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更新日:2020年1月30日

地球温暖化への適応策

概要

温暖化対策には、大きく分けて「緩和策」と「適応策」の2種類があります。

「緩和策」とは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を削減して地球温暖化の進行を食い止めるための取り組みであり、最優先で取り組んでいく必要があります。

それに対して、緩和策に取り組んでも地球温暖化の影響が避けられない場合、その影響に対して自然や人間社会のあり方を調整していく取り組みが「適応策」です。

IPCC第5次評価報告書では、「21世紀末までにほとんどの地域で極端な高温が増加すること、中緯度陸地などで極端な洪水がより強く頻繁となる可能性が非常に高いこと」などが指摘されています。

我が国においても、気温の上昇、降水量の変化などさまざまな気候の変化、海面の上昇、海洋の酸性化などが生じる可能性があり、災害、食料、健康などのさまざまな面で影響が生じることが予想されています。

そのため、緩和策を着実に進めるとともに、既に現れている影響や今後中長期的に避けることのできない影響への適応策を計画的に進めることが必要となっています。

平成27年11月には、国の「気候変動の影響への適応計画」が公表され、21世紀末までの長期的な展望を意識しつつ、今後おおむね10年間における政府の適応に関する基本戦略及び基本的な方向性を示しました。

気候変動の影響は地域によってさまざまであるため、地方自治体における適応策の実施が重要となります。甲府市においても、緩和策と並行して適応策に取り組むこととし、具体的な検討を進めます。

甲府市における温暖化の影響

本市は全国一位を争う「暑いまち」で、年平均気温が100年間で約1.8℃上昇しています。これは日本全体の年平均気温の上昇(100年間で1.15℃)を上回っています。そのため、特に夏の暑さの厳しさによる市民の生活や農作物への影響が懸念されます。

各分野における適応策の方向性

温暖化への適応策は、環境行政だけでなく、あらゆる行政分野に関連することから、各分野における対応が求められますが、平成28年3月現在、本市では、温暖化への適応策という視点で、施策・事業の整理は行われていません。

しかし、本市で既に実施している既存の施策・事業には、既に発生している温暖化の影響に対する適応策として機能しているものがあります。今後、これらの施策・事業について、温暖化の進行による中長期的な変化を踏まえて、適応策として取り組みを充実していくことが重要です。

本市は、「暑いまち」であること、ブドウなど果樹の生産が盛んなことなどの地域特性や、既存の施策・事業、国や山梨県における検討状況を踏まえ、以下の5つの分野において、適応策の方向性を示します。

(1)健康被害の予防

影響

熱中症による救急搬送患者が増加し、特に高齢者や子どもは重症化のリスクが高くなることや、マラリアやデング熱などの感染症の増加等が懸念されます。

特に、熱中症のリスクは、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなり、暑さに対する体の調節機能が低下する高齢者において高くなります。

適応

熱中症注意喚起(防災無線やラジオ局を通じた呼びかけ、広報誌等による周知・啓発等)

子どもたちを暑さから守るための取り組み(教職員対象の熱中症等学習会の開催等)

クールシェアスポットの設置

ミスト噴射装置による局所的な気温低減(甲府駅北口よっちゃばれ広場)

緑のカーテンの設置等(ヒートアイランド対策)

水や食物、害虫等が感染源となる感染症の注意喚起

光化学スモッグ注意報等の情報提供

※関連:熱中症を予防しましょう

(2)自然(水災害)

影響

近年、気候変動の影響による局地的な集中豪雨により、甚大な豪雨・洪水の被害が発生しています。今後も、その頻度が増し、河川洪水の機会が増加することが予測されます。

適応

甲府市地域防災計画に基づく適切な対策の実施

浸水地域の解消等

※関連:わが家の防災マニュアル

(3)水環境・水資源

影響

気候変動による渇水や洪水などの水環境・水資源へのリスクが高まります。

適応

水源かん養のための森林整備の実施

水源かん養林には、「洪水緩和機能」、「水資源貯留機能」、「水質浄化機能」という重要な役割を持っています。甲府市及び甲府市上下水道局では、甲府市の北部に広がる水源かん養機能の維持保全のため、「水源かん養保護・育成事業」を行い、森林の保水、土砂流出の防止、水質浄化などに努めています。

節水や雨水利用の推進

日々の生活において、雨水利用など節水に努め、水資源の保全に努めることが重要です。

(4)食料

影響

コメ、野菜、果樹等の品質低下(巨峰系品種の着色遅延、収穫期や収穫に近い品種の一部で果梗部の褐変、果粒の軟化など)の影響が懸念されます。

適応

農産物直売所を通じた市内農家への情報提供・技術対策の指導

環境変動に対応した生産技術の研究・開発等

※関連:甲府市農業センターについて

(5)自然生態系

影響

地球温暖化は生物多様性の危機の一つと考えられ、これまで生息していた生物の生息域が変化し、私たちの身近な生活にも影響を及ぼします。

適応

必要に応じたモニタリング等による生息域の把握

市民への正しい知識と防除方法の啓発活動

希少野生生物のモニタリング調査や保護増殖活動の推進等

お問い合わせ

環境総室環境保全課温暖化対策係

〒400-0831 甲府市上町601番地4

電話番号:055-241-4312

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