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更新日:2024年8月9日

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令和6年度第1回甲府市男女共同参画審議会議事録(要旨)

令和6年度第1回甲府市男女共同参画審議会議事録(要旨)

1.日時

令和6年7月2日(火曜日)13時30分から15時30分

2.場所

甲府市役所本庁舎4階大会議室

3.出席委員(15名)

伊藤委員、長田委員、小田切委員、小澤委員、加藤委員、楠元委員、志村委員、関委員、高野委員、堤委員、寺田委員、中村委員、成澤委員、福島委員、前川委員

4.事務局

佐野人権男女参画課長、神戸係長、市川主任、山形主事、高野

5.傍聴人

なし

6.議事

議題1 令和5年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について

議題2 令和6年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について

議題3 その他

 

【事務局】

男女共同参画審議会規則第3条第1項により、会長に議長をお願いし、議事の進行をお願いする。

なお、出席委員が15名のため審議会規則第3条2項の規定により過半数の委員の出席があり本会議が成立していることを報告する。

 

【議長】

これより、議事に入る。

議題1について事務局から説明をお願いする。

 

【事務局】

「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について説明。

 

【議長】

今の説明について質問・意見はあるか。

無いようなので、議題2に入る。事務局から説明をお願いする。

 

【事務局】

令和6年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施計画書について説明。

 

【議長】

今の説明について質問・意見はあるか。

無いようなので議題3に入る。その他について、委員の皆様や事務局から何かあるか。

よろしければ、委員の皆様から全体を通して意見・感想を述べてもらいたい。委員1から順番にお願いする。

 

【委員1】

部局を跨いで、共通の課題に対して施策を進めていくことは、すごく大変で、これだけ細かい施策を分けて進行していくことはご苦労があると思う。

あとは出来るだけC評価が続かないように、部局間調整をしていただき、なるべく評価が全体的に上がっていくよう、計画管理をしていただくと良いと思う。

 

【委員2】

キャンプ研修について、キャンプ場が新しく綺麗になったが、火を燃やしてみんなで周りを踊ることが出来ない施設になっていたり、飯ごうすいさんが出来なかったりと聞く。子どもたちが本当に楽しめるような内容になっているのか。

 

【議長】

綺麗になる方がいいのか、汚くても皆でワイワイできる方がいいのか。難しいところもあると思うが、使いやすくなった部分や、安全になった点もあるのでは。

 

【委員2】

安全面を憂慮したと思う。

 

【議長】

男女問わず、留学生や外国人の方、障がいを持った方など、皆が集って遊べるような場所があるとよいと思う。

 

【委員3】

学校の公民の教科書で以前とは変わってきている点は、まず、男女共参画社会基本法のこと。次に性の多様性への理解、そして障がいのある人への理解、在日外国人への理解と広がっている。また、学校現場ではLGBTQの問題があるが、個別の状況に応じて柔軟に対応している状況である。この点は、若い教員は非常に柔軟だと感じる。男の子だが女の子の髪型にしたい、スカートをはきたいという要望についても、時代が変わり、浸透してきた今、学校現場としては、いわゆる性差を感じさせない制服についても検討が始まっている状況である。

 

【議長】

学校現場は様々な最先端の問題も起こってきている。学校の先生に向けての講習会や研修会も考えていけると良い。

 

【委員4】

男女共同参画という視点では、介護に関して、女性が圧倒的に負担を強いられているという現状はもっと取り上げられるべきではないかと感じる。介護保険や介護に関するいろんなサービスがあると言うが、決めるのは誰かとなった時に決めておいてと言われてしまったり、決めておいてと言う割にいろいろ文句を言ってきたりという話を聞く。子育てに関しては、かなり浸透してきたと思うが、介護に関しては、取り残されているのではないのかと感じている。今回の資料を見ても、やはりそれに関しては一切触れられていない。その辺りは気になっている。

 

【議長】

施設で介護をしている方も女性が多く、子育ての方もまだまだと思うが、介護やいろいろな場面で男女だけではないが、バランスを取っていくような働きかけが必要だと思う。

 

【委員5】

今のプランを立てたときにはいなかったので、このプランが良いのかよく分からないが、プラン自体は、着実に進展していると思う。

関連して、この男女共同参画が進んでいるのかどうかという評価が、事業1個1個は確認することが出来るが、全体としてどうなのか評価がしにくいと感じる。ジェンダーギャップ指数なども甲府市版を作成してもよいのでは。どういうところに問題があるかが、見え易くなると思う。プランの修正ができるかわからないが、今やるべきこと、予算を割くべきところがわかるような指標みたいなものを作成された方がよい。プランの進行度をチェックすることも審議会の役割だと思うのであってもよいのでは。

専門分野との関連だと、民法改正による、共同親権の施行について。これは1、2年以内に施行されるが、今後、面会交流の支援やDV対応の際、共同親権だとひとり親とは何を指すのか疑問に思いながら資料を拝見した。

 

【議長】

1つ1つ細かく丁寧に評価していただいているが、全体像がどうかということが少しわかりにくく、全体像は出すことが難しいのではないかと思う。

ある大学の先生が中心になって作成している山梨県版や県ごとのジェンダーギャップ指数を元にここが強みでここが課題であって直していけるような、全体が分かるものも本当はあっていいと思う。

共同親権の法律は新しくなっていて、それに対応していくのも大変だが、そういった視点についても、今後相談させていただいて、考えていけると良いと思う。

 

【事務局】

甲府市版のジェンダーギャップ指数のようなものが確かにできればという考えもあり、プラン全体の成果指標を、設定させてもらっている。

年度ごとの数値が見えるようになれば、強いところ・弱いところが出てくるかと思うが、本市においては数値を毎年取るとなると、費用も掛かり、課題として考えているところではあり、いずれ5年計画のうち、プランを策定する前の年度には取るというような流れにはなる。

共同親権など、新たな視点で、様々な法律が出来ているので、そういった視点はできるだけ事業上に位置付けていきたいと考えている。

 

【議長】

法律が新しくなっていき、必死に追いついていかなければならないのは大変と思う。共同親権の件はいろいろな意見あったと思うが、より良く改定されていくのであれば、それに基づいて計画もどんどんバージョンアップされると良いと思う。

【委員6】

私どもの組織は、育児介護休業法などを取り扱っている。今回こちらの数値目標管理で、市の男性職員の育児休業取得率というところで、今年度は前回と比べると非常に上がっている。

今、私どもとしては、男性の育児休業により、夫婦で育児をすることが出来るというような社会を当たり前にしたいということで取組を進めている。さらに今年、育児介護休業法が改正され、来年度以降順次施行される。より一層、夫婦で育児しやすい、育児休業を取りやすい制度となることから、私どもとしても、会社で男性が育児休業を取りやすいような環境整備について取り組んでいきたいと考えている。

 

【議長】

今年度の成果として、男性職員の育児休業取得率は、すごく上がったと思っている。

本学でも、男性の育児休業については当たり前と言う感覚で、かなり増えてきていて、それも数日や1週間等ではなく、長い期間取る方が増えてきており、実績が上がっている。本学でも女性に対して育児休暇明けの様々なサポートがあったが、男性に対しても同様に対応するという形になっているので、これに関しては急激に今年度、進んでいると実感している。

 

【委員7】

農業女子というところで、予算をきちんと設定をしてくださり、多くの方が参加できる研修、或いは学びの機会となったが、予算が十分に使い切れなかった点は、残念だと思っている。

今回は、耕うん機等の研修であったが、女性が農業に就業するには、体力的な問題もあるので、例えば、スマート農業のような、ICT情報機器を使った研修等、内容を少しご検討されたならば、予算も十分に活用ができるのではないのかと思う。

研修計画がすでにあるようなので、その内容について前年を踏襲するということではなく、時代に合ったような内容を検討していただければと思う。

また、防災リーダーについて、年2回研修をされて、多くの方が研修を修了されたということであるが、実際に女性の防災リーダーとして登録されたのかが分からず、評価に迷うところ。

女性防災リーダー不在の自治会が全自治会中62%あるということが、問題点として把握されているので、この62%をどう対応していくのか。人数として増えてはいるが、不在の自治会は解消されていくのか、という点が課題でもあると考える。

 

【議長】

研修の内容や、評価の仕方、方法についてご意見があったと思う。

両者ともに、就農支援課や防災企画課などと連携をとっていただき、ぜひ今の委員の意見を伝えて欲しいと思う。特に防災リーダーに関しては、災害が起こったり、各地域で防災をしたりするときに女性の視点がないと大変だとニュースでも言われているので、ぜひ不在のところは、それを埋めていくような支援をしていただきたいと思うし、そういったところに女性がどんどん入っていくといいと思う。

研修の内容については女性の視点というだけではなく、全体的に高齢化しているのでそういった視点も考えながら内容を検討いただくようにお伝えいただければと思う。

 

【事務局】

少し補足をさせていただく。

前期のプランでは、女性防災リーダーが、避難所単位でいるかどうかを指標としており、そちらはある程度達成をしたところである。目標値は今期プランから変えたところだが、確かに今、自治会単位で見ると62%しかいないというところは、課題だと思っている。新しく令和5年度に防災リーダーに登録した女性が16名いることついては、お亡くなりになられる方、転出される方等で減っていく部分もあるので、中々数値が上がっていかないというのが現状である。

今年度から女性のための講習ではないが、全体の講習の方で、当課と防災企画課で連携し、なぜ女性防災リーダーが必要なのかを、受講者に向けて話をする機会をいただいている。

 

【議長】

事務局の皆様がいろんなところに出ていき、どんどん男女共同参画をアピールしていくことも必要かと思う。

 

【委員8】

この講座、人権パネル展の件について、370万円の内訳を出していただいたが、過去の入場の実績を見ると目標数が約3000人であるが、実際は1600人位で、費用もかなり掛かっている。このような形を続ける意味があるのか。前年踏襲ではなくて、予算を割くべきところを、これからはきちんと見直しつつ、計画する必要があるのではないか。

巡回パネル展、実際のところ来場者数も少なくなってきていることを踏まえて、私なりに考えたアイディアとしては、人権問題として性被害も含めたいろいろな問題のパネルを作って市内の中学校を1年かけて、市内全部でなくても、2年3年にわたって5,6校ずつでもしたらどうか。そういう若年層への啓発が重要であるため、性被害も含めて男女平等もそうだが、やはり人権の問題は基本なので、人は人として尊重されるその意識も含めて、パネルを作って中学校はすべて回す。

中学校が一通り回ったら、小学校に広げてもよい。そういうふうにパネル展のあり方というものを見直す必要があるのではないかなと個人的には思う。

人権移動教室もとても価値があると思うが、内容と、お金の掛けるところを見直しつつ、よりよい形で、人権教育が進められるようにしていく必要があるのではないか。

教育関係者のジェンダー平等についての理解を一層深めるという取組があり、内容は、指導を行っているとあるが、これは先生というか、教育関係者にも、深めていただくというふうに私はとりたいと思う。理解を深めると、先生が教えるのはもちろんだが、指導者、教える先生方が、実際に今のような状況で、どういうことをまず学んで、それをどう生徒や児童に伝えるかを考えるということも大事ではないかと思う。これは学校教育課になるかと思うが、そこのところの学ぶ場を大事に考えて欲しい。

心の健康づくりの予算が増えてとても良いと思う。ここは本当に大変なところではあるので、予算を何に使うのかという意味で質問をした。デジタル漫画ということで、ぜひ、有効にお金を健康のために使っていただきたい。

困難な問題を抱える女性への支援のところで、ここは法律ができ、予算を割くべきところだと思う。

起業支援セミナー、ステップアップセミナー。もちろんこれも大事。応援したいと思うので否定するわけではないが、ここの予算が上がっているが、私としては、これはもちろん大事にしつつだが、女性支援振興として、困難を抱えてる女性であったり、介護であったりにお金を回す必要もあるのではないかというふうに個人的には思う。人権男女参画課だけの問題ではないかとは思うが、ここはぜひ、力を入れて欲しい。

図書も、あまり利用されてないようであれば、やはりそのあり方は見直してよいと思う。

 

【議長】

基本的にはやはり今あるものをしっかりと見直してもらい、より時代のニーズに合ったところに、それからより困難な状態にあるところに、予算も含めて見直しを、今後も引き続きやっていただきたいというようなお話だったと思うが、事務局はいかがか。

 

【事務局】

人権啓発事業については、パネル展と移動教室でそれぞれ予算計上させてもらい、本年度も、昨年度同様、継続して行う予定ではあるが、人権問題は、子どものいじめの問題から、障がい者、高齢者への差別的な扱い、最近では、インターネット上の誹謗中傷、また性的マイノリティの方々に対する差別、偏見であったりと、本当に様々な問題があり、新たな人権問題も発生しているところである。

その中でどういったパネルを提示するのか、またどこで提示するのかというところは、おっしゃる通り、時代に応じてやはり工夫をしていかなければならないと、本課でも考えている。

中学校での展示というところも、何かできればというところは検討している。

中学校では、この移動教室をすでに開催させてもらっている。今法務局では17の項目を人権問題として位置付けているが、それを1個1個説明するというよりも、やはり中学生、小学生というところであると、人権とはどういうものかという基本的なところを内容として、講演をさせてもらっている。

次に、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律ができ、これに予算を割いた方がいいのではないかというご意見に対しては、本市でもDVに関する相談を女性総合相談室で受けており、庁内・山梨県・山梨県警との連携が重要になる。予算を新たに割くわけではないが、山梨県の支援計画に基づき、連携をさらに強化し、対応していきたいと考えている。

学校教育課に対するご意見について、具体的に誰に対し、どの程度の頻度で指導を行っているのかの情報があれば、審議も図ることができると思うので、事務局で工夫していきたいと思う。

また、介護に関するご意見に関しては、本プランにおいては基本目標Ⅴ「ともに築く家庭づくり」が子育てと介護のセクションになり、事業を記載している。ご意見については、担当課と情報共有をしていきたい。

 

【議長】

事務局から、今後の連携の取り方についてと事業の見直しについてお話しいただいた。

数値や評価として出すことが難しいかと思うが、審議会でご意見をいただくことで、事務局が担当課と調整ができるので、委員から様々な意見をいただくことがよいことだと感じた。

 

【委員9】

多角的な視点で、網羅的に事業実施をされていて、審議会の中で、より細部、より実務的な意見が出ることで、事業内容が活性化され、非常に良い事だと感じている。

共同親権の話が出ているが、ご存じの通り、DV被害者に対する悪影響が心配されている。施行は少し先になるため、実務的な課題が出るのは先になると思うが、メリット・デメリットについて適宜情報共有しながら、議論の役に立てればと思う。

 

【議長】

法律がどんどん新しくなり、それに基づいた対応を考えていかなければならないと思うので、是非ご指導いただければと思う。

 

【委員10】

地域子育て支援拠点事業について、何点か補足したいと思う。

0歳から3歳の幼稚園等に入園前の子どものうち、家庭で育児をしている親と子が触れ合う場が地域子育て支援センターと言われているもので、甲府市では民間も合わせて15か所あり、他市町村に比べると多く、民間の調査会社で中核市の中でも子育てしやすい市として全国1位という評価をいただいており、甲府市は子育て支援が手厚いとされている。

支援センターを通じて、保育園や幼稚園に通っている子どもたちはこの豊かな保育・教育資源を使って、子育て支援を享受しているという評価があるが、一方で家庭にいる、所謂0号と言われている子どもたちのためにどうすればいいのかが問題視されていたため、今年度、ニュース等でご存じかと思うが「子ども誰でも通園制度」というのを、甲府市は山梨県の中で、先んじて試験的に始めている。

また、男性の育児休業について、少し前までは保育園の見学時に、お父さんがお休みの日に合わせて行きたいというのが普通であったが、最近は、お父さんが育児休業中に行きたいというように変わってきて、若い世代のお父さんお母さんたちから大分意識が変わってきたと感じている。

最後に共同親権について、ひとり親家庭が多くいる保育所としては、お父さんを迎えに来ても引き渡さないという状況にどのように対応すればよいのか、不安に感じている。

 

【議長】

子育てに関しては、山梨は待機児童もいないということでとても素晴らしいということは聞いていたが、施設15か所が他と比較して多いことがどのくらい良い事なのかをわかりやすく書かれているといいところもアピールしていけると思うし、アピールしていってほしい。

それこそ幼稚園・保育園に行っていない子どもに対しての対応もとても心配するところである。委員9・委員5、共同親権について、少しお話しいただけるか。

 

【委員9】

現在も親権をめぐる争いは熾烈で、保育園に迎えに行き、連れ去ってしまうということもあるので、保育園が両親の紛争に巻き込まれる事例も多くある。おっしゃる通り、実務的にどう対応するのかは、非常に現場の方々が苦労されるのではと感じている。現状は、主たる監護者が誰なのか、まだ離婚が成立してない段階でどちらも監護者ではあるが、裁判で主たる監護者が誰かという認定が一番大事になってくるので、保育園としてもやはり主たる監護者が誰かを把握するというのが大事なのではないかと思う。

これが共同親権になったときに、どうなるのか私もまだ予想がついていないが、どういう取り決めをしたかによって、かなり多様になる。そのため、画一的な対応が難しくなる一方で、取り決めの内容次第で変える必要が出てくるのか、今後実務的に考えていかないといけないと思う。

 

【委員5】

子どもを渡さないでくださいというのが、本当にそういう取り決めに基づいているのか、お母さんだけがそう言っているのか、どちらにしても難しいところは出てくるのではないかと思う。

ただ、子どもを渡すと危険という話になるのは単独親権としてもらうしかないのではないかと思っているが、その情報がどれぐらい伝わっているかというのは、今後の実務的な課題なのではないかと思っている。

私が共同親権を挙げたのは、親子の面会交流とか、全部駄目だったら単独親権になるという訳ではないので、多少問題があっても、お父さんと定期的に会わせなければいけないとか、会う権利を子どもが持っているという時に、それを支援する人がいなければならない状況になることがある。家庭裁判所の支援にも限界があるので、インフラとして何か整備しないと、上手くいかないのではないかという考えがある。自治体としても予算を振り向け、施行までに2年間あるので専門家を養成する準備を始めていかないと、問題が多発するようなことが考えられるのではないかと思う。

 

【議長】

法律がどんどん制定され、新しくなってきている中、前もって制度を作っていって、サポートする方の養成等をしていかないといけない。

 

【委員11】

不明な点をお伺いしたい。

まず、女性相談支援センターは県で運営されているが、甲府市は女性総合相談室ということになっている。2人親世帯でも生活困窮者が増えている中で、甲府市の実態としてどの位の生活困窮の方々がいるのか、またどのような支援をしているのか、教えていただきたい。

もう1点は、センターの本の利用者が少ないというふうにあるが、市立図書会館の本の利用度・活用度を教えていただきたい。

 

【事務局】

担当課が異なり、今お答えすることが難しいため、後日共有したいと思う。

最初の方のご質問について、本市であれば生活保護を両親が揃った状態で受給をしている方々の件数ということか。

 

【委員11】

それは、民生委員さんが把握していると思うので、その狭間にいるフードバンクを利用している方がどの程度いるかを教えていただきたい。

今フードバンクを利用している方が多くいらっしゃるようなので。

 

【事務局】

数値は確認の上、図書館の貸出数と合わせて共有したいと思う。

 

【委員11】

それで間違いない。よろしくお願いしたい。

 

【委員12】

私は今年度から、刑事一課・二課・組織犯罪対策課・生活安全課の4課の統括的な立場にある者である。

この審議会の取扱う内容は多岐にわたり、成果も見えにくいような事業がたくさんあり、非常に頭が下がる。

本審議会の内容と関連してお話すると、配偶者からの暴力や男女間トラブル、ストーカーなどは、委員の皆様が思う以上に毎日頻繁に発生している。

これは、面識のない方に対して無差別に行うような犯罪と比較して、面識があるがゆえに憎しみの感情などが増幅され、特に男女間だと、愛憎という念が入り混じり、DV、男女間トラブル、ストーカーというものに発展していく。

警察では、最悪の事態になりかねないこうした事案を重く受け止め対策に力を入れている。甲府市の通常業務の中でも、これらに関する情報を掴んだ場合は速やかに情報提供をお願いしたい。

資料の中にDVの学習会の開催とあったが。これらに関し担当官を派遣し、情報提供することも可能である。また、共同親権の話があったが、過去私が取り扱った親権争いに起因する連れ去り事案の際には、親権有無の判断が現場ではわかりにくく、対応が非常に難しいと思った経験がある。

 

【議長】

警察の案件にならないことが一番だが、家族の中や、男女間で起こることが多い問題については、事例やそれを防止する方法等も教えていただきながら、反映できればと思う。

 

【委員13】

私は、女性団体連絡協議会というものをまとめている代表で参加している。このように警察の方が審議委員にいることは頼もしいと感じた。

女性団体連絡協議会は、十数団体おり、昭和の時代の方もいれば、若い方もいて、今は様々な意見を勉強しながら、運営をしている。そのような中、ひとつの会の代表者が男性になり、女性団体という名前も、男女を入れたネーミングに変えなければならないという話も出た。男性が入ったことで大変勉強になっている。

山梨や甲府というのは男女共同参画社会では下位ではあると思うが、ひとつの結論を出して進めば、上位になれると思う。

この会でも専門課程に所属している方々が、各々ぶつかっている問題についてもどんどん意見として出して、皆さんで話し合えればよいと思う。今日は勉強になることばかりで、私も頑張らなければいけないと思った。

 

【議長】

最後綺麗にまとめていただき、山梨も甲府も頑張ればトップを取れるという、力強いお話をいただいた。

ざっくばらんにお話いただいたが、それぞれ専門を持ってらっしゃる方が集まっているので、1年2回ぐらいしかお会いできないが、その中で、専門的なご意見やご助言などをいただきながら、全体的に甲府市の男女共同参画や人権の尊重が進んでいければよいと思う。

 

【事務局】

多くのご提案等をいただき感謝申し上げる。今日、共同親権の話がでたが、DV支援の現場としても、どこまで影響があるのか、どんなことを注意していかなければいけないのか、皆さんの知識をお貸しいただいて、よりよい方向に進めていきたいと思う。

 

【委員5】

先んじて、次回の質問の予告だが、男女共同参画センターの利用者が少ないため達成できなかった項目が幾つかあった。その利用率が減っている原因や対策を次回お答えいただければと思う。

 

【議長】

以上ですべての議事を終了する。議事進行にご協力いただき感謝する。

 

【事務局】

以上で、令和6年度第1回甲府市男女共同参画審議会を終了する。

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〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎4階)

電話番号:055-237-5209

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