ホーム > アクションプラン5 賢く、快適な低炭素型都市構造への転換

写真でエコ自慢!

わいわい広場

ここから本文です。

更新日:2022年4月27日

アクションプラン5 賢く、快適な低炭素型都市構造への転換

概要

温室効果ガス排出量の削減には、市民一人ひとりの省エネ行動の実践といった取り組みに加えて、私たちの住まいや日常生活において使用する電化製品を省エネ型に切り替えたり、温室効果ガス排出量の少ない自動車へと転換する取り組みも重要です。

これまで本市では、省エネ住宅や省エネ型機器の普及促進を図るとともに、公用車へのクリーンエネルギー自動車の積極的導入を進めるとともに、電気自動車用急速充電器の設置や市民・事業者等への普及啓発イベント等を開催してきました。今後も、これらの低炭素型社会形成に貢献する設備等の導入を推進し、賢く、快適な低炭素型都市構造への転換を図ります。

また、居住地域の緑は、ヒートアイランド現象の緩和・熱中症の予防・災害時の避難地・リラクゼーション効果など潤いのある生活空間形成に大きく寄与しています。本市ではこれまで、緑のカーテンづくりをはじめとして、省エネ対策として都市緑化に取り組んできましたが、今後も、市民・事業者に多くの恩恵をもたらしている「緑の保全と育成」を積極的に展開し、潤いのあるまちづくりに取り組んでいきます。

取り組み目標

取り組みの内容

目標

省エネ住宅・施設等の普及促進

省エネ住宅の普及による温室効果ガス削減量 100t-CO2/

省エネ機器の普及促進

トップランナー制度の情報提供

省エネ機器の導入によるCO2削減の推進

LED照明の普及促進

公共施設等への率先的なLED照明の導入による普及促進 延べ4,500t-CO2〈~2030(H42)年度〉

都市緑化・ヒートアイランド対策の

推進

都市緑化の推進(緑化植樹イベントの開催)

耕作放棄地の有効活用

道路・建物のヒートアイランド対策の推進

クリーンエネルギー自動車の普及促進及び導入検討

クリーンエネルギー自動車の普及のための情報提供及び導入促進

充電設備、水素ステーションの整備

充電設備の整備

急速充電器:市内20ヶ所、普通充電器:市内50ヶ所

〈~2030(H42)年度〉

水素ステーションの整備の推進

取り組み1 建物・機器による省エネの推進

中長期的に温室効果ガス排出量を抑制するためには、省エネ行動の実践といった日常生活における取り組みに加えて、住宅や家電製品を省エネ性能の高いものに切り替えることが重要です。

近年、冷暖房機器や冷蔵庫など、生活に必要な家電製品の省エネ化が進んでいます。また、住宅についても、新築・改築時に高断熱・高気密などの省エネ化を行うことで、快適かつ低炭素な暮らしを実現することができます。そのため、省エネ住宅・省エネ機器を普及させるための情報提供を行います。

また、市内の街路灯や防犯灯を維持管理が容易で長寿命・省エネといった特性を持つLED照明へ転換し、中長期的なエネルギー消費を抑制します。

取り組みの内容

(1)省エネ住宅・施設等の普及促進

住宅、施設等における建物の断熱化・長寿命化を図るとともに、エネルギー管理システム(HEMS・BEMS等)の導入を推進し、省エネルギー性能の高い建物の普及を促進します。

(2)省エネ機器の普及促進

住宅、施設等における空調や給水、給湯等の機器・設備について、省エネ関連制度を活用し、トップランナー基準の省エネ機器の導入を推進します。

災害時等にも対応できる家庭用燃料電池の普及を推進し、蓄電池と再生可能エネルギーを組み合わせたスマートな住環境の整備を促進します。

(3)LED照明の普及促進

住宅、施設等の照明機器の導入・交換時にLED化を促進します。

街路灯・防犯灯の高効率化・LED化の支援を行い、市内の照明設備の省エネ化を図ります。

各主体の役割

主体

役割

市民

HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)や家庭用燃料電池等の導入などによる、住宅のエネルギーの自給自足やエネルギー効率の向上

省エネ性能が高い家電製品や省エネ機器、照明等の導入

事業者

BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)や蓄電池の導入などによる、事業所等のエネルギーの自給自足やエネルギー効率の向上

熱源、空調や照明等の省エネ性能の高い製品の導入

NPO

建物の省エネ化や省エネ機器に関する情報提供

甲府市

市民・事業者による建物の省エネ化、省エネ機器の導入促進

環境性能の高い建築物や建築物環境評価制度(CASBEE)の普及促進

LED照明の普及促進

防犯灯、街路灯のLED化の推進

省エネ、創エネ、蓄エネの普及促進

 

取り組み2 緑あふれるまちづくり(都市緑化・ヒートアイランド対策の推進)

緑には、二酸化炭素の吸収源や緑陰の形成、ヒートアイランド現象の緩和など、地球温暖化を防止する多様な効果が期待されます。

本市では、2014(H26)年3月に「甲府市緑の基本計画」を策定し、都市公園の整備等の都市計画による事業・制度だけでなく、道路の緑化や市民・事業者による緑化活動など、都市の緑の保全・育成を推進しています。

引き続き、同計画に基づき、既存の緑を適切に保全し、緑地に関する各種制度を活用し、市民・事業者・NPO等の協力のもと、都市の緑化を進めます。
また、建物の遮熱塗装や道路の保水性舗装等のヒートアイランド対策を推進します。

取り組みの内容

(1)都市緑化の推進

市街地のヒートアイランド現象を緩和するため、屋上緑化や壁面緑化を推進します。

記念樹の配布や生垣緑化、花いっぱい緑いっぱい運動等による地域の緑化を推進します。

(2)農地の活用

市民が農業に親しむ場として、様々な団体が主体となる市民農園の拡充を進めます。

農地銀行や担い手対策などによる耕作放棄地の解消に取り組むとともに、「企業の農園づくり」(山梨県)による農地の有効活用を図ります。

(3)建物、道路等のヒートアイランド対策の推進

ヒートアイランド対策として、建物の遮熱塗装や道路の保水性舗装等を推進します。

各主体の役割

主体

役割

市民

生垣の設置やガーデニング等で自宅の緑化

花いっぱい緑いっぱい運動等の地域の緑化の実施

市民農園の積極的な利用

事業者

事業所や工場等における敷地内の積極的な緑化の実施

壁面緑化や屋上緑化、緑地の保全、敷地内の緑化、オープンスペースの確保などの積極的な実施

耕作放棄地の貸出などによる農地の活用

NPO

地域の緑化活動の積極的な実施

農業体験など、農地を活用した環境学習の実施

甲府市

「甲府市緑の基本計画」に基づく緑の保全・整備・緑化など

公共施設における緑化の実施

市民や自治会における地域の緑化を推進する団体への支援

事業者が取り組む屋上緑化・壁面緑化等への助言

ヒートアイランド対策の推進

取り組み3 クリーンエネルギー自動車(電気自動車、燃料電池車、プラグインハイブリッド車等)の普及促進

自動車の排気ガスには、地球温暖化や大気汚染の原因となる、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)などが含まれています。

本市の温室効果ガス排出量の約3分の1は自動車利用が占め、日常生活や事業活動において、自動車は欠かせないものとなっていることから、自動車そのものを温室効果ガス排出量の少ない、環境性能に優れたクリーンエネルギー自動車(電気自動車、燃料電池車、プラグインハイブリッド車等)へ転換していくことが重要です。

これからの低炭素社会に向け、クリーンエネルギー自動車の普及促進を図るとともに、電気自動車用充電設備や水素ステーション等の整備を推進し、クリーンエネルギー自動車利用の環境づくりに努めます。

取り組みの内容

(1)クリーンエネルギー自動車の普及促進及び導入検討

国等の技術開発の動向を踏まえ、温室効果ガス排出量の削減につながるクリーンエネルギー自動車の導入を検討します。

クリーンエネルギー自動車の普及促進とともに、観光地の環境保全やイメージアップにつながるクリーンエネルギー自動車による移動についても検討を行います。

(2)充電設備、水素ステーションの整備

クリーンエネルギー自動車の普及促進のため、技術革新や社会情勢の状況を踏まえ、充電設備や水素ステーションなどのインフラ整備を推進します。

各主体の役割

主体

役割

市民

クリーンエネルギー自動車の購入

事業者

社用車へのクリーンエネルギー自動車の導入

バス業者やタクシー業者、レンタカー業者のクリーンエネルギー自動車の導入

充電設備や水素ステーションの設置

NPO

クリーンエネルギー自動車の普及啓発

甲府市

クリーンエネルギー自動車の普及啓発

公用車へのクリーンエネルギー自動車の導入

充電設備、水素ステーションの整備など、クリーンエネルギー自動車普及のための環境整備の推進

 

 

お問い合わせ

環境総室環境政策課温暖化対策係

〒400-0831 甲府市上町601番地4

電話番号:055-241-4363

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
このページの情報はわかりやすかったですか?

ページの先頭へ戻る