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更新日:2024年4月12日
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御岳町に鎮座する御岳金櫻神社は、日本三御岳の一つに数えられ、江戸時代から御岳講の信者でにぎわっていました。昭和3年に刊行された『中巨摩郡志』には、「社前には四、五十軒の茶店・旅館が立ち並んで栄えている」との記載があり、その賑わいの程をうかがい知ることができます。その金櫻神社で2月のしゅんき例大祭と5月の桜祭りに舞われているのが大々神楽です。
金櫻神社の例大祭で舞われる大々神楽。神楽に使用する面と衣裳も市の文化財に指定されています。
金櫻神社の大々神楽は、26の楽曲(座)が伝えられているといわれますが、現在舞われるのは10座程度で、神社の拝殿で行われます。かつては神楽殿があり、そこで行われていたのですが、昭和30年に神社が火事になった後は、拝殿で行われるようになったようです。
神楽を奉納するための場を清めるといわれる「奉幣(ほうへい)」、天照大神が天から降りてくるときの道案内を意味している「猿田彦舞」、餅投げのお神楽ともいわれる「大山祇命(おおやまつみのみこと)」、火伏せのためにも行われる「ヘンベイ」など、それぞれの舞には独自の意味があります。
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