更新日:2025年3月31日
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令和元年「障害者週間」ポスター募集事業において、内閣総理大臣賞(最高賞)を受賞し、その後も数々の個展や賞を受賞している小林健太郎さん。4月から市内の事業所へ就職し、働きながら、anlib(株)で週1回アーティスト活動を続ける小林健太郎くんとお母さんにインタビューしました。今回は、4月からアーティスト活動をするanlib(株)でインタビューしました。
2024年は、就職にむけて、学校を離れて卒業後に働く事業所などに2週間通い、実習を頑張っていたようです。実習の合間に絵の活動もして、とても忙しい一年だったようです。
また卒業が近く、12年間ともに過ごした友達と離れてしまうということで、自分の好きなものや風景よりも、クラスメイトの似顔絵を描くことが多かった健太郎さん。一人一人の特徴をしっかり捉えた似顔絵は、名簿として教室に貼ってあるそうです。
高校生活の思い出は、修学旅行で伊東サボテン動物公園へ行ったことだそうです。カピバラに餌をあげたのが楽しく、健太郎さんは弟妹にカピバラのお土産を買ってあげたそうです。
健太郎さんが描く作品に色がついたのは、2歳の時。色の画材を与えたことで、自分で好きな色を選んで書くようになったそう。絵が棒人間から現在描かれているような絵になったのは、太陽の塔を小学校6年生のころ見に行ったことがきっかけだそうです。
健太郎さんは、吸収力が高く、生活の中で面白い、かわいいと思うものから受けた影響が、絵の中で様々なかたちで表現されるそうです。人の顔が外国人風の顔に変わったときは、洋画にはまっていたそうです。最近では弟妹の影響でアニメを見ることが増え、かわいい画風に変わってきたそうです。また、アニメーションで動物のキャラクターを見ると、人の顔として感じるようで、動物のキャラクターを擬人化して表現しているそうです。
「4月からの新生活が、健太郎の画風にどのように影響がでてくるのか、楽しみです」と期待の表情を見せてくれた健太郎さんのお母さんでした。
卒業アルバムには「大きくなったら“アーティスト”、“お父さん”になる」と書いたそうで、卒業後もアーティスト活動に力を入れていくそうです。過去にも何度か個展や販売会を開催していて、リピーターの方が多く、訪れた方と直接関わりもある中で「商品楽しみにしてるよ」と声をかけてくれることをとてもうれしく感じているそうです。 anlib(株)で絵を描くようになってからは、ほかの方が絵を描いているところを見ることが、とてもいい刺激になっているそうで、今後もanlib(株)での活動を続けながら、個展や販売会を積極的に実施していく予定だそうです。
他にも、現在ハマっている似顔絵について、「直接販売会などに訪れてくれる方に、絵を提供できたらいいね」と、健太郎さんとお母さんで話をされているそうです。
2023年11月~12月に、埼玉県立近代美術館で開催された南関東甲信ブロック合同企画展に、山梨県代表として、壁一面に100枚ほどの絵を飾ったそうで、それがとても印象的だったと話してくれました。その展示会には、車いすのタイヤの部分に健太郎さんの絵が描かれているものもあり、色鮮やかで元気が出るような作品でした。
ガッツポーズで、「がんばります」と4月からの意気込みを話してくれた健太郎さん。山梨県立かえで支援学校中学部2年生のときに次世代甲府大使となり、4月からは働きながら、アーティスト活動を続けます。
次世代甲府大使としての応援期間は終了となりますが、甲府市は小林健太郎さんのさらなる活躍を引き続き応援しています!
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