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更新日:2025年8月6日

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令和7年度第1回甲府市男女共同参画審議会議事録(要旨)

令和7年度第1回甲府市男女共同参画審議会議事録(要旨)

1.日時

令和7年7月2日(水曜日)13時45分から15時15分

2.場所

甲府市役所本庁舎6階大会議室

3.出席委員(13名)

青木委員、小澤委員、小田切(進)委員、小田切(三)委員、楠元委員、桑原委員、志村委員、田邊委員、堤委員、中村委員、前川委員、山本委員、和田委員

4.欠席委員(2名)

伊藤委員、成澤委員

5.事務局

久保田市民部長、金子市民総室長、佐野人権男女参画課長、坂本係長、市川主任、山形主事、長田

6.傍聴人

なし

7.役員選出

互選により「志村委員」を会長に選出

会長職務代理は「成澤委員」を会長が指名(会規則による)

8.議事

議題1 「甲府市男女共同参画審議会」及び「こうふ男女共同参画プラン」の概要について

議題2 令和6年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について

議題3 令和7年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施計画書について

議題4 その他

 

【司会】

本日の資料は、事前に送付し、委員の皆様から質問・意見を頂戴している。各議題において事務局から説明をさせていただく。

議事進行にあたり本日、委員15人中13人の出席であり、審議会規則第3条により本会議が成立していることを報告する。

なお、審議会規則第3条第1項により、会長が議長となると規定しており、志村会長に議事の進行をお願いする。

 

【議長】

これより、議事に入る。

議題1「甲府市男女共同参画審議会」及び「こうふ男女共同参画プラン」の概要について、事務局より説明をお願いする。

 

【事務局】

「甲府市男女共同参画審議会」の概要について説明。

「こうふ男女共同参画プラン」の概要について説明。

 

【議長】

「甲府市男女共同参画審議会」と「こうふ男女共同参画プラン」の目的・概要について、ご説明いただいた。このことについて、質問・意見はあるか。

ないようなので、議題2に入る。令和6年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について、事務局から説明をお願いする。

 

【事務局】

事前質問等と併せて令和6年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施報告書について説明。

 

【議長】

事務局の説明について、質問・意見はあるか。

 

【委員1】

男女共同参画センターの利用についてはどのような方をターゲットとした時間設定をしているのか。仕事をしている方でも利用できるような利用時間を設定し、利用者を増やす必要があると考えるがいかがか。

 

【事務局】

利用時間については開庁時間に合わせている。現在の施設は、元教室であり、古い施設であることから、設備に関して、Wi-Fi・プロジェクター等の機材がなく、利用しやすい環境づくりのためできる限り改善していきたいと考える。

 

【委員1】

人権に関するパネル展が外部委託であり、費用が掛かるとのことだが、費用に見合った内容のパネル展になっているのかどうかをきちんと審査してほしい。

 

【議長】

パネル展については前期も話題に上がったが外部委託で費用がかかる点について事務局から何かあるか。

 

【事務局】

外部委託により行っている事業であり、パネルの借り上げ、監視員の設置等に係る人件費がかかる。今年度も12回、市内の各公民館等で開催をする予定になっており、経費について、妥当であると考えている。

また、内容に関して決して委託事業者に、すべて一任というわけではなく、本市においても展示内容については、その時期に応じた内容に対応できるよう、工夫をしながら行っている。

 

【議長】

このことについて他の委員からもご意見等あるか。

パネルの賃借、人件費などにかかる費用ということだが、財政難であると思うので、内容等も含めて、さらに検討してもよいのではないかと思う。

他に何かあるか。

 

【委員2】

三点伺いたい。一点目は事業実施報告の中で未達成のものがあるとのことだが、その項目自体需要があるのか、精査してもよいのではないか。A評価の事業に対して予算を割くことができたらよいのではないか。

二点目は、達成の評価方法について、例えば起業支援セミナーのようにセミナーの参加人数が目標値になっているが、効果にあるように10名起業したことが成果となるのか。参加者を増やすことが成果なのか。このように目標・成果をどこに置くかで達成したかどうかが変わってくるため重点をどこに置くのかを明確にしたほうがよい。

 

【議長】

数値目標だけでなく、様々な目標や指標の示し方があるのではないかというご意見だがいかがか。

 

【事務局】

まずこのプランに位置づける事業が179事業あり膨大な資料になっており、事業の大半は男女共同参画社会の実現に向けた、意識の醸成に関するものであることから、成果を示しにくいことは課題である。また、第4次プランは、令和9年度までのプランになっており、現時点での項目の精査は難しい。その後の令和10年度のプランでは内容を精査する中で調整する。

また、起業等の支援は、参加人数を目標値として設定している。起業等には起業以外にも、ボランティア活動など、表で活動する女性が増えることが大きな目標であり、この事業については一定の成果が出ているため、A評価となっている。

 

【委員2】

最後に、プラン名や課名等に男女という言葉が使われていることについて、多様性について様々な議論がされており、性的マイノリティの方もいるため、いつまで男女という言葉を使うのか議論したい。

 

【議長】

甲府市は現在、第4次プランの計画期間中であることから、変更は難しいと思うが、今後においてもこのまま使用するということでよいか。

 

【事務局】

多様性の時代であり、男女というだけではないことを十分理解した中で、事業内容については決めているが、国の法律に基づいた甲府市のプランのため、現時点での名称変更は難しいが、第5次プランの策定のときに検討する。また、第4次プランでは多様性を鑑みる中で、キャッチフレーズとして、「あなたも私も誰もが自分らしく生きるまち」としている。

 

【議長】

法律に基づいてはいるが、世の中の変化の中で、山梨県や甲府市も様々な人が、多様性を認め合いながら暮らしていける社会の実現を推進するというところを、表現できるよう検討してもらいたい。

その他にあるか。

 

【委員3】

外国人介護職員より、介護の仕事は大変で、日本語は難しく、友達もいない、疲れ果ててすぐ寝る毎日で甲府の生活がつらい、冬は特に大変だという相談を受けた。

介護の業界は外国人のスタッフがいることで成り立っている現状であり、日本で働きたいと思っている方がこのようなことを感じていることは残念である。

第4次プラン実施報告を見ると、やさしい日本語講座についてB評価になっており、講座の内容や参加者を増やすことが課題となっている。ぜひ、必要としている方に届くよう、案内方法等を検討してほしい。

 

【事務局】

国際交流課の所管事業となるが、多文化共生推進計画に沿ってやさしい日本語教室等を開催している。ご意見について、積極的な周知につながるよう担当課と共有する。

 

【議長】

男女だけではなく、多様な方たちと共生することが必要である。行政の事業の周知については課題となっているため、工夫が必要。また、多文化の方だけでなく、あらゆる人が暮らしやすくなるため、私どもも協力していきたいと思う。

他にあるか。

 

【委員1】

山梨県内に居住する外国人の支援を英語話者として行っている。そのなかで、感じているのはDV被害者支援に関して、外国人男性に対する支援があまりにも少ないことに驚いている。

外国人の場合、ビザの関係上、就労できる時間も短いこともあり、経済的な自立が非常に難しい状況である。

女性が家庭内で、DVという理不尽な扱いを受けて避難するシェルターや相談できる場所はあるが、あくまでも女性が対象の支援であり、男性がその立場であっても、支援がない。行政の仕組みで変えていけるようなところがあるとよいと感じている。

 

【議長】

様々な問題を抱える中で、外国の方ももちろんだが、支援については臨機応変に対応できるシステムがあるとよい。

 

【事務局】

ご指摘の通り、外国人に対して、また外国人の男性に対しての支援は難しいところではある。当課で持つ、女性総合相談室については女性という名前についているが男性でも相談が可能であり、必要に応じて生活支援については生活福祉課につなげたり、障害のある方は障がい福祉課につなげたりすることが可能である。必要であれば、女性総合相談室を案内していただきたい。

 

【委員4】

警察には、そのような相談はできるのか。

 

【委員5】

実際、外国人が関係する相談件数は増えていると感じている。

DVについては相談者の意向に沿った対応をする中で最終的に加害者を逮捕する場合もある。また、事件化は望まないが、何とかして欲しいというケースもある。

安全確保が必要な場合、適当な避難場所の確保ができなければ行政と連携することとなる。外国人や男女の別に関わらず他機関との情報共有と連携は大事であり、引き続き、各関係機関と連携して対処していきたい。

 

【委員4】

警察と被害者の間を取り持つような方がいるという話を聞いたことがある。女性被害者に限っていると思うがそういう方がいるのではないか。

 

【委員5】

警察組織の中にそういった方はいない。

他機関との連携において、行政機関が被害者と警察の間に入る場合はあると思う。

 

【議長】

行政やいろいろなところと連携をとってやっていくことが大切であるとのこと。

様々な状況の方たちを、みんなで支えていけるような連携が取れるとよい。

委員6が退席するため一言願う。

 

【委員6】

教育委員会の会議のため、退席させていただく。大変勉強させていただいた。

今学校現場でも、人権教育というのは学校の運営の根幹に関わるような、大変大切な教育の1つととらえている。校長会でも、人権教育を学校経営にどのように取り入れるかということを、研究している最中である。

現場では、男女混合名簿や、児童会役員選挙において男女で分けることなく役員の名前で何人立候補を受け付けるということや、中学校においては第3の制服という形で、男女にとらわれず制服を選べるということを進めている。

そういった取り組み1つ1つを進めていき、今回、勉強させていただいたことも、校長会としても、また情報共有させていただきたいと思う。

 

【委員4】

【資料5】の防災リーダーについて、私も防災リーダーだが登録後に受ける研修の案内はなく、登録だけで終わっている。令和6年度の実績が累計338人となっており、令和9年度の目標値が423人となっているが、どのような動きがあるのか。

 

【事務局】

防災リーダーについては毎年度、新規の防災リーダーの受講者を募っており、特に女性のための防災リーダー研修会を、通常の枠とは別の枠で行っている。防災の担当課でも積極的に女性参画、特に避難所運営等で女性の活躍を推進している。

ご指摘については防災リーダーに対するフォローアップの研修を、各地区でブロックごとにやっている。また年1回、講師をお招きし、一堂に会して、防災リーダーのフォローアップの研修を行うなど力を入れているところである。広報等で周知をしているためぜひ参加してほしい。

 

【議長】

防災リーダーに女性の割合を多くするというのは、指標の1つにもなっていることから、避難所で女性の方が担う役割はとても大きいと言われている。甲府市においてもこのような取り組みをしているとの答えがあったということは、きちんとやっているということだと思う。引き続きお願いしたい。

それでは議題3の令和7年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施計画書について、事務局から説明をお願いする。

 

【事務局】

令和7年度「第4次こうふ男女共同参画プラン」事業実施計画書について説明。

 

【議長】

質問、意見はあるか。

ないようなので、議題4のその他に移り、委員より一言ずつ発言願う。

 

【委員4】

大変勉強になった。ごく一般的な話しかできないが、今後もいろいろなものに耳を傾けて、こういった会議で発言できるよう頑張りたい。

 

【委員7】

先ほども話があったとおり、男女という言葉をどうしていくのかを、委員会の中でも考えていきたいと思う。今日は様々な職域の方の意見を伺うことができ、大変参考になった。

 

【委員8】

人権男女参画課の179の事業の進捗管理、またその計画、大変な作業であり、良くまとめてある。引き続きお願いしたい。

 

【委員5】

警察の立場で参加する中で、配偶者暴力の防止と被害者への支援というところを中心に聞いていたが、事前質問において、10の質問のうち、4つがその項目であったことから、皆さんの関心が高いと感じた。また、事業実績の一覧の中で、DVに関わる箇所が唯一すべてがA評価であり、皆さんが、この暴力事案に対して、関心があるとともにその重要性を理解して、いろいろな事業を確実に進めていただいているということが分かった。

日頃、自分の仕事の中でしか、このような事案に触れていなかったが、本日、多岐に渡る支援を知ることができたことが一番の成果であり、今後の自分の仕事に活かしたい。また、他機関との連携が必要だと改めて感じたため、引き続き、協力を願う。

 

【委員2】

多くの事業があること、また振り返りを行うことができた。

事業が多い分、市場が望んでいないものは削減して、市役所の皆様がなるべく効果が高く、稼働をあまり使わない形で、仕事してほしいと感じた。

また、いい意見が多く出たと感じており、外国人の男性DVの件などは、ぜひ空中戦で終わらず、何かここで新たなスキームが生まれると、とても有意義なものになるのではないか。

 

【委員9】

様々な意見を聞いて、参考になった。また、事務局においては資料の取りまとめ、感謝する。

数値目標の中で、自治会で提出された名簿の中には、夫の名前で出して、妻が会議に参加しているということがある。そのため女性の参加が実際にはもっと多いと感じている。

 

【議長】

実際には女性が出ているのに名簿は男性の名前で出しているという現状が問題で、その意識が変わっていけるとよい。

 

【委員1】

この甲府市で苦しい思いをしている方々が少しでも減っていくことに、何か役に立てたらなと思っている。また皆さんからご意見やアドバイスをもらい動いていけたらよいと感じた。

 

【委員10】

貴重な意見が聞けて良かった。

先ほど外国人男性のDVの話があったが、男性保育士への偏見もある。事件などのニュースで流れるたびに保護者によっては男性に保育されることを嫌がられる。部署は異なるかもしれないが、男性に対しても安心、安全に仕事ができるよう、行政の方でも考えてもらいたい。

 

【議長】

数的にマイノリティになると、問題を抱えやすい。男女のアンバランスによって問題が起こりやすく、マイノリティは女性が注目されがちだが、女性学だけでなく、男性学もあり、男性が抱えている問題についても、世の中に押し付けられている問題や、自殺率なども含め、今回のように様々な場所で見えない偏見を明らかにしていくことで対応できればよい。

 

【委員11】

179事業という、かなり多くの事業を管理されているということで、目標管理1つにしても、各部署の取りまとめは非常に大変であったと思う。

その中で、【資料4】令和7年度の事業計画の5ページには、「セクシュアルハラスメント等の防止・救済に向けた環境の整備」ということで、「関係機関と連携して、ハラスメントの防止のための啓発に努める。」とある。

労働施策総合推進法等の一部を改正する法律案が、先の通常国会で可決成立し、6月に公布された。今回の改正で、ハラスメントについては、カスタマーハラスメントに対する事業主の措置が義務化されるということや、就活生・求職者等に関するセクシュアルハラスメントについての防止が事業主の措置義務になるという改正がされた。また女性活躍推進法については、年度末が有効期限であったが、さらに10年間延長するということや、民間企業においては、女性の管理職比率や男女間賃金差異の情報公表について従業員数が101人以上の企業に義務化されるといった改正もなされた。

このような改正について、厚生労働省山梨労働局としても、周知啓発を行い、男女共同参画についての推進に努めていきたい。また、市と連携して周知啓発を行ってまいりたい。

 

【議長】

法律等も徐々によりよくなっているということです。それが、様々な人のところまで広がっていくまでにはまだ時間がかかっているように思う。ぜひ甲府市と連携してやっていただきたい。

以上ですべての議事を終了する。議事進行にご協力いただき感謝する。

 

【司会】

以上で、令和7年度第1回甲府市男女共同参画審議会を閉会する。

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電話番号:055-237-5209

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