更新日:2022年10月4日
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令和4年度第2回甲府市男女共同参画審議会議事録(要旨)
令和4年9月8日(木曜日)10時00分~11時30分
甲府市役所本庁舎4階大会議室
井尻委員、上野委員、大塚委員、小澤委員、風間委員(会長)、上小澤委員、齋藤委員、関委員、堤委員、飛嶋委員、松田委員、依田委員
荒牧委員、伊藤委員、落合委員
山本市民部長、田中市民総室長、佐野人権男女参画課長、神戸人権男女参画課係長、山形、櫻林
議題1 次期こうふ男女共同参画プラン等の諮問について
議題2 市民意識調査等の結果及び分析について
議題3 その他
【事務局】
議題に入る前に、前回の審議会にてご質問いただいた事項について説明。
議事については、男女共同参画審議会規則第3条第1項により、会長が議長となるため、風間会長に議事の進行をお願いする。
なお、出席委員12名のため本会議が成立していることを宣言する。
【議長】
これより議事に入る。議題1について事務局に説明をお願いする。
【事務局】
「議題1 次期こうふ男女共同参画プラン等の諮問について」説明
【議長】
議題1については説明したスケジュールで進めるという報告で良いか。
【事務局】
はい。
【議長】
今の説明に質問、意見があれば伺いたい。
【委員】
なし
【議長】
報告にあった通り10月から1月と短い期間ではあるがしっかりと審議したい。
議題2について事務局より説明をお願いする。
【事務局】
「議題2 市民意識調査等の結果及び分析について」説明
詳細について事業者より説明をお願いする。
【事業者】
議題2の詳細について説明
【議長】
説明感謝する。今の説明に質問、意見があれば伺いたい。
【委員1】
市民の中で戸籍上の性別が一致しない人は0.7%となり、大阪市0.7%、埼玉県0.5%と大都市に比べても少なくない。また、好意をいだく性別に関しても同様に、同性が好きな方は0.9%で、大阪市0.7%、埼玉県0.3%であり、地方であるから大都市と比べ、同性愛者が少ないということは言えないのではないか。これを含め審議したい。
【議長】
事業者に質問がある。今回行われた調査を経て、他の調査の比べ、甲府市の特徴・感じた事はあるか。
【事業者】
他市のアンケートと質問内容が異なるため一概には言えないが、全国平均に比べ、家庭・職場等の身近な場所における男性の優遇感が高い。県平均と比べると低い数値であるが、全国平均との比較では家庭・職場における男性の優遇が根付いているのではないか。
【議長】
はい、ほかにあるか。
【委員2】
調査が思っていたより回収率が低い。ボリュームや日々の忙しさもあるだろうが関心度も低いのではないか。市民の意識がこちらに向いてないことの表れでもある。高齢の方の回収率が高く、子育て世帯はアンケートに答える時間と余裕がないと実感した。また、甲府市男女共同参画推進の取り組みが知られていないこと、教育に期待されていることが分かる。学校教育における男女平等の意識を育てる教育、固定的な考えを改めるための活動に期待する。実際に教育等が変わらないと変わっていかない。
【議長】
他にあるか。
【委員1】
性的マイノリティの方の結婚状況を抽出している資料について、当事者である方の結婚・もしくは事実婚では、相手の性別を聞いていないため、同性カップルであると読み解く事が出来ない。自分は男性で男性が好きでも女性と結婚するのはあり得ること。一定の50代以上の年代の方等はそうした人生プランを選ばざるをえなかった方々が多くいる。資料を見て甲府市には同性カップルが3組以上いるのだと直ちに拡張することは注意が必要。子育て世帯の回答が少ないために回答が現役世代ではない方と子育て世帯ではずれている可能性がある。手間はかかるが子育て世帯を抽出してどのような政策傾向を望めばより現役世代が何を望んでいるかよりわかるのではないか。ご検討いただきたい。
【議長】
はい。私も同じようなことを感じた。クロス集計の項目をもっと細かにして、本当に当事者達は何を望んでいるかをクローズアップできるようお願いしたい。今回は働く事に関して初めて聞いており、共働きの多さがよくわかるものだった。今まで男女の意識や家庭での役割分担に目が向きがちだったが女性がこれだけ働いている中での裏付けがしっかりと取れてきたように感じる。
それでは事務局より委員から事前に集約した内容について説明をお願いする。
【事務局】
説明。アンケート方法についても検討し、次回に向けての検証を事務局でしていきたい。
【議長】
説明感謝する。この意見が次のこうふ男女共同参画プランになっていくがこうした作業をどこまで続けていくのか。他のご意見ご質問に関してはまた改めて期日を決めて皆さんからご意見を伺うことで良いか。また、事業者は早めに取りまとめていただきたい。自由記述や委員の意見を取りまとめて、増やす事柄や変えるところの議論を早めにしていきたい。事業者はいつ頃アンケートがまとまるのか。
【事業者】
事務局と相談し、早急に対応したい。
【議長】
順次でもよいので出していただきたい。委員は改めて意見の提出をお願いしたい。
【事務局】
期日等の詳細についてはまた後日ご連絡させていただく。
【議長】
最後にほかの委員からも意見を聞きたい。
【委員3】
報告書は詳細に分析されており施策に生かせる様なものなのではないか。
【委員4】
アンケートの結果から保育サービス・病児保育の向上が求められているのだと感じた。企業の休みの取れ方や新型コロナウイルスとの関係性をもっと詰めていきたい。
【委員5】
地域活動に関して、全体として参加が難しいとあるが、子どもに関する活動は、もう少しあるのではないか。この辺りが詳しく分かるとよい。
【議長】
地域活動に関することは自由記述の方に書かれていないか。
【事業者】
地域活動に関する自由記述での言及は少ない。改めて確認する。
【委員6】
特に教職員・学生アンケートを興味深く見た。学校では家庭科・社会科・保健体育等で人権や男女共同参画などの学習はしている。最近は教科書の挿絵や生徒の呼称も変化している。教員のアンケートを見ると無意識に様々な言葉を発することがあると答えている方もおり、教員自身も改善が必要。また、学校教育への期待の大きさも改めて感じられた。
【委員7】
DVに関しては一度扱うとその場で終わりではなく数か月単位で継続的に様子等を伺っていく。取り扱った事例の中でこの審議会に還元できるものがあれば上手く還元し、DVがない社会づくりに少しでも貢献したい。
【委員8】
アンケート結果からは大企業なのか中小企業なのかはっきり見えない。また、地域の自治連や自治会にアンケート調査をしても良かったではないか。年齢によってかなり内容によっては格差があるように感じた。また、男女共同参画推進委員の活動がこんなに知られていなかったのは残念に思う。昨年の活動のなかでDVについて啓発してきたが反映されていないことを残念に思う。これからの課題になっていくのではないだろうか。
【委員9】
アンケートについて回収率は低かったものの、この貴重な意見は活かしていかなければならない。また、計画を立てることが目標にならないようにしなければならない。男女共同参画について市民があまりにも知らないことにも驚いた。市民に理解してもらえるようなプラン作りをしたい。
【委員10】
今はコロナ禍で市民も企業も本当に大変な状況の中、企業に育成などの余裕がないという声もある。アンコンシャス・バイアスのアンケート結果にも影響が出ている可能性もあるので、平常時に戻った時のアンケート結果と併せて見てみたい。若い学生たちは共働きが当たり前だと思っており、男女共同参画の考え方が進んでいると感じられた。男女とも仕事と家庭の両立ができるよう、改正育児・介護休業法などの周知に努めてまいりたい。どうすれば、必要としている方に確実に情報が届けられるかということも課題であると感じている
【委員11】
項目が多いこのアンケートで約30%の回答率は高いのではと考える。企業・学生アンケートは商工会議所等にご協力いただくと回収率は増えたのではないか。アンケートを企業に行うことで、市民の意識が変わり、アンコンシャス・バイアス等を周知してもらえるかも知れない。問題意識や問題になっている点がよく数値化されているアンケート結果だと感じた。
【議長】
意見、感想に感謝する。また事務局から期日の詳細等連絡がいくので忌憚のない意見をよせてほしい。これで議題2の議論を終了する。
「議題3 その他」について委員から何かあるか。事務局から何かあるか。
【事務局】
「日本女性会議2021 in甲府」レガシー事業について、現在事業検討を行っている旨を説明
【議長】
説明感謝する。今説明があったようにこの審議会とは別に昨年の「日本女性会議2021 in甲府」を活かすべく動きがある。このことについては次期のプランの中にしっかりと盛り込んでいく。以上で今日の議題内容がすべて終了する。事務局に返す。
【事務局】
長時間ご協力いただき感謝する。以上で令和4年度第2回甲府市男女共同参画審議会を閉会する。
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市民総室人権男女参画課男女参画係
〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎4階)
電話番号:055-237-5209
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