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更新日:2025年9月8日
温室効果ガスには、以下の表のようなものがあります。
温室効果ガス |
地球温暖化係数※ |
性質 |
用途・排出源 |
|
---|---|---|---|---|
CO2(二酸化炭素) |
1 |
代表的な温室効果ガス |
化石燃料の燃焼など |
|
CH4(メタン) |
21 |
天然ガスの主成分で、常温で気体。よく燃える |
稲作、家畜の腸内発酵、廃棄物の埋め立てなど |
|
N2O(一酸化二窒素) |
310 |
大気中の寿命が114年と長く、大きな温室効果を持つ |
燃料の燃焼、工業プロセスなど |
|
オゾン層を破壊するフロン類 |
CFC HCFC類 |
数千~数万 |
塩素などを含むオゾン層破壊物質で、同時に強力な温室効果ガス。モントリオール議定書で生産や消費を規制 |
スプレー、エアコンや冷蔵庫などの冷媒、半導体洗浄、建物の断熱材など |
オゾン層を破壊しないフロン類 |
HFC ハイドロフルオロカーボン類 |
140~11,700 |
塩素がなく、オゾン層を破壊しないフロン。強力な温室効果ガス |
スプレー、エアコンや冷蔵庫などの冷媒、化学物質の製造プロセス、建物の断熱材など |
PFC パーフルオロカーボン類 |
6,500~9,200 |
炭素とフッ素だけからなるフロン。強力な温室効果ガス |
半導体の製造プロセスなど |
|
SF6 六フッ化硫黄 |
23,900 |
硫黄とフッ素だけからなるフロンの仲間。強力な温室効果ガス |
電気の絶縁体など |
※地球温暖化係数とは、温室効果ガスそれぞれの温室効果の程度を示す値です。ガスそれぞれの寿命の長さが異なることから、温室効果を見積もる期間の長さによって、この係数は変化します。ここでの数値は、IPCC第4次評価報告書の値(100年間での計算)になります。
日本における温室効果ガス排出量の割合は、右のグラフのようになっています。
二酸化炭素(CO2)92.3%
メタン(CH4)2.7%
一酸化二窒素(N2O)1.5%
ハイドロフルオロカーボン(HFCs)3.0%
パーフルオロカーボン(PFCs)0.3%
六フッ化硫黄(SF6)0.2%
三フッ化窒素(NF3)0.02%
排出量別にみると、二酸化炭素が約9割と非常に多くの割合を占めています。
出典:国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィス
人間は石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を大量に燃やしてエネルギーを得る生活を現在まで続けています。このため、人間活動による二酸化炭素排出量は増加し、これに伴い大気中の二酸化炭素濃度は増え続けています。グラフに表すと、その急増ぶりは一目瞭然です。この二酸化炭素は温室効果ガスの代表的なもので、温暖化の最大の要因とされています。
お問い合わせ
環境総室環境政策課温暖化対策係
〒400-0831 甲府市上町601番地4
電話番号:055-241-4363
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