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更新日:2024年4月12日
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明治4年(1871)3月1日、東京~大阪間で郵便制度が開始されました。甲府に郵便取扱所(現在の郵便局)ができたのは同年12月、柳町の加藤源六郎宅でした。
当時、県外への郵便は、江戸時代から「魚の道」として利用されていた中道往還を通り、東海道吉原駅(静岡県富士市)を経由して全国へ配送されていました。
3年後の7月、県下各地に郵便取扱所が設置され、上九一色村土橋助右衛門宅に「古関郵便取扱所」(後の上九一色郵便局)が開設されました。
明治45年(1912)7月、建替えに際し土橋家から往還沿いへ移転し三代目局舎として新築されたものが今日残っている建物です。
旧上九一色郵便局
木造二階建・瓦葺(かわらぶき)で、外壁は下見板張り、上げ下げ窓や軒下飾りなどに洋風の意匠を凝らしてあります。玄関軒下の破風板や軒下飾りに「〒」のマークが彫られ、銅版製鬼瓦にも「〒」のマークを入れるなど、ユニークな意匠を見ることができます。この局舎は第四代局長土屋喜一さんが設計し、自家の山林から良材を選んで頑丈に建てたため、関東大震災のときもひび一つ入らなかったといわれています。
旧上九一色郵便局の郵便マーク
ほとんどの建物が草葺屋根であった当時、瓦葺でハイカラな洋館風建物は、ひときわ人目を引く存在でした。昭和40年(1965)、新局舎建設によりその役割を終え現在は空き家となっていますが、建築以来100年の歳月を経てもなお、静かな山里風景の中にとけこみ、モダンでおしゃれな雰囲気をかもし出しています。
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生涯学習室歴史文化財課文化財係
〒400-8585 甲府市丸の内一丁目18番1号(本庁舎9階)
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