ではあるが、甲府市ではレガシー事業というものを作っており、日本女性会議で行ったことを未来につなげていく取り組みを進めている。今回の報告書では、A評価がB評価になってしまったかもしれないが、来年の報告書では、今からのこうした取り組みや関係機関の努力によって、対面開催ができなかったことをプラスにできるよう、甲府市だけでなく、みんなで協力をしていけたらいいと思う。
【議長】
議論に感謝する。令和3年度の事業実績報告と、令和4年度の事業実施計画は、これで承認とする。
それでは議題3について事務局の説明をお願いする。
【事務局】
「議題3男女共同参画に関する市民意識調査について」説明
【議長】
前回は平成27年度に行っているということだが、やはり時代に応じて社会の条件、状況が変わっているため、新しい質問項目も入れるということと、一方で、継続して意識調査しないと、わからないところもあるため、その両者を組み合わせながら作成しているということである。
全体的に、何か感想、ご意見はあるか。
【委員2】
中高大学生向けアンケートの問4-8番で、「女は短大くらいで良い」というのは、何が違う言葉に変えられないか。また、LGBTの記載はLGBTQまで入れた方が良いのではないか。
【委員3】
Qをつければ、より包括的なイメージは出るが、言葉の浸透度は、LGBTの方がまだ浸透度が上。Qとつけて逆に混乱を招く可能性もある。Tで止めたからといって、それがひどく差別的な表現になるということはないが、より進歩的な意識を持っているという姿勢を示すとするならQをつける。そのくらいの違いと認識していただくといいと思う。
【議長】
他はありますか。
【委員1】
中高大学生向けアンケートの問4、「言われたり(聞いたり)したことがある」の「聞いたり」は、選択肢に入れなくても良いのではないか。それから問13-aの性教育についての回答に「学校で先生以外の講師の方に教えてもらいたい」というのを入れて欲しい。講座を自分で受講するところまではいかないけれど、先生じゃない、いわゆる詳しい人に教えてもらいたいという項目があると、このような需要があるのかが分かる。それと、市民アンケートの問41は5番と6番が同じになっているので6番は「その他」になるか。市民アンケートの新型コロナウイルス感染症に関する項目が加わったのも、とても良いと思う。
【議長】
他どうぞ
【委員3】
調査票の注意書きの部分の同性パートナーの表現が資料によって違っているので、修正を願いたい。
また、市民アンケートの問38の選択肢4が、「婚姻に相当」とあるが、「関係を承認する」パートナーシップ制度という表現に変更するとよい。
【議長】
議論に感謝する。今回は女性の職場、仕事を持つ女性に関する問が増えている。第4次のプランを作るのにあたっても、情報を集める大事なアンケートと思うので、大変良かったと思っている。
大体意見が出尽くしたようなので、指摘されたところを修正しながら進めてもらうが、タイムスケジュール的には急いで決めなければならない。
今後の予定について事務局より説明願う。
【事務局】
「今後のスケジュールについて」説明
【風間】
以上で今日の議題内容がすべて終了した。事務局に返す。
【事務局】
次回審議会は、8月上旬を予定している。
7月中旬頃に意識調査を発送し、結果の分析を事業者が行い、8月上旬中の審議会に報告をすると考えている。以上で、令和4年度第1回目の甲府市男女共同参画審議会閉会する。
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